スーパーキノコ

マリオシリーズに登場するアイテム

スーパーキノコ (Super Mushroom) は、任天堂が発売したコンピュータゲームソフトのシリーズ、マリオシリーズに登場する架空のキノコ

特徴

マリオシリーズを代表するアイテム。赤く巨大な傘に白い斑点、白色の太くて短い柄と柄の中心部についた目が特徴的。基本的な効果はマリオの体が約2倍の大きさになる、いわゆるスーパーマリオに変身するというもの。

初登場した『スーパーマリオブラザーズ』では、マリオの体が小さい時(チビマリオ時)に特定のハテナブロックを叩くと現れる。取ることで体が2倍の大きさになり、レンガブロックを壊せるようになる。また、スーパーキノコを取った状態でダメージを受けてもミスにならず、元の小さいマリオに戻る。スーパーマリオの状態ではスーパーキノコが出るはずのブロックを叩いてもファイアフラワー(などの上級アイテム)しか出てこないが、後のシリーズでは例外がある。例えば『スーパーマリオワールド』ではマリオの状態に関わらずきいろブロックを叩くと現れたり、『New スーパーマリオブラザーズ』では連続コインブロックを11回以上叩くと、最後にスーパーキノコが出てくる。

なお、RPGシリーズでは回復アイテムの扱いであり、青色だったり、缶詰に入っていることもあった[1]。『スーパーマリオ64DS』では取ると体が一定時間巨大化し無敵になり、障害物を壊せるようになる。8回壊すとそれ以上は壊すたびに1upとなる。これはルイージワリオヨッシーでも使用できる。

マリオカートシリーズでは、スーパーキノコと同一デザインのキノコまたはダッシュキノコというアイテムが登場し、使用するとカートが加速する効果がある。『マリオカート64』、『マリオカートダブルダッシュ!![2]、『マリオカートDS』、『マリオカートWii』、『マリオカート7』、『マリオカート8』、『マリオカート8 デラックス』では「パワフルキノコ」または「パワフルダッシュキノコ」という一定時間カートの加速がし放題になる王冠をかぶった金色のキノコがある。また『マリオカート7』では、タイヤとしても登場した。

ピクミン2』では、初代のスーパーキノコを彷彿とさせる茸が「お宝」として登場。そして「お宝一覧」でも主人公のキャプテン・オリマーが「これは食べると体が約2倍の大きさになる成分が入っているようだ」と語っている。

容姿の変化

1作目に登場したスーパーキノコは、ゲーム内では橙色の傘に赤い斑点、そして柄の中心部には顔がないなど茸そのものであった(パッケージイラストでは顔も描かれていた)。『スーパーマリオブラザーズ2』からイラスト同様の目が付き、『スーパーマリオブラザーズ3』から現在の独特の姿になったが、白い傘に赤い斑点(キノピオの頭部と同色)と、現在と違う色をしていた。赤い傘に白い斑点という現在の姿になったのは『スーパーマリオワールド』からである。

その他

  • マリオとは相性が良いアイテムではあるが、ワリオは毒々しい色をして嫌いだと語る。嫌う理由は本人曰く、スーパーキノコを食べ過ぎた際、数週間の間、体や排泄物に赤い斑点が出てスーパーキノコのような柄になったとのこと。更に「あと100本食べていたらキノピオになってしまうところだった」とも語る[3]。ただし大袈裟で見栄っ張りな性格のワリオ自身が語った話なので真偽不明であり、『スーパーマリオ64DS』ではワリオでも問題なくスーパーキノコを使うことができる。
  • スーパーキノコと同じ形だが、1UPキノコなど色の違うキノコも存在する。それぞれ効果も違っている。
  • スーパーキノコのモチーフは『不思議の国のアリス』に登場するキノコからと宮本茂がインタビューで答えている[4]
  • キノコ王国原産というわけではないらしく、マメーリア王国などでも割とありふれたアイテムとして普通に販売されている。
  • 長年対峙関係であるクッパが何故かこれをマリオの強みである事を知らず、ピーチに「マリオの苦手な物は何か」と尋ね、キノコと返されて鵜呑みにしている描写がある。
  • 一般にはマリオの好物であるとされているが、実際には必ずしも食べ物として好物であると設定されているわけではなく、実際に初期のシリーズではクッパによって姿を変えられてしまったキノコ王国の住民であるという設定であった<ref(スーパーマリオブラザーズ 公式サイト)も参照。</ref>。のちのシリーズにおいても、スーパーマリオサンシャインのポンプによるユーザー登録のシーンにて、好物はスパゲッティ、嫌物を毒キノコと設定されており、キノコが好物であるとはっきり明言されてはいない。

注釈

関連項目