アドレノルフィン

アドレノルフィン(Adrenorphin)は、内生の、C末端アミド化オピオイドオクタペプチド(Tyr-Gly-Gly-Phe-Met-Arg-Arg-Val-NH2)である。プロエンケファリンのタンパク質分解により生成し、哺乳類の脳に広く分布している[1][2][3][4][5]。ヒトやウシの通常の脳にも存在するが、最初にヒトの副腎髄質(Adrenal medulla)の褐色細胞腫から検出されたということから名付けられた[1]。アドレノルフィンは、μ-オピオイド受容体とκ-オピオイド受容体には作用するが、δ-オピオイド受容体には作用しない、強いオピオイド活性を示す[2]。呼吸抑制や鎮痛の効果を持つ[6]

アドレノルフィン
識別情報
CAS登録番号88377-68-8 ×
PubChem122176
ChemSpider108968 チェック
特性
化学式C44H69N15O9S
モル質量984.18 g/mol
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

関連項目

出典