葛西美空

日本の女優、タレント (2001-)

葛西 美空(かさい みく、2001年〈平成13年〉6月22日 - )は、日本女優タレントYouTuber埼玉県出身。ヒラタオフィス所属。

かさい みく
葛西 美空
本名葛西 美空
生年月日 (2001-06-22) 2001年6月22日(22歳)
出身地日本の旗 日本埼玉県
身長167.5cm
血液型B型
職業女優・タレント・YouTuber
ジャンルドラマ・映画
活動期間2020年 -
活動内容2020年 - TikTok
2022年 - YouTube
配偶者
著名な家族もろ、ほくろ、マロ
事務所ヒラタオフィス
公式サイトプロフィール
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葛西美空
YouTube
チャンネル
活動期間2022年 -
登録者数103万人
総再生回数15億9,640万8,842回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024/6/1時点。
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略歴

2001年、埼玉県出身。

2015年からスターレイプロダクションアイドルグループ『TOKYO5(とうきょうごー)』に所属しアイドルとして活動していたが[1]2017年に脱退。『TOKYO5』は「全国統一かけっこチャレンジ」公式アイドルとして結成された女性5人組ユニットで、「石田ミク」として活動。

2020年3月20日からTikTokにて、「葛西美空」(読:かさい みく)として活動開始。

2021年7月アニメーション映画竜とそばかすの姫』に出演[2]

2022年3月24日に公式YouTubeチャンネルを開設。同年10月17日から、平日の7時53分 - 7時58分頃に日本テレビ系列の平日朝の情報番組ZIP!」内で放送されたドラマ『クレッシェンドで進め』に楪(ユズリハ)役として出演[3][4][5]

2023年以降は、YouTubeTikTokでの動画投稿・ライブ配信、SNS(TwitterInstagram)を活動の中心にしている。2023年11月「TikTok Creator Awards Japan 2023(【Entertainment部門】Comedy Creator of the Year)」にノミネート[6]

2024年5月1日、YouTubeのチャンネル登録者数が100万人を超える。同年5月15日「2024年6月30日をもって【新たな夢へ】チャレンジするため、無期限で、YouTube・SNSの活動を停止すること」を発表[動画 1][7]

啓発プロモーション

2023年4月25日「めっちゃチャラいけど、ネットリテラシーちゃんとしてる奴」[8][9][動画 2]を投稿。【提供】YouTube、協力:総務省国際大学GLOCOM国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)

2023年9月13日「SNSの使い方が完璧すぎるギャル #ちょっとまって」[10][11][動画 3]を投稿。【提供】Youtube、協力:総務省国際大学GLOCOMクリエイターエコノミー協会

人物

埼玉県出身。猫を二匹飼っている。猫の名前は「もろ(ラガマフィン)」と「ほくろ(雑種猫)」。高い声を出すと近寄ってくる[動画 4]2023年に新入り猫「マロ(スコティッシュフォールドのロングヘアー)」が加わり、飼っている猫は三匹となっている。

事務所のプロフィールから、身長は167.5cm、体重47kg、スリーサイズは82cm・59cm・88cm、靴のサイズは26.5cm[2](現在は25.5cm[動画 5])。

子供の頃、身長を伸ばすために牛乳をたくさん飲んで、縄跳びをしていたことを語っている[動画 4]

ロシア人が高祖父母の代におり、自分は16分の1、ロシア人の血が入っていることを語っている[動画 6]

特技は歌と身体の柔軟[2]。趣味は料理、読書、カラオケとアニメ。好きなアニメは「斉木楠雄のΨ難」で、10周(10回)以上は見ており、一番好きな回は、楠雄が帰省して遊園地に行く回だと語っている[動画 4]。父や家族の影響でホラー系の洋画をよく試聴していて、洋画では「コンスタンティン」、邦画では「罪の声」が好きと語っている[動画 7]

小学生の頃は趣味で好きだったハスキー犬になって世界を救う小説を書いていた。また、当時はシャチを飼い慣らす人(水族館の飼育員)になりたかった[動画 4]。「FAIRY TAIL」の漫画が特に好きで完読をした。周囲にはウーパールーパーあだ名をつけられていた[動画 7]。悪ガキ(いたずら好きな子供)でよく先生に呼び出されていた。また用水路で網を使ってタナゴナマズフナや虫を採るなどしていたと語っている[動画 8]

中学校では剣道部から家庭科部に所属[動画 4]。中学時代のあだ名は「あげぱん」で、理由はパンツ(短パン・ズボン)を上げ過ぎてはいていたから[動画 9]

高校では帰宅部(部活には所属していない)だった[動画 4]

好きな食べ物はニンニクキムチ玉こんにゃく[動画 10]キャベツサーモン鶏肉

好きなアーティストに「BUMP OF CHICKEN」を挙げており、アルバム『RAY』の収録曲「ray」を初めて聞いた時に強く感動したことを語っており[動画 4]、同曲を自身でカバーした動画「ray/葛西美空feat.ハムボ葛西美空(cover)[動画 11]」を投稿している。また同バンドのシングル曲「アカシア/Gravity」のカバー動画も「Acacia/葛西美空(cover)[動画 12]」として投稿している。

とっとこハム太郎の主人公の声を真似た「ハムボ」をはじめ、少女や大人の女性、少年やイケメン声、母親や父親など、さまざまな声を操ることができる[12]。ハムボを始めるきっかけはかわいい声の総称「カワボ」を題材にしたショート動画をネタとして更新したことである[動画 4]。また、12歳位の時に自分の声を聞いて「自分の声が素晴らしい」と感じ、「自分はいろんな所にコンプレックスを感じていたが【自分の声】だけは自信を持てていた」と語っている[動画 13]

ハムボを始めてから、自身のイメージを「ハムスター」と表現するようになり、動画のアニメーションにも登場している[動画 14]

「葛西美空はみんな(視聴者)の飼い主[動画 15]」と表現する一方で「葛西美空はみんな(が飼い主)のハムスター[動画 16]」とも表現しており、双方向での「飼い主とペットの関係性(飼い主とペットは互いが大切なパートナー)」を表現している。葛西美空は動画で「視聴者の存在が心の支え」であることを度々語っている[動画 17]。また活動初期には、両親や事務所の関係者、友人や親戚、ファンなどの「周囲からの『支え』に対する感謝」を述べている[1]

普段の葛西美空は、真面目で朗らかな好感の持てる普通の女性である。仕事での関係者からそれをもっと動画で出したほうがよいと提案され、ライブ配信を始めたが、終始ハイテンションを通している[動画 18]。真面目で朗らかな様子は山梨旅行の投稿動画(タクシーでのやり取り)で見ることができる[動画 19]

投稿動画の特徴

TikTokで動画投稿を始めたころは、かわいいダンスバズりたかったが、笑いに寄せていくうちに、1人2役のネタ動画が増えていった[動画 7]。ネタ動画は考え抜いたシナリオ構成とわかりやすいオチが特徴で、1人コントではあるが、登場人物は様々な声色での演じ分けや、音声の重ね合わせなどの巧みな編集を駆使して複数の登場人物が登場する。1人4役以上を演じることも珍しくない。動画を作成している様子を動画投稿しており[動画 20]、その様子を見ることができる。

投稿動画のネタはすべて自分で考えていて、1つのネタを思いつくまでに3時間程度かかることも多く、ほぼ一日中ネタのことを考えていると語っている。視聴者からの投稿ネタも必ず自分の脚色を加えている。自分のネタが尽きるまで動画投稿を続けたいと意気込みを語っている。一方でネタは毎日尽きていて危機感を感じることもあると語っている[動画 7]。しかしそれ以降も、そのことを感じさせないペースで新ネタの動画投稿が続いている[動画 21]

ネタ動画は、キャラクター設定やストーリーを考える企画力、動画映えするコミカルな演じ分けも魅力であると評されている[12]

小旅行や料理などのVlog動画では、編集で不思議な世界観を演出し、"葛西美空イズム"を感じさせると評されている[12]。1人での旅行を多人数で行ったかのような演出の動画を投稿している[動画 22]

Youtubeの動画のサムネイルではよく視聴者から提供されたコラ画像コラージュ画像・面白画像)や、それを参考にした自作のコラ画像を使用している。

動画に出てくる決め台詞など

ハムボ(ネタとしてのハムボ)

初めてハムボがネタになった動画は、TikTokの投稿動画「こんなマッマ中々いないわ!!!![動画 23]」であるが、最初のハムボは、TikTokの投稿動画での「充電用ボイス[動画 24]」で確認ができる。ハムボの、ぶりっこ・あざといといったイメージを、逆手に取り、あえて笑えて愛されるハムボという新しいイメージを生み出したと評されている[12]

ハム太郎チャンス

「ハム太郎」はハムボの元ネタである「とっとこハム太郎」のこと。動画中で、ハムスター頬袋に餌をため込む仕草をまねた瞬間を、スクショスクリーンショット)に撮るチャンス(タイミング)であることを表現したことから始まる。コラ画像で見られる葛西美空の切り取った顔画像が生まれた動画では「ハム太郎チャンス」をまだ叫んではおらず、この時の頬袋の中身はメロンである[動画 25]。その後の玉こんにゃくを食べる動画で「ハム太郎チャンス」を叫んでおり、この時の頬袋の中身は玉こんにゃくである[動画 26]

めぅ!

ネタ動画「ハムボなヤギ[動画 27]」で生まれたハムボのセリフ。葛西美空のEDテーマ[動画 14]の締めの歌詞にもなっている。「めぅ」の表現は、これより以前の投稿動画「【アイドル】突然豹変するアイドルとファン【推し】[動画 28]」のファンの声援でも確認ができる。また、「人間コンテスト[参考 1]」(※カナダの劇団「CORPUS(コーパス)[参考 2]」の演目「ひつじ」)について触れ、いつか出演して「めぅ」と鳴きたいと語っている[動画 16]

動画に出てくる特徴のあるキャラクター・動物・アイテム

動画に出てくる特徴のあるキャラクター

ミクオ

小学生の男児(幼稚園児の場合もある)、基本は無邪気なキャラクターである[動画 29]。イケメンボイスの青年のミクオの場合、ヒモやホストのようなチャラいキャラクターで、実の母親から源氏名をつけられたことがある[動画 30]

ミクちゃん(葛西さん)

葛西美空自身が投影された役で、ネタの主人公として「クセのある」キャラクターであることが多い(あくまでネタの上での創作されたキャラクターである)。主人公がお父さんの場合は「娘ちゃん」、カップルネタの場合は「彼女ちゃん」と呼ばれることが多い。

お母さん

子供を心配する普通の母親から、子供に厳しい母親[動画 31]、息子の反抗期を楽しむ変わり者の母親[動画 32][動画 33]、子供の願いのためにありえない行動に移る過保護な母親[動画 34]、天然が過ぎる母親[動画 35]など、幅広いキャラクターが登場する。

お父さん

基本的に娘のことが好き過ぎて、行動が暴走するキャラクター[動画 36]。反抗期の娘に苦慮する悩める父親でもある[動画 37]

葛西先生

35歳の独身の女性教師で、子供が好き過ぎてトラブルを起こす[動画 38]。人気YouTuberとのコラボ動画でも登場している[動画 39]。それ以外にも、生徒思いの真面目な教師であったり、男性教諭の場合もある。

校長先生

学校ネタでのオチ担当[動画 31][動画 40]

ユキちゃん

親友の役として一番多く登場する、数少ない常識のあるキャラクター。友達の役名には「ユミ、ユイ、ユカ、ユウト、ユウタ」など「ユ」で始まる子が多い。また、女子では「サキちゃん」「ミサキちゃん」、男子では「タケル君」「高橋君」が多く登場する。

葛西ハム

歌みた(歌ってみた)動画でボーカルとして葛西美空とコンビを組むハムスター。以前の動画からボーカルで参加していたが、2023年9月7日投稿の動画タイトルから「葛西美空×葛西ハム」のように、1人と1匹で表記されるようになった[動画 41]

動画に出てくる動物・アイテム

災厄ちゃん

ゴキブリのことである。動画1本を使って、いかにして嫌いになったかを解説している[動画 42]

インコ

飼い主の世間的にあまり知られたくないことを、ハムボなどでしゃべるインコ[動画 43][動画 44]

シマエナガ

北海道旅行で出会ったシマエナガ[動画 45]。ぬいぐるみとして葛西宅に住んでいるが、BLネタの寸劇を演じさせられている[動画 46]。また葛西美空の「バスト偽装」の企てにも巻き込まれる[動画 47]

家鴨(アヒル)

北海道旅行で出会った野生の水鳥[動画 45]。餌を探す動作で葛西美空をツボらせているが、家鴨ではなく野鴨である。葛西美空も時々「アヒル口」を披露している[動画 48]

セミ

海辺の旅行でセミと再会を約束しているが、会えたかどうかは明らかにされていない[動画 49]

養生(ようじょう)テープ

商品名を隠すのに使用される[動画 50]。葛西美空は当初「ようせいテープ」と読んでいたが、ライブ配信中のコメント欄で視聴者に訂正される[動画 51]。動画中の小道具として、ネイルピアスの表現などにも活用している[動画 52]

ZOZOスーツ

葛西美空が気に入って頻繁に着用する水玉模様の黒のブラウスのこと。

動画配信で起きたエピソード

2023年2月18日からゲーム実況配信を開始している[動画 53]。視聴者は、「葛西美空のハムボで、ホラーゲームの怖さが薄れる」と言っている。配信中トイレに一度も行ったことがなく、特殊なものをはいているのかと質問された際には、「はいていない」と話し、「たれ流しているだけだ」とユーモアで返した[動画 51]

YouTube配信でドミノを400個並べるという配信をしたが、途中で飼い猫にドミノを倒されるなど、動画のタイトルどおり順調には進まず、並べ終わって倒す際、途中で止まり視聴者からやり直しのコメントが多く来た。しかし、次のゲーム実況配信があるため、葛西美空は倒し終わって早々に、まるで ”何事もなかったかのように” ドミノを片付け、やり直しを行わなかった[動画 54]

ブロッコリーでハム太郎チャンスを繰り出そうとも一度は失敗。二度目の挑戦でハム太郎チャンスを繰り出せた[動画 55]

ベビーカステラメーカーで玉こんにゃくを焼いたことがある[動画 56]

「葛西美空はいい香り」の一文のみがWikipediaに投稿されたことがある。事の発端は、ライブ配信の中で匂いに関する視聴者との会話から、「ゴミ置き場に葛西美空が行くといい香りがすると母親が言っていた」と葛西美空が語り、そこから「【葛西美空はいい香り】とWikipediaに書いてください」と語ったことが原因[動画 8]

2024年4月1日 午前0時に、X(旧Twitter)での葛西美空の名前が「葛西みくお@バー葛西」に、アイコンの写真もダンディ中年男性の写真に変更され、「今後は名前を『葛西みくお』に変更して活動する」との内容が投稿され、ファンが混乱する事態となった。これは4月1日エイプリルフールに合わせたYouTubeライブ配信企画[動画 57]の為の葛西美空のジョークであったが、諸事情により名前と写真をすぐに戻すことが出来ず、Xではライブ配信終了後の4日間に渡って「葛西みくお@バー葛西」の名前で活動することになった。

2024年5月1日のYouTubeライブ配信中にチャンネル登録者数が予想以上に急増し、葛西美空自身も想定していない早いタイミングで、YouTubeチャンネル登録者数が100万人に到達する瞬間を迎えることとなった[動画 58]

出演

テレビドラマ

劇場アニメ

雑誌

  • IDOL FILE vol.02 TOKYO(2016年、シンコーミュージック)  

脚注

出典

動画(本人による投稿動画)

参考

外部リンク