関西空港駅
関西空港駅(かんさいくうこうえき)は、大阪府泉南郡田尻町泉州空港中にある、南海電気鉄道(南海)・西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である。駅番号は南海がNK32、JR西日本がJR-S47[4]。
関西空港駅 | |
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JRと南海の改札口(2010年1月) | |
かんさいくうこう KANSAI-AIRPORT[* 1] Kansai-airport[* 2] | |
所在地 | 大阪府泉南郡田尻町泉州空港中1 北緯34度26分9.28秒 東経135度14分36.57秒 / 北緯34.4359111度 東経135.2434917度 東経135度14分36.57秒 / 北緯34.4359111度 東経135.2434917度 |
所属事業者 | 南海電気鉄道 西日本旅客鉄道(JR西日本) (新関西国際空港) |
電報略号 | クコ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 各1面2線(計2面4線)[1] |
乗車人員 -統計年度- | (JR西日本)3,821人/日(降車客含まず) -2021年- |
乗降人員 -統計年次- | (南海電鉄)9,336人/日 -2020年[利用客数 1]- |
開業年月日 | 1994年(平成6年)6月15日[2][3] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■南海空港線 |
駅番号 | NK 32 |
キロ程 | 8.8 km(泉佐野起点) 難波から42.8 km |
◄NK31 りんくうタウン (6.9 km) | |
所属路線 | S 関西空港線(JR西日本) |
駅番号 | JR-S47[4] |
キロ程 | 11.1 km(日根野起点) 天王寺から46.0 km |
◄JR-S46 りんくうタウン (6.9 km) | |
備考 | 共同使用駅(2社共同管理) 改札口は両社個別に設置 両社とも直営駅(管理駅) JR西日本はみどりの窓口有 |
概要
大阪の空の玄関口、関西国際空港へのアクセス駅として、鉄道ターミナル駅の機能をもっており、第1回近畿の駅百選に選定されている。当駅は空港の第1ターミナルビルに直結しており、第2ターミナルビルへは無料の連絡バスを介してのアクセスとなる。
南海の空港線とJR西日本の関西空港線が乗り入れている[6][7]。両路線はりんくうタウン駅から当駅まで施設を共用しており、ともに当駅を終着駅としている。ただし、りんくうタウン駅から当駅までの区間においては、南海・JR西日本とも線路を保有しない第二種鉄道事業者となっており、線路を保有している第三種鉄道事業者は新関西国際空港である。
当駅は両社が共同管理する共同使用駅であり、駅業務は両社共同で行っている上、両社ともに駅長を置いている[7]。相鉄・東急の新横浜駅と同様、1つの駅を2社で共同管理する数少ない事例の駅でもある。
りんくうタウン駅 - 当駅間は特定運賃が適用されており、南海・JR西日本ともに大人370円・小児180円である[注釈 1]。両社で改札口を共用しているりんくうタウン駅とは違い、当駅の改札口は両社で別となっているが、普通乗車券ではりんくうタウン駅→当駅の利用に限りどちらの改札口でも出場できる。交通系ICカードは南海・JR西日本ともにPiTaPaとICOCAのほか、その他の交通系ICカード全国相互利用サービス対応のカードも利用できる。
南海の駅は当駅のみの単駅管理である。南海線のホームでは、発着時にブザー音が鳴るようになっている。南海では、自社株主に配布される株主優待乗車証(定期券式を含む)は当駅に限り利用できないことになっている[8]。訪日外国人旅行者向けのイメージキャラクターラピートルジャー像が、コンコースに設置されている。
JR西日本の駅は直営駅であり、管理駅として東佐野駅・熊取駅・日根野駅・りんくうタウン駅の4駅を管轄している。JR線ホームでは、かつて京都駅でも使用されていた冒頭メロディに「はるか」発着時では接近メロディ・発車メロディが流れ、それ以外の電車の発着時はシンセサイザー音(かつて北陸本線主要駅で到着合図として使われていた)による合図が行われる。事務管コードは▲622602である[要出典]。
歴史
駅構造
南海・JRともに、島式ホーム1面2線[1]を有する地上駅で、橋上駅舎を有する。引き上げ線が2線ある[1]。のりばの番号は両社で通しになっており、南海は1・2番のりば[1][7]、JRは3・4番のりばを使用している[1][7]。しかし、2階にある改札口およびコンコースは両社で完全に分けられている。駅舎は関西空港ターミナルビルおよびエアロプラザとペデストリアンデッキで直結している。
のりば
のりば | 路線 | 行先 | 車種 |
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南海のりば | |||
1・2 | 空港線 | なんば方面[20] | 特急ラピート(主に2番線) 空港急行・普通 |
JR線のりば | |||
3 | S 関西空港線 | 日根野・天王寺・大阪方面[21] | 関空快速・直通快速・シャトル |
4 | 大阪・新大阪・京都方面[21] | 関空特急はるか・関空快速 |
- ホーム(2007年9月)
- 関西空港線ホーム(2014年6月)
- 南海線プラットホームの特急ラピート
配線図
← 阪和線 天王寺方面 ← 南海本線 難波方面 | → 阪和線 和歌山方面 → 南海本線 和歌山市方面 | |
凡例 出典:[22] |
利用状況
開業後の1日平均乗車・乗降人員の推移は以下の通りである。
年度[注釈 2] 年次[注釈 3] | 南海電気鉄道 | JR西日本 | 出典 | ||
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1日平均 乗降人員 | 1日平均 乗車人員 | 順位 | 1日平均 乗車人員 | ||
1994年(平成 | 6年)23,477 | 10,425 | - | 7,861 | [大阪府統計 1] |
1995年(平成 | 7年)25,054 | 11,961 | - | 13,004 | [大阪府統計 2] |
1996年(平成 | 8年)20,883 | 10,909 | - | 12,936 | [大阪府統計 3] |
1997年(平成 | 9年)21,331 | 10,209 | - | 12,228 | [大阪府統計 4] |
1998年(平成10年) | 19,925 | 9,600 | - | 11,522 | [大阪府統計 5] |
1999年(平成11年) | 19,148 | 9,225 | - | 11,168 | [大阪府統計 6] |
2000年(平成12年) | 18,810 | 9,075 | - | 11,021 | [大阪府統計 7] |
2001年(平成13年) | 18,285 | 8,835 | - | 10,458 | [大阪府統計 8] |
2002年(平成14年) | 16,893 | 8,157 | - | 9,674 | [大阪府統計 9] |
2003年(平成15年) | 15,301 | 7,303 | - | 8,289 | [大阪府統計 10] |
2004年(平成16年) | 15,070 | 7,192 | - | 8,696 | [大阪府統計 11] |
2005年(平成17年) | 15,429 | 7,342 | - | 8,922 | [大阪府統計 12] |
2006年(平成18年) | 16,075 | 7,699 | - | 9,163 | [大阪府統計 13] |
2007年(平成19年) | 16,801 | 8,052 | - | 9,139 | [大阪府統計 14] |
2008年(平成20年) | 16,379 | 7,830 | - | 8,574 | [大阪府統計 15] |
2009年(平成21年) | 15,265 | 7,283 | - | 7,753 | [大阪府統計 16] |
2010年(平成22年) | 15,465 | 8,076 | - | 7,694 | [大阪府統計 17] |
2011年(平成23年) | 15,186 | 7,285 | 20位 | 7,578 | [大阪府統計 18] |
2012年(平成24年) | 17,936 | 8,628 | 18位 | 8,524 | [大阪府統計 19] |
2013年(平成25年) | 19,983 | 9,620 | 16位 | 9,065 | [大阪府統計 20] |
2014年(平成26年) | 22,157 | 10,741 | 14位 | 9,934 | [大阪府統計 21] |
2015年(平成27年) | 27,092 | 13,139 | 11位 | 12,617 | [大阪府統計 22] |
2016年(平成28年) | 30,598 | 15,299 | 9位 | 14,119 | [大阪府統計 23] |
2017年(平成29年) | 34,460 | 16,688 | 7位 | 14,295 | [大阪府統計 24] |
2018年(平成30年) | 35,390 | 17,333 | 7位 | 14,537 | [大阪府統計 25] |
2019年(令和元年) | 35,078 | 16,698 | 7位 | 14,360 | [大阪府統計 26] |
駅周辺
バス路線
いずれも南海バス空港営業所が担当。
事業者 | 路線名 | 系統・行先 |
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南海バス | 国際貨物地区線 | 501系統(旧3系統):給油地区(直行) 502系統(旧2系統):国際貨物地区(循環) 502C系統(旧特1系統):貨物合同庁舎前 520G系統(旧2-0系統):国際貨物上屋G棟前(フェデックス前) 520G系統(旧2-3系統):国際貨物上屋G棟前(フェデックス前)・国際貨物地区(循環) 521系統(旧1系統)・521G系統(旧2-1系統):給油地区 |
国内貨物地区線 | 504系統(旧4系統):関空展望ホール・国内貨物代理店ビル前(循環) HT系統:関空展望ホール | |
ポートターミナル線 | PT1系統(旧5系統):ポートターミナル PT2系統(旧6系統):ポートターミナル(直行) | |
第2旅客ターミナル線 | T1・2系統(旧7系統):エアロプラザ |
隣の駅
脚注
記事本文
注釈
出典
利用状況
- 私鉄の統計データ
- 大阪府統計年鑑
参考文献
- 『都市鉄道完全ガイド 関西JR編 2021-2022年版』双葉社、2021年6月22日。ISBN 978-4-575-45881-7。
関連項目
- 当駅と同じく空港島内にある駅
外部リンク
- 関西空港駅 - 南海電気鉄道
- 関西空港駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道