糸島中継局

糸島中継局(いとしまちゅうけいきょく)は、福岡県糸島市志摩御床にあるテレビジョン放送とFMラジオ放送の中継局。

概要

福岡タワーからの電波が届きにくい糸島市の一部地域をカバーしている。ただしFMラジオ放送は周波数帯の関係で福岡タワーからの電波がよく飛ぶので、親局をやや内陸部に設けているエフエム福岡、送信施設を福岡タワーに置かなかったRKBラジオKBCラジオがそれぞれ中継局を設けている。

デジタルテレビジョンの受信点と送信点は同じではなく山頂東側で受信した電波を山頂西側から送信している。

デジタルテレビジョン放送は、福岡タワーと送信チャンネルを合わせているほか、出力も近隣中継局の統廃合を兼ね、アナログ映像空中線電力300Wに相当する、30W級とした。

所在地は、福岡県糸島市志摩御床字鷲尾943番地3(可也山)。

沿革

デジタルテレビジョン放送

ID放送局名物理ch空中線電力ERP放送対象地域放送区域内世帯数本放送開始日Gガイド局名表記
(×はマルチ放送の番号)
ワンセグ局名表記
1KBC九州朝日放送31ch30W210W福岡県約4万世帯2007年9月1日KBCテレビ×KBCテレビ
2NHK福岡教育22ch190W全国NHKEテレ×福岡NHK携帯2
3NHK福岡総合28ch福岡県西部NHK総合×・福岡NHK携帯G・福岡
4RKB毎日放送30ch185W福岡県RKB毎日放送×RKB毎日放送携帯
5FBS福岡放送32ch190WFBS福岡放送×FBS福岡放送携帯
7TVQ九州放送26chTVQ九州放送×TVQ九州放送携帯
8TNCテレビ西日本34ch185Wテレビ西日本×テレビ西日本
  • 偏波面は全て垂直。
  • 放送エリアは、糸島市福岡市西区の各一部
  • Gガイド局名表記については、法令に基づき電波に重畳することが義務付けられている局名IDに対応しているもので、表記は各放送局が決めている。
  • 「NHK携帯2」については2009年平成21年)9月28日に全国で統一される前は「NHK携帯E・福岡」であった。
  • 2007年(平成19年)7月30日予備免許交付、7月31日4時頃から試験放送開始、9月1日から本放送開始。

アナログテレビジョン放送

全局2011年平成23年)7月24日で廃局

ch放送局名空中線電力
(映像/音声)
ERP
(映像/音声)
放送対象地域放送区域内世帯数
39FBS福岡放送30W/7.5W145W/36W福岡県-世帯
45(33)TNCテレビ西日本130W/33W
49(29)RKB毎日放送
51(31)KBC九州朝日放送125W/32W
53(43)NHK福岡総合120W/30W福岡県西部
55(41)NHK福岡教育全国
61(25)TVQ九州放送125W/31W福岡県
  • 偏波面は全局垂直。
  • (ch)は、いわゆる「アナ・アナ変換」が実施される前のチャンネル。
    • TNCとTVQ分は九千部山を新親局としたNHK佐賀総合・教育が使用。
    • NHK福岡総合・教育は近隣の早良デジタル中継局が使用。
    • KBCは結局デジタル放送で旧チャンネルを“回収”した。
    • RKB分はTNC久留米・大牟田デジタル中継局が使用。
    • FBSのみ変更が無かった。

FMラジオ

周波数
MHz
放送局名中継局名空中線電力ERP放送対象地域放送区域内世帯数偏波面
81.3エフエム福岡糸島超短波中継放送局10W8W福岡県-世帯水平
93.0[6]九州朝日放送[6]KBC糸島FM[6]100W[6][7]160W[6][7]144,006世帯[6][7]-
94.6[7]RKB毎日放送[7]RKB糸島FM[7]
  • 所在地:同じ可也山頂だが福岡県糸島市志摩小富士字餅田2162番地2号(エフエム福岡)

脚注・出典

関連項目