アークティック・モンキーズ
アークティック・モンキーズ(Arctic Monkeys)は、イングランド、シェフィールド出身のロックバンド。2002年に結成。
アークティック・モンキーズ | |
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『ロスキレ・フェスティバル』にて(2014年) | |
基本情報 | |
出身地 | イングランド・シェフィールド |
ジャンル | |
活動期間 | 2002年 - |
レーベル | |
公式サイト | Arctic Monkeys | Official Website |
メンバー | |
旧メンバー |
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メンバー
現メンバー
- アレックス・ターナー(Alex Turner, 1986年1月6日 - )ボーカル・ギター (2002年-現在)
- バンドの作詞家。ストーリー性が色濃く、かつシニカルで情景描写の豊かな歌詞が特徴。60年代のオールディーズミュージック、ヒップホップ、ビッグビートなども好み、ロック以外にも造詣は深い。ポーカーフェイスで有名。ラスト・シャドウ・パペッツにおいても活動。
- ジェイミー・クック(Jamie Cook, 1985年7月8日 - )ギター (2002年-現在)
- ギタリスト。バンドのメンバーとして以上に、アレックスとは無二の親友。ヘビーなサウンドのロックを好み、いくつかの楽曲にも反映されている。
- 2012年7月に婚約を発表。
- マット・ヘルダース(Matt Helders, 1986年5月7日 - )ドラム (2002年-現在)
- ニック・オマリー(Nick O'Malley, 1985年7月5日 - )ベース (2006年-現在)
- アンディ脱退後に正式加入。
セッション&ツアーミュージシャン
- ジョン・アシュトン(John Ashton)キーボード・ギター・バックボーカル (2009年-現在)
旧メンバー
来歴
2001年、アレックス・ターナーとジェイミー・クックが、クリスマスにギターを入手。
2002年の夏、アンディ・ニコルソン(ベース)とマット・ヘルダース(ドラム)が加入。「Bang Bang」というバンド名で、アレックスのガレージにてバンド練習を開始。主にレッド・ツェッペリンなどのカバー曲を演奏し練習。後にバンド名を「Arctic Monkeys」に変更。このバンド名は、ジェイミーが命名した。
2005年1月、デモ音源が"The Sheriff"と名乗る1人のファンによってインターネットに公開されるや、たちまち話題沸騰となり、バンドは7月にインディーレーベルのドミノと契約(他にフランツ・フェルディナンドなどが所属)。10月に、デビュー・シングル「I Bet You Look Good on the Dancefloor」をリリース。全英初登場1位とを獲得すると共に、1週間で4万枚を売り上げるという鮮烈なデビューを飾った。英国メディアはこぞって彼らを「オアシス以来の衝撃」と報じた。
2006年1月23日、1stアルバム『Whatever People Say I Am, That's What I'm Not』をリリース。本作は全英初登場1位に輝き、発売初週で36万枚を売り上げ、当時の英国のアルバム最速売り上げ記録を更新した。同アルバムは英国で最終的に200万枚近くのセールスを記録している。2月にアメリカでもリリースされ、発売1週目に34,000枚を売り上げて(インディーズのデビュー・アルバムとしては史上2番目)、ビルボード初登場24位となる。さらに、英国最大の音楽賞であるブリット・アウォーズなど、国内の主要音楽賞を総なめにして一躍トップ・ランナーの地位を築くことになった。
2007年4月23日に、2ndアルバム『Favourite Worst Nightmare』を発売。全英1位、全米7位など、前作に引き続いて各国で大成功を収めると共に、英国最大のロックフェスであるグラストンベリー・フェスティバルにヘッドライナーとして出演し、早くもその人気は頂点に達している。さらに、同年8月に開催されたサマーソニック07の大トリに大抜擢され、サマーソニックにおいて史上最年少(21歳)・デビューから最速でのヘッドライナーとしての出演を果たした。
2012年7月28日、ロンドンオリンピックの開会式で「I Bet You Look Good on the Dancefloor」とビートルズの「Come Together」の2曲を選手入場終了直後に演奏した。
2013年9月9日、5thアルバム『AM』を発売。全英アルバムチャートにてデビュー作から5作連続で1位を記録し、アメリカでは発売初週に42,000枚を売り上げてBillboard 200チャートで6位にランクインした[9]。
2016年12月、ターナーはバンドの休止が終わって、6枚目のスタジオアルバムの制作を始めたことを、BBCラジオシェフィールドで認めた[10]。同アルバムは2017年9月にレコーディングが始まった[11]。2018年5月11日に『Tranquility Base Hotel & Casino』がリリースされた[12]。
2021年12月8日、ブリング・ミー・ザ・ホライズン、メーガン・ザ・スタリオン、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、ホールジーらと並び、レディング&リーズ・フェスティバル 2022の土曜ヘッドライナーとして発表された[13][14][15]。2022年8月23日、チューリッヒ・オープンエア・フェスティバルで、新曲「I Ain't Quite Where I Think I Am」を初披露した[16][17]。その翌日には、同年10月21日にリリースされた7枚目のスタジオアルバム、『The Car』を発表した[18][19]。同年8月30日には、ターナーが監督したミュージックビデオが付いて、同アルバムからファーストシングル「There'd Better Be a Mirrorball」をリリース[20][21][22]。同年10月18日には、「I Ain't Quite Where I Think I Am」がサードシングルとしてリリースされた[23][24]。
ディスコグラフィ
アルバム
年 | タイトル | アルバム詳細 | チャート最高位 | 認定 | |||||||||
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UK [25] | AUS [26] | BEL [27] | CAN [28] | GER [29] | IRE [30] | JPN [31] | NLD [32] | NZ [33] | US [34] | ||||
2006 | Whatever People Say I Am, That's What I'm Not | 1 | 1 | 9 | 46 | 20 | 1 | 9 | 8 | 5 | 24 | ||
2007 | Favourite Worst Nightmare |
| 1 | 2 | 3 | 4 | 2 | 1 | 4 | 1 | 4 | 7 | |
2009 | Humbug | 1 | 2 | 1 | 6 | 4 | 1 | 4 | 2 | 3 | 15 |
| |
2011 | Suck It and See | 1 | 4 | 2 | 12 | 10 | 3 | 11 | 6 | 7 | 14 |
| |
2013 | AM |
| 1 | 1 | 1 | 3 | 3 | 1 | 10 | 1 | 1 | 6 | |
2018 | Tranquility Base Hotel & Casino | 1 | 1 | 1 | 4 | 4 | 2 | 9 | 1 | 2 | 8 |
| |
2022 | The Car |
| 2 | 2 | 2 | 6 | 5 | 2 | 18 | 2 | 2 | 6 |
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シングル
- I Bet You Look Good on the Dancefloor (2005年)
- When the Sun Goes Down (2006年)
- Leave Before the Lights Come On (2006年)
- Brianstorm (2007年)
- Fluorescent Adolescent (2007年)
- Teddy Picker (2007年)
- Crying Lightning (2009年)
- Cornerstone (2009年)
- My Propeller (2010年)
- Don't Sit Down 'Cause I've Moved Your Chair (2011年)
- The Hellcat Spangled Shalalala (2011年)
- Suck It and See (2011年)
- Black Treacle (2012年)
- R U Mine? (2012年)
- Do I Wanna Know? (2013年)
- Why'd You Only Call Me When You're High? (2013年)
- One for the Road (2013年)
- Tranquility Base Hotel & Casino (2018年)
- There'd Better Be a Mirrorball (2022年)
- Body Paint (2022年)
- I Ain't Quite Where I Think I Am (2022年)
EPs
- Five Minutes with Arctic Monkeys (2005年)
- Who the Fuck Are Arctic Monkeys? (2006年)
- iTunes Live: London Festival '11 (2011年)
非公式リリース
- Characters
- Three Epsodes Where Someone Else Got In The Way
Demo
- Curtains Close
- Knock a Door Run
- On the Run From the MI5
- Ravey Ravey Ravey Club
- Space Invaders
- Wavin' Bye to the Train or the Bus
- Choo Choo
日本公演
- 2005年
- 11月23日(昼・夜) 代官山UNIT
- 2006年
- 4月2日 Zepp Osaka
- 4月3日 DIAMOND HALL
- 4月4日 スタジオコースト
- 8月12日 サマーソニック大阪
- 8月12日 サマーソニック東京
- 2007年
- 3月29日 Zepp Tokyo
- 8月12日 サマーソニック東京
- 8月13日 サマーソニック大阪
- 2009年
- 10月18日 恵比寿リキッドルーム スペシャルギグ
- 10月19日 日本武道館
- 2011年
- 7月29日 フジロック・フェスティバル(苗場スキー場)
- 2014年
- 2023年
- 3月12日 東京ガーデンシアター
- 3月13日 Zepp Haneda
- 3月15日 Zepp Osaka Bayside
脚注
出典
外部リンク
- ArcticMonkeysVEVO - YouTubeチャンネル