タミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー

カタールの首長

シャイフタミーム・ビン・ハマド・アール=サーニーアラビア語: الشيخ تميم بن حمد آل ثاني‎、Shaikh Tamim Bin Hamad Al-Thani、1980年6月3日[1] -)は、カタール首長。カタール投資庁役員会長、カタールオリンピック委員会委員長、国際オリンピック委員会委員[1]。前首長ハマド・ビン・ハリーファ・アール=サーニーの四男。母は第二夫人のモーザ・ビント・ナーセル・アル=ミスナド(en[2]。日本語メディアでは「タミム首長」あるいは「タミム・ビン・ハマド・サーニ」と表記されることがある。

タミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー
تميم بن حمد آل ثاني
カタール首長
在位2013年6月25日 -

出生 (1980-06-03) 1980年6月3日(43歳)
カタールドーハ
配偶者ジャワーヒル・ビント・ハマド・ビン・スハイム・アール=サーニー
 アル=アヌード・マーネア・アル=ハージリー
 ヌーラ・ビント・ハザール・アッ=ラジバーニー・アッ=ドーサリー
子女一覧参照
家名サーニー家
父親ハマド・ビン・ハリーファ・アール=サーニー
母親モーザ・ビント・ナーセル・アル=ミスナド
宗教イスラム教スンナ派
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現年齢43歳は現在の世界の君主の中では最年少である。

経歴

1980年6月3日、ドーハに生まれる。

1998年、英国のサンドハースト王立陸軍士官学校卒業。

2003年8月5日、太子だった同母兄ジャーシムが廃位され、新たに太子に立てられる[1]2006年アジア競技大会(ドーハ)で組織委員長をつとめる[1]

2009年、カタール軍副司令官に就任[3]

2013年6月25日、父のハマド・ビン・ハリーファ・アール=サーニーより譲位され、首長(8代目アミール)となる[4]

タミーム首長、タイにて、2014年。

2017年6月5日、周辺諸国がカタールに対して断交を通告して以降(2017年カタール外交危機)、愛国主義が高まるカタール国民の支持を集めたとされる[5]。同年12月に挙行したカタール建国記念の軍事パレードでは中国人民解放軍による訓練でカタール軍は従来の英国式の隊列から中国式のガチョウ足行進に改め[6]、中国製弾道ミサイルBP-12A英語版を披露し[7]上海協力機構への加盟申請して中国に接近し[8][9]、2021年9月に同盟国のトルコと同じ対話パートナーとしての上海協力機構への参加が認められることとなった[10]

2022年9月22日、来たる27日に実施予定の故安倍晋三国葬儀にタミーム首長がカタール代表として参列することが、日本国外務省により発表された[11][12]

報道機関による取材にほぼ応じない人物としても知られており、2013年の即位以来、2022年までの約10年足らずの間にメディアの公式インタビューに応じたのは3回程度しかない[13]

家族

  • ジャワーヒル・ビント・ハマド・ビン・スハイム・アール=サーニー(2005年
  • アル=アヌード・マーネア・アル=ハージリー(2009年
  • ヌーラ・ビント・ハザール・アッ=ラジバーニー・アッ=ドーサリー(2014年

息子

  • ハマド(2008年生まれ)
  • アブドッラー(2012年生まれ)
  • ジャーシム(2013年生まれ)
  • ジョーアーン(2015年生まれ)
  • ムハンマド(2017年生まれ)
  • ファハド(2018年生まれ)

  • アル=マヤーサ(2006年生まれ)
  • アーイシャ(2010年生まれ)
  • ナーイラ(2010年生まれ)
  • モーザ(2018年生まれ)

脚注

外部リンク

先代
ハマド・ビン・ハリーファ・アール=サーニー
カタール国首長
2013年6月25日
次代
在位