アンドレイ・バビシュ

チェコ首相、実業家

アンドレイ・バビシュ(Andrej Babiš、1954年9月2日 - )は、チェコ政治家実業家

アンドレイ・バビシュ
Andrej Babiš
2015年のバビシュ
生年月日 (1954-09-02) 1954年9月2日(69歳)
出生地チェコスロバキアの旗 チェコスロバキア
ブラチスラヴァ
出身校ブラチスラバ経済大学
所属政党スロバキア共産党(1980年 - 1989年)
ANO 2011(2012年 - )
サイン

チェコの旗 第12代首相
在任期間2017年12月6日 - 2021年12月17日
大統領ミロシュ・ゼマン

チェコの旗 副首相
内閣ソボトカ内閣
在任期間2014年1月29日 - 2017年5月24日

チェコの旗 財務大臣
内閣ソボトカ内閣
在任期間2014年1月29日 - 2017年5月24日

ANO 2011党首
在任期間2012年5月11日 -
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経歴

1954年チェコスロバキアブラチスラヴァ(現在はスロバキアの首都)で生まれる。ブラチスラバ経済大学で国際貿易を学び、卒業後は化学会社のChemapol Bratislavaの貿易部門で働いている。1980年スロバキア共産党に入党[1]ビロード革命後にはチェコに移り住んでいる。

2012年に新党ANO 2011を設立する。2013年チェコ議会下院選挙の結果を受けて発足したチェコ社会民主党、ANO 2011、キリスト教民主同盟=チェコスロバキア人民党の連立政権では、第1副首相兼財務大臣を務めた。2017年チェコ議会下院選挙ではANO 2011が第1党に躍進し、ミロシュ・ゼマン大統領によって首相に任命され、バビシュ内閣を発足させた[2]

新型コロナウイルス感染症の流行においては対策の不手際、補助金を支給したことによる債務の増加、また自ら経営する企業に配慮したといった批判が噴出した。こうした批判には反論をしたものの、2021年10月の下院選挙でANO 2011は72議席と想定より議席が伸びず、野党勢力が過半数を獲得したため退陣することとなった[3][4]11月11日ミロシュ・ゼマン大統領に辞表を提出[5]

2023年1月13、14両日の大統領選挙英語版1回目投票で35.0%の票を獲得し2位となったが、首位の退役軍人で元北大西洋条約機構軍事委員長のペトル・パヴェル(35.4%)との決選投票で敗れた[6][7][8]

脚注

外部リンク


公職
先代
ボフスラフ・ソボトカ
チェコ共和国首相
2017年 - 2021年
次代
ペトル・フィアラ
党職
先代
ANO 2011代表
2012年 -
次代
現職