ヨーダノ・ベンチュラ

ドミニカ共和国の野球選手 (1991 - 2017)

ヨーダノ・ベンチュラ・エルナンデスYordano Ventura Hernandez, 1991年6月3日 - 2017年1月22日)は、ドミニカ共和国サマナ州サマナ出身のプロ野球選手投手)。右投右打。ファーストネーム「Yordano」は「ユァドーノー(発音:your-DON-oh)」と読むのがより近い。

ヨーダノ・ベンチュラ
Yordano Ventura
基本情報
国籍ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地サマナ州サマナ
生年月日 (1991-06-03) 1991年6月3日
没年月日 (2017-01-22) 2017年1月22日(25歳没)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
195 lb =約88.5 kg
選手情報
投球・打席右投右打
ポジション投手
プロ入り2008年 アマチュア・フリーエージェントでカンザスシティ・ロイヤルズと契約
初出場2013年9月17日
最終出場2016年9月30日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

2008年10月8日にカンザスシティ・ロイヤルズと契約。

2009年はルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・ロイヤルズで10試合に登板し、0勝1敗3セーブ、防御率2.78だった。

2010年はルーキー級ドミニカン・サマーリーグで3試合に登板し、0勝1敗、防御率2.31だった。6月にルーキー級アリゾナリーグ・ロイヤルズへ異動。14試合に登板し、4勝2敗、防御率3.25だった。

2011年はA級ケーンカウンティ・クーガーズで19試合に登板し、4勝6敗、防御率4.27だった。

2012年はA+級ウィルミントン・ブルーロックスで16試合に登板し、3勝5敗、防御率3.30だった。7月にAA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズへ昇格。6試合に登板し、1勝2敗、防御率4.60だった。夏期にはルーキー級アリゾナリーグで1試合に登板した。この年はオールスター・フューチャーズゲームに選出された[1]

2013年はAA級ノースウエストアーカンソーで11試合に登板し、3勝2敗、防御率2.34だった。6月にAAA級オマハ・ストームチェイサーズへ昇格。15試合に登板し、5勝4敗、防御率3.74だった。9月17日にロイヤルズとメジャー契約を結び[2]、同日のクリーブランド・インディアンス戦で先発されメジャーデビュー。5.2回を投げ5安打1失点2四球3奪三振に抑えたが、勝ち負けは付かなかった。この年は3試合に登板し、0勝1敗、防御率3.52だった。

2014年2月27日にロイヤルズと1年契約に合意し[3]、開幕ロースター入りした。

2015年4月5日に5年契約総額2300万ドルで契約延長した[4]。自身初めて開幕投手を務めた[5]。4月12日のロサンゼルス・エンゼルス戦では、マイク・トラウトと口論となり一触即発の場面があった[6]。18日のオークランド・アスレチックス戦では、前日の試合で同僚のアルシデス・エスコバーに危険なスライディングを行い左膝を痛めさせたブレット・ロウリーに対して報復死球を行い退場処分を受けた[7]。23日のシカゴ・ホワイトソックス戦では、乱闘を起こし退場処分を受け[8]2試合連続での退場処分を受けた[9]4月26日に7試合の出場停止処分を科せられた[10]。最終的には28試合に登板し、規定投球回に到達。防御率が4.00を超えたものの、2年連続2桁勝利となる13勝を挙げ、奪三振率も向上した。

2016年6月7日ボルチモア・オリオールズ戦でマニー・マチャドに対して内角攻めを行い、次打席で死球を与え殴り合いの乱闘となり、退場処分を受けた[11]。6月9日に9試合の出場停止処分が科せられたが、異議申し立てを行った[12]結果、8試合の出場停止に軽減され確定した[13]。この年は自己最多の32試合に登板して防御率4.45・11勝12敗・144奪三振という成績を記録。3年連続で規定投球回に達し、2桁勝利も挙げたが、勝ち星は2年連続減少かつ自身初の負け越し、防御率・奪三振・FIP・WHIPも2年連続で悪化、被本塁打は過去2シーズンより増加するなど、前年と比較と成績が悪くなった。

2017年1月22日にドミニカで交通事故に遭い25歳で死去[14]
尚、同日元メジャーリーガーのアンディ・マルテも同じくドミニカで交通事故によって死去したが、このマルテがMLBで最後に対戦した投手がベンチュラだった。

選手としての特徴

MLBの投手としては体が大きくはないが(公称身長約183cm)、スリークォーターから最速101.9mph(約164km/h)、平均球速96.5mph(約155.3km/h)の速球フォーシームツーシーム)を中心に、平均83mph(約134km/h)のカーブ 、平均86mph(約138km/h)のチェンジアップのほか、稀にカットボールを投げる[15]

2013年フォーシームの平均球速96.5mph(約155.3km/h)は、同年1試合以上に先発投手として登板した投手でメジャートップ[16]であり、2014年の平均球速96.2mph(約154.7km/h)はギャレット・リチャーズに次ぐMLB2位、2016年の平均球速96.1mph(約154.6km/h)もノア・シンダーガードの98.0mph(約157.7km/h)に次いでMLB2位だった[17]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2013KC330000100.0006415.11336001110663.521.24
20143130000141000.583782183.016814691515911170653.201.30
2015282800013800.619693163.115414581915610075744.081.30
20163232200111200.478816186.019023781814413196924.451.44
MLB:4年9493200383100.5512355547.2525542113224703522472373.891.34

背番号

  • 30(2013年 - 2016年)

脚注

関連項目

外部リンク

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