U-NEXT

日本の動画ストリーミングサービス

U-NEXT(ユーネクスト)は、U-NEXT HOLDINGS子会社の株式会社U-NEXTが運営する日本のOTTコンテンツ・プラットフォーム。有料会員数は2023年11月末時点で約420万人で[3]、国産のVODサービスとしては最大手。

U-NEXT
URLvideo.unext.jp ウィキデータを編集
種類株式会社
本社所在地日本の旗 日本東京都品川区上大崎三丁目1番1号
目黒セントラルスクエア
事業地域日本の旗 日本
運営者株式会社U-NEXT
設立者USEN
代表堤天心(代表取締役社長)
主要人物宇野康秀取締役会長
業種映像配信サービス事業
MVNO・FVNE事業
収益889億69百万円(2023年8月期)[1]
純利益79億27百万円(2023年8月期)
株主U-NEXT HOLDINGS 79.64%
TBSホールディングス 20%
博報堂DYメディアパートナーズ 0.36%
(2024年4月1日現在)[2]
開始2007年6月 (16年前) (2007-06)

2007年6月にUSENによりGyaO NEXT(ギャオネクスト)として開始し、2009年12月にU-NEXTに名称を変更した[4]

2023年3月31日付でプレミアム・プラットフォーム・ジャパンが運営している同業の動画配信サービス「Paravi」と経営統合することを同年2月17日に発表した。存続会社はU-NEXT社側となり、Paraviのコンテンツは同年6月30日にU-NEXT内に移管した[5][6][7]。またこれに先立ち2023年6月30日にTBSホールディングスはU-NEXTの発行株式の20%を取得し株式会社U-NEXTはTBSホールディングスの持分法適用会社となった。これにより売上高800億円以上、配信コンテンツ約36万本、利用者数400万人超の国内勢最大の動画配信サービスが誕生した[8]

沿革

  • 2007年(平成19年)6月 - USENが、GyaO NEXT(ギャオ ネクスト)としてサービスを開始させる。
  • 2009年(平成21年)12月 - ブランド名をGyaO NEXTからU-NEXT(ユーネクスト)へ変更。
  • 2010年(平成22年)
    • 6月 - ソニーブラビア」の「〈ブラビア〉ネットチャンネル」でのサービスを提供開始[9]
    • 12月22日 - 運営が、USENから分離独立した株式会社U-NEXTに移行[10]
  • 2012年(平成24年)
  • 2013年(平成25年)
  • 2014年(平成26年)
    • 4月 - オンライン予約システム「KINEZO」でU-NEXTのポイントが映画チケットの購入に使える「U-NEXTポイント決済」開始
    • 4月15日 - 株式会社東芝と協業し、電子書籍ストア「BookPlace for U-NEXT」を提供開始
    • 4月25日 - 株式会社ティ・ジョイ新宿バルト9横浜ブルク13広島バルト11鹿児島ミッテ10、T・ジョイ系)との映画館連携開始[17]
    • 5月 - ソニー「PlayStation(R)Vita、PlayStation(R)Vita TV」で映像配信開始
    • 8月 - 高画質な映像がテレビで観られる新型セットトップボックス「U-NEXT TV」を提供開始
    • 11月 - 中部テレコミュニケーション株式会社と提携したVODサービス「コミュファ光ビデオ(U-NEXT)」を提供開始
    • 12月16日 - 東京証券取引所マザーズ市場に上場
  • 2015年(平成27年)
    • 2月 - ソフトバンク株式会社が提供する「アニメ放題」の運営を開始。
    • 3月 - ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社と提携したVODサービス「U-NEXT for So-net」及び「U-NEXT for NURO」を提供開始。
    • 8月 - ビッグローブ株式会社と提携したVODサービス「U-NEXT for BIGLOBE」を提供開始。
    • 9月30日 - 株式会社東芝より電子書籍サービス「Book Place」を事業承継[18]
    • 10月 - 株式会社ヤマダ電機と提携したVODサービス「ヤマダビデオ powered by U-NEXT」を提供開始
    • 10月8日 - U-NEXTのユーザー・インターフェイス変更等、大幅リニューアル。31日間無料トライアルキャンペーンを開始[19]
    • 12月18日 - 東京証券取引所市場第1部に市場変更[20][21]
  • 2016年(平成28年)
    • 3月 - アルテリア・ネットワークス株式会社より個人向け任意加入型インターネット接続サービスを譲受し、「U-NEXT光01」として提供を開始
    • 4月 - 株式会社STNetと提携したVODサービス「ピカラでシアターwith U-NEXT」を提供開始。
    • 6月 - CCC AIR株式会社と提携したVODサービス「TSUTAYA movie powered by U-NEXT」の提供開始
    • 6月 - U-NEXTにおいてNHKオンデマンドの提供を開始
    • 10月 - 日本通信株式会社と協業し、「U-mobile MAX」の提供を開始
  • 2017年(平成29年)
    • 1月25日 - 格安SIM事業でヤマダ電機と組み、共同出資会社「Y.U-mobile」を設立[22]
    • 12月 - 運営が株式会社U-NEXT(株式会社 USEN-NEXT HOLDINGSへ商号変更)から、その子会社の(2代目)株式会社U-NEXTへ移行。
  • 2018年(平成30年)
    • 1月 - 株式会社LDH JAPANが提供する「LDH TV」の運営を開始。
    • 7月17日 - 麻雀プロリーグ「Mリーグ」に参加。「U-NEXT Pirates」をスポンサードする[23]
  • 2019年(平成31年)2月 - 電子書籍サービス「BookPlace」を統合[24]
  • 2020年(令和2年)
    • 6月25日 - サザンオールスターズ特別ライブ 2020「Keep Smilin' 〜皆さん、ありがとうございます!!〜」より、音楽ライブに本格参入。
    • 8月 - 有料会員数が200万人を超えた[25]
    • 8月17日 - 読み放題のオリジナル書籍の提供を開始[26]
    • 11月 - 「#ある朝殺人犯になっていた」より、紙書籍の出版事業に参入[27]
  • 2021年(令和3年)
    • 2月11日、初のスポーツ中継としてチャリティーボクシングイベント「LEGEND」をライブ配信[28]
    • 2月19日 - バイアコムCBSとの間で独占パートナーシップ契約を締結。同日からSHOWTIMEのテレビシリーズをU-NEXTにて順次独占配信[29]
    • 3月30日 - ワーナーメディアとの間で独占パートナーシップ契約を締結。同年4月からHBOHBO Maxのオリジナル作品をU-NEXTにて順次独占配信[30][31]
    • 8月 - 映画サイト「映画.com」との連携を開始[32]
    • 9月7日 - 韓国芸能事務所CUBEエンターテインメントとの業務提携契約を締結[33]
    • 10月2日 - 『RIZIN LANDMARK vol.1』を独占生配信。しかし、U-NEXTのこれまでの記録を更新する過去最高のアクセス数により、開始時刻の19時になっても配信映像が見られない事故が発生した[34]
    • 11月11日 - セサミワークショップとの間で日本独占配信契約を締結。翌日(同月12日)から『セサミストリート』および外伝も含んだシリーズ全作品をU-NEXTにて独占配信[35]
    • 11月15日 - 米国の格闘技大会「BELLATOR(ベラトール)」において日本国内の配信パートナー契約を締結[36]
    • 12月 - VRヘッドセット「Quest 2」に対応を開始[37]
  • 2022年(令和4年)
    • 2月25日 - スポーツ専門チャンネル「GAORA Bros.」の配信を開始[38]
    • 4月22日 - 韓流・アジアのDVD/Blu-ray販売を行うオンラインストア「U-NEXT Asia ONLINE STORE」をオープン[39]
    • 6月9日 - Googleが提供を開始したCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)サービス「Media CDN」を採用[40]
    • 8月15日、オランダのキックボクシング団体であるGLORYと日本での配信パートナー契約を締結[41]
    • 9月8日 - この日開幕の「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」を皮切りにJLPGAツアー2022の10大会のライブ配信を開始[42]
    • 9月21日、格闘技専門チャンネルFIGHT SPORTSを運営するCSI SPORTSと日本における独占配信契約を締結し、FIGHT SPORTSで配信するボクシング及び格闘技の見放題ライブ配信を開始[43]
    • 11月1日 - オリジナルコミックレーベル「U-NEXT Comic」の配信を開始[44]
    • 12月12日 - ゴルフPGAツアーとの間で日本配信パートナー契約を締結。2023年1月から2022-23年シーズン33試合をライブ配信予定[45]
    • 12月13日 - ポッターモア・パブリッシングとパートナーシップ契約を締結[46]
    • 12月20日 - NBCユニバーサルとの間でパートナーシップ契約を強化。同日から同社作品[注釈 1]をU-NEXTにて順次配信[47]
  • 2023年(令和5年)
    • 2月17日 - テレビ東京との間で戦略的業務提携を締結。同局制作のドラマ・バラエティ番組などをU-NEXTにて順次配信予定[48]
    • 3月7日 - ワーナー・ブラザース・ディスカバリーとの独占包括パートナーシップ契約を強化し、今後もHBOおよびHBO Maxのライブラリーを独占配信することを発表[49]
    • 3月23日 - 総合格闘技・UFCとの間でパートナーシップ契約を締結。同年4月9日開催予定のUFC 287から複数年にわたって、UFCの全イベントを見放題ライブ配信する予定[50]
    • 3月28日 - LIVE SPORTS MEDIAとの間でパートナーシップ契約を締結。同社が運営しているSPOTV NOWのコンテンツを同日から有料配信[51]
    • 3月31日 - 同業の動画配信サービス「Paravi」を運営しているプレミアム・プラットフォーム・ジャパンと経営統合[5][6]
    • 4月1日 - 帝拳プロモーションが主催するプロボクシング興行『ダイナミックグローブ[注釈 2]の新シリーズ『WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT』を配信開始[52]
    • 5月31日 - 利用者数が300万人を突破した[53]
    • 6月15日 - カルチュア・コンビニエンス・クラブが運営している月額定額サービスの「TSUTAYAプレミアム」[注釈 3]と提携。同サービスで提供している動画配信サービスを同日からLemino(旧dTV)から本サービスに切替[54][55]。同時に「TSUTAYAプレミアムNEXT」の提供も開始[55]
    • 6月21日 - スペインのサッカーリーグ「ラ・リーガ」との間で配信パートナー契約を締結。2023-2024シーズンから5シーズンにわたって、ラ・リーガの全試合並びに1部昇格プレーオフをライブ配信するほか、コパ・デル・レイスペインスーペルコパをU-NEXTにて独占ライブ配信[56]
    • 6月29日 - Paraviとのサービス統合に先立ち、TBSホールディングスとの間でパートナーシップ協定を締結[57]
    • 6月30日 - TBSホールディングスが本企業の株式20%を取得[57]。Paraviを本サービスに移管[6][7][58]
    • 7月5日 - U-NEXTの「ブック」ジャンルで「毎日無料」がスタート[59]
    • 10月3日 - 日本BS放送(BS11)と協業し、同局にて共同制作番組『ワールドスポーツCLIP! Supported by U-NEXT』と本サービスで配信されている韓国ドラマの人気作を放送する『韓流セレクション Supported by U-NEXT』の開始発表[60]
    • 10月18日 - Amazon.co.jpと協業し、同日発売予定のFire TV Stick 4Kのリモコンに本サービスのダイレクトボタンを搭載[61]
  • 2024年

サービス

コンテンツは定額制の見放題プランに対応した見放題作品と、一本の視聴ごとに課金されるPPV(ペイ・パー・ビュー)作品に分かれている[66]。配信数は2023年7月時点で見放題作品29万本・レンタル作品2万本で、定額制動画サービスの中で「見放題作品数No.1」のラインナップを誇る[67]。月額会員に加入している場合、追加料金不要で114誌以上の雑誌が読み放題[68]

対応デバイス

テレビ・モバイル・ゲーム機・パソコンに対応している。対応デバイスの詳細は公式サイト「対応デバイス」[69]を参照。

U-NEXTカード(MOVIE CARD)

オンラインやコンビニなどの店頭で購入できるプリペイドカード「U-NEXTカード」の販売を行っている[70]。全国のローソン店舗(9,821店舗:2012年10月末時点、ローソンストア100除く)にて、2012年12月4日より、「MOVIE CARD」の提供を開始した[71]。2020年には全国のセブン-イレブンで「U-NEXTカード」の販売を開始した[72]

powered by U-NEXT

powered by U-NEXT(ぱわーどばいゆーねくすと)は、提携各社のポイント等をU-NEXTの視聴に利用可能な業務提携サービス。

アニメ放題

U-NEXTが展開するアニメ専門配信サービス

U-NEXT光

下記のインターネットサービスを提供している。

U-mobile

2013年5月1日より、MVNO事業U-mobile[80] の提供を開始した[81]。2017年1月17日、ヤマダ電機との合弁会社Y.U-mobile株式会社を設立し、サービスをY.U-mobileに移行した[82]。2021年時点でU-mobileブランドは残っているが、ユーザーサービスのみ行い新規申し込みはY.U-mobileに移行している[80]

脚注

注釈

出典

関連項目

外部リンク

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