スーパーステション

スーパーステション[1]は、地方競馬ホッカイドウ競馬所属の日本の競走馬。主な勝ち鞍に2017年王冠賞ダービーグランプリ、2018・19年旭岳賞コスモバルク記念赤レンガ記念星雲賞、2018・20年瑞穂賞、2018年道営記念

スーパーステション
欧字表記Superstition[1]
品種サラブレッド[1]
性別[1]
毛色栗毛[1]
生誕2014年5月6日[1]
抹消日2023年1月20日[2]
カネヒキリ[1]
ワイルドイマージュ[1]
母の父ワイルドラッシュ[1]
生国日本の旗 日本北海道静内町[1]
生産者グランド牧場[1]
馬主(有)グランド牧場[1]
調教師角川秀樹(道営
→佐々木仁(川崎
→角川秀樹(道営)
[1]
競走成績
生涯成績32戦20勝[1]
獲得賞金6792万5000円[1]
勝ち鞍H1道営記念(2018年)
M1ダービーグランプリ(2017年)
H2王冠賞(2017年)
H2瑞穂賞(2018・2020年)
H3/H2旭岳賞(2018・2019年)
H3コスモバルク記念(2018・2019年)
H3赤レンガ記念(2018・2019年)
H3星雲賞(2018・2019年)
[1]
テンプレートを表示

戦績

2016年5月にデビュー戦を快勝し、栄冠賞3着の後は重賞で6、4、8着と続きサッポロクラシックカップで3着[3]北海道2歳優駿ではエピカリスから大きく離された6着に終わった。

年が明け3歳は始動戦から2連勝を挙げ、2着を1度挟み挑んだ王冠賞は、北斗盃北海優駿を含む重賞5連勝でホッカイドウ競馬三冠に王手をかけていた岩手のベンテンコゾウが圧倒的な1番人気に推される中で5番人気にとどまるも、レースでは3コーナーで先頭に立って後続を突き放し、重賞初制覇を飾ると同時にベンテンコゾウの三冠を阻止した[4][5]。王冠賞制覇後、門別で3連勝ののち11月に地方全国交流競走である水沢競馬場ダービーグランプリに出走、好位追走からレース後半で先頭に立って追撃のフリビオンを封じて重賞2勝目、5連勝を達成した[6][7]。その後は川崎競馬場の佐々木仁厩舎に移籍して南関東を転戦するも良績を挙げられず、2018年春に角川厩舎に戻った。

2018年初戦のコスモバルク記念では先手を取ってそのまま押し切って重賞3勝目[8][9]。続く赤レンガ記念星雲賞旭岳賞[10]瑞穂賞[11]と連勝を重ね、ホッカイドウ競馬シーズン閉幕を飾る道営記念でも2着タービランスに6馬身差をつけて圧勝した[12][13]。道営シーズン終了後の12月には大井競馬場GI東京大賞典に出走し、9番人気の低評価ながら地方勢ではサウンドトゥルーに次ぐ6着と健闘した[14][15]。2018年は重賞6連勝が評価され、ホッカイドウ競馬の年度代表馬に選出された[16]

5歳となった2019年もコスモバルク記念から始動し、2着オヤコダカに9馬身差をつけ、連覇で初戦を飾る[17][18]。続く赤レンガ記念も単勝1.0倍の支持に応え、2着ステージインパクトに2.2秒差の大差をつけて連覇達成[19]。6月には大井の帝王賞に遠征したが11着[20]。門別に戻って星雲賞を連覇し[21]、次走として札幌競馬場エルムステークスに登録されたものの、夏負けの影響により回避[22]。9月の旭岳賞も逃げて圧勝し、ここでも連覇を達成した[23]。こののち、前年同様に瑞穂賞から道営記念というローテーションが組まれるも、脚部不安により瑞穂賞を回避ののちそのまま休養に入り、残シーズンは出走しなかった[24][25]

2020年は前述の脚部不安の影響により復帰は8月27日のA1特別戦となった。単勝1.7倍の1番人気に推されたが、レースは積極的な先行策から直線半ばまで先頭で粘るもクインズサターン・オヤコダカの差しに屈し3着に敗れる[26]。続く瑞穂賞では2018年佐賀記念勝ち馬のルールソヴァールに続く2番人気に支持され、レースでは好スタートから先手を取り直線も余力を残したまま2着に3馬身差をつけ逃げ切り、13か月ぶりの勝利を飾った[27]

その後再び長期休養に入り、2021年9月に復帰戦を予定していたがレース前日に出走取消、更なる休養を経て2022年8月のA1下特別にて戦列に復帰、スタートから先手を主張し逃げ切り、実に1年10か月ぶりの勝利を挙げた[28]

その後は道営記念を目指して調整を続けていたが、脚の故障が再発し、引退を決定。道営記念の日の11月10日に引退式が行われ[29]、2023年1月20日付で競走馬登録を抹消された[2]。引退後はレックススタッドで種牡馬となる予定である[30][31]

競走成績

以下の内容は、netkeiba.com[32]およびJBISサーチ[33]地方競馬全国協会[34]に基づく。

年月日競馬場競走名距離(馬場)


オッズ(人気)着順タイム
(上り3F)
着差騎手斤量
(kg)
勝ち馬/(2着馬)
2016.05.018門別フレッシュチャレンジダ1200m(稍)82201.8(1人)1着1:13.8 (38.6)-0.5阿部龍54(マイティキング)
0000.06.30門別栄冠賞H2ダ1200m(良)1381209.1(4人)3着1:15.0 (40.0)-0.1井上俊彦54バンドオンザラン
0000.08.04門別ブリーダーズGJCH1ダ1600m(良)95507.8(5人)6着1:45.8 (42.6)-2.1阿部龍54ストーンリバー
0000.09.15門別イノセントCH3ダ1200m(良)98906.2(2人)4着1:15.5 (39.1)-0.8宮崎光行54バンドオンザラン
0000.10.06門別サンライズCH2ダ1700m(不)126729.5(8人)8着1:50.7 (40.9)-1.6阿部龍55ヒガシウィルウィン
0000.10.06門別サッポロクラシックCH2ダ1200m(良)1181012.0(3人)3着1:16.1 (40.6)-1.1阿部龍55フライングショット
0000.11.01門別北海道2歳優駿JpnIIIダ1800m(稍)13712163.1(9人)6着1:58.5 (43.2)-3.9阿部龍55エピカリス
2017.05.31門別ふたご座特別ダ1200m(良)113302.5(2人)1着1:13.6 (37.5)-0.7阿部龍56(ハタノフォルトゥナ)
0000.06.14門別地方自治研究日高特別C1ダ1600m(良)88802.5(2人)1着1:42.6 (39.8)-1.0阿部龍56(インディーズルアー)
0000.06.29門別みついし蓬莱山まつり特別B2ダ1800m(良)93301.4(1人)2着1:58.6 (41.4)-0.1阿部龍54モンサンルリアン
0000.07.27門別王冠賞H2ダ1800m(良)104421.7(5人)1着1:56.7 (40.5)-1.4阿部龍56(ストーンリバー)
0000.08.29門別マリーゴールド特別A3ダ1800m(不)103301.4(1人)1着1:53.4 (39.2)-1.8阿部龍54(モンサンルリアン)
0000.09.27門別つぼ八特別A2ダ1800m(稍)125501.2(1人)1着1:56.3 (40.4)-0.3阿部龍56(クラウンビュレット)
0000.10.25門別くっちゃんじゃが特別A2ダ1800m(重)116701.2(1人)1着1:53.9 (38.2)-1.4阿部龍56(パーソナルマキ)
0000.11.19水沢ダービーグランプリM1ダ2000m(稍)1281102.2(1人)1着2:08.2 (39.6)-0.2阿部龍56(フリビオン)
2018.01.03川崎報知オールスターCSIIIダ2100m(良)146905.6(2人)14着2:22.6 (43.7)-5.2阿部龍54ディアドムス
0000.01.22大井金盃トライアルOPダ2400m(重)1311開催取止め吉原寛人55
0000.02.20大井バレンタイン賞A2ダ1600m(良)162302.5(1人)13着1:43.7 (41.5)-2.1森泰斗57ペイシャゴンジセ
0000.04.25門別コスモバルク記念H3ダ1800m(稍)101105.0(3人)1着1:54.9 (40.4)-0.1阿部龍57(ドラゴンエアル)
0000.05.23門別赤レンガ記念H3ダ2000m(良)75503.6(3人)1着2:09.1 (41.0)-0.9阿部龍57(ドラゴンエアル)
0000.07.19門別星雲賞H3ダ1600m(良)72201.7(1人)1着1:39.9 (39.4)-1.4阿部龍57(モズオトコマエ)
0000.09.27門別旭岳賞H3ダ2000m(良)83301.2(1人)1着2:08.7 (40.0)-0.9阿部龍57(ドラゴンエアル)
0000.10.17門別瑞穂賞H2ダ1800m(稍)55501.7(2人)1着1:53.3 (38.2)-2.0阿部龍57(ワークアンドラブ)
0000.11.15門別道営記念H1ダ2000m(稍)113301.3(2人)1着2:05.3 (39.1)-1.2阿部龍56(タービランス)
0000.12.29大井東京大賞典GIダ2000m(良)162360.7(9人)6着2:06.7 (40.4)-0.8阿部龍57オメガパフューム
2019.04.23門別コスモバルク記念H3ダ1800m(良)74401.1(1人)1着1:55.7 (40.7)-1.8阿部龍57(オヤコダカ)
0000.05.21門別赤レンガ記念H3ダ2000m(不)65501.0(1人)1着2:04.1 (38.0)-2.2阿部龍57(ステージインパクト)
0000.06.26大井帝王賞JpnIダ2000m(重)146942.9(6人)11着2:06.6 (39.8)-2.2阿部龍57オメガパフューム
0000.07.17門別星雲賞H3ダ1600m(重)105501.0(1人)1着1:39.8 (38.5)-0.1阿部龍58(オヤコダカ)
0000.09.12門別旭岳賞H2ダ2000m(稍)82201.4(1人)1着2:05.9 (38.8)-1.6阿部龍57(オヤコダカ)
2020.08.27門別スマホアプリJA2MP特別A1ダ1800m(良)115501.7(1人)3着1:56.8 (41.9)0.7阿部龍57クインズサターン
0000.10.07門別瑞穂賞H2ダ1800m(重)73303.1(2人)1着1:52.3 (37.6)-0.7阿部龍58(ルールソヴァール)
2021. 9. 8門別ドゥラメンテ・メモリアルA1下ダ1700m(重)744取消阿部龍56ウタマロ
2022. 8. 3門別平取町長杯「平取すずらん」特別A1下ダ1800m(重)7331.9(1人)1着1:52.6 (37.7)-0.7阿部龍55(ドテライヤツ)

血統表

スーパーステション血統(血統表の出典)[§ 1]
父系サンデーサイレンス系ヘイロー系
[§ 2]

カネヒキリ
栗毛 2002
父の父
フジキセキ
青鹿毛 1992
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
Halo
Wishing Well
*ミルレーサーLe Fabuleux
Marston's Mill
父の母
*ライフアウトゼア
Life Out There
栗毛 1992
Deputy MinisterVice Regent
Mint Copy
Silver ValleyMr. Prospector
Seven Valleys

ワイルドイマージュ
黒鹿毛 2006
*ワイルドラッシュ
Wild Rush
鹿毛 1994
Wild AgainIcecapade
Bushel-n-Peck
Rose ParkPlugged Nickle
Hardship
母の母
*ドラマチックローズ
鹿毛 1998
TheatricalNureyev
*ツリーオブノレッジ
*ミンデンローズMr. Prospector
Winning Colors
母系(F-No.)ドラマチックローズ(USA)系(FN:23-b)[§ 3]
5代内の近親交配Mr. Prospector 4×4=12.50%、Northern Dancer 5×5=6.25%[§ 4]
出典


脚注

外部リンク