AMD Radeon

AMDのGPUのブランド
RADEONから転送)

Radeon(レイディオン[1])は、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ (AMD) が設計および開発している Graphics Processing Unit (GPU) のブランド名である。2000年にATI Technologiesより発表され、2006年にATIがAMDに買収された後も「ATI Radeon」ブランドとして存続していたが、2010年にAMDブランドへ統合され「AMD Radeon」となった。

Radeon
開発者ATI Technologies / AMD
販売開始2000年4月1日
(24年前)
 (2000-04-01)
種類Graphics Processing Unit

呼称について、英語での発音に近い「レイディオン」のほか、日本では一般的に発表当初から用いられた「ラディオン」[2][3]、俗称でローマ字読みをして「ラデオン」とも発音される[1][4]

歴史・概要

ATI RADEON 9700 Pro
ATI Rage128 GL

RadeonはATI Technologiesのビデオチップ「Rage」シリーズの後継製品で、当時性能面で先んじていたNVIDIA社のGeForceシリーズの対抗製品として登場。しばらくは苦戦が続いたが、Radeon 8500で並び、そしてRadeon 9700 Proで一歩抜きん出た。一時は奪われたシェアを取り戻した以降も、より高速な PCI Express バスの採用やマルチGPU環境を実現するCrossFireなど技術向上に余念がなく、同じく性能向上のめざましいNVIDIAのGeForceシリーズとは互いに抜きつ抜かれつの競争を繰り広げている。

対応する主なリアルタイム3DグラフィックスAPIはMicrosoft DirectX (Direct3D) とOpenGLだが、Graphics Core Next (GCN) 世代のRadeonではMantleと呼ばれるAMD独自のローレベルAPIにも対応している[5]。なお、主にDirectXに最適化されているRadeonに対して、OpenGLに最適化された業務用途・HPC向けのAMD FirePro / AMD Radeon Pro / AMD Radeon Instinctシリーズ製品も存在する。

PlayStation 4Xbox Oneに搭載されているAMD APUには、GCNアーキテクチャのRadeonベースGPUが搭載されている[6][7]

一方で、主に3Dグラフィックスのためのものだったシェーダー機能を動画再生の支援に転用する技術の開発にも注力している。マイクロソフトDirectX Video Acceleration (DXVA) にも対応し、メディアプレーヤーソフトとの連携により高画質・高品質な DVD (MPEG-2) やDivXWindows Media Video などの動画を再生する際の CPU の負担を大幅に軽減させた。UVDAVIVO はこうした技術をさらに発展させたものである。Catalyst Omega (14.12) ドライバーからはVAAPI英語版にも対応している[8]

またDirectX 11 (DirectCompute) や、OpenCLに対応している製品は、AMD Streamテクノロジーを基盤として汎用演算用途(GPGPU)に利用することもできる。

モバイル用途には省電力技術を搭載し消費電力を低減した「Mobility Radeon」がある。チップセットの開発も進められており、「Radeon IGP」や「RADEON XPRESS」にはRadeonのグラフィックス・コアが統合されている。これらチップセットシリーズはATIがAMDに買収されたことをきっかけに、Radeonの名は冠さなくなった。

Radeonを採用したビデオカードは多くのメーカーから販売されている。テレビチューナを搭載し、ビデオキャプチャ機能を備えた製品が「ALL-IN-WONDER」である。

伝統的に大手PCメーカーへの大量供給に強く、メーカー製PCにおいて幅広いシェアを築いている。主に、AppleASUSDELLMSINECSONYエイサー (Gateway)、エプソンダイレクトヒューレット・パッカード富士通レノボ製のデスクトップパソコン、ノートパソコンにおいてRadeonを採用したビデオカードが搭載されている。

GPUの半導体製造はファウンドリ企業へ発注しており、台湾を拠点とするTSMC[9]UMCが担っている。また、AMDの半導体製造部門が独立したGLOBALFOUNDRIESにも発注しているとされる[10]

2006年にATIがAMDに買収された後も、しばらくの間はATIブランドが使用されており、Radeon製品もATI Radeonとして販売されていたが、2010年10月発売のRadeon HD 6800シリーズからATIブランドが廃止され、AMDに統一された[11]

デバイスドライバおよびユーティリティ群は「AMD Catalyst」という名称で提供されている。2015年11月以降はCatalystの後継として「Radeon Software」 がリリースされた。2022年3月以降はRadeon Softwareの後継として「AMD Software」が提供されており[12]、2022年6月以降はゲーム向けに最適化された「Adrenalin Edition」の他にクリエイティブアプリケーション向けに最適化された「PRO Edition」が選択できる[13]

  • Windows 10に搭載されるDirectX 12に関しては、すべてのGCNアーキテクチャにおいてAPIレベルでサポートする[14]が、機能レベル (Feature Level) 12_0を満たすのはGCN第2世代 (GCN 1.1) 以降となり、GCN第1世代 (GCN 1.0) では機能レベル (Feature Level) 11_1までのサポートとなる。詳しくはen:Direct3Dおよびen:Feature levels in Direct3Dを参照のこと。
  • Vulkanに関しては、GCN第1世代 (GCN 1.0) 以降はRadeon Software Adrenalin 20.1.2以降でVulkan 1.2に[15][16]、GCN第4世代 (GCN 1.3) 以降はRadeon Software Adrenalin 22.1.2以降でVulkan 1.3に対応する[17]
  • OpenGLに関しては、TeraScaleアーキテクチャはCatalyst 10.6以降でOpenGL 3.3に[18]、TeraScale 2アーキテクチャはCatalyst 14.4以降でOpenGL 4.4に[19]、GCN第1世代 (GCN 1.0) 以降はRadeon Software Adrenalin 18.4.1以降でOpenGL 4.6に対応する[20]
  • OpenCLに関しては、HD 4000シリーズはCatalyst 10.7 Update以降でOpenCL 1.1に[21]、TeraScale 2アーキテクチャ以降はCatalyst 12.4以降でOpenCL 1.2に[22]、GCN第2世代 (GCN 1.1) 以降は一般向けドライバではCatalyst 14.41以降でOpenCL 2.0に[23]、Radeon PRO Software for Enterprise 21.Q1以降もしくはAMD Software: PRO Editionを利用することでOpenCL 2.1に対応する[24]
シリーズアーキテクチャ動画再生支援対応APIPCIe
DirectX (Feature Level)VulkanOpenGLOpenCL
HD 2000TeraScaleAVIVO または UVD10.0 API[要出典] (FL:10_0)-3.3-1.0
HD 3000UVD+10.1 API[要出典] (FL:10_1)2.0
HD 4000UVD2 または UVD2.21.1
HD 5000 - HD 6000TeraScale 2UVD2.2 または UVD311.2 API (FL:11_0)4.41.2
HD 7000 - Rx 300GCN第1世代 (GCN 1.0)UVD4 VCE12 API (FL:11_1)1.24.63.0
GCN第2世代 (GCN 1.1)UVD4.2 VCE212 API (FL:12_0)2.0 (2.1)
GCN第3世代 (GCN 1.2)UVD5 VCE3
RX 400 - RX 500GCN第4世代 (GCN 1.3)UVD6.3 VCE3.41.3
RX VegaGCN第5世代UVD7 VCE412 API (FL:12_1)
RX 5000RDNA 1.0VCN 2.04.0
RX 6000RDNA 2.0VCN 3.012 API (FL:12_2)
RX 7000RDNA 3.0VCN 4.0

後述するように、各製品シリーズには旧世代の製品のリネーム品も含まれる。サポートされるAPIや機能は実際に搭載されているGPUのアーキテクチャおよび世代に依存する。

命名規則

同一世代であれば数字が大きいほうが高い性能になるように規定されている。なお、DirectX 9対応の製品からDirectX 10.0対応製品までは、製品名末尾の記号で製品間の性能の高低を示した。

性能順に、XTX>XT>Pro>(無印)>SE>LE が標準であるが、GTやGTOなどの例外的命名や、性能の逆転もある。また、Dual GPU製品にはX2Xなどもある。

デスクトップPC向け製品

R100 世代 (7xxx)

R100
Rageシリーズの後継として登場。Charisma Engine (カリスマエンジン) [25]と名付けられた新しいアーキテクチャを採用。Vertex Shaderは搭載していない。
RV100
R100の廉価版。メモリバス幅は半減の64bit、ハードウェアT&Lユニットの省略、ダイサイズ縮小等により、性能の低下と引き換えに低価格化を実現した。
RV200
改良版Radeon。R200の技術をフィードバックし、0.15 μmで製造されたが、DirectX 7対応に留まった。
HydraVisionにより、マルチモニターに対応。
モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
(MHz)
コア数メモリ最大消費電力
(W)
フィルレート (MPix/s)フィルレート (MTex/s)対応API
タイプクロック (MT/s)バス幅 (bit)DirectXOpenGL
LERage6180148p2/v1DDR296128?29688871.3
LE Ultra164328?328984
SDR166SDR16623332996
DDRDDR333
VE183p1/v03666423183549
7000RV100
7200 SDRR100143p2/v1SDR14312823286858
7200 DDR166DDR333332996
ALL-IN-WONDER 7200-
2562004004001200
7500 LERV200150250p2/v1350235001500
75002904605801740
ALL-IN-WONDER 7500260p2/v0360-5201560
ALL-IN-WONDER VE500-

R200 世代 (8xxx/9xxx)

R200
DirectX 8.1対応。0.15 μmで製造され、Pixel Shader 1.4を4基、Vertex Shader 1.1を2基、パイプライン4本を持つ。
RV250
R200の廉価版。Vertex Shader・パイプライン半減。
RV280
RV250を、AGP 8xに対応させた物。
モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
(MHz)
コア数メモリ最大消費電力
(W)
フィルレート (MPix/s)フィルレート (MTex/s)対応API
タイプクロック (MT/s)バス幅 (bit)DirectXOpenGL
8500LER200150250p4/v2DDR50012823100020008.11.3
(無印)27555011002200
ALL-IN-WONDER-
ALL-IN-WONDER DV230380-9201840
9100(無印)2505002810002000
9000LERV250250p4/v13662810001000
(無印)25040010001000
Pro27555011001100
ALL-IN-WONDER Pro-
9200SERV2802003336428800800
(無印)25050012810001000
Pro239328956956
ALL-IN-WONDER LE250333-10001000
ALL-IN-WONDER400-
9250(無印)240?960960

R300 世代 (9xxx/X3xx/X5xx/X6xx/X10xx)

ATI Radeon 9800 XXL
R300
Vertex Shader 2.0、Pixel Shader 2.0に対応した、DirectX 9.0世代 (メモリバス幅256bit)。T&Lは省略され、Vertex Shader 4基、ピクセルパイプライン8本。廉価版は、メモリバス幅128bit、パイプライン半減。0.15 μmで製造される。
R350
R300改良版。R300のノイズを軽減している。
R360
R350改良版。内部温度が確認可能となった。
RV350
R300を0.13 μmで製造し、メモリバス幅128bit・パイプライン半減によって低発熱化・サイズ縮小を行ったもの。
RV360
RV350に、低誘電層間絶縁膜技術 (Low-K) を使用して、性能向上・省電力化を行ったもの。
RV351LX
RV350を0.11 μmで製造することで低コスト化を行ったもの。X1050を冠していてもAGPネイティブとなる。
RV370
RV360を、PCI Expressに対応させ、0.11 μmで製造することで低コスト化を行ったもの。
RV380
RV360を、PCI Expressに対応させ、同時に高クロック化したもの。
モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
(MHz)
コア数メモリ最大消費電力
(W)
フィルレート (MTex/s)対応API形状
タイプクロック (MT/s)バス幅 (bit)DirectXOpenGL
9500(無印)R300150275p4/v4DDR5401281211009.02.0AGP 8x
Prop8/v42200
9550(無印)RV350/RV351LX130/110250p4/v24001000
9600SERV350130325641300
(無印)325128121300
Pro400600181600
XTRV360500222000
9700(無印)R300150275p8/v45402562200
Pro3256202600
9800SER350331p4/v45801324
(無印)325p8/v42600
Pro380680473040
XTR360412730603296
X300SERV370110325p4/v240064301300PCIe x16
(無印)375128361500
X550(無印)4005001600
X600SE325361300
(無印)400361600
Pro400600361600
RV38013036
XT500740252000
X1050AGPRV350/RV351LX130/110250400128241000AGP 8x
(無印)RV370110400DDR266664241600PCIe x16

R400 世代 (X7xx/X8xx)

ATI Radeon X850XT Platinum Edition
R423(PCIe)、R420(AGP)
Vertex Shader 2.0b、Pixel Shader 2.0bに対応した、DirectX 9.0b世代RADEON。メモリバス幅256bit、GDDR3対応、0.13 μmで製造される。
R480(PCIe)、R481(AGP)
R423、R420改良版。
R430
0.11 μmプロセスで製造されるR423。PCI Express x16、AGP 8x両対応。パイプライン12本・DDRの廉価版もある。
RV410
R430の廉価版。メモリバス幅128bit、パイプライン半減の8本。DDRメモリにも対応。
モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
(MHz)
コア数メモリ最大消費電力
(W)
対応API形状
タイプクロック (MT/s)バス幅 (bit)DirectXOpenGL
X700SERV410 SE110400p4/v6DDR500649.0b2.0PCIe x16
(無印)RV410 LEp8/v612844
  • PCIe x16
  • AGP 8x
LE700PCIe x16
ProRV410 Pro425GDDR3
  • 860
  • 944
33
  • PCIe x16
  • AGP 8x
XTRV410 XT475105038PCIe x16
X740XLRV410 XL425900
X800SE[26]
  • R423 SE
  • R420 SE
130425800256
  • PCIe x16
  • AGP 8x
(無印)R430110400p12/v670030PCIe x16
Pro
  • R423 Pro
  • R420 Pro
13047590048
  • PCIe x16
  • AGP 8x
GTR430 SE110475p8/v698640PCIe x16
  • R480 GT
  • R420 GT/R481 GT
130p12/v6
  • PCIe x16
  • AGP 8x
GTO[27][28]
  • R430 Pro
  • R430 GTO
11040098049
  • R423 GTO/R480 GTO
  • R420 GTO/R481 GTO
130
  • 700/800
  • 980
GTO2R480 Pro980PCIe x16
XLR430 XL110400p16/v6100049
  • PCIe x16
  • AGP 8x
XT
  • R423 XT
  • R420 XL
13050054
CrossFire EditionR423 XTPCIe x16
XT Platinum Edition
  • R423 XT
  • R420 XT
520112063
  • PCIe x16
  • AGP 8x
X850Pro
  • R480 Pro
  • R481 Pro
500p12/v61000
XT
  • R480 XT
  • R481 XT
520p16/v6108069
Platinum Edition
  • R480 XT
  • R481 XT
540
  • 1080
  • 1180
67
CrossFire EditionR480 XT5201080PCIe x16

R500 世代 (X1xxx)

2005年10月5日にRadeon X1000シリーズを発表。

R520
90 nmで製造される。DirectX 9.0c世代のグラフィックスカードである。2005年10月にローンチされ、このシリーズはいくつかの拡張が持ち込まれている。つまりアンチエイリアシング付きのHDRレンダリング用途で必要とされる浮動小数点レンダーである。
モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
(MHz)
コア数メモリ最大消費電力
(W)
補助電源対応API備考
タイプクロック (MT/s)バス幅 (bit)DirectXOpenGL
X1300LERV515 LE90450p4/v2DDR50064-9.0c2.0
(無印)RV515 LE/RV516128AGPあり PCIあり/PCIあり
HMRV515DDR2, GDDR31000128/64
ProRV515 Pro/RV516 Pro600DDR280012831AGPあり
XTRV530 XT500p12/v522AGPあり
X1550(無印)RV505/RV515/RV516p4/v2666/800/80027AGPあり/-/PCIあり
X1600(無印)RV516635p4/v480027
ProRV530 Pro500p12/v578041AGPあり
XT590GDDR3138042
X1650(無印)RV530500DDR2800AGPあり
ProRV535 XT600GDDR3140044AGPあり
GTRV560 GT400p24/v880055
XTRV560 XT525140055
X1800GTOR520 LE500p16/v8990256486pin
XLR520 XL100070
XTR520 XT6251500113
CrossFire EditionR520 CF6001400113
X1900GTR580 XL575p36/v8120075
XTR580 XT625p48/v81450100
XTX6501550135
CrossFire EditionR580 CF6251450100
X1950GTRV570 XL500p36/v8120057AGPあり
ProRV570 XT575138066AGPあり
XTR580+ XT625p48/v8180096AGPあり
XTX650GDDR42000125
CrossFire Edition

R600 世代 (HD 2xxx/HD 3xxx)

Radeon HD 2900XT
Radeon HD 3870 X2

2007年05月14日にRadeon HD 2000シリーズ、2008年1月23日にRadeon HD 3000シリーズを発表。

R600
DirectX 10.0に初めて対応し、DirectDrawの対応はしない。また、AMDにとってピクセルシェーダーバーテックスシェーダーを統合したユニファイドシェーダーを用いた2番目のグラフィックス製品でもある(初代はXbox 360に採用されたXenos)。シェーダーアーキテクチャにVLIW命令を採用している。省電力技術として、AMD PowerPlay英語版を搭載。
RV670
R600を基に、DirectX 10.1に新たに対応するほか様々な変更が加えられている。この世代からはハイエンドで新しいアーキテクチャを採用し、ミドルレンジ、ローエンドと派生製品を作っていくのではなく、$200 - 300のミドル (正確にはアッパーミドル) チップをダイサイズを抑えて作り、ハイエンドはCrossFireを使用して競合他社に対抗している。そのためハイエンドの製作コストが下がるだけではなく、ミドルレンジやローエンドの新アーキテクチャ採用チップの登場が早くなっている。この世代では世界初の55 nmプロセスが採用された。この世代よりXTやPro等の表記は外され数値は絶対性能順になっている。PCI Express 2.0に対応。
Radeon HD 2000 Series
モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
(MHz)
ユニット数メモリ最大消費電力
(W)
補助電源動画再生支援DirectX備考
ShaderTMUROPタイプクロック (MT/s)バス幅 (bit)
HD 2400(無印)RV610653984044DDR29906420-UVD10.0
ProRV610 LE525DDR280025Hybrid CrossFire対応。AGPあり。
XTRV610 Pro700GDDR31600
HD 2600ProRV630 Pro60012088
  • DDR2
  • GDDR3
  • 1000
  • 1400
12845AGPあり
XTRV630800
  • GDDR3
  • GDDR4
  • 1400
  • 2200
AGPあり
HD 2900ProR600 Pro806003201616
  • GDDR3
  • GDDR4
  • 1600
  • 2000
5122008pin+6pinAVIVO
XTR600 XT743
  • GDDR3
  • GDDR4
  • 825
  • 1100
240
Radeon HD 3000 Series
モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
(MHz)
ユニット数メモリ最大消費電力
(W)
補助電源動画再生支援DirectX備考
ShaderTMUROPタイプクロック (MT/s)バス幅 (bit)
HD 3450RV620 LE556004044DDR210006425-UVD+10.1Hybrid CrossFire対応。AGPあり。
HD 3470RV620 Pro800GDDR3190030Hybrid CrossFire対応
HD 3650RV635 Pro7251208
  • GDDR3
  • GDDR4
  • 1600
  • 2000
12867AGPあり
HD 3830RV670 Pro6683201616GDDR31656756pinHD 3850のメモリバスだけを半減した廉価版、元々はHD 3690と呼ばれていた。発売は中国のみ。
HD 385025695AGPあり
HD 3870RV670 XT775
  • GDDR3
  • GDDR4
  • 1800
  • 2252
105AGPあり
HD 3850 X2RV70 Pro668320×216×216×2GDDR31656256×21408pin+6pinRV670を2基搭載、ASUSのみ製造販売。
HD 3870 X2R680 XT825
  • GDDR3
  • GDDR4
  • 1802
  • 2250
165RV670を2基搭載

R700 世代 (HD 4xxx)

2008年6月25日にRadeon HD 4800シリーズを発表。

RV770
RV670 を基に強化が行われた。RV770 アーキテクチャではストリームプロセッサ (SP) 及びテクスチャ ユニットが増強され高負荷時に強くなった。更に今までの高解像度、AA 時に弱いという弱点は ROP英語版 (RBE) の強化で克服している。またリングバスが廃止されたことなどにより、チップ面積や電力あたりの性能が以前の世代に比べ劇的に向上している。その上でアッパーミドル (RV770) 以上のチップでは GDDR5 に対応して高性能化を図った。またこの世代からは新たに UVD 2 が搭載されており、専用ソフトでアップスケール(解像度の大きいディスプレイで拡大してもジャギーなどを抑えて綺麗に見える機能)が可能になっている。
RV770 は2008年6月発売以来、高い描画性能と比較的安価な価格設定により好調な売行きを記録した。2008年8月に発売された HD 4870 X2 では海外のベンチマークで発売当時の単体カードでは最速を記録した。
モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
(MHz)
ユニット数メモリ消費電力 (W)補助電源動画再生支援DirectX備考
ShaderTMUROPタイプクロック (MT/s)バス幅 (bit)容量 (MB)IdleMax
HD 4350RV710 Pro556008084DDR2100064512/25622-UVD2.210.1AGP版あり。PCI版あり。
HD 4550RV710 XTGDDR3160051225
HD 4650RV730 Pro320328DDR210001281024/51248AGP版(補助電源6ピン要)あり
HD 4670RV730 XT750
  • GDDR3
  • GDDR4
  • 2000
  • 2200
  • 1024/512
  • 512
59AGP版(補助電源ペリフェラル用4ピン要)あり
HD 4730RV770 CE700640GDDR536005121656pin×2UVD2RV770のユニット数を減らし消費電力が増した廉価版
HD 4770RV740 XT407501632001024/512806pinUVD2.2R700世代で唯一の40 nm製造プロセス
HD 4830RV770 LE55575GDDR31800256110UVD2
HD 4850RV770 Pro6258004019861101チップでは世界初の1TFLOPSを達成
HD 4860RV790 GT70064032GDDR53000130SAPPHIREのみ製造販売
HD 4870RV770 XT750800403600901606pin×2
HD 4890RV790 XT8503900102460190
HD 4850 X2R700 Pro625800×240×216×2GDDR31990256×21024×22508pin+6pinRV770を2基搭載したデュアルGPU仕様
HD 4870 X2R700 XT750GDDR53600286

Evergreen 世代 (HD 5xxx)

2009年9月23日にRadeon HD 5800シリーズを発表。40 nmプロセスで製造されており、世界で初めてDirectX 11に対応した。上位モデルのHD 5870は前世代のHD 4870と比べ、ストリームプロセッサ (SP) とテクスチャユニットを2倍搭載し、より高いクロックで動作する新しいGDDR5メモリの採用によってメモリ帯域やそれに関する性能も強化されている。またROP数も比例して2倍に増えたことで高負荷時のパフォーマンスが更に向上した。HD 5870のフルロード時最大消費電力は前世代HD 4870より増加したが、可変クロック機能を導入し、アイドル時にはコア クロック、メモリ クロック共に低下させることで、消費電力の低減に成功した。また、CrossFireでのアイドル時にはスレーブ側カードを完全に停止、シングルカードCrossFireのHD 5970ではアイドル時に片GPUを停止させるなど、省電力設計に気を配っている。当世代よりOpenCLに最適化した設計がなされた。全モデル3画面以上の出力を可能とする Eyefinity英語版技術を搭載する。

モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
(MHz)
ユニット数メモリ消費電力 (W)補助電源動画再生支援DirectX
(Feature Level)
備考
ShaderTMUROPタイプクロック (GT/s)バス幅 (bit)容量 (GB)IdleMax
HD 5450Cedar Pro406508084
  • DDR2
  • GDDR3
  • 0.8
  • 1.6
641/0.56.419.1[注釈 1]-UVD2.211.2 API (FL:11_0)AMD Dual Graphics対応。PCI有り。
HD 5550Redwood LE550320168
  • DDR2
  • GDDR3
  • 0.8
  • 1.6
1281039ロシアではOEMとしてHD 6390にリネームされている
HD 5570Redwood Pro65040020GDDR31.89.6942.7
HD 5670Redwood XT775GDDR541564
HD 5670 640SP EditionJuniper CE75064032-2010年発売
HD 5750Juniper Pro70072036164.616866pin
HD 5770Juniper XT850800404.8118108
HD 5830Cypress LE8001120564256251756pin×2
HD 5850Cypress Pro7251440723227151
HD 5870Cypress XT8501600804.827188
HD 5870 Eyefinity 6 Edition2342288pin+6pin1カードで最大6画面同時出力可能
HD 5970Hemlock XT7251600×280×232×24256×21×251294Cypressを2基搭載

Northern Islands 世代 (HD 6xxx)

2010年12月15日にRadeon HD 6900シリーズを発表。開発コードネームはカリブ海の島々に由来している。Evergreenと同じく40 nmプロセスで製造されている。Caymanとそれ以外ではシェーダー構成が違っており、2つのアーキテクチャから成り立った世代である。

DisplayPort 1.2やHDMI 1.4が搭載され、動画再生支援もUVD 3.0に対応し MPEG-4 MVC (Blu-ray 3D)、DivX、Xvid形式の動画が新たにサポートされた他、MPEG-2の対応も強化された。Eyefinityも改良されており、HD 6800、HD 6900シリーズではリファレンスモデルで5画面の同時出力が可能となっている。HD 6750とHD 6770は前世代HD 5750とHD 5770のリネーム品であるが、UVD 2.2の新ファームウェア搭載により、Blu-ray 3D対応、HDMI 1.4a対応となっている。省電力技術として、AMD PowerTune英語版を搭載。なお、HD 6350(OEM)はHD 5450のリネーム品となる。

モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
(MHz)
ユニット数メモリ消費電力 (W)補助電源動画再生支援DirectX
(Feature Level)
備考
ShaderTMUROPタイプクロック (GT/s)バス幅 (bit)容量 (GB)IdleMax
HD 6450Caicos40
  • 625
  • 750
16084
  • GDDR3
  • GDDR5
  • 1.3
  • 3.6
641/0.59
  • 18
  • 27
-UVD311.2 API (FL:11_0)
HD 6570Turks Pro650480248
  • GDDR3
  • GDDR5
  • 1.8
  • 4
128
  • 10
  • 11
  • 44
  • 60
HD 6670Turks XT800GDDR541266
HD 6750Juniper Pro70072036164.616866pinUVD2.2HD 5750のリネーム品
HD 6770Juniper XT850800404.8118108HD 5770のリネーム品
HD 6790Barts LE8404.2256191506pin×2UVD3
HD 6850Barts Pro77596048324191276pin
HD 6870Barts XT9001120564.2191516pin×2
HD 6950Cayman Pro8001408885220200
HD 6970Cayman XT8801536965.5202508pin+6pin
HD 6990Antilles8301536×296×232×25256×22×2373758pin×2Cayman XTを2基搭載

Southern Islands 世代 (HD 7xxx)

2011年12月22日にHD 7970を発表。28 nmプロセスで製造されており、Graphics Core Nextアーキテクチャ (GCN 1.0) 採用で、PCI Express 3.0、DirectX 12(機能レベル11_1)に対応した。また、消費電力指標に熱設計消費電力 (Thermal Design Power) ではなく公称典型消費電力 (Typical Board Power) を用いるようになった[30]。新設計のコアを採用したHD 7790はGCN 1.1となる[31]

HD 7750およびHD 7970は、シャープ4K解像度ディスプレイPN-K321における3840x2160ドットの60 Hz映像伝送に対応するグラフィックスカードとして、AMD FirePro W600/W5000/W8000、NVIDIA GeForce GTX 670/680/Titan/760、NVIDIA Quadro K600/K5000などとともにシャープ公式の動作検証がなされている[32]

なお、HD 7670以下の下位モデルはGCNではなく旧来のVLIW5 (TeraScale 2) コアを使用したリネーム製品で[33]、HD 7350(OEM)はHD 5450のリネーム品、HD 7450(OEM)はHD 6450のリネーム品、HD 7570(OEM)はHD 6570のリネーム品、HD 7670(OEM)はHD 6670のリネーム品で、全てGCN非対応となる。

モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
[ブースト時]
(MHz)
ユニット数メモリTBP (W)消費電力
(W)
補助電源GCNDirectX
(Feature Level)
接続備考
演算ShaderTMUROPタイプクロック (GT/s)バス幅 (bit)容量 (GB)
HD 7730Cape Verde LE288006384248
  • GDDR3
  • GDDR5
  • 1.6
  • 4.5
128
  • 2/1
  • 1
-47-1.012 API (FL:11_1)PCIe 3.0
×16
HD 7750Cape Verde Pro851232162/1-55
HD 7770 GHz Edition [注釈 2]Cape Verde XT10001064040GDDR54.5-806pin
HD 7790Bonaire XT1489656685-1.112 API (FL:12_0)
HD 7850Pitcairn Pro86016102464324.82562130-1.012 API (FL:11_1)
HD 7870Pitcairn XT100020128080175-6pin×2
HD 7950Tahiti Pro80028179211263843-200
HD 7970Tahiti XT9253220481285.5-2508pin+6pin
HD 7970 GHz Edition1000 [1050]6250-
HD 7990Malta XT950 [1000]32×22048×2128×232×2384×23×2375-8pin×2Tahiti XTを2基搭載

Sea Islands 世代 (HD 8xxx)

主にHD 7xxxシリーズのOEM版(リネーム品)で構成されるが、新コアOland採用の製品もある。[34]

モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
[ブースト時]
(MHz)
ユニット数メモリTBP (W)GCNDirectX
(Feature Level)
接続
演算ShaderTMUROPタイプクロック (GT/s)バス幅 (bit)容量 (GB)
HD 8570Oland28730 [780]6384248
  • GDDR3
  • GDDR5
  • 1.8
  • 4.6
1282/1501.012 API (FL:11_1)PCIe 3.0
×8
HD 8670Oland XT1000 [1050]GDDR54.675
HD 8350(OEM)
HD 5450 のリネーム品。
HD 8450(OEM)
HD 6450 のリネーム品。
HD 8470(OEM)
HD 6450(GDDR3)のコアクロックアップ(625 MHz→750 MHz)かつメモリクロックアップ(667 MHz→800 MHz)品。
HD 8490(OEM)
HD 6450(GDDR3)のコアクロックアップ(625 MHz→875 MHz)かつメモリクロックアップ(667 MHz→900 MHz)品。
HD 8730(OEM)
HD 7730 のリネーム品。
HD 8740(OEM)
HD 7750 のリネーム品。
HD 8760(OEM)
HD 7770 GHz Edition のリネーム品。
HD 8770(OEM)
HD 7790 のコアクロックアップ(1000 MHz→1050 MHz)品。
HD 8870(OEM)
HD 7870 のリネーム品。
HD 8950(OEM)
HD 7950 のコアクロックアップ(800 MHz→850 MHz/ブースト925 MHz)品。
HD 8970(OEM)
HD 7970 GHz Edition のリネーム品。

Rx 200シリーズ

Radeon R9 270X

2013年10月8日にR9, R7シリーズを発表。開発コードネームVolcanic Islandsは火山島に由来する。Rx 200シリーズには旧世代であるSouthern IslandsやSea Islandsのリネーム製品も含まれる。また、GCN 1.0, 1.1, 1.2の製品が混在している。実際にHawaiiなどVolcanic Islands世代のチップが使われているのはハイエンド製品のみである。なお、R5 230はHD 6450のリネーム品でGCN非対応となる。

モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
[ブースト時]
(MHz)
ユニット数メモリTBP (W)
(補助電源)
GCNDirectX
(Feature Level)
接続備考
演算ShaderTMUROPタイプクロック (GT/s)バス幅 (bit)容量 (GB)
R5 240Oland28730 [780]6384248DDR31.8642301.012 API (FL:11_1)PCIe 3.0
×8
DELL OEM
775 [825]21
R7 240Oland Pro730 [780]5320201.81282/130
GDDR54.6
R7 250Oland XT1000 [1050]638424DDR31.850
GDDR54.665HD 8670のリネーム品
R7 250ECape Verde Pro800851232164.555PCIe 3.0
×16
HD 7750のリネーム品
R7 250XCape Verde XT950106404080 (6pin)HD 7770のリネーム品
R7 250XE860155日本限定
R7 260Bonaire Pro100012768486295 (6pin)1.112 API (FL:12_0)
R7 260XBonaire XTX110014896566.5115 (6pin)
R7 265Curacao Pro900 [925]16102464325.6256150 (6pin)1.012 API (FL:11_1)
R9 27020128080
R9 270XCuracao XT1000 [1050]180 (6pin×2)
R9 280Tahiti Pro2827 [933]2817921123253843250 (8pin+6pin)
R9 280X
  • Tahiti XT2
  • Tahiti XTL
10003220481286
R9 285Tonga Pro918281792112325.52562190 (6pin×2)1.212 API (FL:12_0)
R9 290Hawaii Pro9474025601606455124250 (8pin+6pin)1.1
R9 290XHawaii XT1000442816176
R9 295X2Vesuvius XT101844×22816×2176×264×2512×24×2500 (8pin×2)


Rx 300シリーズ

2015年6月16日発表。HBM (High Bandwidth Memory) に世界で初めて対応するCaribbean Islands世代のFijiチップを搭載する、最初のフラッグシップ製品となるRadeon R9 Fury Xは、2015年6月24日に発売、簡易液冷クーラーを搭載する[35]。下位モデルとなるRadeon R9 Furyは、2015年7月某日に発売、従来同様の空冷となる[36]。カード長6インチの小型かつ省電力モデルのRadeon R9 Nanoは、2015年8月27日に発売された[37]

Rx 300シリーズには旧世代であるSea IslandsやVolcanic Islandsのリネーム製品も下表以外に含まれる。また、GCN 1.0, 1.1, 1.2の製品が混在している。

モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
[ブースト時]
(MHz)
ユニット数メモリTBP (W)
(補助電源)
GCNDirectX
(Feature Level)
接続備考
演算ShaderTMUROPタイプクロック (GT/s)バス幅 (bit)容量 (GB)
R7 360ETobago Pro (Bonaire Pro)281000 [1050]127684816GDDR561282751.112 API (FL:12_0)PCIe 3.0
×16
日本限定
R7 360100 (6pin)
R7 370Trinidad Pro (Pitcairn Pro)925 [975]16102464325.62564/2110 (6pin)1.012 API (FL:11_1)
R9 370XTrinidad XT (Pitcairn XT)980 [1030]20128080185 (6pin×2)
R9 380Antigua Pro (Tonga Pro)9702817921125.5190 (6pin×2)1.212 API (FL:12_0)
R9 380XAntigua XT (Tonga XT)3220481285.74
R9 390Grenada Pro (Hawaii Pro)10004025601606465128275 (8pin+6pin)1.1
R9 390XGrenada XT (Hawaii XT)1050442816176
R9 FuryFiji Pro100056358422464HBM1140964275 (8pin×2)1.2
R9 Fury XFiji XT1050644096256
R9 Nano1000175 (8pin)
Pro DuoCapsaicin XT64×24096×2256×264×24096×24×2350 (8pin×3)

RX 400シリーズ

2016年6月18日発表。プロセスルールに14 nm FinFETを採用。Radeon RX 400シリーズのアーキテクチャはGCN第4世代 (GCN 1.3) となる[38]。コードネームには恒星の名前が使われている[39]

モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
[ブースト時]
(MHz)
ユニット数メモリTBP (W)
(補助電源)
単精度浮動小数点演算性能
(TFLOPS)
GCNDirectX
(Feature Level)
接続
演算ShaderTMUROPタイプクロック (GT/s)バス幅 (bit)容量 (GB)
RX 460Polaris 11141090 [1200]148965616GDDR571284/275 (6pin)2.1501.312 API (FL:12_0)PCIe 3.0
×8
RX 470Polaris 10 Pro926 [1206]322048128326.62568/4120 (6pin)4.940PCIe 3.0
×16
RX 480Polaris 10 XT1120 [1266]3623041448150 (6pin)5.834

RX 500シリーズ

2017年7月18日発表。RX 400シリーズのマイナーチェンジ。アーキテクチャはGCN第4世代 (GCN 1.3) のままだが、動作クロックが向上している。

モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
[ブースト時]
(MHz)
ユニット数メモリTBP (W)
(補助電源)
単精度浮動小数点演算性能
(TFLOPS)
GCNDirectX
(Feature Level)
接続備考
演算ShaderTMUROPタイプクロック (GT/s)バス幅 (bit)容量 (GB)
RX 550Polaris 12141100 [1183]85123216GDDR571284/2501.2111.312 API (FL:12_0)PCIe 3.0
×8
RX 550 (640SP)Polaris 11 LE1019 [1071]10640406601.371
RX 560 (896SP)Polaris 21 XL1090 [1175]148965672.106RX460の省電力版
RX 560Polaris 21 XT1175 [1275]1610246475 (6pin)2.611Polaris 11のフルスペック版
RX 570Polaris 20 XL1168 [1244]322048128322568/4150 (6pin)5.095PCIe 3.0
×16
RX 580Polaris 20 XTX1257 [1340]3623041448185 (8pin)6.175
RX 590Polaris 30 XT121469 [1545]8225 (8pin)7.119RX580のシュリンク版
Pro 555Polaris 21 Pro148501276848165.11282751.306PCIe 3.0
×8
iMac(2017), (2019), (2020)、15インチのMacBook Pro (2017), (2018)に搭載
Pro 560Polaris 21 XT907161024645.0841.858
Pro 570Polaris 201000 [1105]281792112326.782561203.960PCIe 3.0
×16
Pro 575Polaris 20 XL10963220481284.489
Pro 580Polaris 20 XTX1100 [1200]3623041441505.530

RX Vegaシリーズ

2017年8月14日発表。GCN第5世代となり、DirectXの機能レベルは12_1をサポートする[40][41]。RX Vega 64には空冷版 (Air) と液冷版 (Liquid) が存在する。

モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
[ブースト時]
(MHz)
ユニット数メモリTBP (W)
(補助電源)
単精度浮動小数点演算性能
(TFLOPS)
GCNDirectX
(Feature Level)
接続備考
演算ShaderTMUROPタイプクロック (GT/s)バス幅 (bit)容量 (GB)
RX Vega 56Vega 10 XT141156 [1471]56358425664HBM21.620488210 (8pin×2)10.575th Gen.12 API (FL:12_1)PCIe 3.0
×16
RX Vega 64 (空冷版)Vega 10 XTX1274 [1546]6440962561.89295 (8pin×2)12.58
RX Vega 64 (液冷版)1406 [1677]345 (8pin×2)13.66
Pro Vega 48Vega 10 Pro1200 [1300]4830721921.57-7.987iMac(2019)で選択
Pro Vega 56Vega 10 XL1138 [1250]5635842242108.96iMac Proで選択
Pro Vega 64Vega 10 XT1250 [1350]6440962561625011.06

Radeon VII

2019年2月7日発売。コンシューマー向けとしては初となる7 nm FinFETプロセスで製造されたハイエンドモデル。

32bit版OSではドライバーがサポートされない。[42]

モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
[ブースト時]
(MHz)
ユニット数メモリTBP (W)
(補助電源)
単精度浮動小数点演算性能
(TFLOPS)
GCNDirectX
(Feature Level)
接続
演算ShaderTMUROPタイプクロック (GT/s)バス幅 (bit)容量 (GB)
Radeon VIIVega 20 XT71400 [1750]60384024064HBM22409616300 (8pin×2)13.445.1 Gen.12 API (FL:12_1)PCIe 3.0
×16

RX 5000シリーズ

2019年6月10日にRX 5700シリーズを発表[43]、7月7日発売。同年10月7日にRX 5500シリーズを発表[44]RDNAアーキテクチャを採用する。PCI Express 4.0対応。

32bit版OSではドライバーがサポートされない。[42]

モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
[ブースト時]
(MHz)
ユニット数メモリTBP (W)
(補助電源)
単精度浮動小数点演算性能
(TFLOPS)
DirectX
(Feature Level)
接続備考
演算ShaderTMUROPタイプクロック (GT/s)バス幅 (bit)容量 (GB)
RX 5500Navi 14 XT71670 [1845]2214088832GDDR6141284150 (8pin)5.2012 API (FL:12_1)PCIe 4.0
×8
RX 5500 XTNavi 14 XTX1717 [1845]4/8130 (8pin)
RX 5600Navi 10 XE1375 [1560]322048128641926150 (8pin)6.40PCIe 4.0
×16
RX 5600 XTNavi 10 XLE1375 [1560]362304144150-160 (8pin)7.20
RX 5700Navi 10 XL1465 [1725]2568180 (8pin+6pin)7.95
RX 5700 XTNavi 10 XT1605 [1905]402560160225 (8pin+6pin)9.75
RX 5700 XT
50th Anniversary Edition[45]
Navi 10 XTX1680 [1980]235 (8pin+6pin)10.14
Pro 5300Navi 14 Pro XE1000 [1650]20128080321284854.22PCIe 4.0
×8
iMac(2020)に搭載
Pro 5500 XTNavi 14 Pro XL1187 [1757]2415369681255.40
Pro 5700Navi 10 XLA1243 [1350]362304144642561306.22PCIe 4.0
×16
Pro 5700 XTNavi 10 XTA1243 [1499]402560160161307.67

RX 6000シリーズ

2020年10月28日にRX 6900 XT及びRX 6800シリーズ[46]、2021年3月3日にRX 6700 XT[47]、2021年7月30日にRX 6600 XT[48]、2021年10月13日にRX 6600[49]、2022年1月4日にRX 6500 XT[50]、2022年5月10日にRX 6x50シリーズを発表[51]

RDNA 2アーキテクチャを採用し、最大128MBのInfinity Cache (L3キャッシュメモリ) を搭載する。レイ・アクセラレーターを搭載しリアルタイムレイトレーシングに対応する。

モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
[ブースト時]
(MHz)
ユニット数メモリTBP (W)
(補助電源)
単精度浮動小数点演算性能
(TFLOPS)
DirectX
(Feature Level)
接続
演算ShaderTMUROPInfinity Cache
(MB)
タイプクロック (GT/s)バス幅 (bit)容量 (GB)
RX 6400Navi 24 XL62039 [2321]12768483216GDDR616644533.5712 API (FL:12_2)PCIe 4.0
×4
RX 6500 XTNavi 24 XT2610 [2815]16102464184/8107 (6pin)5.77
RX 6600Navi 23 XL72044 [2491]2817921126432141288132 (8pin)8.93PCIe 4.0
×8
RX 6600 XTNavi 23 XT2359 [2589]32204812816160 (8pin)10.60
RX 6650 XTNavi 23 KXT2410 [2635]17.5180 (8pin)10.79
RX 6750 GRE (10GB)Navi 22 XL1941 [2450]362304144801616010170 (8pin)11.29PCIe 4.0
×16
RX 67002174 [2450]175 (8pin)
RX 6750 GRE (12GB)Navi 22 XT2321 [2581]4025601609619212230 (8pin+6pin)13.21
RX 6700 XT2424 [2581]
RX 6750 XTNavi 22 KXT2495 [2600]18250 (8pin+6pin)13.31
RX 6800Navi 21 XL1815 [2105]603840240961281625616250 (8pin×2)16.17
RX 6800 XTNavi 21 XT2015 [2250]724608288128300 (8pin×2)20.74
RX 6900 XTNavi 21 XTX2015 [2250]80512032023.04
RX 6950 XTNavi 21 KXTX2100 [2310]18335 (8pin×2)23.65

RX 7000シリーズ

2022年11月3日にRX 7900シリーズ[52]、2023年5月24日にRX 7600[53]、2023年8月25日にRX 7800 XT及びRX 7700 XT[54]、2024年1月8日にRX 7600 XTを発表[55]

RDNA 3アーキテクチャを採用し、上位モデルではInfinity CacheとメモリコントローラをMemory Cache Die (MCD)として、Graphcs Compute Die (GCD)とは別に搭載するチップレット設計となっている。Stream Processor(シェーダー)はデュアルイシュー(2命令同時実行)構造となっておりIPCは従来モデルの2倍、AI・アクセラレーターを搭載しAI処理性能は最大2.7倍、動作クロックはシェーダーコアとフロントエンド部で独立して制御され最大25%の消費電力削減を実現したとされる。同時期に発表されたGeForce RTX 40シリーズと異なり、補助電源コネクタは「12VHPWR」を採用せず従来規格の8ピンとなる[56]

モデルコードネームプロセス
(nm)
チップレット構成コアクロック
[ブースト時]
(MHz)
ユニット数メモリTBP (W)
(補助電源)
単精度浮動小数点演算性能
(TFLOPS)
DirectX
(Feature Level)
接続
GCDMCD演算ShaderTMUROPInfinity Cache
(MB)
タイプクロック (GT/s)バス幅 (bit)容量 (GB)
RX 7600Navi 33 XL6-2250 [2655]3220481286432GDDR6181288165 (8pin)21.7512 API (FL:12_2)PCIe 4.0
×8
RX 7600 XTNavi 33 XT2470 [2755]16190 (8pin×2)22.57
RX 7700 XTNavi 32 XL
  • GCD: 5
  • MCD: 6
132171 [2544]543456216964819212245 (8pin×2)35PCIe 4.0
×16
RX 7800 XTNavi 32 XT42124 [2430]6038402406419.525616263 (8pin×2)37
RX 7900 GRENavi 31 XL1880 [2245]80512032019218260 (8pin×2)46
RX 7900 XTNavi 31 XT52000 [2400]845376336802032020300 (8pin×2)52
RX 7900 XTXNavi 31 XTX62300 [2500]9661443849638424355 (8pin×2)61

IGP (Integrated Graphics Processor)

モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
(MHz)
シェーダー数最大消費電力
(W)
GCN動画再生支援対応APIチップセット名備考
DirectX (Feature Level)OpenGL
X1200RS690[57]803504--9.0b2.0AMD 690V
X1250400AMD 690G
2100RS740[58]55400AMD 740G
3000RS780[59]5535040-UVD10.03.3AMD 760G
3100344AMD 780V
HD 320049415AMD 780GHybrid CrossFire対応
HD 330049411.4AMD 790GXHybrid CrossFire対応
HD 4200RS880[60]555004015-UVD210.13.3AMD 785GHybrid CrossFire対応
HD 4250498 [560]18AMD 880GAMD Dual Graphics対応
HD 429049825AMD 890GXAMD Dual Graphics対応
HD 6250Loveland[61]40400807-UVD311.2 API (FL:11_0)4.4
HD 62904009
HD 731050018
HD 734052318
HD 8240Kalindi[62]28400128151.1UVD4.2 VCE212 API (FL:12_0)4.6
HD 833049715
HD 840040025

モバイルPC向け製品

RX Vega Mシリーズ

モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
[ブースト時]
(MHz)
ユニット数メモリTBP (W)単精度浮動小数点演算性能
(TFLOPS)
GCN備考
演算Shaderタイプクロック (GT/s)バス幅 (bit)容量 (GB)帯域 (GB/s)
RX Vega M GLVegaM XL14931 [1011]201280HBM21.410244179.2652.5881.3Kaby Lake-G搭載GPU
RX Vega M GHVegaM XT1063 [1190]2415361.6204.81003.656

Vega Mobileシリーズ

モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
[ブースト時]
(MHz)
ユニット数メモリTBP (W)単精度浮動小数点演算性能
(TFLOPS)
GCN備考
演算Shaderタイプクロック (GT/s)バス幅 (bit)容量 (GB)帯域 (GB/s)
Pro Vega 16Vega 12 XLA14815 [1190]161024HBM22.410244307.2652.4375th Gen.15インチのMacBook Pro (2018), (2019)、21インチのiMac (2019)で選択
Pro Vega 20Vega 12 XTA2012801003.046

Radeon Pro 5000Mシリーズ

モデルコードネームプロセス
(nm)
コアクロック
[ブースト時]
(MHz)
ユニット数メモリTBP (W)単精度浮動小数点演算性能
(TFLOPS)
備考
演算Shaderタイプクロック (GT/s)バス幅 (bit)容量 (GB)帯域 (GB/s)
Pro 5300M[63]Navi 14 PROA71000 [1250]201280GDDR6121284192.0503.216インチのMacBook Pro (2019)で選択
Pro 5500M[63]Navi 14 ULA1000 [1300]2415364/84.0
Pro 5600M[63]Navi 121000 [1035]402560HBM21.5420488394.05.3

関連項目

脚注

注釈

出典

外部リンク