ドレクメーラー(Drögmöller )はかつて存在したドイツのバス車体メーカー(コーチビルダー)である。特徴あるバスを少数多品種生産するメーカーとして知られた。1995年にボルボに買収され、しばらくはボルボのバス工場として稼働していたが、2005年に生産がポーランドに移転し、ドレクメーラー時代から使用していた工場は閉鎖されている。
日本国内には1982年から輸入された。
伊藤忠商事・東京いすゞ自動車が輸入元となる。日本でははとバスが大量導入したことで知られている。
アンダーフロアーコクピット車。日本での導入例は日立電鉄の3台のみ。
後方の床が高くなるシアターシート車。日本での導入は、1987年に導入されたはとバスの2台だけである。
ヨーロコメットの影響を受けた車両として、日野・ブルーリボン観光車の「グランシアター」およびセレガGT、いすゞ・ジャーニーQ「ロイヤルデッカー」などが挙げられる。なおヨーロコメットを導入したはとバスでは引退後の1999年にオリジナルボディの「はとまるくん」(シャーシはボルボB10M)でシアターフロアを採用している。