日本のナンバープレート一覧

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日本のナンバープレート一覧(にほんのナンバープレートいちらん)では、日本におけるナンバープレートの種類について説明する。ご当地ナンバーについても併記しているが、ご当地ナンバー自体についてはご当地ナンバーを参照。また自治体が発行するデザインナンバープレートも参照。

概要

道路運送車両法により、ナンバープレートは、使用の本拠(住所地や車庫など)を管轄する運輸支局・自動車検査登録事務所で登録しなければならない[要出典]

また、異なる管轄地域に使用の本拠を移転した場合は、ナンバープレートを変更しなければならない[1](ただし、市町村合併で管轄の運輸支局・自動車検査登録事務所が変更された場合に限り、他の市町村に使用の本拠を移転しなければナンバープレートを変更する必要はない[2])。引越し等で使用の本拠が移転した際にナンバープレートの変更を行っていない例が多く見られるが、これは道路運送車両法違反となり、罰金刑の対象となる他リコールの際の案内が受けられないなどの不利益を被る可能性があるので注意が必要である[3]

日本のナンバープレート一覧

※ 地名表示が黄地*のものはご当地ナンバーである。
都道府県の

番号

都道府県名地名表示の

番号

地名表示陸事分野の運輸支局
自動車検査登録事務所名
所在地名旧表示自動車登録台数
(2019年11月末現在)[4]
分類番号2桁時代の事業用2ナンバー(大板)車のひらがな
1北海道1札幌北海道運輸局札幌運輸支局本庁舎札幌市東区 1,736,203
2函館函館運輸支局本庁舎函館市319,732
3旭川旭川運輸支局本庁舎旭川市502,465
4室蘭室蘭運輸支局本庁舎室蘭市385,872
5苫小牧*
6釧路釧路運輸支局本庁舎釧路市276,245
7知床*
8帯広帯広運輸支局本庁舎帯広市326,556
9北見北見運輸支局本庁舎北見市258,726
10知床*
2青森県1青森東北運輸局青森運輸支局本庁舎青森市1,014,187
2弘前*
3八戸八戸自動車検査登録事務所八戸市
3岩手県1岩手岩手運輸支局本庁舎紫波郡矢巾町1,039,537
2盛岡*
3平泉*
4宮城県1宮城宮城運輸支局本庁舎仙台市宮城野区1,715,640
2仙台*
5秋田県1秋田秋田運輸支局本庁舎秋田市814,789
6山形県1山形山形運輸支局本庁舎山形市939,464
2庄内庄内自動車検査登録事務所東田川郡三川町
7福島県1福島福島運輸支局本庁舎福島市1,669,315
2会津*
3郡山*
4白河*
5いわき[注 1]いわき自動車検査登録事務所いわき市
8茨城県1水戸関東運輸局茨城運輸支局本庁舎水戸市茨城、茨2,634,471
2土浦土浦自動車検査登録事務所土浦市
3つくば*
9栃木県1宇都宮栃木運輸支局本庁舎宇都宮市栃木、栃1,747,279(栃木):う
2那須*
3とちぎ佐野自動車検査登録事務所佐野市
10群馬県1群馬群馬運輸支局本庁舎前橋市1,812,710
2前橋*
3高崎*
11埼玉県1大宮埼玉運輸支局本庁舎さいたま市西区埼玉、埼4,157,343
2川口*
3所沢所沢自動車検査登録事務所所沢市
4川越*
5熊谷熊谷自動車検査登録事務所熊谷市
6春日部春日部自動車検査登録事務所春日部市
7越谷*
12千葉県1千葉千葉運輸支局本庁舎千葉市美浜区3,681,648
2成田*
3習志野習志野自動車検査登録事務所船橋市
4市川*
5船橋*
6袖ヶ浦袖ヶ浦自動車検査登録事務所袖ケ浦市
7市原*
8野田野田自動車検査登録事務所野田市
9* [注 2]
10松戸*
13東京都1品川東京運輸支局本庁舎品川区品、東
地名なし
4,421,840
2世田谷*
3練馬練馬自動車検査登録事務所練馬区
4杉並*
5板橋*
6足立足立自動車検査登録事務所足立区
7江東*
8葛飾*
9八王子八王子自動車検査登録事務所八王子市
10多摩多摩自動車検査登録事務所国立市
14神奈川県1横浜神奈川運輸支局本庁舎横浜市都筑区4,029,568
2川崎川崎自動車検査登録事務所川崎市川崎区
3湘南湘南自動車検査登録事務所平塚市
4相模相模自動車検査登録事務所愛甲郡愛川町
15山梨県1山梨山梨運輸支局本庁舎笛吹市766,596
2富士山*
16新潟県1新潟北陸信越運輸局新潟運輸支局本庁舎新潟市中央区1,854,909
2長岡長岡自動車検査登録事務所長岡市
3上越*
17長野県1長野長野運輸支局本庁舎長野市1,920,782
2松本松本自動車検査登録事務所松本市
3諏訪*
18富山県1富山富山運輸支局本庁舎富山市906,454
19石川県1石川石川運輸支局本庁舎金沢市920,210
2金沢*
20福井県1福井中部運輸局福井運輸支局本庁舎福井市672,810
21岐阜県1岐阜岐阜運輸支局本庁舎岐阜市1,697,041
2飛騨飛騨自動車検査登録事務所高山市
22静岡県1静岡静岡運輸支局本庁舎静岡市駿河区2,910,907
2浜松浜松自動車検査登録事務所浜松市中央区
3沼津沼津自動車検査登録事務所沼津市
4伊豆*
5富士山*
23愛知県1名古屋愛知運輸支局本庁舎名古屋市中川区5,317,616
2豊橋豊橋自動車検査登録事務所豊橋市
3三河西三河自動車検査登録事務所豊田市
4岡崎*
5豊田*
6尾張小牧[注 3]小牧自動車検査登録事務所小牧市
7一宮*
8春日井*
24三重県1三重三重運輸支局本庁舎津市1,531,736
2鈴鹿*
3四日市*
4伊勢志摩*
25滋賀県1滋賀近畿運輸局滋賀運輸支局本庁舎守山市1,048,760
26京都府1京都京都運輸支局本庁舎京都市伏見区1,345,143
27大阪府1なにわ大阪運輸支局なにわ自動車検査登録事務所大阪市住之江区3,805,615
2大阪本庁舎寝屋川市
3和泉和泉自動車検査登録事務所和泉市
4*
28奈良県1奈良奈良運輸支局本庁舎大和郡山市840,732
2飛鳥*
29和歌山県1和歌山和歌山運輸支局本庁舎和歌山市762,143
30兵庫県1神戸神戸運輸監理部兵庫陸運部神戸市東灘区3,054,345
2姫路姫路自動車検査登録事務所姫路市
31鳥取県1鳥取中国運輸局鳥取運輸支局本庁舎鳥取市470,260
32島根県1島根島根運輸支局本庁舎松江市558,350
2出雲*
33岡山県1岡山岡山運輸支局本庁舎岡山市北区1,557,208
2倉敷*
34広島県1広島広島運輸支局本庁舎広島市西区1,921,586
2福山福山自動車検査登録事務所福山市
35山口県1山口山口運輸支局本庁舎山口市1,079,960
2下関*
36徳島県1徳島四国運輸局徳島運輸支局応神町庁舎徳島市624,615
37香川県1香川香川運輸支局本庁舎高松市796,012
2高松*
38愛媛県1愛媛愛媛運輸支局本庁舎松山市1,031,690
39高知県1高知高知運輸支局大津庁舎高知市568,347
40福岡県1福岡九州運輸局福岡運輸支局本庁舎福岡市東区3,426,114
2北九州北九州自動車検査登録事務所北九州市小倉南区
3久留米久留米自動車検査登録事務所久留米市
4筑豊筑豊自動車検査登録事務所飯塚市
41佐賀県1佐賀佐賀運輸支局本庁舎佐賀市687,421
42長崎県1長崎長崎運輸支局東長崎庁舎長崎市963,694
2厳原自動車検査登録事務所対馬市
3佐世保佐世保自動車検査登録事務所佐世保市
43熊本県1熊本熊本運輸支局本庁舎熊本市東区1,404,082
44大分県1大分大分運輸支局本庁舎大分市932,526
45宮崎県1宮崎宮崎運輸支局本庁舎宮崎市958,225
46鹿児島県1鹿児島鹿児島運輸支局谷山港庁舎鹿児島市鹿1,370,001
2奄美*奄美自動車検査登録事務所奄美市(鹿児島(大島)):く
47沖縄県1沖縄沖縄総合事務局運輸部陸運事務所浦添市沖繩、沖1,178,365
2宮古運輸事務所宮古島市
3八重山運輸事務所石垣市

地名該当範囲

[5]

命名法

字数が最も多いのは「尾張小牧」「伊勢志摩」の4文字である。「尾張小牧」については、本来なら愛知県尾張地方(名古屋市以外)の陸運事務所の所在地である「小牧」になるはずだったが、人口規模などから愛知県尾張地方において代表的都市を自称する周辺市町村(一宮市春日井市など)の反発があり、結局「尾張」+「小牧」となった。書体によっては「尾張」の文字の方が「小牧」の文字より大きいナンバープレートもある。なお、一宮市は2006年平成18年)10月10日を以てご当地ナンバー「一宮」の発行を開始、春日井市も2014年(平成26年)11月17日を以てご当地ナンバー「春日井」の発行を開始したことにより、尾張小牧ナンバーの発行グループから離脱した。

東京都では、1962年昭和37年)2月14日まで地名表示が無かった(1961年(昭和36年)3月 - 1962年(昭和37年)8月15日まで、軽自動車と二輪車に「東」が使われたことがある)。

島根県では、1963年(昭和38年)10月14日まで「嶋」が使われていた(鳥取県で「鳥」が使われており、文字が似ていることから、「島」の代わりに「嶋」とした)が、同年10月15日に「島根」に変更されている。

「茨城」(1975年(昭和50年)1月 - 1978年(昭和53年)5月)・「埼玉」(1975年(昭和50年)1月 - 同年3月20日)は、総排気量360cc超550cc以下の軽自動車(黄ナンバー・黒ナンバー)のみに使われていた。

沖縄県では、本土復帰の1972年(昭和47年)5月15日から1987年(昭和62年)12月までの間、軽自動車のナンバーには旧字体の「沖繩」が使用されていた。

帯広のかつての表示である「帯」については、当初は旧字体の「帶」だった。

なにわナンバーについては1983年(昭和58年)に新陸運事務所が開設され交付開始となったが、当初は所在地(大阪市住之江区)の「住之江」の予定であった(「大阪」が既存のため)。しかし、大阪市民の要望、および事務所の名称が「大阪陸運事務所なにわ支所(現・大阪運輸支局なにわ自動車検査登録事務所)」であることから「なにわ」となった。

大分󠄁ナンバーについては1999年(平成11年)5月13日までは旧書体(「分󠄁」の字の「八」の部分が「へ」の字のようにくっついていた)を使っていたが、同年5月14日に書体が変更されている。

愛媛ナンバーについては「愛」、「媛」の両字を2003年(平成15年)11月7日までは略字で使っていたが、同年11月10日に書体が変更されている。

地名の書体については、地域ごとに異なる場合がある。平仮名でも異なっていることがある。

  • たとえば、「帯広」の「広」と「広島」の「広」の書体は違いが見られる。
  • 「佐賀」の「賀」と「滋賀」の「賀」の書体も違いが見られる。
  • 「岡山」の「岡」の書体は他の「福岡」「岡崎」「長岡」「静岡」「盛岡」とも異なる。
  • 「宮崎」の「宮」の書体も他の「宮城」「大宮」とも異なる。
  • 「山梨」の「山」の書体も他の「山形」「山口」などとも異なる。
  • 「沖縄」の字は他の地名よりも太く角ばった書体になっている。

現在でも旧字体や表外漢字字体が表示されているのもある。

  • たとえば、「飛騨」の「騨」の字は表外漢字字体の「驒」(「馬」+「單」)の書体である。

地名の書体については普通の書体とは異なる文字もある。

  • 「山形」の「形」は「彡」の部分を「三」に変えた文字。

「習志野」ナンバーについては、千葉県習志野市から来ているものではない。習志野ナンバーの管轄を行う事務局は船橋市習志野台に設置されており、本来であれば船橋ナンバーとなるが、習志野原という地名が明治天皇が命名した由緒正しい地名であることから習志野というナンバーが制定された。なお「船橋」ナンバーは2020年令和2年)度からご当地ナンバーとして採用されている。

市町村合併による登録地域の変更

市町村合併に伴い、登録地域が変更される場合がある。ただし変更前に登録した場合、他の市町村に自動車の使用の本拠を移転しなければ、越県合併を除いて変更の必要はない[注 4]

脚注

注釈

出典

外部リンク