サイクリンT2
サイクリンT2(英: cyclin T2)は、ヒトではCCNT2遺伝子にコードされるタンパク質である[5][6][7]。
機能
CCNT2遺伝子にコードされるサイクリンT2タンパク質は、高度に保存されたサイクリンファミリーに属する。このファミリーのメンバーは、細胞周期を通じてそのタンパク質存在量に顕著な周期性がみられることで特徴づけられる。サイクリンはサイクリン依存性キナーゼ(CDK)の調節因子として機能する。サイクリンはそれぞれ異なる発現と分解のパターンを示し、有糸分裂の各イベントの時間的調整に寄与している。サイクリンT2とそのキナーゼパートナーであるCDK9は、転写伸長因子P-TEFbのサブユニットであることが知られている。このサイクリンT2を含むP-TEFb複合体はHIV-1のTatタンパク質と相互作用し、その負の調節因子として機能することが報告されている[7]。
相互作用
出典
関連文献
外部リンク
- FactorBook CCNT2