クラックスマン

クラックスマン:Cracksman)は、イギリス競走馬。主な勝ち鞍に2017年チャンピオンステークス2018年ガネー賞コロネーションカップ、チャンピオンステークスがある。

クラックスマン
アンソニー・オッペンハイマーの勝負服
欧字表記Cracksman
品種サラブレッド
性別
毛色鹿毛
生誕2014年4月9日(10歳)
Frankel
Rhadegunda
母の父Pivotal
生国イギリスの旗 イギリス
生産者Hascombe And Valiant Studs
馬主A.E.Oppenheimer
調教師ジョン・ゴスデンイギリス
競走成績
生涯成績11戦8勝
勝ち鞍
GIチャンピオンステークス2017年・2018年
GIガネー賞2018年
GIコロネーションカップ2018年
繁殖成績
タイトルリーディングサイアー(2023年)
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フランケルの初年度産駒の一頭である。

戦績

2歳(2016年)

2016年10月19日、ニューマーケット競馬場の未勝利戦をハヴリン騎手を背にデビュー、59.5キロを背負いながらも初勝利を挙げる[1][2]

3歳(2017年)

2017年4月26日、エプソム競馬場インヴェスティックダービートライアルで始動。1番人気に応え2連勝してた[1][3]

ダービーステークスに駒を進めるが、本番ではウイングオブイーグルスの3着に敗れる[4]。続くアイリッシュダービーではカプリの2着となる[5]

その後、8月23日ヨーク競馬場グレートヴォルティジュールステークスを制して重賞初勝利を飾ると[6]、フランスに遠征し9月10日のニエル賞でも2着馬に3馬身半差をつけ快勝し凱旋門賞の有力候補になるものの、凱旋門賞は回避することになる[7]。そして、10月21日のチャンピオンステークスでは道中4番手に位置すると直線で力強く抜け出し、ポエッツワードに7馬身差をつけてG1初制覇を挙げた[8][9]。この勝利が評価されて当年のカルティエ賞最優秀3歳牡馬を受賞している[10]

4歳(2018年)

2018年4月29日のガネー賞で始動。2番手追走から抜け出すと、逃げたレンズデイに4馬身差をつけて圧勝した[11][12]。続くコロネーションカップでは、直線の下り坂を気にしてエンジンがかからなかったが、平坦になると伸び、逃げ粘っていた伏兵のサルウィンをアタマ差交わして勝利した[13][14]。6月20日のプリンスオブウェールズステークスでは直線で早めに抜け出すも、後方から追い上げてきたポエッツワードに差し切られ2着に敗れる[15][16]。その後はキングジョージインターナショナルステークス、凱旋門賞への出走を視野に入れていたがいずれも馬場が合わない理由で回避した[17]

そして引退レースとなった10月20日のチャンピオンステークスでは初めてブリンカーをつけ[18][19]、好位追走から直線で抜け出すとクリスタルオーシャンに6馬身差をつけて圧勝して同競走2連覇を達成、有終の美を飾った[20][19]

種牡馬時代

引退後はダルハムホールスタッドで種牡馬入りし、初年度産駒からフランスダービー、凱旋門賞を無敗で制覇したエースインパクトを出す好調なスタートを切った。2023年、仏リーディングサイアーに輝いた。

主な産駒

血統表

クラックスマン血統(血統表の出典)
父系サドラーズウェルズ系

Frankel
2008
父の父
Galileo
1998
Sadler's WellsNorthern Dancer
Fairy Bridge
Urban SeaMiswaki
Allegretta
父の母
Kind
2001
DanehillDanzig
Razyana
Rainbow LakeRainbow Quest
Rockfest

Rhadegunda
2005
Pivotal
1993
Polar FalconNureyev
Marie d'Argonne
Fearless RevivalCozzene
Stufida
母の母
St Radegund
1994
Green DesertDanzig
Foreign Courier
On the HouseBe My Guest
Lora

脚注

外部リンク

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