スーパーマリオ オデッセイ

Nintendo Switch専用ゲームソフト
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スーパーマリオ オデッセイ』(SUPER MARIO ODYSSEY)は、任天堂より2017年10月27日に発売されたNintendo Switchアクションゲーム

スーパーマリオ オデッセイ
Super Mario Odyssey
ジャンル3Dアクション
対応機種Nintendo Switch
開発元任天堂企画制作本部
1-UPスタジオ
発売元任天堂
テンセント(中国のみ)
プロデューサー小泉歓晃
林田宏一
ディレクター元倉健太
プログラマー青柳範宏
音楽久保直人(Music Lead)
横田真人(Sound Management)
藤井志帆
近藤浩治
美術吉田陸斗[1]
シリーズスーパーマリオシリーズ
人数1~2人[2]
メディアNintendo Switch専用ゲームカード
ダウンロード販売[3]
発売日日本の旗アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗オーストラリアの旗香港の旗
2017年10月27日[3][4][5][6][7]
大韓民国の旗中華民国の旗
2017年12月1日[8][9]
中華人民共和国の旗
2020年3月26日[10]
対象年齢CEROB(12才以上対象)[11]
ESRBE10+(10歳以上)[4]
PEGI7[5]
コンテンツ
アイコン
[CERO]暴力、犯罪[12]
[ESRB]Cartoon Violence,Comic Mischief[4]
売上本数日本の旗 327万本(2023年12月末時点)[注 1]
世界の旗 2,765万本(2023年12月末時点)[20]
その他amiibo対応
VR対応
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キャッチコピーは「マリオ、世界の旅へ。」。

概要

2017年1月13日に「Nintendo Switch プレゼンテーション 2017」で発表された[21]

本作は移植・リメイク作を除くと2002年に発売されたニンテンドーゲームキューブ用ソフト『スーパーマリオサンシャイン』以来、15年ぶりとなるマリオが箱庭ステージを動き回るゲーム[22][3][注 2]

2017年6月13日E3 2017でのプレゼンテーション「Nintendo Spotlight」の中で公開された最新紹介映像にて、ゲーム内のキャラクターであるポリーンが歌うスーパーマリオシリーズ初のボーカルソング「Jump Up, Super Star!」が初公開された[23]。この曲は本作の主題歌であり、ゲーム内でも流れるほか、TVCMなどの様々なプロモーションで使用されている[24]。この曲の作詞は任天堂のサウンドデザインを担当する鈴木伸嘉が日本語の歌詞を書き、それをNintendo of Americaローカライゼーションメンバーが英訳する形で行われた[25]作曲は任天堂のコンポーザーを務める久保直人歌手アメリカで歌手・声優として活躍するケイト・デイヴィス英語版が担当。この曲は2017年12月2日より、JOYSOUNDにてカラオケ楽曲として配信される[26]。配信楽曲は上記の英語版の「Short Version」に加えて、日本語版の「Jump Up,Super Star! ~オデッセイでっせい~」(歌手はシンガーソングライターの向原愛海)の「Short Version」の2曲[27]

本作ではレーティングが引き上げられ、CEROによるレーティングでは、マリオシリーズとして初めてにして異例のCEROB(12才以上対象)[11]に区分され、ESRBにおいてもマリオのアクションゲームシリーズでは初となるESRBE10+(10歳以上)[28]に区分されることになった。プロデューサーの小泉歓晃はレーティングが引き上げられたことについて、「基本的にはどの世代の人にも遊んでいただけるように仕上げたし、危険なものを作ったつもりはない。今までのシリーズでできていたことでも、リアルな背景(ニュードンク・シティなどの現実的な世界)になるとドキドキすることが増えてしまうということだろう」と話している[25]桜井政博はニュードンク・シティを始めとしたリアルなキャラクターやリアルな世界に対する暴力、干渉が理由である可能性を挙げたが、「それはピクサー作品程度のもので他作品と比べて子供に受け入れられないとは言えず、このレイティングは誰が得をするのか、子供のためとはまずなく、結果的に優良ソフトを楽しめる機会を奪っており、親、売り手、任天堂、業界のためでもなく、プレイヤーからすると感覚がどうしても合わず、決まりだから届けたい層にゲームが届かないのは残念だ」と否定的に捉えている[29]

一般的に、日本においてゲームソフトは木曜日に発売される傾向が強いが、本作は世界同時発売である事情から、金曜日発売となった。スーパーマリオシリーズにおける、金曜日の発売は2002年7月19日に発売された『スーパーマリオサンシャイン』(ニンテンドーゲームキューブ)以来となる[注 3]。なお、任天堂から発売されるNintendo Switch専用主要ソフト[注 4]は軒並み、金曜日に発売されている。

任天堂は発売3日で世界推定販売本数が200万本を突破したと発表した[30]。日本では同じ発売3日で推定販売本数が51万1625本を記録した[31]。「3Dマリオ」としては過去最高初動となった。

ストーリー

ピーチ城上空、クッパの飛行船の上で、マリオとクッパが戦う。今回、クッパはピーチ姫をさらい、結婚式を挙げることを企んでいた。マリオはクッパに善戦していたものの、クッパの帽子の想定外の攻撃で「帽子の国・カブロン」へと吹き飛ばされてしまうが、そこで様々なものに乗り移ることのできる、「キャプチャー」という能力を持つカブロン人キャッピーに出会う。キャッピーの妹であるティアラもクッパにさらわれており、2人は協力してクッパや、クッパに協力するウェディングプランナーブルーダルズとの戦いに挑む。カブロンの隣にある「滝の国・ダイナフォー」を訪れたマリオたちは、古い飛行船「オデッセイ号」を手に入れ、「とある地球」の様々な国で、オデッセイ号のエネルギー源となるパワームーンを集めながら、結婚式に使うものを強奪して回るクッパたちを追いかける。

「クッパの国」でブルーダルズを倒したマリオたちは、月で結婚式を開こうとするクッパたちを追いかけ、「月の国・ハニークレーター」での決戦に挑む。クッパを倒したものの、崩落に巻き込まれ地下深くに落ちたマリオたちは、気絶したクッパをキャプチャーして道を開きながら脱出する。無事に月面に上がり、キャッピーとティアラが再会を果たす中、マリオとピーチの間にクッパが割り込む。クッパは強引にピーチに求婚し、マリオも対抗して、辟易したピーチは2人とも拒絶する。落ち込むマリオとクッパを尻目にオデッセイ号を発進させたピーチは、飛び立つ中でマリオを呼び、呼ばれたマリオはクッパを踏み台に高く飛び上がるのだった。

ゲームシステム

本作は世界各地に散らばる「パワームーン」をある一定数回収し、帽子を模した飛行船「オデッセイ号」に持ち帰ることで新たな世界への旅が可能となる[32][33]

アクション
移動
マリオが移動をする。
ジャンプ
マリオがジャンプする。一部の敵を踏みつけて倒す事ができ、空中に浮かんでいるブロックを叩ける。
キャッピーのアクション
本作はマリオのトレードマークである帽子を模した新キャラクター「キャッピー」が登場する[34]。キャッピーをステージ上のオブジェクトや敵キャラクターなどに投げつけることでそれらのものに乗り移ることができる(キャプチャー[35]。キャプチャーした敵は「キャプチャー○○」と呼ばれ(例:「クリボー」にキャプチャーすると「キャプチャークリボー」[36])。マリオ自身が投げたキャッピーを踏みつけて、遠くに飛ぶこともできる[37]、マリオの帽子とヒゲが付加される。
スナップショットモード
冒険中好きな時に時間を止め、好きな角度から写真をとることができる「スナップショットモード」が搭載されている[38]。様々なフィルターを使って撮影できる[39]
フィルター名[40]概要
フィルター なし通常のゲーム画面。
ちょっと ぼやける少しだけぼやけた加工。
リアル影がはっきりした現実世界に近い加工。
セピア古写真のような黒茶色の加工。
白黒白と黒のモノクロ(単色)加工。
ブラーモーションブラー加工。被写体がぶれたように滲んで写る。
魚眼魚眼レンズで撮影した写真のように中央が大きく歪む加工。
おしゃれカラフルでポップに写る加工。
ファミコンファミリーコンピュータのゲーム画面を再現した加工。
スーパーファミコンスーパーファミコンのゲーム画面を再現した加工。
ゲームボーイゲームボーイのゲーム画面を再現した加工。
コインコインのような金色の画面になる加工。
ネオン周りの風景がネオンのように光る加工。
パワームーン
三日月のような形をして顔が付いた物。ステージ上のパワームーンを一定数集める事で次のワールドへと行ける。パワームーンは次の世界に行き、クッパのもとにたどり着くために必要な最低限の数よりも数倍以上の数が存在する[41]。一部ボスを倒すことで、パワームーン3つ分に相当する「グランドムーン」を得られることがある[42][40]
ローカルコイン、着せ替え
また、本作では通常の金色のコインの他に「ローカルコイン」と呼ばれるそれぞれの国の通貨とされるコインも入手できる[43][44]。このコインを使い、地域特有のマリオの衣服などを購入することができ[45]、スーパーマリオシリーズでは初となる着せ替えができる。衣服の購入は各国の「クレイジーキャップ」にて行うが、着せ替えは「オデッセイ号」でも行える。中には『ヨッシーのクッキー』や『ゴルフUSコース』、『スーパーマリオメーカー』、Newニンテンドー3DSのテレビCMに登場した衣装もある。
ミニゲーム
それぞれの国にはかけっこや縄跳びなどのミニゲームがあり[46]、好成績を収めるとパワームーンが手に入る他、インターネットに接続することで全世界のプレイヤーとスコアやタイムを競うことができる。
体力・ミス
本作ではスーパーマリオシリーズでは初めてリトライ残数とゲームオーバーの概念が廃されており、体力が0になったり、奈落に落ちたりするとコインを10枚失ってチェックポイントに戻される[47]。また『スーパーマリオ64』などとは異なり、高所から落ちてもダメージは受けず、代わりに短時間硬直するのみとなる[48]。水中では『スーパーマリオサンシャイン』などと同様、酸素ゲージが切れると1ライフダメージを受ける[49]
ペラペラの空間
ワールド内に存在する『スーパーマリオブラザーズ』のようなドット絵の空間。そこに入るとマリオは『スーパーマリオブラザーズ』時をベースにした姿となり『スーパーマリオブラザーズ』に近い操作感となる。その空間ではマリオを含め敵や物などの様々なものが『スーパーマリオブラザーズ』のようなドット絵になっておりBGMもそのワールドのBGMをファミリーコンピュータ風にしたものになっている。この空間に入る時にはペラペラ専用の土管に入る必要があるがこの空間から出る(元の姿に戻る)時はこの空間の外に出る事でも可能。この空間の中にパワームーン・ローカルコインが存在する事もある。敵キャラがペラペラの空間から外に出て本来の姿になったりペラペラの空間に入ってドット絵になったりと奇妙な光景も見られる。
おすそわけプレイ
Joy-Conを分け与えて2人でプレイする「おすそわけプレイ」にも対応しており、2Pは無敵のキャッピー[注 5]を操作できる[50]。キャッピーは1Pであるマリオのアシストをしたり、邪魔をしたりできる。
おたすけモード
本作では初心者向けの「おたすけモード」が導入されている[51]。このモードでは目的地までの道筋を矢印で示してくれるのに加えて、矢印の示すルート上ではカメラ操作を自動で行ってくれる[52]。また、ライフは「通常モード」の「3」から「6」に倍増されており、ダメージを受けてもしばらく止まっていればライフが回復する[53]。奈落に落下してしまったときは風船になって、落下直前の場所まで戻ってくることができる[54]。なお、いつでも「おたすけモード」と「通常モード」の切り替えが可能になっている[51]
バルーンファインド
2018年2月の無料アップデートで、ミニゲーム「バルーンファインド」が登場する。ストーリーをクリアすると各地に登場するルイージが案内役を勤め、他のプレイヤーがワールド内に隠した風船を探し当てることでコインを勝ち取るミニゲームとなっている[55]。自ら風船を隠し、他のプレイヤーに探させることでコインを受け取る遊びもできる。このミニゲームはNintendo Switchをインターネットに接続することでプレイ可能となる。
VRモード
2019年4月26日の無料アップデートでVRモードが追加された。

登場キャラクター

プレイヤーキャラクター

マリオ
声 - チャールズ・マーティネー
本作の主人公。本作ではトレードマークの帽子を使ったアクションがあり[3][56]、帽子を敵キャラクターやオブジェクトなどの頭に乗せると乗せた相手・対象物に乗り移ることができる[3]。さらわれたピーチ姫を助けるために世界中を駆け回る。
なお、本作のマリオの帽子はキャッピーが変身した物(そのため、キャッピーが敵にさらわれたり、特定のギミックにキャプチャーすると帽子無し状態になる)であり、本来のマリオの帽子はオープニングにおいてマリオが吹き飛ばれた後その場に残り、クッパに踏まれ、空を舞ってクッパの飛行船の後部プロペラに巻き込まれた事でボロボロになっている。
キャッピー[34][57]
声 - 小松昌平
本作のもう1人の主人公で帽子の国・カブロンに暮らすティアラの兄。やんちゃな性格でちょっぴり臆病。ピーチ姫と同様にクッパにさらわれた妹のティアラを救出するためマリオの相棒として協力する。普段は白いシルクハットの形をしているが、色々な帽子へ変身することが出来る。普段はマリオの帽子に変身し、マリオに被さっている。「おすそわけプレイ」によって操作キャラクターにもなる[50]

敵キャラクター

クリボー[56][36]
お馴染みの敵。都市の国の工場現場では工事用ヘルメットを被るなど、ステージに応じた帽子を被っている。キャプチャーするとクリボーを積み重ねて「タワークリボー」にすることができ、さらに高めにジャンプができる他、氷の張っている地面では滑らなくなる[58]
マメクリボー[59]
小さな黄色のクリボー。キャプチャーはできない。常に集団で襲ってくる。木箱の中に入っていることもある。
パタクリボー
羽根の生えたクリボー。キャプチャーすると歩く他にボタン連打で空を飛べるが、マリオが一度ジャンプした高さ程度からは上昇できない。飛び立つ前の床の高さで飛行高度が決まる為、ある程度の自由飛行を望むなら高地まで移動してから飛び立つ必要がある(着地するとリセットされる)。
ガールクリボー
クリボーの女性。クリボーをキャプチャーした状態で彼女に近づくとパワームーンが貰える。キャプチャーをしない状態で近づくと、驚いて姿を消す。
トゲゾー[56][60]
甲羅にトゲがあり、踏むとダメージを受ける。自身のテリトリーに入られると壁が無い限りどこまでも追いかけてくるなど、手強くなっている。
ハンマーブロス[56][61]
カメ族の上級兵士で、今作ではヘルメットで隠された頭頂部を確認できる。キャプチャーすると『スーパーマリオブラザーズ3』のハンマーマリオに近い要領でハンマーを投げて遠隔攻撃ができたり、高めのジャンプができるようになる。料理の国・ボルボーノではコックの姿に扮しており、ハンマーの代わりにフライパンを投げる[62]
ファイアブロス
ハンマーブロスと同じくカメ族の上級兵士。キャプチャーすると従来のファイアマリオのように炎を投げられるようになる。
キラー[56][63]
お馴染みの目と腕が付いた砲弾。キャプチャーすると自爆するまでの一定時間、自由に空を飛び回れる。ただし飛行高度は変えられず、一定時間経ったり壁に激突すると爆発し、強制的にキャプチャーが解けてしまう。
マグナムキラー
巨大なキラー。シャークマウスが描かれているのが特徴。キャプチャーするとキラーと同じように空を飛び回れる他、体当たりによって障害物も破壊できる。
パックンフラワー[56][64]
本作では炎を吐く「ファイアパックン」と毒を吐いてくる「どくパックン」が登場。通常キャッピーを投げても飲み込まれるが、先に石を飲み込ませることでキャプチャーができるようになるものがいる。キャプチャーすると炎もしくは毒を放てる。
ワンワン[65][66]
鎖につながれた鉄球の形をした敵キャラクター。キャプチャーすると鎖を利用してパチンコの要領でワンワンを飛ばせる。行動範囲は鎖が伸び切る範囲まで。
でかワンワン
一回り大きいワンワン。ワンワンと同じようにキャプチャーするとパチンコの要領で飛ばせる。
ブルードワンワン
マダム・ブルードがペットとして飼っている金色のワンワン。このワンワンをパチンコの要領で飛ばし、マダム・ブルードを倒すことができる。
バブル[67]
火の玉の敵。 キャプチャーするとスーパーマリオシリーズでは初めて、溶岩地帯を泳ぐことが出来るようになる。
プクプク[68][69]
お馴染みの魚。キャプチャーすると、水中を縦横無尽に移動できるようになる。また、酸素ゲージが表示されなくなり、溺れなくなる。一方で陸に乗り上げてしまうと跳ねることしかできず、そのまま一定時間がたつとキャプチャーが解除される。雪の国・パウダーボウルに登場するプクプクにキャプチャーすると、冷たい水の中で一定時間経過してもダメージを受けなくなる。
チョロボン
毛埃のような敵。倒すことができない。空中を一定のパターンで飛行している。
ビューゴー
積乱雲のような敵。キャプチャーすると風を吹き付けて敵や障害物を吹き飛ばせる。
ブル
アメリカンフットボール選手のような外見のカメ族。『スーパーマリオワールド』のものと同一。キャプチャーすると通常より素早くダッシュでき、障害物もタックルで壊しながら進める。
ガマネー
がま口とカエルを足したような敵。キャプチャーすると動き回るだけで少しの間コインが加算される他、コインを飛ばして攻撃できる。
カロン
骨になったカメ。
パタカロン
羽根の生えたカロン。歩行の他に空を飛べる。性能はパタクリボーと全く同じ。
ジャンゴ
『スーパーマリオ64』でお馴染みのハゲタカ。キャッピーをさらってしまうので、あることをして倒し、キャッピーを救出しない限り、キャプチャー能力が使えない。
ウツボ
巨大なウツボ。水中にある穴の中から出現する。倒すことができない。
ティラノサウルス[70]
滝の国・ダイナフォーなどで登場する恐竜。キャプチャーすると様々な物を破壊しながら進める。また、完全に無敵であり、ダメージを受ける事は無いが、ステージから落下するとミスとなる。ダイナフォーにいる個体は眠っていて襲ってこない(上に乗ったり、ヒップドロップなどをしても起きない)が、スチームガーデンとニュードンクシティに登場する個体は起きている上に襲ってくる(前者はダイナフォーの個体と同じくキャプチャー可能だが、後者はミニゲームに登場する個体故にキャプチャー不可)。あまりにも巨大なため、キャプチャーは長い間保てない。
イガボー
体中トゲだらけの敵。マリオを見つけると集団で飛びついて体当たりしてくる。キャプチャーはできず、いくら倒しても何度か出現することがある。トゲの色はそれぞれ違うが、強さなどは変わらない。
ポップン
ホロビアドラゴンとの戦闘中に現れる、全身トゲだらけの敵。習性はイガボーとほぼ同じ。
古代アッチーニャ人[71]
アッチーニャ人のミイラ。冷え切った夜の砂漠に出現。マリオが近付くと砂から集団で這い出し、襲ってくる。標的はマリオのみでアッチーニャ人は一切襲わないものの、彼らからはかなり恐れられている。ある程度離れるとまた砂に潜って行くが、近づくと再び這い出す。キャッピーは効かず、ジャンプでの踏みつけのみで倒せる。倒しても何度でも復活する上、クリボー等と違い踏み付けてもバウンドしない為、囲まれると非常に厄介。
セノビー[72][73]
球根をイメージした敵。頭を植木鉢で隠している。マリオに気づくと足を延ばし、高い所から急降下して攻撃する。キャプチャーすると足を伸ばして高い場所に移動したり、ブロックや物を壊したりできる。また、上向きの矢印が描かれたリフトを、下から突き上げることで動かせる。
タンクロー[74]
小型の戦車のような敵。砲塔に当たる頭部にヒップドロップマークが描かれており、その通りにヒップドロップを行うことで倒せる。キャプチャーすると狙いをつけて敵を攻撃できる。
コンブー
海藻のような見た目を持つ敵。マリオが近づくとジリジリと執拗に追い回してくる。倒す事はできるが、すぐにまた新しいコンブーが水底から現れる。
トマポン[75]
トマトを模した敵。踏むと中のマグマが広がり、触れるとダメージを受ける。
シマハナチャン[76]
イモムシのような敵。ハナチャンとは別の存在。キャプチャーすると伸びる体を駆使して移動できる。体の上面にトゲがあるため、踏むことはできない。公式HPではイモムーと表記されている。
キャッチムシ
失われた国・ロス島に生息する虫。キャッピーを投げつけると受け止められ、マリオに狙いを定めて猛突進し、そのあと自爆する。この習性を利用しないと入手できないパワームーンも存在する。
シティハッチン
都市の国・ニュードンク・シティに登場するハエのような敵。『スーパーマリオ 3Dランド』に登場したハッチンとは別の存在。普段は幼虫の姿だが、マリオが近づくと成虫に成長し、そのあとマリオめがけて突進し、自爆する。
ホースイ
水滴の中に入って水を噴出しているタコ。キャプチャーすると水を噴射して移動したり、攻撃ができる。ただし、噴射できる水には制限があり、無くなると干からびて動けなくなってしまうが、水のあるフィールドに移動すると回復できる。
ツックン
を丸っこくしたような姿の敵。キャプチャーすると、くちばしで敵を突いて攻撃したり、突き刺して壁によじ登れる。ただし、鉄製の壁には突き刺せない。
ガブゾー
四角い雪の杭のような敵。普段はすなウーガンのように顔の影だけ床に浮かび上がっているが、マリオが来るとマリオに接近してマリオの下まで来ると体を伸ばして出現し、マリオを食べようとする。倒せない。
ドンスケ
ドッスンに似た顔の鬼。マリオが近づくと、マリオのいる方向に移動して手に持っている巨大な木槌を振り下ろしてくる。頭にヒップドロップマークが描かれており、そこをヒップドロップすると倒すことができる。ツックンにキャプチャーしている場合、額への攻撃で倒せる。
ドンキーコング (初代)
ニュードンク・シティで開催されるフェスティバルに登場。樽を投げてマリオの進行を妨害する。

ボスキャラクター

クッパ[77]
声 - ケニー・ジェームズ
カメ族の首領で悪の大魔王。本作ではピーチと結婚式を挙げようとしており[注 6]、ウェディングスーツを着ている[3][56]
ハニークレーターにおいてクッパを倒した後に、気絶しているクッパをキャプチャーし、崩れるハニークレーターから脱出することになる。
マダム・ブルード[42]
声- 小平有希
ラビットクレーターの主であるウサギのマダム。ブルーダルズを配下に持つ。一人称は「私」。恰幅が良い体型でいかにもセレブといった風貌をしており、手持ち式の鎖につながれた巨大な金色のブルードワンワンをペットとして飼っている。笑い声は『コココッ』。
ブルーダルズ[78]
クッパが雇った4人組のウェディングプランナーで、マダム・ブルードの手下。それぞれウサギの姿をしている。
トッパー
声- 檜山修之[79]
小柄で丸々とした出で立ちのウサギで、4人組のリーダー格。緑のスーツを着ている。一人称は「僕」。トゲ付きハットを何重にも被り、リーチのある振り回し攻撃をしてくる。 笑い声は『キキキッ』。
ハリエット[40]
声- 小平有希
髪が長く紫色のドレスと手袋を着用した女性のウサギ。一人称は「アタシ」。鉄の帽子を被ってマリオの攻撃を防ぎ、髪にくくりつけた爆弾を投げたり振り回して攻撃してくる。笑い声は『ンンー』。
ランゴ
声- 四宮豪
オレンジ色のサスペンダーを着たノッポのウサギ。一人称は「ボク」。ノコギリがついた麦わら帽子をフリスビーのように投げて攻撃する。身長が高く、普通のジャンプでは頭の上まで届かない。笑い声は『シシシッ』。
スプワート
声- 最上嗣生
青い貴族服を着た大柄な体型のウサギ。一人称は「俺」。見た目通りの豪快な性格。口から毒液を散布してマリオの動きを制限してくる。また、その体格の為防御は万全で、帽子投げが効かない。笑い声は『ケケケッ』。
メカブルード
ブルーダルズの4人が操縦する二足歩行の大型ロボット。木製と金属製を組み合わせて構成されており、初登場であるクッパ城の和風の雰囲気に合わせて、を思わせるデザインとなっている。コックピットが4つ存在し、正面から見て左側面にスプワート、頭頂部にハリエット、右側面にランゴ、背部にトッパーがいる。正面にはマダム・ブルードの顔を模した砲台が搭載されている。足は木製の軸に金属の外装を貼っており、外装が外れると姿勢のバランスを保てなくなる。ブルーダルズ達がいるそれぞれのコックピットが弱点。
倒すと打ち上げ花火のように飛んでいき、ブルーダルズの4人の顔を模した打ち上げ花火の爆発が起きる。
アッチーニャ神[80]
砂の国・アッチーニャの守り神なのだが、ブルーダルズが自身の指輪を持ち去ってしまったところ、直後に訪れたマリオを指輪泥棒と勘違いし、敵として立ちはだかる。
マリオに壊された後、どうなったかは不明だが、住民の発言から修復されたと思われる。
メカフワフワさん
UFOを組み合わせたようなボス。森の国・スチームガーデン一帯から花を持ち去ろうとしていた。「フワフワさん」とあるが、『スーパーマリオ64』に登場したものとは姿形が大きく異なる。
メカハナチャン[81]
ニュードンク・シティに現れる、ハナチャンの姿を模した大型の機械ボス。ビルから電気を吸い取っていた。壁や床を自在に這い回り、ワープも行う。
ホーダン伯爵
頭に溶岩のような模様が付いているタコ。海の国・シュワシュワーナでシンボルであるグラスタワーの誓いの水を飲み干そうとしていた。「伯爵」の名の通りに、貴族風の服装を着て、頭の左右にカールの形状をした髪が生えている。口からトゲ鉄球を吐いたり、スピンアタックで攻撃する。
コック鳥[82]
声- 小平有希
料理の国・ボルボーノで火山にある巨大ナベを陣取っている食いしん坊な太った。クッパの結婚式のためシチュー作りに余念がない。
ホロビアドラゴン
奪われし国・ホロビアに飛来する巨大な黒い龍。強力な電撃攻撃を仕掛けてくる。迫力のある見た目とは裏腹に、のんびりとした性格。頭部に膨隆部があり、そこが弱点となっているが、普段はクッパの顔を模した蓋と、それを固定する杭で守られている。
なおクッパを除くと、このボスのみ倒した後に消滅せず、その場で気絶した後もそのままくつろいでいる。

各国の住人

カブロン人
帽子の国・カブロンの住人。本作の各国の住人の代表的存在。上に目がついたシルクハットと下にオバケを合わせたような姿をしている。紳士的で親切な性格。
アッチーニャ人[83]
砂の国・アッチーニャの住人。見た目は怖いが、気さくでノリがいい。語尾に「〜すな」と付ける。
ミルゾウ[84][85]
モアイのような外見をしたアッチーニャの住人。ピンク色のメガネがトレードマーク。逃げ足が速い。キャプチャーすると特殊なメガネで見えないものが見えるようになる。同時にメガネをかけている状態だと移動のスピードが落ちる。
ドレッシーナ人
湖の国・ドレッシーバレーの住人。月桂冠を付けた人魚のような姿。その多くがファッションデザイナーを生業とし、彼女たちが作るウェディングドレスは高貴で国宝級の一品と評価が高い。意外と話し方はラフ。
ガーデナ人[86]
森の国・スチームガーデンの住人。じょうろのロボットのような姿で頭の上で草花を育てている。彼らの喋る言語は日本語に近い。
ニュードンカー[87]
都市の国・ニュードンク・シティの住人。本作のもう一つの各国の住人の代表的存在。砂の国(アッチーニャ)から登場。現実の人間に近い姿をしており、スーツと帽子を着こなしている。生真面目な性格だがアツい一面を持つ。中にはキャプチャーできる人もいる。一度クリアすると他の国にも訪れるようになり、その場合は現地特有の帽子を被っていることが多い。これはその他の国の住人も同様。
ボウル人
雪の国・パウダーボウルの住人。白く丸っこい体型にアザラシのような顔がある。美しいケーキを作るほど器用な一面を持つ。その丸い体型を活かし「バウンドボウルGP」にレーサーとして出場するものもいる。
シュワーナ人
海の国・シュワシュワーナの住人。カタツムリの姿をしており、小さな体ながらオシャレに気を配っている。語尾に「〜しー」と付ける。
ボルボーノ人[88]
料理の国・ボルボーノの住人。コック帽をかぶっておりフォークのような姿をしている。料理が得意。ステージで壁などに突き刺さっているボルボーノ人はキャプチャーできる。
語尾に「〜ーの」と付ける。
キノピオ
声 - サマンサ・ケリー
キノコ王国の住人。

その他のキャラクター

ピーチ[3]
声 - サマンサ・ケリー
キノコ王国の姫。クッパにさらわれてしまう。ウェディングドレスを着ており、パックンフラワーブーケを持っている。
クリア後はティアラと共に各地を旅して回る。
ティアラ[89]
声 - 小平有希
帽子の国・カブロンに暮らすキャッピーの妹。その名の通りティアラの姿をしている。ピーチ姫と同様にクッパにさらわれてしまい、普段はピーチ姫の王冠として頭上に乗せられている。
ポリーン[57][90]
声 - ケイト・ヒギンズ
都市の国・ニュードンク・シティの市長。美人で豪腕と評判で、市民からの支持も高い。ニュードンク・シティのローカルコインにも肖像が描かれている[44]。「Jump Up, Super Star!」を歌う[23]。普段は赤いパンツスーツと紫色の帽子を身に着けているが、ステージ立って歌う時は赤いワンピースドレスと赤い帽子を身に着ける。本作ではシリーズ初の台詞があり、マリオに対して丁寧口調である。
ヒント鳥[91]
インコ。ランダムでパワームーンの手がかりを3つまで教えてくれる。
amiiboおじさん[92]
話しかけてamiiboを使うとマップ上にパワームーンの場所を記してくれる。全てのamiiboに対応しているほか、ウエディングスタイルのamiiboを使用すると特典を得られる。ただし一度に使えるamiiboは最大3つまで。
キノピオ探検隊
声 - サマンサ・ケリー(5人共通)
本作での探検隊の宇宙船はキノコ王国とロス島のショップとして登場している。
キノピオ隊長
キノピオ探検隊の隊長。様々な場所に登場し、パワームーンを所持しており、話しかけると貰える。キノピオ隊長のBGMも健在である。
ヒントキノピオ[91]
キノピオ探検隊のあおキノピオ。コインを50枚あげるとパワームーンの場所を教えてくれる。
ノコノコ[46]
各地に存在し、マリオとミニゲームで対戦したり、ミニゲームへの挑戦を促したりする。本作では様々な色の帽子を被って登場する。
ジュゲム[93]
各地に存在し、キャプチャーすると釣りができ、プクプクを釣り上げることができる。たまにプクプク以外の物を釣り上げることができる(キノピオ隊長やポチなど)。
ニンテンドッグス
各地に存在し、マリオが近付くと後を追い地面に埋まっているムーンやコインを掘り当てる。オデッセイ号の中にいることもある。
カエル
主にカブロンに生息している生き物。マリオが初めてキャプチャーするキャラクターで、キャプチャーすると普段のジャンプよりも更に高くジャンプできる。
ライドン・バス[94]
砂の国・アッチーニャでは定番の移動手段。石像のライオンの姿をしている。料金(コイン)は前払い制で、背中に乗れば起伏の激しい砂漠も豪快に走り回れ、毒沼も突破することができる。ブレーキはできるが掛かりにくく、すぐに走り出してしまう為、コントロールが難しい。角度を変えて再度乗っても方向転換できない(マリオが前を向いているライドン・バスの逆から乗っても、向いている方向を走り出す)為、崖の場合、そのまま落下するリスクがある。
ドッシー[95]
湖の国、海の国、キノコ王国に生息しているネッシーのような生き物。海の国に登場するドッシーはクレイジーキャップを営業している。
カックー[96]
空を飛ぶ黄色いトカゲ。キャプチャーするとその名の通り滑空しながら空を飛べる。
スフィン・クイズ
スフィンクスのような外見をした像。主に扉などの前に立ち塞がり、話しかけるとクイズを出題してくる。正解すると道を開いて隠し部屋に案内してくれる。訪問後もクイズの再挑戦が可能で、連続で正解するとパワームーンを貰うことができる。世界中を旅しており、一部の国では背中に帆を付けて空中を飛んでいる姿が確認できる。
尊大な態度で構えているが、解答を間違えるとゲラゲラと大笑いしたり、国にちなんだ煽り文句で馬鹿にしてくる他、正解を繰り返すと「やまかん」「しったか」呼ばわりされ、全問正解されると猛烈に悔しがる。
キノピコ
声 - サマンサ・ケリー
キノコ族の女性。記録係として、本作のクリア後にピーチ城に登場する。条件を満たして彼女に話しかけるとパワームーンが貰える。
ヨッシー
声 - 戸高一生
恐竜。本作のクリア後にキノコ王国に登場する。また、キノコ王国に彼の自宅がある。彼にキャプチャーした状態でリンゴを一定数食べるとパワームーンがゲットできる。今回のヨッシーはキャプチャーすることで操作できる仕様となっている為、乗ることができない。
ポチ
ヨッシーシリーズ』に登場する犬。主にお宝写真に登場する。ジュゲムで釣ることもできる。
ルイージ[55]
声 - チャールズ・マーティネー
マリオの弟。2018年2月の無料アップデートで登場。本作では風船を背負っており、「バルーンファインド」の案内役を勤める。

ワールド

必要パワームーンは次のワールドに行くのに必要なパワームーン(グランドムーンは3つとする)。全パワームーンはワールド内にあるパワームーン(グランドムーンは1つとする)。全ローカルコインはワールド内にあるローカルコイン。

帽子の国「カブロン」[97] / Cap Kingdom「Bonneton」
人口 - 中規模 / 面積 - 狭い / 民族 - カブロン人 / 通貨 - 帽子型 / 産業 - 帽子、造船 / 気温 - 平均22℃
全パワームーン - 31 / 全ローカルコイン - 50
本作の最初のワールド。伝統と格式を重んじる「帽子の国」。帽子を模した住居や塔など、デザイン性の高いモノクロな建築の町が存在する。また住居は船としての機能も兼ね備えており、飛行が可能。パワームーンの色は黄色。
このワールドでは次のワールド(滝の国 / ダイナフォー)に行くのにパワームーンは必要なく次のワールド(滝の国 / ダイナフォー)はボスを倒して電気ボックスを使用する事で行く事となる(この方法で滝の国(ダイナフォー)に行くのは1回のみ)。
最初は壊れた建物に塞がれるなどでいけない場所があるがオデッセイ号入手後からはパタクリボーが出現するようになる事もありいける範囲が増える。最初はパワームーン・ローカルコインは全く登場せずオデッセイ号入手後から最初から行ける場所を含めた様々な所にパワームーン・ローカルコインが出現するようになる。
滝の国「ダイナフォー」[98] / Cascade Kingdom「Fossil Falls」
人口 - 不明 / 面積 - 平地は狭い / 民族 - 不明 / 通貨 - 石貨型 / 産業 - 不明 / 気温 - 平均29℃
必要パワームーン - 5 / 全パワームーン - 40 / 全ローカルコイン - 50
地上最後の秘境と呼ばれる「滝の国」。太古より生き続ける生物が生息している。パワームーンの色は黄色。
この舞台では旧型船の「オデッセイ号」が眠っていたが、マリオやキャッピーの協力によって開放される。
最初は岩に塞がれるなどでいけない場所があるがグランドムーン入手後はいける範囲が増える。
砂の国「アッチーニャ」[99] / Sand Kingdom「Tostarena」
人口 - 中規模 / 面積 - 広大 / 民族 - アッチーニャ人、ミルゾウ / 通貨 - ピラミッド型 / 産業 - 観光、宝石 / 気温 - 平均40℃
必要パワームーン - 16 / 全パワームーン - 89 / 全ローカルコイン - 100
平均気温40℃という灼熱の砂漠の地「砂の国」だが、初めて訪れた時には所々に氷柱が出現するほど寒くなるという異常気象が起きている。カラフルにペイントされた町と、広い砂漠に点在する石造りの遺跡が特徴。パワームーンの色は黄緑。通貨は名所であるさかさピラミッド型。
普通にストーリーに沿って進めるだけなら大きく手間はかからないがワールド自体はとてつもない広さでありやりこみ自体は豊富である。
最初は氷や凍っている場所もありいけない場所があったり取れないパワームーンやローカルコインがあるがストーリーを進めるといける範囲や取れるパワームーン・ローカルコインも増える。ブルータルズのグランドムーン入手後からアッチーニャ神戦前までは夜になりBGMも変化し古代アッチーニャ人が出現する。
湖の国「ドレッシーバレー」 / Lake Kingdom「Lake Lamode」
人口 - 中規模 / 面積 - やや狭い / 民族 - ドレッシーナ人 / 通貨 - ウロコ型 / 産業 - 服飾、ファッション / 気温 - 平均26℃
必要パワームーン - 8 / 全パワームーン - 42 / 全ローカルコイン - 50
カルデラの湖に築かれた「湖の国」。ファッションの聖地として知られている感性の舞台。ギリシャ風の建築物に囲まれて、湖底のドームに覆われた水中広場が街の中心となっている。パワームーンの色は桃色。
湖の国だけあって水のエリアがかなり多くプクプクが生息しておりプクプクへのキャプチャーによるアクションも可能。
森の国「スチームガーデン」[100] / Wooded Kingdom「Steam Gardens」
人口 - 不明 / 面積 - 深く広い / 民族 - ガーデナ人 / 通貨 - ナット型 / 産業 - 花 / 気温 - 平均28℃
必要パワームーン - 16 / 全パワームーン - 76 / 全ローカルコイン - 100
植物と機械のユートピアである「森の国」。湖の国(ドレッシバレー)よりも先に来る事も出来る。花の生育が主な産業。特に「ブーケの花」が特産品となっている。パワームーンの色は青。
高い場所が多くタンクローで壊せる岩も多く見られる。一定時間現れる草の道やダッシュできる花なども存在する。
雲の国「グランドモック」 / Cloud Kingdom「Nimbus Arena」
人口 - 不明 / 面積 - 不明 / 民族 - 不明 / 通貨 - 不明 / 産業 - 不明 / 気温 - 平均23℃
全パワームーン - 9
雲海の中に存在する雲のような浮遊物質の「雲の国」。マリオ達がニュードンク・シティへ行く途中で寄る事になる。住人や建物の姿は消えて久しい。巨大な雲のアーチなど文明の名残が残っている。
他のワールドと比べて規模や内容は少なくパワームーンの数もわずかでローカルコインが存在しない。ニュードンク・シティに行く途中で寄る場所なので次のワールドへ行くのにパワームーンは必要ないがこのワールドで一度クッパと戦う事になる。
失われた国「ロス島」 / Lost Kingdom「Forgotten Isle」
人口 - 不明 / 面積 - 狭い / 民族 - 不明 / 通貨 - リーフ型 / 産業 - 不明 / 気温 - 平均33℃
必要パワームーン - 10 / 全パワームーン - 35 / 全ローカルコイン - 50
広大な毒の湿地帯に点在する「失われた国」。固有の進化を遂げた動植物が多く生息し、ナゾが多い遺跡群も存在している。パワームーンの色は黄色。
周囲の海が猛毒となっているため海に落ちるとミスになる。シーソーの原理がある床などもある。オデッセイ号が不時着する形でやってくるため一度このワールドに来ると必要なパワームーンを揃えるまで他のワールドに行けなくなる。ジャンゴにキャッピーが攫われるイベントはあるが他のワールドと比べてストーリーは特になくこのワールドのパワームーン集めもオデッセイ号の修理のために行う。
都市の国「ニュードンク・シティ」[101] / Metro Kingdom「New Donk City」
人口 - 多い / 面積 - 広い / 民族 - ニュードンカー / 通貨 - 肖像型 / 産業 - 情報、宣伝 / 気温 - 平均27℃
必要パワームーン - 20 / 全パワームーン - 81 / 全ローカルコイン - 100
高層ビルが立ち並び、タクシーが往来する「都市の国」。本作の代表的なワールド。湖の国(ドレッシーバレー)・森の国(スチームガーデン)に行く前に一部にやってこれるが本格的に来る事になるのはロス島の次である。
最先端をひた走る眠らない街で、人々の活気にあふれている。フェスティバルが不定期に行われる。一般的なマリオシリーズの雰囲気と異なる雰囲気を持つワールド。パワームーンの色は朱色。通貨はポリーン市長の肖像型。
この都市はポリーンが市長として治めており、今回の冒険でマリオとの再会を果たすことになる。また、『ドンキーコング』をモチーフにしたネオン看板やコースも登場する。
本格的に来てからメカハナチャンのグランドムーンを入手する前までは夜で雨が降っており街中に多くの敵がおり街中の色々な所が障害物で通れなくなっているがメカハナチャンのグランドムーン入手後は晴れて明るくなり街中の地形が変わる(障害物がなくなる)。
雪の国「パウダーボウル」 / Snow Kingdom「Shiveria」
人口 - 中規模 / 面積 - 深く広い / 民族 - ボウル人 / 通貨 - 結晶型 / 産業 - ケーキ、レース / 気温 - 平均-10℃
必要パワームーン - 10 / 全パワームーン - 55 / 全ローカルコイン - 50
万年雪に覆われた「雪の国」。周囲を氷河に囲まれた窪地の中に位置する。グランドムーンを入手する前までは吹雪が起こっている。海は長時間入っていると命にかかわるほど水温が低い。「バウンドボウル GP」というレースが開催される。ボウル人が作るケーキは世界中に高く評価されている。パワームーンの色は橙色。
荒涼とした雪原と海の真下にはボウル人の町が広がっており、奥の広場ではレースのモニター中継がされる。この広場を中心に4つのステージが広がり、これをクリアしてレースに出場して優勝することがこのワールドのシナリオとなっている。
海の国「シュワシュワーナ」[102] / Seaside Kingdom「Bubblaine」
人口 - 中規模 / 面積 - 広い / 民族 - シュワーナ人 / 通貨 - シェル型 / 産業 - 炭酸水、リゾート / 気温 - 平均31℃
必要パワームーン - 10 / 全パワームーン - 71 / 全ローカルコイン - 100
透き通った美しい海が人気の「海の国」。雪の国(パウダーボウル)よりも先に来る事も出来る。
グランドムーンを入手する前は昼間だが、入手後は夕方となる。海水は炭酸で出来ている。ビーチバレーが国技。パワームーンの色は紫色。
「海の国」の名の通りワールドには広大な海が広がり、海面下は海底洞窟や珊瑚礁など地形の変化に富んでいる。各地に点在する島には灯台や温泉などがある。中央には海底構造物(グラス宮殿)とその海上部に巨大なグラス(グラスタワー)が存在し、グラスタワーに向けて4つの間欠泉から炭酸の海水が吹き上がっている。
料理の国「ボルボーノ」[103] / Luncheon Kingdom「Mount Volbono」
人口 - 多い / 面積 - 広い / 民族 - ボルボーノ人 / 通貨 - トマト型 / 産業 - 岩野菜・加工食品 / 気温 - 平均34℃
必要パワームーン - 18 / 全パワームーン - 68 / 全ローカルコイン - 100
美食ツアーで人気No.1の「料理の国」。色とりどりの食材に囲まれた街並みと、火山にある巨大なナベが見所。名物料理は「祝福のシチュー」で、「クッキングカーニバル」という祭典で出されるメニュー。パワームーンの色は水色。
奪われし国「ホロビア」 / Ruined Kingdom「Crumbleden」
人口 - 不明 / 面積 - 不明 / 民族 - 不明 / 通貨 - 不明 / 産業 - 不明 / 気温 - 平均20℃
必要パワームーン - 3 / 全パワームーン - 10
中世風の高層建築がそびえ立つ栄華を極めたという国だが、何らかの原因によって無残な廃墟と化してしまった「奪われし国」。巨大な黒い龍・ホロビアドラゴンも存在している。ニュードンク・シティとは違った意味で一般的なマリオシリーズの雰囲気と異なる雰囲気を持つワールド。
クッパの国「クッパ城」 / Bowser's Kingdom「Bowser's Castle」
人口 - 中規模 / 面積 - 広範囲に広がる / 民族 - オニ族 / 通貨 - コバン型 / 産業 - 花札 / 気温 - 平均26℃
必要パワームーン - 8 / 全パワームーン - 62 / 全ローカルコイン - 100
天空に浮かぶ城からなる「クッパの国」。シリーズ歴代のクッパ城の中では異色な和風城郭であり、「侍の町」と呼ばれている。パワームーンの色は赤色。
ステージ構成も現実の日本の城郭をモデルとし、手前から三の丸・二の丸・本丸・天守閣と続く。二の丸と本丸の間には茶屋(土産物店)と庭園が存在する。本丸・天守閣は随所に金箔が用いられた絢爛豪華なものとなっており、天守閣の背後にはメカブルードとの戦いの舞台である「決戦場」が控える。ステージの各部は空中に浮かび距離も離れているため電気ボックスを使って移動する。
ツックンにキャプチャーして絶壁を登る箇所が多く、僅かな失敗が命取りとなるため全体として難易度が高い。本丸の長大な城壁はステージの中でも難所で、動く壁面を登っていくこととなる。
月の国「ハニークレーター」 / Moon Kingdom「Honeylune Ridge」
人口 - 不明 / 面積 - 広大 / 民族 - ウサギ族 / 通貨 - スターピース型 / 産業 - 観光、結婚式 / 気温 - 不明
全パワームーン - 38 / 全ローカルコイン - 50
「月の国」。クッパが結婚式の会場に選んだ場所となった。パワームーンの色はクリーム色。
このワールドでは重力が軽いためマリオのジャンプ力が数倍となる(後述する地下洞窟および結婚式場の内部では地球と同じ重力となる)。
中間ポイント「静かの壁」にある大きな穴からは月の地下洞窟に繋がっており、本作に登場する敵キャラにキャプチャーしながら、最上層のゴールを目指す。また、ゴール地点では滝の国で会ったマダム・ブルードが待ち構えている。
結婚式場に入ると、クッパから地下に落とされそのまま戦闘になる。雲の国での戦闘に比べクッパの攻撃がパワーアップしているため、高度のアクションを必要とする。
後半部ではクッパが壁にぶつかり地下洞窟が崩れ始めた為、クッパにキャプチャーしたマリオはピーチ姫と共に脱出をしていく。なお、岩床(鉄のような床)は一度通ったり、落石に当たると沈み始めるので、迅速かつ正確に脱出するテクニックが必要となる。
月の国 裏「ラビットクレーター」 / Dark Side「Rabbit Ridge」
人口 - 不明 / 面積 - 不明 / 民族 - ウサギ族 / 通貨 - 不明 / 産業 - ブライダルスタッフ / 気温 - 不明
全パワームーン - 24
マダム・ブルードが治める「月の国 裏」。クリア後にパワームーンを250個集めることで訪れることができる。
ワールドは二つの岩場と最奥のニンジン型の巨大な石柱からなっており、それぞれには電気ボックスを使用して移動する。中央の岩場には帽子を被ったウサギたちが大勢いる。
石柱では強化された中ボスの「ブルーダルズ団」の面々の再挑戦を受けることとなる。
このワールドではパワームーンの殆どをアスレチックのサブステージおよびお宝写真から入手していく。
月の国 もっと裏「ラストクレーター」 / Darker Side「Culmina Crater」
全パワームーン - 1
最難関のステージが待ち受けている「月の国 もっと裏」。クリア後にパワームーンを500個集めることで訪れることができる。
オデッセイ号到着後は、様々な国から人々が応援に駆けつけてくれる。(ポリーンは再びバンドを組んで、曲を生演奏してくれる。)
ステージ内では、今作に登場したキャラクターにキャプチャーしながら、一筋縄ではいかないステージをキャラの特徴を活かし攻略していく。
ゴール地点では都市の国のニュードンク市庁舎を模したタワーを登っていき、頂上のグランドムーンを目指す。
ムーンを獲得しスタート地点へ戻ってくれば、全身が透明人間のようになる「透明帽」を入手できる。
キノコ王国「ピーチ城」 / Mushroom Kingdom「Peach's Castle」
人口 - 中規模 / 面積 - やや広い / 民族 - キノコ王国の民 / 通貨 - 64型 / 産業 - 土管、観光 / 気温 - 平均27℃
全パワームーン - 104 / 全ローカルコイン - 100
本作のクリア後に登場するお馴染みのマリオの故郷であるキノピオたちの国。全体を探索することができるのはクリア後からだが、クリア前でも料理の国(ボルボーノ)から離れ小島にあるヨッシーの家に行くことはできる。
スーパーマリオ 3Dランド』に登場した「しっぽの木」や『スーパーマリオ64』に登場した「中庭」風の隠しコースも存在している。
点在する塔の内部に飾られた絵に飛び込むことで強化された各ステージのボス達と再戦することができる。
全ステージ中もっともパワームーンの多いステージだが、その大半はゲームプレイにおける各種の記録の達成に応じてピーチ城内部にいるキノピコから入手するものとなっている。
このステージだけパワームーンがパワースターとなっており、入手した際にもスーパーマリオ64のコースクリアのBGMが流れる。通貨は64(スターコイン)型。

その他

  • 本作の発売日と同日に、本作仕様の本体に本作のパッケージ版を同梱した「Nintendo Switch スーパーマリオ オデッセイ セット」[104]、キャリングケース「Nintendo Switch スーパーマリオオデッセイ エディション」、amiibo(マリオ(ウェディングスタイル)、ピーチ(ウェディングスタイル)、クッパ(ウェディングスタイル))が同時発売された[105][106]
  • 2018年2月28日に、「Jump Up, Super Star!」や「Break Free (Lead the Way)」をはじめとする全136曲、約245分以上の収録を予定とするオリジナルサウンドトラック『スーパーマリオ オデッセイ オリジナルサウンドトラック』が発売された。
  • 2018年11月9日にガイドブックが付属したパッケージ版「スーパーマリオ オデッセイ〜旅のガイドブック付き〜」が発売された[104]。またガイドブックは、マイニンテンドーストアで単体購入することも出来る[107]

脚注

注釈

出典

関連項目

外部リンク