ハリーファ国際スタジアム

カタールの多目的競技場

ハリーファ国際スタジアム英語: Khalifa International Stadiumアラビア語: ملعب خليفة الدولي‎、もしくは別名国立競技場とも呼ばれる[2])は、カタールライヤーンにある球技場陸上競技場である。

ハリーファ国際スタジアム
国立競技場
施設情報
所在地カタールの旗 ライヤーン アル・ライヤーン英語版 バアヤ英語版
位置北緯25度15分49秒 東経51度26分53秒 / 北緯25.26361度 東経51.44806度 / 25.26361; 51.44806 東経51度26分53秒 / 北緯25.26361度 東経51.44806度 / 25.26361; 51.44806
開場1976年
修繕2020年
使用チーム、大会
2006年アジア競技大会
AFCアジアカップ2011
2019年世界陸上競技選手権大会
2022 FIFAワールドカップ
AFCアジアカップ2023
2030年アジア競技大会
収容人員
45,857 (2022 FIFAワールドカップ)[1]
改修前のスタジアム内部

概要

ライヤーン・バアヤ英語版にある、国の出資したスポーツアカデミーであるアスパイア・アカデミーが運営するスポーツ・コンプレックスアスパイア・ゾーン英語版」内にある施設で、アスパイア・タワーをはじめ、2006年アジア競技大会競泳競技の会場となったハマド・アクアティックセンター英語版2010年世界室内陸上競技選手権大会2018年世界体操競技選手権の会場となったアスパイア・ドーム英語版などがある。

1976年に2万人規模の「ハリーファ・スポーツシティ・スタジアム」として開設。最初に開催された大規模イベントは同年にカタールで初めて開催されたガルフカップ1976で、以後サッカーの試合を中心に使用されてきた。

2006年に開催されたアジア競技大会で開会式ならびに陸上競技会場として使用するために最初の大規模改修を受け、4万人収容に規模を拡大すると共に西側に大屋根を設置。東側には大きなアーチがかかり、開会式で花火を打ち上げるためのプラットフォームとして使用された[3]。その後もカタールで開催される大規模スポーツイベントの会場として使用された。

2022年にカタールで開催される2022 FIFAワールドカップでは会場の8スタジアムの一つに選ばれ(大会招致時点で唯一の新設ではないスタジアム)、2017年には更なる大規模改修としてスタジアム全面に屋根を架設すると共に、1kmほど離れた施設からパイプを通して冷水を送り、この冷水で冷やした風を送風する冷房システムが導入された、世界的にも例のない「冷房付き開放型スタジアム」に生まれ変わった[4]

大会実績

2011 AFCアジアカップ

開催日時間(UTC+3)チーム#1結果チーム#2ラウンド
1月7日19:15  カタール0–2  ウズベキスタングループA
1月12日  中華人民共和国0–2  カタール
1月16日  カタール3–0  クウェート
1月21日19:25  ウズベキスタン2–1  ヨルダン準々決勝
1月25日  ウズベキスタン0–6  オーストラリア準決勝
1月29日18:00  オーストラリア0–1

(延長)

 日本決勝

第24回ガルフカップ

開催日時間(UTC+3)チーム#1結果チーム#2ラウンド
2019年11月26日  カタール1–2  イラクグループA
2019年11月29日  アラブ首長国連邦0–2  イラクグループA
2019年11月29日  イエメン0–6  カタールグループA
2019年12月2日  カタール4–2  アラブ首長国連邦グループA
2019年12月2日  クウェート2–4  バーレーングループB
2019年12月8日  バーレーン1–0  サウジアラビア決勝

2022 FIFAワールドカップ

開催日時間(UTC+3)チーム#1結果チーム#2ラウンド観衆
11月21日16:00  イングランド6 – 2  イラングループB45,334
11月23日  ドイツ1 – 2  日本グループE42,608
11月25日19:00  オランダ1 – 1  エクアドルグループA44,833
11月27日  クロアチア4 – 1  カナダグループF44,374
11月29日18:00  エクアドル1 – 2  セネガルグループA44,569
12月1日22:00  日本2 – 1  スペイングループE44,851
12月3日18:00  オランダ3 – 1  アメリカ合衆国ラウンド1644,846
12月17日18:00  クロアチア2 – 1  モロッコ3位決定戦44,137

主な開催イベント

脚注

先代
ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム
ジャカルタ
AFCアジアカップ
決勝戦会場

2011
次代
スタジアム・オーストラリア
シドニー