サガナキ

サガナキギリシア語 σαγανάκι, 小さなフライパン)とは、チーズを油で焼いたギリシャアペタイザーである。

サガナキ
シカゴのレストラン「ザ・パーセノン」でフランベされながら供されるサガナキ

チーズは、通常ケファログラヴィエラ (Kefalograviera、カセリ (Kasseri、ケファロティリ (Kefalotyri、またはヒツジの乳のフェタが使われる。この他、アラホバ (Arachovaではフォルマエラ (Formaella), キプロスではハルーミも使われる。

調理・食べ方

小さなフライパンを熱し、チーズを泡立つまで溶かして、レモン果汁とコショウで味付けして供する。パンと共に食べる。

アメリカ合衆国カナダ、およびオーストラリアのレストランでは、焼いた後にテーブルで「オーパ!」 (Opa!) のかけ声と共にフランベする場合もある。その後、レモン果汁を搾ってフランベの炎を消す。このスタイルはシカゴのグリークタウン(ギリシャ人街)のレストラン、ザ・パーセノン (The Parthenon) で1960年代に始められたと伝えられている。[1][2][3]

この料理の他にも、一人前のフライパンで調理される料理を「サガナキ」と呼ぶことがあり、「小エビのサガナキ」 (γαρίδες σαγανάκι), 「ムール貝のサガナキ」(μύδια σαγανάκι) 等があり、通常フェタをベースとし、辛いトマトソースで調理する。

語源

サガナキ (saganaki) は、取っ手の二つついたフライパンを意味するサガニ (sagani) の縮小辞であり、サガニはトルコ語のサハン (sahan) に由来する。[4]

脚注

関連項目