アマーバッケ
アマーバッケ(Amager Bakke)は、コペンハーゲンのアマー島にあるコジェネレーション/サーマルリサイクル工場、レクリエーション施設である[1]。アマーヒル、アマースロープ、コペンヒルとも言う。
アマーバッケ | |
---|---|
国 | デンマーク |
座標 | 北緯55度41分4秒 東経12度37分12秒 / 北緯55.68444度 東経12.62000度 東経12度37分12秒 / 北緯55.68444度 東経12.62000度 |
現況 | 運転中 |
着工 | 2013年 |
運転開始 | 2017年3月30日 |
建設費 | $6億7000万ドル |
事業主体 | Amager Ressource center |
2017年にオープンし[2]、石炭からバイオマスへの転換の一環として[3]、近隣の古い焼却施設を部分的に代替した[4]。2つの工場は、2025年までにコペンハーゲンがゼロカーボンを達成するという目標の実現に大きな役割を果たす[3]。
レクリエーション施設としては、スキー場、ハイキングコース、クライミングウォールがあり、2018年12月にオープンした[5]。毎年、4万2000人から5万7000人が訪れると見積もられている[6]。
2021年の第14回ワールド・アーキテクチャー・フェスティバルで、「ワールド・ビルディング・オブ・ジ・イヤー」を受賞した[7]。
建築と技術
工場は2017年3月30日にオープンした。建築費用は6億7000万ドルと見積もられており[8]、毎年、40万トンの都市廃棄物を焼却する能力がある。スポーツ施設はBjarke Ingels Groupが設計し、屋根部分は高低差85mの人工スキー場、ハイキング場、クライミングウォールを兼ねており、2019年10月4-6日に一般向けにオープンした[2][9][10][11]。クライミングウォールは、ブルガリアのウォールトピア製で、高さ85mと世界で最も高い[12]。
技術的には、地域の熱需要や電力価格に応じて、0-63 MWの発電と157-247 MWの地域熱供給の運用モードを切り替えられるように設計されている。使うものよりも綺麗な水を作ることができるまたフィルターや他の技術により、ダイオキシンや塩化水素[13][14]とともに、硫黄、NOxの排出量も各々99.5%、95%削減され、世界で最も綺麗な焼却場と主張している[3]。煙突から排気を連続的に排出するのではなく、水蒸気のスモークリングを作る実験も行われた[4]。
運用
低圧蒸気システムの補償装置の設計上の不具合を修正するため、2018年9月7日に、全ての廃棄物処理と発電が17日間にわたり停止された[15]。