シーメンス・エナジー

ドイツのエネルギー企業

シーメンス・エナジー: Siemens Energy AG)は、ドイツバイエルン州ミュンヘンに本拠を置き、送電石油ガスおよび関連サービスを行うエネルギー企業。フランクフルト証券取引所上場企業(FWBENR)。

シーメンス・エナジー
Siemens Energy AG
種類公開会社
市場情報FWBENR
本社所在地ドイツの旗 ドイツ
81739
Otto-Hahn-Ring 6, ミュンヘン, バイエルン州
設立2020年4月1日 (4年前) (2020-04-01)
業種エネルギー
事業内容発電送電石油ガスおよび関連サービス
代表者クリスチャン・ブルッフ(CEO
主要子会社シーメンスガメサ・リニューアブル・エナジー (67%)
外部リンク公式ウェブサイト(英語)
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沿革

シーメンスのエネルギー事業は、創業者のヴェルナー・フォン・ジーメンスによって会社が設立されて以来、同グループの基幹事業の一つとしての歴史を持ち続けた[1]1897年ドイツ領南西アフリカで電気プラントを建設、1903年Siemens&Halskeの高電圧部門がElektrizitäts-Aktiengesellschaftと合併することでSiemens-Schuckertwerkeが設立され、1920年代以降ドイツおよびヨーロッパ地域で相次いで、水力および火力による発電所および送電設備を開設させた[1]

第二次世界大戦は施設の破壊と産業の解体をもたらしたが、戦後経済の奇跡に伴い活力を取り戻し、1956年にはアルゼンチンに発電所を開設し国際市場に復帰した[1]1969年に子会社Kraftwerk Union AGTransformatoren AGを設立、1987年に両社が統合されシーメンスの発電機部門となった[1]1997年ウェスティングハウス・エレクトリックから原子力以外の発電所事業を買収[2]2004年デンマークの風力発電事業者Bonus Energy A/Sを買収[3]2017年4月、風力発電機事業をスペインGamesa Corporación Tecnológicaと合併させ、再生可能エネルギー事業を行うシーメンスガメサ・リニューアブル・エナジーを設立させた[4]

2019年5月、シーメンスはエネルギー事業を新会社としてスピンオフさせることを発表[5]、翌2020年4月に新会社が発足、9月に株式上場が行われ、シーメンスが株式の約35%を保有する形での上場となった[6]。シーメンスガメサ・リニューアブル・エナジーは、シーメンス・エナジーの傘下の位置付けとなっており同社の主要株主となっていたが、2023年に全株式を買収し完全子会社した[7]

日本における展開

本国法人のスピンオフに伴い、日本法人の分社化が2020年6月に行われ「シーメンス・エナジー株式会社」(Siemens Energy K.K.)が発足した[8]東京都品川区にオフィスを持つ。

住友電気工業とのコンソーシアムを通じて、インド南部の超高圧送電システムを建設し、2021年3月に商用運転を開始した[9]

出典

外部リンク