西金沢駅

石川県金沢市にあるIRいしかわ鉄道の駅
新西金沢駅から転送)

西金沢駅(にしかなざわえき)は、石川県金沢市西金沢一丁目にある、IRいしかわ鉄道線である。

西金沢駅
にしかなざわ
Nishi-Kanazawa
地図
所在地石川県金沢市
所属事業者IRいしかわ鉄道駅詳細
北陸鉄道駅詳細
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本項目では、当駅東側に隣接する北陸鉄道石川線新西金沢駅(しんにしかなざわえき)についても記載する。

IRいしかわ鉄道 西金沢駅

西金沢駅*
西口(2022年7月)
にしかなざわ
Nishi-Kanazawa
野々市 (2.4 km)
(3.7 km) 金沢
所在地石川県金沢市西金沢1丁目1番地[1]
北緯36度33分11.6秒 東経136度37分16.6秒 / 北緯36.553222度 東経136.621278度 / 36.553222; 136.621278 (西金沢駅*) 東経136度37分16.6秒 / 北緯36.553222度 東経136.621278度 / 36.553222; 136.621278 (西金沢駅*)
所属事業者IRいしかわ鉄道
所属路線IRいしかわ鉄道線
キロ程42.7 km(大聖寺起点)
米原から172.9 km
電報略号ニサ
駅構造地上駅橋上駅
ホーム1面2線
乗車人員
-統計年度-
3,032人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日1912年大正元年)8月1日[2][3]
備考無人駅[4][5]
* 1925年に野々市駅(初代)から改称[3]
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歴史

駅構造

東口(2022年7月)

金沢駅が管理する無人駅[4][5]島式ホーム1面2線[13]を持つ地上駅橋上駅舎を有する。駅舎内に自動券売機が設置されている[14]。かつて駅舎が地上にあった頃は複数の側線を有していたが、2011年の橋上駅化[3]にあわせて留置線を2線残し、ほかは廃止された。廃止された側線の一部は保線訓練施設として再利用されているが架線には給電されていない。これら側線だった用地が残っており跨線橋を兼ねる東西自由連絡通路がその用地をも跨いでいるため、小規模な駅構造(島式ホーム1面2線)の割には跨線橋の空中部分が長い。また、1990年代末までは駅構内にキヨスク駅そばがあったが[要出典]、2021年時点で駅に付帯する商業施設はない。

北陸鉄道石川線とは、線路は常時接続されていないものの、かつては北陸鉄道の車両をJR線を経由して輸送するときに一時的に接続するための用地が確保されていた。この用地は後に北陸新幹線の高架橋脚敷地および駐車場に転用された。

のりば

のりば路線方向行先
1IRいしかわ鉄道線上り福井敦賀方面
2下り金沢富山方面

北陸鉄道 新西金沢駅

新西金沢駅*
駅舎(2022年7月)
しんにしかなざわ
Shin-nishikanazawa
I02 西泉 (1.1 km)
(1.3 km) 押野 I04
所在地石川県金沢市米泉町七丁目23番地[15]
駅番号I03
所属事業者北陸鉄道
所属路線石川線
キロ程2.1 km(野町起点)
駅構造地上駅
ホーム1面2線
乗降人員
-統計年度-
1,107[16]人/日
-2019年-
開業年月日1915年大正4年)6月22日[17][18]
備考* 1925年に新野々市駅から改称[18]
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新西金沢駅(しんにしかなざわえき)は、石川県金沢市米泉町七丁目にある、北陸鉄道石川線の駅である。駅番号I03。前述の西金沢駅に隣接している。

歴史

駅構造

島式ホーム1面2線[13]を有する地上駅である。駅本屋からホームへは構内踏切を経て連絡する。

単線区間の交換可能駅であるが[17]、現行ダイヤ(2023年4月1日改正)においてこの駅で上下列車が行違う本数は上下各7本に限られており[22]、日中の時間帯は、鶴来駅額住宅前駅[23]で行違うダイヤとなっている。また、平日・土曜日の日中の一部時間帯に駅係員が配置されている。

かつては車両整備工場や車庫を併設した石川線の核となる駅であった。工場・車庫が鶴来駅[24]に移転した後も、待機車両用の留置線を2本有している。2駅離れた終点の野町駅が、旅客車両の駐留のみであったことに対して、当駅の留置線は貨物用電気機関車や除雪用機械、現役を退いた予備車両などが留置されていた。

のりば

ホーム路線方向行先備考
北側石川線上り野町方面駅舎およびJR西金沢駅舎側
西側下り鶴来方面 

利用状況

近年の推移は以下のとおり[27][28]

年度別1日平均乗車人員推移[29]
年度JR西日本北陸鉄道[30]
1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
1996年(平成08年)2,686
1997年(平成09年)2,660
1998年(平成10年)2,565
1999年(平成11年)2,473
2000年(平成12年)2,279
2001年(平成13年)2,192
2002年(平成14年)2,221
2003年(平成15年)2,223
2004年(平成16年)2,253
2005年(平成17年)2,222
2006年(平成18年)2,182914
2007年(平成19年)2,193
2008年(平成20年)2,253
2009年(平成21年)2,170
2010年(平成22年)2,270[3]
2011年(平成23年)2,338948[18]
2012年(平成24年)2,398935
2013年(平成25年)2,458973
2014年(平成26年)2,334889
2015年(平成27年)2,628960
2016年(平成28年)2,7771,066
2017年(平成29年)2,9101,107
2018年(平成30年)2,9921,107
2019年(令和元年)3,0321,107[31]

駅周辺

JRの駅名は伝統的な地域名称などではなく都市名に方角を冠したのみだが、付近には「西金沢」の町名もある。地域は西金(にしかね)と通称されることが多く、付近のバス停のうちいくつかは「西金○丁目」と命名されている。なお、JR駅の所在地は西金沢1丁目1番地である。

JR西金沢駅東口前を通る石川県道195号倉部金沢線沿いには「西金プリンスロード商店街」(1986年、現在の天皇徳仁皇太子時代に西金沢駅から自動車で通りを通過したのが由来)[32]と称する小規模な商店街が形成され、金融機関のほかコンビニエンスストアなども立地している。また、周辺にはJR西金沢駅東口側(北陸鉄道新西金沢駅側)に加賀製紙金沢製粉、JR西金沢駅西口側に凍り豆腐を全国に出荷する羽二重豆腐の本社・工場がある。

東口前および西口ロータリーにはタクシー乗場が設置されている。

バス路線

東口の石川線の踏切近隣に北鉄金沢バス西金沢線鳴和増泉線の「西金沢」バス停がある。

また、駅西広場に北鉄金沢バス上荒屋線の「西金沢駅西口」バス停がある。

隣の駅

IRいしかわ鉄道
IRいしかわ鉄道線
野々市駅 - 西金沢駅 - 金沢駅
北陸鉄道
石川線
西泉駅 (I02) - 新西金沢駅 (I03) - 押野駅 (I04)

脚注

参考文献

  • 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第6巻 加賀温泉駅 - 富山エリア』講談社、2010年9月20日。ISBN 978-4-06-270066-5 
  • 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄 28 えちぜん鉄道 福井鉄道・北陸鉄道・のと鉄道』朝日新聞出版、2011年10月2日。 
  • 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年1月19日。ISBN 978-4-7770-1336-4 
  • 土屋武之・村上悠太「新幹線を迎える石川県に根付く 北陸鉄道の今昔物語」『鉄道ジャーナル』568号、鉄道ジャーナル社、2014年2月、58 - 65頁。 

関連項目

外部リンク