ウルフィラ

ウルフィラまたはウルフィラス(Ulfilas, ゴート語:Wulfila(Ulphilas, Orphilaとも)[1]311年頃 - 383年[2])は、4世紀ゴート人司教聖書翻訳家で、聖書の布教のためにゴート文字を発案した[3]。彼によるゲルマン語の金字塔であるゴートの聖書の重要な断片は今日も残っている[4]

ウルフィラまたはウルフィラス
ゴート人に福音を説くウルフィラ
生誕311年
死没383年
子供(養子)ドゥロストルムのアウクセンティウス(en
著作ゴート語による聖書
役職
ゴート族主教

彼が布教を始めた時代はアリウス派の全盛期にあたり、ニコメディアのエウセビオスによって司教に叙階された彼は、自然にアリウス派の神学を受け入れた。彼と彼によるゴート人の教会は、360年コンスタンティノープルの相似本質説的教会会議によって決定された意味におけるアリウス説を公言し続けた。[4]

脚注