エレクトロニック・スポーツ・リーグ

ESLドイツeスポーツリーグの運営会社[1]である。2000年に「エレクトロニック・スポーツ・リーグ」設立、その後その略称をとってESLに改称された。本社はケルンにある。

ESL
前身Deutsche Clanliga
Electronic Sports League
競技Eスポーツ
創立2000
オーナーモダン・タイムズ・グループ (82%)
Global
公式サイトwww.eslgaming.com

概要

ESLは最も古くから運営されているeスポーツ企業のひとつで、その後も継続的に運営している最大規模の企業のひとつ[2]である。世界各国で国内・国際大会を開催している[3]

ESLは11の支店があり、ドイツの他にもテレビスタジオを所有している。大会の模様は主にTwitchで実況中継される[4][5]

主にインテル・エクストリーム・マスターズ(IEM)、ESL One、ESLプロリーグ、各国の国内選手権の開催などを運営している。

歴史

1997年にドイツでドイツ・クランリーガ(Deutsche Clanliga)として設立された[6]。クランリーガを継承する形で2000年に「エレクトロニック・スポーツ・リーグ」が、オンラインゲーム・リーグ及びゲーム雑誌企業として設立された。ゲーム用にサーバーのレンタル事業も行なっていた[7]

ESLの年間収入が2002年から2004年で倍増し、2005年にはインテル・エクストリーム・マスターズ(IEM)のKatowiceが10万人動員、Twitchで100万人以上の視聴者を集め、世界で最も視聴者数の多いeスポーツイベントとなった[8][9]

2015年7月にはスウェーデンのデジタルエンターテイメント企業モダン・タイムズ・グループ(MTG)がタートル・エンタテインメントからESLの株式74%を取得し、ESLはMTGの傘下となった[10][11][12][13]。同年、ESLは映画館でeスポーツをライブ観戦する「esports in Cinema」への参入を発表、世界で1,500館以上に配信を行なっている。

2015年に競技者が公式にアデロール(Adderall)の使用を認めた後、ESLは各国のアンチ・ドーピング機構や世界アンチ・ドーピング機関(WADA)と連携し、アンチ・ドーピング方針を決定[14][15][16] ESLは国際的なeスポーツ運営企業として初めてドーピング規定を導入した[17]。WADAで禁止されている薬物の抜き打ち試験をおこなった[18]。能力向上ドラッグを使用した違反者は、賞金減額や獲得点数の減点、失格扱いから、ESL主催大会から最大2年間の出場停止処分など多岐にわたった[19]

2015年11月にEスポーツ・エンターテイメント協会リーグ(E-Sports Entertainment Association League (ESEA))の買収を発表。また現在、ESLはプロフェッショナル・eスポーツの統合維持を目指す非営利団体Eスポーツ統合連立機構(Esports Integrity Coalition (ESIC))の会員組織である[20]

脚注

外部リンク