アンジェリカ・ガバルドン

アンジェリカ・ガバルドン・ロアイザAngelica Gavaldon Loaiza, 1973年10月3日 - )は、メキシコの元女子プロテニス選手。アメリカ合衆国カリフォルニア州エル・セントロ生まれ。1990年1995年の2度、全豪オープンで女子シングルスのベスト8に入った選手である。シングルス自己最高ランキングは34位。身長160cm、体重54kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。(スペイン語で読むと「アンヘリカ・ガバルドン」になる。)

アンジェリカ・ガバルドン
Angelica Gavaldon
基本情報
フルネームAngelica Gavaldon Loaiza
国籍メキシコの旗 メキシコ
出身地アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州エル・セントロ
居住地メキシコシティ
生年月日 (1973-10-03) 1973年10月3日(50歳)
身長160cm
体重54kg
利き手
バックハンド両手打ち
ツアー経歴
デビュー年1990年
引退年2000年
ツアー通算0勝
シングルス0勝
ダブルス0勝
生涯通算成績194勝179敗
シングルス184勝162敗
ダブルス10勝17敗
生涯獲得賞金504,376 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪ベスト8(1990・95)
全仏2回戦(1994)
全英3回戦(1990・95)
全米3回戦(1995)
キャリア自己最高ランキング
シングルス34位
ダブルス236位

ガバルドンは8歳からテニスを始め、4大大会初出場だった1990年全豪オープンでいきなりベスト8に進出した。予選3試合を勝ち抜いたガバルドンは、本戦3回戦でハナ・マンドリコワ、4回戦で第15シードのジジ・フェルナンデスといった実力者たちを撃破し、クラウディア・ポービック(ドイツ)との準々決勝まで進出した。全豪オープン終了後の2月19日にプロ転向。ウィンブルドンで初出場から3回戦に進出した後、ガバルドンは女子テニス国別対抗戦・フェドカップメキシコ代表選手に選ばれた。

それから5年後の1995年、ガバルドンは再び全豪オープンで活躍し、この年に多くの好成績を出した。3回戦で第15シードのロリ・マクニールアメリカ)に 2-6, 6-3, 8-6 で競り勝ったガバルドンは、続く4回戦で第3シードのヤナ・ノボトナに 7-5, 6-0 で快勝したが、5年ぶり2度目の準々決勝でマリアン・ワーデル=ウィットマイヤー(アメリカ)に 1-6, 2-6 で完敗した。それから、ガバルドンはウィンブルドンでも5年ぶり2度目の3回戦に勝ち進み、1回戦で第11シードのイバ・マヨリを破る勝利を挙げた。全米オープンでも初の3回戦に進んだガバルドンは、1996年1月にシングルスの世界ランキングを自己最高の「34位」に上げた。しかし、1996年全豪オープンでは1回戦で第5シードの伊達公子に敗れている。プロテニス選手の少ないメキシコで活躍してきたアンジェリカ・ガバルドンは、2000年4月に26歳で現役を引退した。選手引退後の彼女は、2007年に1年間フェドカップメキシコ代表監督を務めるなど、後進の育成に力を注いでいる。

メキシコはテニス選手が非常に少なく、当地最大の女子選手は1960年1961年全仏選手権で2年連続準優勝者になったヨラ・ラミレスである。それから30年後、ガバルドンが全豪オープンで2度のベスト8に進出し、世界ランキング34位までたどり着いたが、彼女の引退後はまだ世界的な逸材を見いだしていない。

外部リンク