安全牌(あんぜんはい)、危険牌(きけんはい)とは、麻雀の用語のひとつで、テンパイしている他者に和了(ロン)されないことが確実な牌を安全牌、他者の和了牌となっている可能性が高い牌を危険牌と呼ぶ。
安全牌は安牌(アンパイ)とも言う。
転じて、麻雀以外でも安全策を行なう事を安全牌を切ると表現する事もある。
いずれもテンパイ者にとってはフリテンとなるため、これらの牌を捨ててもアガられることは絶対にない(アガるとフリテンによる反則でチョンボとなってしまう)。
なお、リーチ者が2人、3人と増えてくると、全員に対する安全牌(共通安全牌)も限られてくるため、テンパイどころかオリるのも困難である。この場合、場の状況から安全と見込まれる牌を捨てたり、安そうなリーチ者に故意に振り込んで、その局を終わらせる(差し込み)のも一つの手である。
また、3.の詳細としては、自分の直前の手番に捨てられた牌は確実な安全牌である。捨てた者にとっては現物牌となるし、ほかの2人にとっても非山越しであるため、仮にダマテンであったとしてもアガることができないからである。これを利用して、直前の捨牌と同じ牌を捨てることを合わせ打ちといい、振り込み回避の基本テクニックとされている。
以下にあげるものは、テンパイ者が両門待ちであることを前提として推測されるものである。よって、カンチャン待ちなどに対して放銃する恐れもあるので注意されたい。
以下のものは必ずしも全ての場合にあてはまるものではなく、特に放銃しやすさについては統計的分析も経ていないものが多いことに留意されたい。