工藤静香

日本の女性歌手、女優、タレント、画家

工藤 静香(くどう しずか、1970年4月14日[1] - )は、日本歌手アーティストタレント[2]

工藤 静香
出生名工藤 静香
別名愛絵理(作詞時の名義)
生誕 (1970-04-14) 1970年4月14日(54歳)
出身地日本の旗 日本東京都
学歴東京都立板橋高等学校日本音楽高等学校編入中退
ジャンル
  • アイドル歌謡曲
  • J-POP
職業
担当楽器ボーカル
活動期間1984年 -
レーベル
事務所
公式サイト工藤静香リリース情報|ポニーキャニオン
くどう しずか
工藤 静香
生年月日 (1970-04-14) 1970年4月14日(54歳)
血液型B型
職業
ジャンル
活動期間1984年 -
配偶者木村拓哉2000年 - )
著名な家族
事務所
公式サイト工藤静香リリース情報|ポニーキャニオン
主な作品
テンプレートを表示

夫は俳優・歌手・タレントの木村拓哉。長女はフルート奏者・モデルCocomi[3]、次女は作曲家・モデルのKōki,[4]東京都出身[5]。本名は木村 静香(きむら しずか)。愛称は「しーちゃん」、「しずちゃん」、「しーはんしぃはんの表記揺れあり)」

愛絵理(あえり)のペンネームで楽曲の作詞も行っている。

オリコン12年連続TOP10入り、2022年時点でシングル11曲オリコン1位獲得、アルバム4枚1位獲得をしている(オリコン調べ)。

略歴

生い立ち

1970年4月14日、埼玉県朝霞市の病院で生まれる。名前の由来は「静御前」から[6]青森県出身の板前の父と、美容師の母の下、幼少期を青森、および東京都西多摩郡羽村町(現・羽村市)で過ごす。実家は「ラベンダー」というスナックだった[7][8]。村野小鳩幼稚園から町立栄小学校へ入学[6]。劇団「東俳」に所属した。中学3年時に新宿区立四谷第二中学校へ転校[9]

ミス・セブンティーン〜おニャン子クラブ時代

1984年、中学2年生の時に、第3回「ミス・セブンティーンコンテスト」(応募総数は歴代最大18万325人)に出場し、特別賞を受賞した。同コンテストの出場者には、グランプリを受賞した網浜直子松本典子、最優秀歌唱賞を受賞した渡辺美里、後に同じグループとなる国生さゆり渡辺満里奈の他、斉藤さおり藤原理恵などがいた。同年、同コンテスト出身の木村亜希(後の清原亜希)、柴田くに子(後の森丘祥子)と"セブンティーンクラブ"を結成し、翌1985年1月21日CBSソニーから『ス・キ・ふたりとも!』でレコードデビュー[10]。新人アイドルグループとしてオールスター紅白水泳大会などにも出場した。しかしこのグループは売れず[1]、2枚のシングルを発表した後、解散[注釈 1]

高校へ進学後の1986年5月23日、ソニー関係者の勧めで出演したフジテレビ系『夕やけニャンニャン』のオーディションコーナー「ザ・スカウト アイドルを探せ!」で合格[11]おニャン子クラブの会員番号38番となる[12]。既に歌手活動をしていたことが知られたが、突出した玄人っぽさを見せることは無く、クイズ等で見せる「バカキャラ」(自ら「だってあたしバカなんだも〜ん」と発言したこともある[注釈 2])や「ヤンキーキャラ」(バイク・車が大好きと公言など[14])などの三枚目キャラで注目されるようになる。番組でのキャッチフレーズは『いつも元気な三枚目』。おニャン子クラブは学業最優先が原則であったが、工藤はあまり真面目に学校へ通っていなかったことを後に告白している。1986年10月、渡辺満里奈のソロデビュー曲『深呼吸して』で生稲晃子とともに“withおニャン子クラブ”としてバックコーラスを担当[15]。夕やけニャンニャン内での歌唱の他、音楽番組『歌のトップテン』にも出演。徐々に頭角を現す。

1987年5月に発売されたおニャン子のシングル『かたつむりサンバ』ではフロントボーカルに抜擢されるなど[16]、終焉に向かっていたおニャン子クラブの中で人気、知名度を上げていく。また、生稲晃子斉藤満喜子と共に派生ユニット"うしろ髪ひかれ隊"としての活動も開始[17]。テレビアニメ『ハイスクール!奇面組』の主題歌となったデビュー曲『時の河を越えて』がオリコンチャート週間1位となる[18]。1987年9月20日のおニャン子クラブの解散後も、1988年5月の活動休止[19][20]まで、ソロ活動と並行する形で、うしろ髪ひかれ隊として新譜リリース、テレビ出演、ラジオ、雑誌、グラビア、イメージビデオ・写真集、海外ロケ、地方キャンペーン、コンサートなど、アイドルユニットとして多方面な活動を展開した。

ソロデビュー以降

1987年(昭和62年)

1987年8月31日の『夕やけニャンニャン』最終回放映日に発売となったシングル『禁断のテレパシー』でソロデビュー[21][22]。オリコン週間1位を記録した。おニャン子クラブ、うしろ髪ひかれ隊、そしてソロと3パターンで首位を獲得する珍しいパターンとなった。硬派でハードな雰囲気を持った、それまでとは全く違うタイプのアイドルとして一気にトップ・アイドルへと駆け上った[23]。アイドル時代の工藤について、担当ディレクターの渡辺有三は「音楽の香りがする子」だと評し[24]、「不思議な子、ミステリアスというコンセプトがあって、その辺のディレクションを大事にしている」と語っている[25]。10月、フジテレビ系ドラマ『おヒマなら来てよネ!』に出演。中山美穂と共演する。また、夕やけニャンニャンの後番組『桃色学園都市宣言!!』の月曜日「河田町工業高校・電気科」[注釈 3]に、レギュラーの女生徒役で出演する[26]

1988年(昭和63年)

1988年1月、フジテレビ月曜9時枠の連続ドラマトレンディドラマ)『君の瞳をタイホする!』に出演[27]。歌手活動と並行して女優としても活動していく[28]。3月発売のシングル『抱いてくれたらいいのに』はロッカ・バラードとなり、それまでのハードな雰囲気とは異なった新しいスタイルも見せていく。続く4月からのフジテレビ系ドラマ『熱っぽいの!』では南野陽子と共演し、話題となる[29][30]。6月リリースのシングル『FU-JI-TSU』で2作目のオリコン1位を獲得[31]。7月、TBS系ドラマ『時間ですよたびたび』に出演[32]とんねるずと共演する。同月リリースのスタジオ・アルバム静香』がオリコンアルバムチャート1位を獲得[33]。また、初のソロ・コンサートツアー「静香 はじめの一歩」を開催[34]

カネボウ化粧品の秋のキャンペーンガールに起用され[35]、CMソングとなった『MUGO・ん…色っぽい』がオリコン1位となる[36]。50万枚以上のセールスを記録し、1988年のオリコンシングル年間ランキングでも女性アーティストではトップの6位となる大ヒット曲となった[37][注釈 4]TBS系『ザ・ベストテン』でも自身初の1位を獲得[38]。11週連続(7→2→①→①→2→2→①→2→2→6→10)ランクインし[39]、同年の年間ランキングでも6位に入った。おニャン子クラブ関連の曲もしくはおニャン子クラブ出身者の曲で、同番組で第1位を獲得したのは工藤ただ一人である[注釈 5]

10月、フジテレビ系月9枠ドラマで"君シリーズ"二作目となる『君が嘘をついた』に出演[40][41]。同月、初のソロDJラジオ番組『工藤静香 YES IT'S YOU』放送開始[42]。また、ロッテ『V.I.Pチョコレート』及び『アーモンドプラリーネ』のCFに起用される[43]。11月リリースのベスト・アルバムgradation』は60万枚のセールスを記録した[44]。12月、NHK紅白歌合戦に初出場。以降、1994年まで7年連続で出場する。1988年のシングル売上枚数は105万枚と、光GENJI、南野陽子に次ぐ第3位となった[45]

1989年(昭和64年/平成元年)

1989年、『恋一夜』『嵐の素顔』『黄砂に吹かれて』と50万枚以上の大ヒットを連発し、1989年のオリコンシングル年間ランキング上位10曲の中に3曲全てが入った[注釈 6]。特に『黄砂に吹かれて』は、オリコン6週連続1位の記録を持っている[46]。ヒット曲を連発し、お茶の間のアイドルとして圧倒的な人気を獲得した[47][48]。1989年のシングルセールスではWinkに次ぐ第2位、アーティストトータルセールスでも松任谷由実に次ぐ第2位を記録。アルバム部門でも松任谷由実、美空ひばり久保田利伸中森明菜に次ぐ第5位となる[49]。聞いた瞬間に工藤と分かる独特の声質は説得力・インパクトがあり、オリコン誌のベスト・ヴォーカリスト部門でも1位となった[50]。おニャン子クラブのイメージを払拭し独自の音楽を作り上げ、80年代後半を代表するシンガーとなった[51]。また、当時最も活躍していた女性アイドル4人(工藤静香、中山美穂南野陽子浅香唯)はアイドル四天王と呼ばれていた[52][53][54][55][注釈 7]

別冊宝島の調査によると、1980年代のシングル総売上は年間ベスト50位以内のものに限っても254.6万枚と、当時の女性アイドルでは中森明菜松田聖子小泉今日子に次ぐ4位。年間ベスト50位以内ランクイン曲数は6曲と当時の女性アイドル中6位であった[56]。『ザ・ベストテン』での1位獲得記録は14回で歴代9位。女性歌手では中森明菜、松田聖子に次ぐ第3位となっている[57]

1989年10月リリースのミニアルバム『カレリア』では、「愛絵理」名義で作詞をする。以降も作詞の際はこの名前を使用。「愛絵理」は両親が命名の際に第1候補として考えていた名前である[要出典]

1990年代

1990年1月リリースの『くちびるから媚薬』がオリコン週間チャート1位となる[58]。同月スタートのフジテレビ系月9枠ドラマ『世界で一番君が好き!』に出演。浅野温子と共演する。三上博史とは3度目の共演となった[59][60]。4月リリースのスタジオ・アルバム『rosette[61]及び5月リリースのシングル『千流の雫』もそれぞれオリコン1位を獲得[62]。歌手・タレントとして若者のみならず、OLや熟年層など幅広い層から広範な支持を得た[63][64]。9月リリースのシングル『私について』は当時日本中で特大ヒットしていた『おどるポンポコリン』を抑えてオリコン1位となり[65]、シングル8作連続オリコン1位を記録した[66]

1991年7月リリースのとんねるずのアルバム『みのもんたの逆襲』収録「You can do it」にボーカル参加。同年10月、フジテレビ系ドラマ『なんだら まんだら』に出演。シングル『メタモルフォーゼ』が番組主題歌となる[67]。工藤のシングル曲で連続テレビドラマのテーマソングに使用されるのは初めてのこととなった。

1993年1月、フジテレビ系月9枠ドラマ『あの日に帰りたい』に出演。菊池桃子と姉妹役で共演する[68]。番組主題歌の『慟哭』は、93.9万枚と自身のシングルで最大のセールスを記録する代表曲となった[66]。同年6月、初の日本国外での公演(台灣台北香港 シンガポール ) 『RISE ME TOUR』を開催。台湾公演では1万人の観客が集まり、香港公演では現地マスコミが40社以上も集まり、数百人の現地ファンに囲まれる熱狂ぶりであった[69]

1994年3月10日、長期休暇を利用してYOSHIKIハリウッドの邸宅に滞在していた工藤は、YOSHIKIのスタッフも交えて一緒に日本料理レストランでかなりの量のアルコールを摂取し、店から注意されるほど盛り上がった後、夜中午前1時過ぎ、同じく泥酔状態のYOSHIKIの運転するフェラーリに同乗した。ロサンゼルスサンセット大通りビバリーヒルズ方面に走行中、クラクションを鳴らしながら蛇行運転・煽り運転していたところを警察に停められ、YOSHIKIは飲酒運転で現行犯逮捕された。この事件が日本のマスコミに伝わったことにより、二人の交際が発覚した[70]

1994年3月20日に発売されたシングル「Blue Rose」ではソロデビューから全ての楽曲(本人作曲を除く)を提供していた後藤次利と離れ、セルフプロデュースを展開。作詞はほとんど本人が担当し、都志見隆松本俊明等の作曲家が参加。

1995年、所属事務所から独立し、個人事務所「Purple.INC」を設立。

1996年、ドラマ『ゆずれない夜』に出演。主題歌の『激情』は、脚本を読んだ工藤が「これは中島みゆきさんに(曲を)作っていただきたい」と思い直々に手紙を書き依頼。中島から詞・曲共に楽曲提供を受けた初作品である。

1997年、バラエティ番組『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』の企画として石橋貴明とユニット「Little Kiss」を結成してシングル「A.S.A.P.」を発売。音楽番組で歌唱中に実際にキスするパフォーマンスをした。

1998年、愛絵理名義で平家みちよに作詞提供。

結婚〜現在

2000年12月5日、当時SMAPのメンバーとして活躍していた木村拓哉と結婚[71]。2001年5月に長女・心美(ここみ、Cocomi)、2003年2月に次女・光希(みつき、Kōki,)を出産[4]

2000年から2002年まで、YOSHIKIが主宰するレコード会社エクスタシーレコード」に所属。

2004年ラスベガスにて自身がデザイン・プロデュースする宝飾ブランド「TREASURE IIII」を発表[注釈 8]。日本でなく海外で発表したのは、「工藤静香」の名前のみが注目されデザインが適切に評価されないことを避けるためであった。

2005年、出産と育児に重きをおいて音楽活動からは遠ざかっていたが、2月16日におよそ3年ぶりのシングル「Lotus〜生まれし花〜」を発売。これを機に、古巣であるレコード会社・ポニーキャニオンに復帰した。

2007年5月23日、「雨夜の月に」をリリース。「Lotus〜生まれし花〜」以来、久々に自身による作詞のシングル曲となった(フジテレビ系ドラマ『麗わしき鬼』主題歌にもなった)。8月31日には、ソロ・デビュー20周年を迎えた。それを記念してベストアルバム『Shizuka Kudo 20th Anniversary the Best』、10枚組DVD『Shizuka Kudo THE LIVE DVD COMPLETE BOX』(1988年 - 1999年のライヴ映像の集成)を発売し、東京と大阪でライヴを開催。本人が気に入っているにしおかすみこモノマネや、観客のリクエストに答えて「かたつむりサンバ」の一節を披露する場面がテレビで報じられた。東京ライヴの模様のダイジェストは、シングルのカップリング曲を集めた作品集『20th Anniversary B-side collection』(2008年3月5日)の初回限定生産盤の付属DVDに収録されている。

2010年9月2日に第95回「二科展」絵画部で自身が描いた絵画『瞳の奥』が特選受賞。絵画の師として原良次に長年師事しており、絵画の才能は1990年より10年連続で「入選」を獲得、育児期間をおいて2006年より2010年まで5年連続「入選」に選ばれているが「特選」受賞は初めて[72]。「特選」に入ると二科会(実行団体)「会友」への推薦を受けられる。

ソロ・デビュー25周年にあたる2012年には、4月21日から5月27日まで青森県立郷土館において絵画個展「あふれる感情 工藤静香展」が開催された。青森は、工藤の父が旧蟹田町(現外ヶ浜町)出身という所縁がある。同年10月、4年ぶりの新曲となる「キミがくれたもの」を発売[注釈 9]。同曲は、絢香が初めて他の歌手に提供した作品である。同時に、廃盤となっている3作品(『ミステリアス』『静香』『JOY』)を含むポニーキャニオン発売のオリジナル・アルバム全15作品が、CD BOX『SHIZUKA KUDO ORIGINAL ALBUM COLLECTION』として発売された。また、同年11月には東京と大阪で25周年記念ライヴを開催、翌年1月に東京公演がWOWOWで放送された[注釈 10]

2013年、アクセサリーやオーガニック食品などを扱うネット通信販売「Mes petites choses」[1]をオープン。

2016年、第101回二科展にて「心模様A」(F80号)、「心模様B」(F80号)の2作品が入選。今回で20回目の入選を果たし、芸能人では初めて会友推挙に選出される[73]

2017年、ソロ・デビュー30周年を迎える。それを記念して、秋よりおよそ数年振りとなる全国ツアーの開催・デビュー日にあたる8月31日に2005年にリリースされた『月影』以来、約12年半振りとなるオリジナル・アルバム『』を発売する事も決定した。

2022年、GQ Japanの企画で愛車遍歴を公開。ポルシェを3台乗り継ぎ、人生初のフェラーリF355)を新車で購入。こだわりの内装は特注で、パープル[74]

人物

中島みゆきとの関わり

1988年にリリースしたシングル、「FU-JI-TSU」を皮切りに中島みゆきより多くの詞の提供を受け、それらからヒット作が多く生まれている。なお、中島はこれまでに40人を超える歌手に104作もの曲や詞を提供しているが、工藤への提供作品は2割強にあたる24作(最新作は2021年12月発売の配信シングルの「島より」)を占めており、最多である(これに次ぐのは研ナオコへの15作と、柏原芳恵への4作。詞・曲共に提供した数では研ナオコへの15作が最多)。

ソロデビューした当時、中島みゆきを担当していた渡辺有三ディレクター(ポニーキャニオン所属。当時中島もキャニオン所属だった)が工藤を兼任することになったことと、デビュー前に工藤が渡辺より「中島みゆきと松任谷由実竹内まりやなら誰が一番好き?」と聞かれ、中島みゆきと答えたことから縁が出来たとされる(それ以前より中島の曲に影響されたともいわれている)[80]。工藤自身「中島みゆきさんほど憧れる人はいない」と語っている。工藤が中島と初対面したのは20歳頃で、音楽雑誌に掲載された対談であった。工藤は、そのときの印象を「すっごく華奢な人だなって」「なんか地面から浮いているイメージ」と語っている。

デビューから工藤のバックバンドを務めていたミュージシャンは、ほとんどが中島みゆきのバックバンドを務めており、そして当時工藤の曲のほとんどを作っていた後藤次利も、中島とはかつてバックバンドだけでなく、編曲やプロデューサーとして組んでいたミュージシャン仲間の一人でもあった。

1996年11月7日に発売されたシングル「激情」より、それまで詞のみの提供だった中島が詞だけではなく、曲も提供するようになり、編曲も瀬尾一三が担当している。

2008年には、ソロデビュー20周年記念の締めくくりとして、8月に中島の曲のみをカヴァーしたアルバム『MY PRECIOUS -Shizuka sings songs of Miyuki-』と、11月に新曲シングル『NIGHT WING/雪傘』を発表した。

2015年2月に、後藤次利・中島と実に22年ぶりの楽曲制作をすることになり、中島作詞・後藤作曲の曲を収めたアルバム『My Treasure Best -中島みゆき×後藤次利コレクション-』を発表した。

2021年3月に、前述の「MY PRECIOUS」以来となる中島の楽曲カヴァーアルバム『青い炎』を発表、同年12月には前述の『NIGHT WING/雪傘』以来となる配信シングル『島より』を発表した。

ディスコグラフィ

シングル

 
タイトル
発売日
最高位
C/W曲
備考
1禁断のテレパシー1987.08.311位愛が痛い夜ソロデビュー曲
2Again1987.12.023位IfマキシシングルCDでもリリース
3抱いてくれたらいいのに1988.03.023位夜明けに見送られて
4FU-JI-TSU1988.06.011位夏がくれたミラクル作詞で中島みゆき初起用
5MUGO・ん…色っぽい1988.08.24群衆カネボウ化粧品 '88秋 キャンペーン曲
6恋一夜1988.12.28Non-Stop箱根彫刻の森美術館 イメージ曲
7嵐の素顔1989.05.03永遠の防波堤
8黄砂に吹かれて1989.09.06秋子太陽誘電 CM曲
オリコンで6週連続1位獲得
9くちびるから媚薬1990.01.10セレナーデ
10千流の雫1990.05.09Beautiful Word太陽誘電 CM曲
11私について1990.09.21TEL・・ME作詞は中島みゆき
12ぼやぼやできない1991.01.232位あの坂道
13Please1991.05.151位真夏の蜃気楼通算10作目のオリコン1位
14メタモルフォーゼ1991.10.232位Ri・a・ruCX系 『なんだらまんだら』 主題歌
15めちゃくちゃに
泣いてしまいたい
1992.01.294位流星
16うらはら1992.05.215位20才のシナリオ
17声を聴かせて1992.08.215位南風!!吹く前に…NTV系 『教師夏休み物語』 主題歌
18慟哭1993.02.031位コールCX系月9あの日に帰りたい』 主題歌
19わたしはナイフ1993.06.026位終幕
20あなたしかいないでしょ1993.10.065位ちょっとしたGUILTYここまで作曲は全て後藤次利
21Blue Rose1994.03.188位Door本人作詞のダンサブル・ナンバー
22Jaguar Line1994.07.21naked love
23Ice Rain1994.11.18Partyカラオケ人気の高いバラード
24Moon Water1995.05.1914位Still WaterM-1と2は別詞・別アレンジで曲は同じ
2571995.11.2015位8月…NTV系TVおじゃマンモス ED曲
261996.03.21メロディたかの友梨ビューティークリニック CM曲
271996.06.0526位ルナ -月の女神-M-1・映画 『極道の妻たち 危険な賭け』 主題歌
M-2・映画 『爆走!ムーンエンジェル‐北へ』 主題歌
28激情1996.11.0710位長い髪CX系ドラマ 『ゆずれない夜』 主題歌
中島みゆき作曲は本楽曲が初めて
29Blue Velvet1997.05.288位BreakアニメドラゴンボールGT』 ED曲
30カーマスートラの伝説1997.11.1929位
31雪・月・花1998.02.1823位WishCX系 『金曜エンタテインメント』 テーマ曲
32きらら1998.07.176位in the skyCX系 『神様、もう少しだけ』 挿入歌(M-1・2)
33一瞬1998.11.0629位piece of a starEX系 『やじうまワイド』 挿入歌
34Blue Zone1999.04.0728位ZIGUZAGUトーヨータイヤ CM曲
35深紅の花2000.11.0833位足下を飾る太陽・prayNTV系 『火曜サスペンス劇場』 テーマ曲
YOSHIKI プロデュース
36maple2002.04.2435位宝石箱EX系ドラマ 『九龍で会いましょう』 挿入歌
37Lotus -生まれし花-2005.02.1640位Simpleダイハツ・Tanto CM曲
38心のチカラ2005.04.2760位潤んだハート映画 『映画 ふたりはプリキュア Max Heart』 ED曲
CX系 『F2』 テーマ曲
39Clāvis -鍵-2006.09.0667位Powder snowNTV系 『DRAMA COMPLEX』 挿入歌
8年ぶりに中島みゆきとコラボ
40雨夜の月に2007.05.2344位存在CX系ドラマ 『麗わしき鬼』 主題歌
41NIGHT WING/雪傘2008.11.0575位NTV系『音楽戦士 MUSIC FIGHTER』、2008年11月エンディング・テーマ
42キミがくれたもの2012.10.1750位ガラスの花
バロックパール
アニメ『FAIRY TAIL』ED曲
配信島より2021.12.02--
NHK ラジオ深夜便のうた(21年12月〜22年1月)
43勇者の旗2023.08.0228位孤独なラプソディー
テレビ朝日系連続ドラマ『科捜研の女 season23』
配信香雪蘭〜好きより愛してる〜2023.10.27--
スキマスイッチとのコラボ楽曲[81]
作曲は大橋卓弥、編曲は常田真太郎が担当
大橋はコーラスでも参加。
配信2024.04.02--
アニメ『おじゃる丸』第27シリーズED[82]

企画シングル

 
タイトル
発売日
歌手名義
備考
1A.S.A.P.1997.02.14Little Kiss
石橋貴明 & 工藤静香)
カメリアダイアモンド CM曲
2明石家さんまさんに聞いてみないとネ1999.03.17明石家さんま & 所ジョージ
ゲスト: 工藤静香
CX系『さんまのまんま』ED曲
3心のチカラ〜MOVIE EDIT〜2005.05.25工藤静香
映画 ふたりはプリキュア Max Heart主題歌)
カップリングに「潤んだハート」の代わりに五條真由美歌唱の「希望の涙 〜Tears for tomorrow〜」収録

オリジナル・アルバム

 
タイトル
発売日
最高位
1ミステリアス1988.01.213位
2静香1988.07.211位
3JOY1989.03.15
4カレリア1989.10.042位
5rosette1990.04.041位
6mind Universe1991.03.06
7Trinity1992.03.183位
8Rise me1993.04.01
9Expose1994.09.075位
10Purple1995.08.027位
11doing1996.05.1716位
12DRESS1997.03.1918位
13I'm not1998.04.2919位
14Full of Love1999.06.0238位
15Jewelry Box2002.07.0360位
16月影2005.06.0186位
172017.08.3021位

ベスト・アルバム

  • ミレニアム・ベスト』は、公式ディスコグラフィに記載されているが、元々は工藤本人の意思が反映されていない為、カウントはされていない。
 
タイトル
発売日
最高位
備考
1gradation1988.11.302位1st〜5thシングルA・B面+新曲
2HARVEST1989.12.066th〜8thシングルA・B面+アルバム曲+新曲
3unlimited1990.11.141st〜11thシングルA面(新録有)+新曲
4intimate1991.12.114位6th〜14thシングルA面+新曲
5Best of Ballade "Empathy"1992.11.206位新曲6曲含む初バラード集
6Super Best1993.11.19既発売シングル20曲+新曲、2枚組
7She Best of Best1996.12.168位本人選出アルバム曲+シングル+新曲
8Best of Ballade カレント1998.11.189位英語詞含むバラード集第2弾
9ミレニアム・ベスト2000.03.1525位既発売シングル34曲+関連曲、3枚組
10Shizuka Kudo 20th Anniversary the Best2007.08.29ソロ20th高音質シングル集+新録、2枚組
初回盤はPVとライヴを収録したDVD
1120th Anniversary B-side collection2008.03.0594位高音質2枚組のB面コレクション
初回盤は20周年記念ライヴDVD付
12My Treasure Best -中島みゆき×後藤次利コレクション-2015.02.1822位作詞:中島みゆき、作曲:後藤次利の、既発曲17曲と完全新曲「単・純・愛 vs 本当の嘘」を収録、2枚組
13My Heartful Best -松井五郎コレクション-2016.03.0938位松井五郎作詞の既発曲26曲、未発表曲「Without Your Love」(作詞︰松井五郎、作曲︰後藤次利)および完全新曲「ゆらぎの月」(作詞︰松井五郎、作曲︰松本俊明)の合計28曲を収録。

CDボックス

 
タイトル
発売日
備考
1SHIZUKA KUDO ORIGINAL ALBUM COLLECTION2012.10.30ソロ・デビュー25周年記念。15枚組CDボックス。
ポニーキャニオン既刊のオリジナル・アルバム1〜14・16を、リマスタリングの上で収録。
(オリジナル・アルバムのうち15だけは、ポニーキャニオン以外の会社の発売のために除外)
2愛絵理コンプリートアルバム2018.6.20ソロ・デビュー30周年記念。10枚組CDボックス。
自身がペンネームで作詞した愛絵理名義の楽曲全108曲を収めたコンピレーション集

カバー・アルバム

 
タイトル
発売日
最高位
備考
1昭和の階段 Vol.12002.10.3066位歌謡曲・フォークから終戦直後の曲まで
2MY PRECIOUS
-Shizuka sings songs of Miyuki-
2008.08.2020位膨大な中島みゆきライブラリから厳選
3Deep Breath2019.06.1238位初の洋楽カバー・アルバム
4青い炎2021.03.1023位膨大な中島みゆきライブラリから厳選
5感受 Shizuka Kudo 35th Anniversary self-cover album2022.07.2011位自身初のセルフ・カバーアルバム

トリビュート・アルバム

 
タイトル
発売日
備考
1Shizuka Kudo Tribute2017.12.20ソロ・デビュー30周年特別企画。自身初となるトリビュートミニ・アルバム。
男性声優7名が参加。

非公認作品

 
タイトル
発売日
備考
1EURO 工藤静香2000.09.20ヒット曲をユーロビートにアレンジ
2MYこれ!クション 工藤静香BEST2001.12.05ポニーキャニオン独自の廉価盤ベスト
3My Favorite Songs 〜Original Best〜 2002.10.30ライヴでよく歌われた曲を中心にレコード会社が選曲
「life」は本ボックスのみ収録の楽曲、通販限定のCDボックス
4Myこれ!Lite 工藤静香2010.05.19ポニーキャニオン独自の廉価盤ベスト
4工藤静香 ベストヒット152014.03.27ポニーキャニオン独自の廉価盤ベスト

ライヴ映像作品

 
タイトル
発売日
備考
1工藤静香 静香はじめの一歩1988.11.02渋谷公会堂にて収録
2静香のコンサート'89秋スペシャル1990.02.21東京厚生年金会館にて収録
3静香のコンサート'90春1990.10.21NHKホールにて収録
4静香のコンサート'911991.09.21NHKホールにて収録
5静香のコンサート'92 "声を聴かせて"1992.09.18NHKホールにて収録
6静香のコンサート'93 Rise me1993.10.21東京ベイNKホールにて収録
7工藤静香 '94 Expose Concert tour 19941995.03.17国立代々木競技場第一体育館にて収録
8工藤静香 1997 DRESS CONCERT TOUR1997.07.18NHKホールにて収録
9工藤静香 I'm not Concert Tour 19981998.10.07NHKホールにて収録
10工藤静香 Full of Love Concert Tour 19991999.09.17NHKホールにて収録
11Shizuka Kudo THE LIVE DVD COMPLETE BOX2007.09.19上記10種のライヴ映像をDVD化した作品集
12SHIBUYA-AX (07.8.31) LIVE DIGEST2008.03.05アルバム20th Anniversary B-side collection初回限定生産盤の附録DVD。2007年8月31日に東京・SHIBUYA-AXで行われたライブ「Shizuka Kudo 20th Anniversary the Best」のダイジェスト
13Shizuka Kudo 30th Anniversary Live “凛”2017.12.20
14Shizuka Kudo Acoustic Live Tour 20232023.12.6

ビデオ・クリップ集

 
タイトル
発売日
備考
1female1992.02.05「メタモルフォーゼ」「Again」「ぼやぼやできない」「Please」「めちゃくちゃに泣いてしまいたい」「千流の雫」
2female II1993.07.21「うらはら」「声を聴かせて」「慟哭」「わたしはナイフ」
3female III1994.11.18「あなたしかいないでしょ」「Blue Rose」「Jaguar Line」「naked love」「夢」
4female IV1996.01.05「Ice Rain」「Moon Water」「さぎ草」「7」
5female V1997.06.18「蝶」「優」「激情」「Blue Velvet」「Poison Kiss」
6female VI1999.02.17「カーマスートラの伝説」「雪・月・花」「きらら」「一瞬」「in the sky」
7female I&II2003.07.16femaleシリーズをDVD化
8female III&IV2003.07.16
9female V&VI2003.08.20

工藤静香の曲をカバーした主な歌手

その他

倖田來未鈴木亜美今井絵理子などは、オーディションの曲に工藤静香の曲を歌っている。

出演

NHK紅白歌合戦出場歴

 年度放送回曲目対戦相手備考
11988年第39回MUGO・ん…色っぽい男闘呼組
21989年第40回恋一夜少年隊
31990年第41回くちびるから媚薬チェッカーズ
41991年第42回メタモルフォーゼSMAP
51992年第43回めちゃくちゃに泣いてしまいたいチェッカーズ(2)
61993年第44回慟哭藤井フミヤ
71994年第45回Blue RoseX JAPAN
81998年第49回きらら前川清
92022年第73回35周年SPメドレー[注釈 13]King & Prince娘のCocomiフルート演奏。

映画

テレビドラマ

バラエティ

音楽番組

  • 輝き続ける中島みゆき(2021年3月7日、BSフジ[83]

ラジオ

CM

アニメーション

吹き替え

脚注

注釈

出典

参考文献

外部リンク