おぐらとしひろ

日本の俳優、アクション監督 (1971-)

おぐら としひろ1971年昭和46年〉[1]5月9日[2][3][注釈 1] - )は、日本の俳優、アクション監督である[1]。スタントマンや特撮番組のスーツアクターとしての活躍で知られている。ジャパンアクションエンタープライズ(JAE)所属。

おぐら としひろ
おぐら としひろ
本名小倉 敏博
生年月日 (1971-05-09) 1971年5月9日(53歳)
出生地日本の旗 日本東京都
民族日本人
身長165cm
ジャンルアクション俳優
活動期間1990年 -
活動内容俳優スーツアクター
主な作品
仮面ライダー電王』(リュウタロス)
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本名・旧芸名は小倉 敏博(読み同じ)[1]。東京都出身[出典 1]。身長165cm。体重52kg。

人物・来歴

JAC(現JAE)第20期生[3][1]。全身を用いたアクションを得意としている[3]

高校生の時に、JAC創立20周年記念映画『リメインズ 美しき勇者たち』のオーディションに合格し、JACに入門[3]後楽園ゆうえんちの『鳥人戦隊ジェットマン』ショーで補助を務めた後、JACが統合された日光江戸村のアクションショーに配属される[3]

スーツアクターとしては、後楽園ゆうえんちの『五星戦隊ダイレンジャー』ショーで戦闘員役を初めて務め、特撮テレビドラマ『重甲ビーファイター』の怪人役を経て、『ビーロボカブタック』『テツワン探偵ロボタック』『燃えろ!!ロボコン』の3作品でレギュラーを務めた[3]

同枠が平成仮面ライダーシリーズへ移行したころより、同シリーズにスポットで参加しつつ、活動の中心を小劇場に移す[3]。2007年『仮面ライダー電王』のリュウタロス役で『ロボコン』以来のレギュラーキャラクターを担当[3]。『海賊戦隊ゴーカイジャー』や『仮面ライダーウィザード』でもレギュラーを務めた[3]

2010年2月には、JAE所属俳優による音楽ユニット「J-MEN」に参加。1stシングル「限界Revolution」で歌手デビューを果たしている[5]

『ゴーカイジャー』などでアクション監督補佐を務めた後、映画『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』でアクション監督としてデビュー[3]。以後、俳優業と並行してアクション監督としても活動している[3]

エピソード

JACを志望した理由は、小学生時代から愛好していた必殺シリーズにJACのメンバーが多数出演していたからであったが、入所後に同シリーズはJACメインではないことを聞き間違いに気づいたという[3]。オーディションではトランポリンを踏み外しており、おぐら自身はなぜ合格できたかわからないと述べており、またトランポリンもトラウマになったという[3]

日光江戸村では、毎日十数ステージの立ち回りを経験したことが自身の財産になっているといい、また高岩成二岡元次郎らJACの先輩との絡みを経験できたことも勉強になったと述べている[3]

重甲ビーファイター』第27話で演じたイカリボンバ2は、ロボット怪人であることからおぐらはロボットをイメージして演じたところアクション監督の竹田道弘から「ロボコンじゃねえんだよ」と叱責され、周囲は爆笑していたがおぐら自身はショックを受けたという[3]。しかし翌々年『ロボコン』と同じロボットコメディ作品である『カブタック』になりレギュラーを得ることができ、従来通りの作品では自身がレギュラー入りすることはなかっただろうと述べている[3]

仮面ライダー響鬼』でバケネコ役に起用されたのは、おぐらが飼っていた猫の話をよくしていたところ、アクション監督の宮崎剛から猫つながりで勧められたからであった[3]

アクマイザー3』を愛好しており、映画『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』でアクマイザー3のリメイクキャラクターが登場することを聞きつけた際は、自ら監督の坂本浩一に電話し、『アクマイザー』のガブラのリメイクであるガーラ役を得た[3]。ガーラが水を飲む描写は脚本にはなく、おぐらの発案によりオリジナルを踏襲したものである[3]

出演

※『JAE NAKED HERO』「LIST OF WORKS おぐらとしひろ」より[6]

テレビドラマ(出演)

特撮テレビドラマ(出演)

テレビスペシャル

バラエティ番組(出演)

映画(出演)

オリジナルビデオ(出演)

舞台(出演)

CM(出演)

CD(出演)

ゲーム(出演)

DVD(出演)

  • ウィッチクローズ(2002年) - シュタイナー 役[注釈 2]
  • R.O.M?(2004年、NTT東日本BBチャンネル) - SAT 役、アクションコーディネーター[注釈 2]
  • リヤル防衛隊 YAJI KITA 特典 short film(2005年) - 喜多六 役[注釈 2]

ネットムービー(出演)

イベント(出演)

スタッフ

テレビドラマ(スタッフ)

バラエティー(スタッフ)

特撮テレビドラマ(スタッフ)

  • スーパー戦隊シリーズ
    • 海賊戦隊ゴーカイジャー(2011年 - 2012年) - アクション監督補佐(第1話)[2]
    • 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー(2018年 - 2019年) - アクション監督(第18・19話)
    • 騎士竜戦隊リュウソウジャー(2019年 - 2020年) - アクション監督(第46 - 48話〈最終話〉)
    • 王様戦隊キングオージャー(2024年) - アクション監督補(第48話 - 第50話〈最終話〉)
    • 爆上戦隊ブンブンジャー (2024年) - アクション監督補佐 (第10[48]・11話[49]
  • 仮面ライダーシリーズ
    • 仮面ライダー鎧武(2013年 - 2014年) - アクション監督補佐
    • 仮面ライダードライブ(2014年 - 2015年) - アクション監督補
    • 仮面ライダービルド(2017年 - 2018年) - アクション監督補
    • 仮面ライダーセイバー(2021年) - アクション監督代行(第17章)[50]

映画(スタッフ)

オリジナルビデオ(スタッフ)

Vシネマ(スタッフ)

ネットムービー(スタッフ)

ヒーローショー(スタッフ)

  • 獣電戦隊キョウリュウジャー(2013年)
    • 「荒れるぜ!真夏のキョウリュウ大決戦!!」
  • 烈車戦隊トッキュウジャー(2014年 - 2015年)
    • 「烈車戦隊トッキュウジャー!シアターGロッソに現る!!」 - アクション監督補佐
    • 「最終列車がやってくる!輝けレインボーライン!!」
  • 手裏剣戦隊ニンニンジャー(2015年)
    • 「最強忍者が暴れるぜ!真夏のニンジャ祭り!!」
  • 動物戦隊ジュウオウジャー(2016年)
    • 「動物戦隊ジュウオウジャー シアターGロッソに現る!!」 - 演出兼アクション監督
    • 「友情パワー全開!5人の絆をなめるなよ!!」
    • 「伝説大解放!ジュウオウイーグル覚醒!!」
  • 宇宙戦隊キュウレンジャー(2017年)
    • 「宇宙戦隊キュウレンジャー!シアターGロッソに現る!!」 - 演出
    • 「究極の選択!天秤にかけられた友情!!」 - 野川瑞穂と共同演出兼共同アクション監督

舞台(スタッフ)

  • K(2014年、ブルーシアター) - 殺陣補佐

イベント(スタッフ)

脚注

注釈

出典

出典(リンク)

参考文献

  • 『GODZILLA FINAL WARS』東宝〈東宝SF特撮映画シリーズ SPECIAL EDITION〉、2005年1月25日。ISBN 4-924609-89-7 
  • 岩畠寿明(エープロ) 編『仮面ライダーディケイド RIDE THE DECADE』講談社〈講談社ヒットブックス テレビマガジン特別編集スペシャル〉、2009年9月25日。ISBN 978-4-06-179167-1 
  • 『東映ヒーロー仮面俳優列伝』鴬谷五郎[編著]、辰巳出版、2014年12月20日。ISBN 978-4-7778-1425-1 
  • 『仮面ライダーゴースト特写写真集 KAIGAN』ホビージャパン〈DETAIL OF HEROES〉、2017年3月18日。ISBN 978-4-7986-1409-0 
  • ホビージャパンMOOK(ホビージャパン)
  • 『ゴジラ FINAL WARS コンプリーション』ホビージャパン、2023年4月4日。ISBN 978-4-7986-3135-6 
  • 映画パンフレット
    • 『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』パンフレット 2021年07月22日発行 / 構成・編集:用田邦憲 / 発行所:東映 事業推進部

外部リンク

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