ティム・マッカーバー

ティム・マッカーバー
*Tim McCarver*
	2002年
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
生年月日	1941年10月16日; アメリカ合衆国テネシー州メンフィス
没年月日	2023年2月16日（81歳没）; アメリカ合衆国テネシー州メンフィス
身長; 体重	6' 1" ＝約185.4 cm; 195 lb ＝約88.5 kg
選手情報
投球・打席	右投左打
ポジション	捕手
プロ入り	1959年セントルイス・カージナルスと契約
初出場	1959年9月10日
最終出場	1980年10月5日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	クリスチャン・ブラザーズ高等学校（英語版）; セントルイス・カージナルス (1959 - 1961, 1963 - 1969); フィラデルフィア・フィリーズ (1970 - 1972); モントリオール・エクスポズ (1972); セントルイス・カージナルス (1973 - 1974); ボストン・レッドソックス (1974 - 1975); フィラデルフィア・フィリーズ (1975 - 1980);
	この表について

ジェームズ・ティモシー・マッカーバー（James Timothy "Tim" McCarver, 1941年 10月16日 - 2023年 2月16日）はアメリカ合衆国・テネシー州メンフィス出身のプロ野球選手（捕手）、MLBの解説者。右投左打。

経歴

現役時代

1959年にセントルイス・カージナルスと契約してプロ入り。この年の9月10日に17歳でメジャーデビュー。

1963年から正捕手となり打率.289、翌1964年のニューヨーク・ヤンキースとのワールドシリーズでは23打数11安打5打点、第5戦で延長10回に決勝3点本塁打を放つ。第7戦では本盗も決めた。1966年には20世紀の捕手では唯一の最多三塁打（13本）を記録。1967年も打率.295・14本塁打・69打点で優勝に貢献し、MVP投票で次点に食い込んだ^[1]。

2度目のフィラデルフィア・フィリーズ在籍時、1970年代後半当時の正捕手はボブ・ブーンだった^[2]が、カージナルス時代からバッテリーを組んでいた大親友のスティーブ・カールトンの登板時には必ずマスクを被った。1979年限りで一旦引退したが、翌1980年に6試合のみ出場し、4ディケード選手の仲間入りをした。

引退後

引退後は解説者となり、フィリーズ（1980年 - 1982年）、ニューヨーク・メッツ（1983年 - 1998年）、ニューヨーク・ヤンキース（1999年 - 2001年）、サンフランシスコ・ジャイアンツ（2002年）と各球団で専属の解説者を務めた。全米ネットではABC（1984年 - 1989年、1994年 - 1995年）、CBS（1990年 - 1993年）、FOX（1996年 - 2013年）で出演しており、ワールドシリーズの全国放送で計24回解説を担当していた。

2012年には「野球放送における殿堂入り」にあたる、フォード・C・フリック賞を受賞した^[3]。

2023年2月16日、テネシー州メンフィスの自宅にて心不全の為死去^[4]。

詳細情報

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
1959	STL	13	18	16	3	4	2	1	0	5	0	0	0	0	0	2	0	0	1	0	.167	.231	.208	.439
1960		10	10	10	3	2	0	0	0	2	0	0	0	0	0	0	0	0	2	1	.200	.200	.200	.400
1961		22	68	67	5	16	2	1	1	23	6	0	0	0	0	1	0	0	5	1	.239	.239	.343	.582
1963		123	443	405	39	117	12	7	4	155	51	5	2	5	4	27	4	2	43	4	.289	.333	.383	.716
1964		143	515	465	53	134	19	3	9	186	52	2	0	5	4	40	15	1	44	8	.288	.343	.400	.743
1965		113	444	409	48	113	17	2	11	167	48	5	1	0	3	31	11	1	26	6	.276	.327	.408	.735
1966		150	586	543	50	149	19	13	12	230	68	9	6	0	5	36	10	2	38	10	.274	.319	.424	.743
1967		138	540	471	68	139	26	3	14	213	69	8	8	4	6	54	19	5	32	9	.295	.369	.452	.822
1968		128	467	434	35	110	15	6	5	152	48	4	3	2	4	26	8	1	31	6	.253	.295	.350	.645
1969		138	576	515	46	134	27	3	7	188	51	4	9	4	6	49	9	2	26	9	.260	.323	.365	.688
1970	PHI	44	180	164	16	47	11	1	4	72	14	2	2	1	0	14	4	1	10	3	.287	.346	.439	.785
1971		134	525	474	51	132	20	5	8	186	46	5	3	3	4	43	7	1	26	11	.278	.337	.392	.730
1972		45	173	152	14	36	8	0	2	50	14	1	2	0	2	17	2	2	15	2	.237	.318	.329	.647
1972	MON	77	259	239	19	60	5	1	5	82	20	4	4	0	0	19	3	1	14	7	.251	.309	.343	.652
'72計	MON	122	432	391	33	96	13	1	7	132	34	5	6	0	2	36	5	3	29	9	.246	.313	.338	.650
1973	STL	130	382	331	30	88	16	4	3	121	49	2	0	4	7	38	6	2	31	4	.266	.339	.366	.704
1974	STL	74	136	106	13	23	0	1	0	25	11	0	1	0	5	22	0	3	6	2	.217	.353	.236	.589
1974	BOS	11	34	28	3	7	1	0	0	8	1	1	0	2	0	4	2	0	1	0	.250	.344	.286	.629
'74計		85	170	134	16	30	1	1	0	33	12	1	1	2	5	26	2	3	7	2	.224	.351	.246	.597
1975		12	22	21	1	8	2	1	0	12	3	0	0	0	0	1	1	0	3	0	.381	.409	.571	.981
1975	PHI	47	73	59	6	15	2	0	1	20	7	0	0	0	0	14	3	0	7	0	.254	.397	.339	.736
'75計		59	95	80	7	23	4	1	1	32	10	0	0	0	0	15	4	0	10	0	.288	.400	.400	.800
1976		90	194	155	26	43	11	2	3	67	29	2	1	1	2	35	2	1	14	1	.277	.409	.432	.842
1977		93	205	169	28	54	13	2	6	89	30	3	5	0	6	28	1	2	11	4	.320	.410	.527	.936
1978		90	180	146	18	36	9	1	1	50	14	2	2	0	4	28	6	2	24	3	.247	.367	.342	.709
1979		79	161	137	13	33	5	1	1	43	12	2	0	2	2	19	5	1	12	7	.241	.333	.314	.647
1980		6	7	5	2	1	1	0	0	2	2	0	0	1	0	1	0	0	0	1	.200	.333	.400	.733
通算：21年		1909	6206	5529	590	1501	242	57	97	2148	645	61	49	35	64	548	119	30	422	99	.271	.337	.388	.725

各年度の太字はリーグ最高

獲得タイトル・表彰・記録

MLBオールスターゲーム選出：2回（1966年、1967年）

背番号

51（1959年）
9（1960年）
20（1961年）
15（1963年 - 1969年、1973年 - 1974年途中）
6（1970年 - 1972年途中）
2（1972年途中 - 同年終了）
33（1974年途中 - 1975年途中）
11（1975年途中 - 1980年）

脚注

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
公式サイト（英語）
Baseball Hall of Fame ? Frick Award recipient（英語）

[1]

[2]

[3]

[4]

Search