Linuxカーネル

Unix系オペレーティングシステムであるLinuxのカーネル

Linuxカーネルは、Unix系オペレーティングシステムであるLinuxカーネルリーナス・トーバルズによって開発が開始された。ライセンスにGPL(バージョン2)を採用する自由なソフトウェアである。

Linux
Tux
Linuxカーネルの起動画面(バージョン 3.0.0)
作者リーナス・トーバルズ
開発元リーナス・トーバルズ, および多数のコミュニティーメンバー
初版1991年9月17日 (32年前) (1991-09-17)
最新版6.8.8[1] ウィキデータを編集 - 2024年4月27日 (2日前) [±]
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C言語アセンブリ言語[2]Rust[3]
対応OSLinux
種別カーネル (モノリシックカーネル)
ライセンスGNU General Public License v2
公式サイトwww.kernel.org
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通常、Linuxカーネルと言えばリーナスが管理・公開している公式版(メインライン・カーネル)を指すが、Linuxディストリビューションで使用されているカーネルは、バージョンが古かったり、ベンダーが独自の改造を施してあることが多い。例えば、Androidで使用されているカーネルもそのひとつである。このような非公式のカーネルは、ベンダー側が対応すべきとしているため、Linux Kernel Mailing Listなどでは基本的に対応対象外となっている。

開発の初期には、MINIXを参考としており、影響を受けてもいるが、MINIXのコードは使用せず、ゼロから書かれた(IBM PC端末エミュレータとして動かすためのコードから成長させたものと言われている)。

GPLを採用したことがLinuxを共有の物として開発することを推進させた、とされている。[要出典]また、Linuxの開発とインターネットの発展が時期的に一致したことも、Linuxの開発コミュニティ形成に寄与した。

また、開発に際して、よりオープンな開発体制をとり、現在バザール方式と呼ばれている、誰でもLinux Kernel Mailing Listへのバグ報告や修正、機能拡張パッチを公開でき、その中から最終的にリーナスと彼が任命したメインテナーがコーディネータとなって、公式版のLinuxカーネルの質を保っている。

対応アーキテクチャ

Ubiquity of the Linux kernel

Linuxカーネルは各種命令セット (ISA) に対応している。各アーキテクチャで共有されているコードが多いため、CPUに依存した部分を変更すれば移植できるようになっている。

公式サポート

バージョン5.11.11(2021年3月30日)時点。括弧書きはarchディレクトリ内の名称。

サポート終了

バージョン2.6.26まで
  • Sun-4
バージョン3.4まで
  • SPARCstation/SPARCserver series
バージョン3.7まで
バージョン4.11まで
バージョン4.16まで
バージョン5.9まで

出典

関連項目

外部リンク