ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ

日本のバスケットボールリーグ

ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ: Japan Professional Basketball League、略称: B.LEAGUE)は、日本プロバスケットボールリーグである。

Bリーグ
B.LEAGUE
最新シーズン・大会:
Bリーグ 2023-24
前身NBL
NBDL
bjリーグ(TKbjリーグ)
競技バスケットボール
創立2015年4月1日
代表島田慎二(チェアマン)
開始年2016年
参加チーム38(B1:24、B2:14)
リーグレベル1部・2部
下位大会B3リーグ
国内カップ戦Bリーグアーリーカップ
日本の旗 日本
連盟日本バスケットボール協会
前回優勝 B1  琉球ゴールデンキングス(1回目)
 B2  佐賀バルーナーズ(1回目)
最多優勝アルバルク東京(2回)
宇都宮ブレックス(2回)
参加資格Bリーグクラブライセンスを参照
テレビ局#放送・配信を参照
スポンサー#協賛団体を参照
創立者川淵三郎
公式サイトhttps://www.bleague.jp/

概要

凡例

発足までの経緯

日本における男子バスケットボールのトップリーグは、2005年bjリーグ(TKbjリーグ)JBAおよびJBL機構から独立する形で発足して以来、2リーグ(NBL・TKbjリーグ)の並立する状態が続いていた。この状況に懸念を示したFIBAが、「トップリーグの統一」「協会の体制および組織の改革」「ユース世代を含めた代表強化体制」の3つが必要であると指摘したが、トップリーグの統合さえ遅々として実現に至らなかった。

2013年12月17日、国際オリンピック委員会(IOC)委員でもあるパトリック・バウマンFIBA専務理事(当時)がJBAに対し、2つのリーグがある状況を早期に改善するよう通告した。現状のままでは、2020年東京五輪開催国枠を日本代表に付与しない可能性もあるとして、「今回がラストチャンス」と言及した[1]。世界連盟が一国の競技団体に対し、ここまで改革を要求するのは異例の事態であり、東京五輪出場にまで波及する「最後通告」の形となった。これは、FIBA本体も組織改革や大会システムの大幅な変革を進め、バスケットボールのブランド力を高めようとしてきた事の反映であった。

2014年4月、バウマンが再来日した際に回答期限を10月末とした上で、改めてリーグ一元化と協会の内部統制の改善を求めた[2]。同年7月、「新リーグ組織委員会」が発足し、JBA・NBL・bjリーグによる話し合いが続けられたが、期限を過ぎても十分な方向性を示すことはできなかった[2]。同年11月26日、FIBAがJBAの会員資格を無期限停止し、日本代表の国際試合への出場が不可能となった[3][4]

これを受けて、2015年1月、FIBAは両リーグの統合を含むJBAの諸問題を改革するため、1993年に開幕したJリーグの創設に大きく貢献したJリーグ初代チェアマンの川淵三郎がチェアマン(代表)を務める作業チーム「JAPAN 2024 TASKFORCE」を発足させた。その後、TASKFORCEの主導のもと両リーグの統合を検討した上で、同年4月1日にジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(JPBL)が設立され、川淵が初代チェアマン(理事長)に就任した。同年8月9日に資格停止処分が解除され、国際試合への出場が可能となった[5]

名称

リーグの名称はBリーグ(ビーリーグ、: B.LEAGUE)。『Bはシンプルに、バスケのB。「Boys, be ambitious」のbe動詞Bのように、可能性を秘める』として命名された[6]

構造

2部制を採用する(概要は以下の通り)[7][8]。B3リーグに参加するクラブは、一定の条件を満たせばJPBLへの「準加盟」クラブとして対応する[9][10]

カテゴリクラブ数
(2016-17シーズン)
クラブの形態選手ホームゲーム(主催試合)[11]
B118プロのみアマチュア登録は2名まで全体の80%以上を同一の会場で行う
B25名以上をプロ登録する全体の60%以上を同一の会場で行う
B3リーグ(参考)9プロ・アマチュアの混成--

参加条件

2016-17シーズンにB1・B2およびB3リーグへ参加するクラブは2015年3月31日時点でNBL・TKbjリーグ・NBDLのいずれかに所属するクラブから選ばれた[注 1][7]。2017-18シーズン以降も、条件を変えたうえで新たに参加するクラブを募集する[12]

参入にあたっての基準は以下の通り[7][10][11][12][13]

カテゴリホームアリーナ(本拠地)の収容人数[14]年間売上収入ユースチームの保有
B15000人以上[注 2]1億円以上[注 3]
B23000人以上[注 2]1億円以上
B3リーグ(参考)---
  • 明確な理念を定める[7]
  • チーム名に地域名を加える[7]
    • 企業名をチーム名に使用してもよいが、2015-16シーズン[注 4]から引き続き使用する場合、かつクラブの公式文書およびwebサイトで使用する場合に限る[15]
  • ホームタウン(活動地域)を設定する[7]
  • ホームアリーナおよび練習場を確保する[7]
  • ファンクラブや後援会などの支援団体を保有する[7]
  • 債務超過に陥っていない[7]、かつ3期連続で赤字を計上していない[13]
  • ライセンスの有効期間は1年とする。翌シーズンも参加する場合は前年11月末までに申請する[13]
  • 基準を満たさなかったクラブは、成績に関わらずB3リーグに降格する。ただし債務超過または3期連続の赤字の場合は原則としてBリーグからの除名・退会となる[13]

2018-19シーズンについては、日本社会人バスケットボール連盟の設立に伴い、2017年11月に開催の「日本社会人バスケットボール選手権プレ大会」に出場したクラブを対象としてB3リーグへの参入審査を行う(ただし、和歌山トライアンズについては左記大会の出場有無に関わらず審査対象とする)。2019-20シーズン以後は、日本社会人バスケットボール連盟が推薦したクラブを対象としてB3昇格の審査を行うとしている。

2017-18シーズンより、翌年度シーズンのB1に昇格する場合の案件として、従来の成績面(上位2チームが自動昇格。3位はB1の16位との入れ替え戦)に加え、1試合平均の観客動員が1500人未満である場合はB1昇格権利を喪失(この場合でも次点チームの繰り上げはない)とするルールが定められた。

大会方式

シーズン開催

B1とB2の大会方式は以下の通り[16]

レギュラーシーズン(リーグ戦、2017-18シーズンより)
B1とB2はいずれも18クラブを6クラブ×3地区に分ける。
  • 地区は、ホームアリーナの所在地を基準とし、
    • 1. 総務省の都道府県コード順
    • 2. 同一都道府県内の市では、東から順
    • 3. 同一の政令指定都市内の政令区では、北から順
    • 4. 上記まで同一の場合は、クラブ名の五十音順

に、1~6番目を東地区、7~12番目を中地区、13~18番目を西地区とする。

以下の組み合わせで各クラブとも60試合のレギュラーシーズンを戦う。

  • 自地区のクラブ×6試合(計30試合)
  • 他地区の全12クラブ×2試合+6試合(24+6=計30試合)

2016-17シーズンは

  • 自地区の3クラブ×8試合+同2クラブ×6試合(24+12=計36試合)
  • 他地区の全12クラブ×2試合(計24試合)

で行われた。

毎週末の同一カード・同一会場での2連戦を原則とし、これを1節と数える[注 5]。この為、一方のホームのみで対戦するカードが発生する。
順位は勝率の高い順、ただし勝率が並んだ場合は以下の順で決定する。
  1. 直接対決の勝率
  2. 直接対決の得失点差
  3. 直接対決の1試合平均得点
  4. リーグ戦全日程の得失点差
  5. リーグ戦全日程の1試合平均得点
  6. 抽選
Bリーグチャンピオンシップ
B1の優勝クラブは以下の8クラブによるプレーオフで決定する。
  • 各地区の上位2クラブ(計6クラブ)。
  • 各地区の3位以下のうち上位2クラブ(ワイルドカード)[注 6]
    • 「-1」・「-2」・「-3」は1位同士・2位同士での順位。
 QUARTERFINALS(準々決勝)SEMIFINALS(準決勝)FINALS(決勝)
               
 地区1位-1  1 
 ワイルドカード下位  8 
  1対8の勝者  A 
  4対5の勝者  B 
 地区2位-1  4
  地区2位-2  5 
   A対Bの勝者 
  C対Dの勝者 
  地区1位-3  3 
 地区2位-3  6 
  3対6の勝者  C
  2対7の勝者  D 
 地区1位-2  2
  ワイルドカード上位  7 
  • 準々決勝・準決勝はレギュラーシーズンにおける上位クラブのホームによる2連戦とし、1勝1敗の場合は別の日(原則第2戦の翌日)にフルタイムの第3戦を行い勝者を決定する。
  • 第3試合で同点の場合、決着が付くまで延長戦を行う。
  • 3位決定戦は行わない。
  • ファイナルは2戦先勝。日本生命保険がタイトルスポンサーとなり、「日本生命B.LEAGUE FINALS」として行われる。
  • 以下は2016-17・2017-18シーズンまでのルールである。
    • 第2試合を終わって1勝1敗の場合、第2試合終了後に5分ハーフの「第3試合(特別ルールあり)」を行っていた。
    • 決勝は中立地での一発勝負とし、そのうえで同点の場合は決着が付くまで延長戦を行う。
Bリーグオールスターゲーム
B2プレーオフ
B2の優勝クラブは、各地区1位と各地区1位以外で最上位のクラブ(ワイルドカード)によるプレーオフで決定する。
  • 全試合において、レギュラーシーズンにおける上位クラブのホームによる2連戦とし、1勝1敗の場合は、別の日(原則第2戦の翌日)にフルタイムの第3戦を行い勝者を決定する。
    • 2016-17・2017-18シーズンは、第2試合終了後に5分ハーフの「第3試合(特別ルールあり)」を行っていた(現行のB1チャンピオンシップと同様)。
    • 2016-17シーズンは、決勝および3位決定戦は中立地での一発勝負であった。
  • 第3試合で同点の場合、決着が付くまで延長戦を行う。
  • 上記のプレーオフは、B1ライセンスの有無に関わらず実施される。
B1・B2間におけるクラブの入れ替え
B2の上位3クラブがいずれもB1ライセンスを所持している場合はB1の下位2クラブがB2に降格、B2の上位2クラブがB1に昇格する。B1の16位とB2の3位とが「B1・B2入れ替え戦(中立地での一発勝負)」を行い、この勝者が翌シーズンのB1に参加する。
  • B2上位の順位はB2プレーオフ結果に則る。
  • B1下位の順位は年間勝率の下位4クラブが参加する「B1残留プレーオフ(下記)」で決定する。
  • 1回戦はレギュラーシーズンにおける上位クラブのホームによる2連戦とし、1勝1敗の場合は第2試合終了後に5分ハーフの「第3試合(特別ルールあり)」を行う。
  • 2回戦は中立地での一発勝負とする。
  • 第2試合および決勝で同点の場合、決着が付くまで延長戦を行う。
  • 下記の取り扱いは、B2の上位3クラブがいずれもB1ライセンスを所持している場合のもの。
  • 1回戦の敗者はB2へ降格する(3位決定戦は行わない)。
  • 2回戦の勝者はその時点でB1への残留が決まる。敗者は入れ替え戦へ進む。
  • B1のクラブのいずれかがB1ライセンス不交付となり、B2以下に降格が決まった場合は、下記のように残留プレーオフが行われる[17]
  • B1ライセンス不交付となったクラブを除いた17クラブの中での下位2クラブによる1回戦のみを行う。通常の残留プレーオフ1回戦と同じく、上位クラブのホームによる2連戦とし、1勝1敗の場合は第2試合終了後に5分ハーフの「第3試合(特別ルールあり)」を行う。
  • 敗者はB2へ降格し、勝者は入れ替え戦へ進む。
  • B2の上位3クラブのいずれかがB1ライセンスを所持していない場合は、下記のように残留プレーオフ・入れ替え戦が行われる。
  • B2の3位がライセンス無しの場合、残留プレーオフ2回戦の結果に関わらず2回戦進出の両クラブが残留(B2の3位決定戦がライセンス有りと無しの対戦の場合、2回戦は実施される。ライセンス無し同士の対戦の場合は2回戦は実施しない)。
  • B2の1位または2位がライセンス無しで3位もライセンス無しの場合、残留プレーオフ2回戦は1回戦敗者同士の対戦となり、勝者残留・敗者降格。入れ替え戦は実施せず。
  • B2の1位または2位がライセンス無しで3位がライセンス有りの場合、残留プレーオフ2回戦は1回戦敗者同士の対戦となり、勝者は入れ替え戦出場・敗者降格。
  • B2の1位と2位両方がライセンス無しで3位がライセンス有りの場合、残留プレーオフ2回戦は1回戦敗者同士の対戦となり、勝者残留・敗者は入れ替え戦出場。
  • B2の1位から3位がいずれもライセンス無しの場合、昇降格は行われない。
  • B1ライセンスを喪失しB1から自動降格するクラブがある場合、残留プレーオフ勝者を16位、敗者を17位として上記に当てはめる。B2の1位と2位両方がライセンスなしの場合、ライセンスありの最上位クラブが自動昇格となる。
B2・B3リーグ間におけるクラブの入れ替え[18]
B3リーグから推薦されたクラブがBリーグ準加盟かつB2ライセンスを所持している場合に限り、同クラブとB2の最下位とによる「B2・B3入れ替え戦(中立地での一発勝負)」を行い、この勝者が翌シーズンのB2に参加する[19][20]
  • B1/B2のクラブのいずれかがB2以上のライセンス不交付となりB3への降格が決まった場合[17]
  • B2ライセンスを保有するクラブで最上位のクラブがB2に自動昇格する。B2ライセンスを保有するクラブで第2位のクラブが総合3位以内に入っている場合はそのクラブが入れ替え戦に出場する。
天皇杯への出場
  • 天皇杯への出場枠については、2017年初の第92回大会については、B1リーグのうち2016-17年シーズン(第1回)の第10節終了時においての各ディビジョン上位4クラブ、合計12クラブ[21] がBリーグ代表として出場する権利が与えられ、それ以外のBリーグ(B3含む)については出場権が付与されなかった。
  • 第93回大会は大会が拡大されるのに伴い、B1全クラブが3次ラウンドより、B2全クラブが2次ラウンドより、B3クラブが1次ラウンドよりの出場となった。
  • しかし第94回大会はB1全クラブは2次ラウンドからの出場となったが、B2・B3のクラブは出場権が付与されなかった。
  • 第95回大会は見直され、B1全クラブとB2前年上位5クラブが2次ラウンドから、B3クラブが1次ラウンドからの出場となった。

B革新に伴う昇・降格規定の変更

2026-27年度シーズンからの「B革新」の実施を念頭に置いて、2024-25年度シーズンは上位リーグへの昇格、並びに下位リーグへの降格規定が一部変更された。[22]

B1・B2間

  • B1・B2間は、自動降格なし、2クラブがB1リーグへの自動昇格とする。このため2025-26年度シーズンはB1は最大26チームで行う(地区分けについては別途協議する)。
    • なおB1への昇格条件は「B1ライセンスを保有し、B2リーグの年間最終順位4位以内、なおかつその中での最終順位上位2クラブ」とする。

B2・B3間

  • B2・B3間もB1・B2間に準じて、自動降格なし、2クラブがB2リーグへの自動昇格とするが、B3昇格の詳細な条件等については別途B3リーグの主催者側で協議・決定する

表彰規定

放送・配信

※2023年9月25日現在[23]

試合中継

チャンネル/配信サービス放送局/配信元備考
バスケットLIVEバスケットLIVE2018-19シーズンから配信開始
2016-17シーズン・2017-18シーズンはスポナビライブで配信[24]
NHK BSNHK総合日本放送協会
BS12 トゥエルビワールド・ハイビジョン・チャンネル
J SPORTS
J SPORTSオンデマンド
J SPORTS2016-17シーズンから放送開始[25]
HuluHulu2020-21シーズンから配信開始[26]
バスケットLIVE for Amazon Prime VideoAmazon Prime Videoチャンネル2019-20シーズンから配信開始[27]

関連番組

番組名放送局/配信元備考
B.WEEK!!リターンズ特別編バスケットLIVE
B MY HERO!スポーツナビ2020-21シーズンから配信開始[28]
熱血バスケNHK BS1
バスケ⭐︎FIVEテレビ朝日

音楽

公式アンセム

シーズン曲名アーティスト名備考
2016-BREAK THE BORDERPKCZ®[29]

公式テーマソング

シーズン曲名アーティスト名備考
2016-17Take-A-Shot! feat. PKCZ®ShuuKaRen開幕戦テーマソング[29]
【パラレル・シンクロニシティ】produced by m-floチャンピオンシップ2016-17 テーマソング[30]
2017-18BREAKOUTFlowBack[31]
2018-19B-THE ONESPYAIR[32]
2019-20JAM fo' freedom (SASUKE Remix)久保田利伸 + SASUKE + RUN THE FLOOR[33]
2020-21FIGHT DUB CLUBALI feat. J-REXXX, RUEED[34]
2021-22Win / LoseSurvive Said The Prophet[35]
2022-23Insane(B.LEAGUE Version)岡崎体育 feat. 木村昴 & アイクぬわら[36]

協賛団体

※2023年12月21日現在[37][38]

協賛カテゴリー社名契約年備考
トップパートナーソフトバンク2016年[39][40]
パートナー富士通2016年オフィシャルICTパートナー[41][42]
日本郵便2019年[43]
カシオ計算機2016年オフィシャルタイムキーパー[44]
日本生命保険2021年B.LEAGUE FINALS特別協賛[45]、2023年よりB.LEAGUEパートナーに昇格
サポーティング
カンパニー
朝日新聞社2017年[46]
日本経済新聞社2020年[47]
大塚製薬2020年[48]
乃村工藝社2019年[49]
EY2022年[50]
LINEヤフーYahoo! JAPAN2018年[51]
エニタイムフィットネス2023年[52]
アーシャルデザイン2023年[37]
サプライヤーモルテン2016年オフィシャルボールサプライヤー[53]
アダストリア2023年レフェリーウェアサプライヤー[54]
エンタテインメントパートナー[55]ソニー・ミュージックエンタテインメント2016年[29]
オフィシャルコミュニケーションパートナーLINEヤフー(LINE2021年[56]
スポーツ振興パートナー日本スポーツ振興センタースポーツくじ〔WINNER〕2022年

歴代協賛団体

協賛カテゴリー社名契約期間備考
サポーティング
カンパニー
ぴあ2016年 - 2022年[57]
ハウスメイトパートナーズ2019年 - 2022年[58]
レフェリーウェアサプライヤーチャンピオン2016年 - 2023年[59]20-21までヘインズブランズ ジャパン名義[60]

沿革

2010年代

2015年(平成27年)

  • 4月1日 - JPBLが一般社団法人として設立される。
  • 4月3日 - B1・B2およびB3リーグへ参加するクラブの受け付けが始まる。
  • 4月28日 - この日までに全47クラブが参加の申請を終えた。
  • 6月2日 - 43クラブの初年度からの参加が承認される。和歌山トライアンズは入会を保留され、ライジング福岡広島ライトニングおよび大分・愛媛ヒートデビルズは同月15日までに各県協会の支援文書を提出するよう求められた。
  • 6月15日 - 支援文書の(本来の)提出期限。同日に福岡と大分が支援文書を提出した。
  • 6月17日 - 広島ライトニングが仲裁申し立てを取り下げる。JPBLは県協会に再度支援の検討を要望し、最終判断を待って入会の可否を決めるとした。
  • 7月16日 - 広島県協会が広島ライトニングへの支援拒否の方針を変更しなかった為、同クラブの入会を承認しないと決める。これにより、初年度に参加するクラブの数が45で確定した。
  • 7月30日 - 振り分けの決まった20クラブが発表される。
  • 8月21日 - 川淵が、B1の参加クラブ数が18に決定したと明らかにする。
  • 8月29日 - 所属先の決まっていなかったクラブの振り分けが発表される。
  • 9月13日 - NBL×TKbjリーグ DREAM GAMESに協力する。
  • 9月15日 - リーグの正式名称が発表される。大河正明がJPBLのチェアマンに就任する。
  • 11月4日 - 選手の年俸規定が決まる。
  • 12月2日 - 大会方式が決まる。

2016年(平成28年)

  • 1月6日 - 選手登録規定が発表される。
  • 2月18日 - 前園真聖が自身のブログで、Bリーグ「特命広報部長」への就任を発表する。
  • 3月9日 - 選手統一契約書の導入を決定する。
  • 3月10日 - ソフトバンクのトップパートナー(メインスポンサー)就任が決まる。
  • 3月18日 - JPBLが公益社団法人に認定される。
  • 3月28日 - 日本トップリーグ連携機構への加盟を承認される[61]
  • 4月1日 - JPBLが自由交渉選手リストの公示を始める[62]
  • 4月6日 - B1・B2に参加するクラブのチーム名・呼称・略称が発表される[15]
  • 5月11日 - B1・B2に参加するクラブのホームアリーナが発表される[63]。併せて財政支援規定も設けると発表される[64]
  • 5月23日 - B1・B2の試合球が発表される[65]
  • 5月24日 - 初年度におけるB1の開幕戦の要項が発表される。
  • 6月1日 - B1、B2の各クラブに配分金が支給されると発表される[66]
  • 6月10日 - 初年度におけるB1・B2の試合日程が発表される[67]
  • 8月14日 - NBAデベロップメント・リーグのトライアウトに選手3人を派遣する[68]
  • 8月24日 - 国立代々木競技場第二体育館熊本地震復興支援マッチ「がんばるばい熊本 B.LEAGUEチャリティーマッチ」を開催する[69][70]
  • 9月1日 - JBAと合同で事業会社「B.MARKETING株式会社」を設立する[71]
  • 9月4日 - 金沢武士団およびライジングゼファーフクオカのJPBLへの準加盟を承認、埼玉ブロンコスと東京八王子トレインズを継続審議とする[19]
  • 9月7日 - カシオ計算機がオフィシャルタイムキーパーに[72]ソニー・ミュージックエンタテインメントがエンタテインメントパートナーにそれぞれ決定する[73]
    • ShuuKaRen『Take-A-Shot! feat. PKCZ®』が「B.LEAGUE 2016-17 SEASON開幕戦テーマソング」に、PKCZ®「BREAK THE BORDER」が「B.LEAGUE公式アンセム」にそれぞれ決定する[74]
  • 9月21日 - 富士通がICTサービスパートナーに決定する[75][76]
  • 9月22日 - B1のレギュラーシーズンが始まる。
  • 9月24日 - B2のレギュラーシーズンが始まる。
  • 10月5日 - 表彰規定が承認される[77][78]

2017年(平成29年)

2018年(平成30年)

2019年(平成31年 / 令和元年)

2020年代

2020年(令和2年)

  • 8月25日 - Jリーグと業務提携を結ぶ。Jリーグ内のグループ会社「株式会社Jリーグ」に「B.LEAGUEプロダクション」部門を設置し、試合の公式映像制作を同社に委託する[85]

2021年(令和3年)

  • 10月12日 - Bリーグ理事会で、2026-27シーズン以後のBリーグの改組構想の一環として「B3リーグ」を将来的に同一法人化する方針を決定[86][87]
  • 12月1日 - 東アジアスーパーリーグとパートナーシップ契約を締結[88]

2022年(令和4年)

  • 9月13日 - 2022-23シーズンからスポーツくじが導入されるのに伴い、公正中立やSNS上での誹謗中傷対策の観点から、欠場選手を試合開始20分前までにクラブのSNSで公表することを発表した[89]

2023年(令和5年)

  • 7月27日 - 将来構想の名称を「B.革新」に変更。2026年から使用する新ロゴや、各ディビジョンの名称・概要を発表。

歴代大会結果

B1

年度チャンピオンシップ地区優勝
総合優勝準優勝東地区中地区西地区
2016-17栃木(1)川崎栃木(1)川崎(1)三河(1)
2017-18A東京(1)千葉千葉(1)三河(2)琉球(1)
2018-19A東京(2)千葉千葉(2)新潟(1)琉球(2)
2019-20※ポストシーズン中止A東京(1)川崎(2)琉球(3)
2020-21千葉(1)宇都宮宇都宮(2)---琉球(4)
2021-22宇都宮(2)琉球千葉(3)---琉球(5)
2022-23琉球(1)千葉J千葉J(4)川崎(3)琉球(6)
2023-24三遠(1)

B2

年度プレーオフ地区優勝
総合優勝準優勝3位東地区中地区西地区
2016-17西宮(1)島根広島群馬(1)西宮(1)島根(1)
2017-18福岡(1)秋田熊本秋田(1)FE名古屋(1)福岡(1)
2018-19信州(1)群馬島根群馬(2)信州(1)熊本(1)
2019-20※ポストシーズン中止仙台(1)信州(2)広島(1)
2020-21 群馬(1)茨城越谷群馬(3)---西宮(2)
2021-22FE名古屋(1)仙台香川FE名古屋(2)---香川(1)
2022-23佐賀(1)長崎西宮A千葉(1)---佐賀(1)
2023-24A千葉(2)---滋賀(1)

入れ替え

年度B1←B1昇格B2降格→B2←B2昇格B3降格→B3
2016-17西宮
島根
秋田
仙台
福岡
金沢
東京EX
鹿児島
2017-18福岡
秋田
西宮
島根
八王子岩手
2018-19島根福岡東京EX
越谷
八王子
金沢
2019-20信州
広島
-佐賀東京EX
2020-21群馬
茨城
---
2021-22FE名古屋
仙台
-長崎
A千葉
-
2022-23佐賀
長崎
滋賀
新潟
岩手
静岡
香川
東京Z
2023-24富山福井
鹿児島
岩手
新潟

クラブ一覧

正会員クラブ

2023-24シーズン

  • クラブの表記順は「ホームタウンの全国地方公共団体コード → チーム名の五十音」
  • 「加盟年度」 - Bリーグに加盟した初年度のシーズン
  • 「旧所属」 - Bリーグ開始前年度の2015-16シーズン時点での所属先
地域チーム名
(呼称)
略称カテゴリ
・地区
ホームタウン
(ホームアリーナ)
加盟
年度
旧所属備考
北海道レバンガ北海道
Levanga Hokkaido
北海道 B1 ・東北海道札幌市
北海きたえーる
2016-17NBL
東北青森ワッツ
Aomori Wat's
青森 B2 ・東青森県青森市
マエダアリーナ
2016-17TKbjリーグ
岩手ビッグブルズ
Iwate Big Bulls
岩手 B2 ・東岩手県盛岡市
盛岡タカヤアリーナ
2023-24TKbjリーグ2016-18はB2所属
2018-23は準加盟
2024-25からB3降格
仙台89ERS
Sendai 89ERS
仙台 B1 ・東宮城県仙台市
ゼビオアリーナ仙台
2016-17TKbjリーグ
秋田ノーザンハピネッツ
Akita Northern Happinets
秋田 B1 ・東秋田県秋田市
CNAアリーナ★あきた
2016-17TKbjリーグ
パスラボ山形ワイヴァンズ
(山形ワイヴァンズ)
Yamagata Wyverns
山形 B2 ・東山形県天童市
山形県総合運動公園
2016-17NBDL
福島ファイヤーボンズ
Fukushima Firebonds
福島 B2 ・東福島県郡山市
宝来屋 郡山総合体育館
2016-17TKbjリーグ
関東茨城ロボッツ
Ibaraki Robots
茨城 B1 ・東茨城県水戸市
アダストリアみとアリーナ
2016-17NBL
宇都宮ブレックス
Utsunomiya Brex
宇都宮 B1 ・東栃木県宇都宮市
ブレックスアリーナ宇都宮
2016-17NBL2018-19まで「栃木ブレックス」
群馬クレインサンダーズ
Gunma Crane Thunders
群馬 B1 ・東群馬県太田市
オープンハウスアリーナ太田
2016-17TKbjリーグ
越谷アルファーズ
Koshigaya Alphas
越谷 B2 ・東埼玉県越谷市
越谷市立総合体育館
2019-20NBDL2018-19は準加盟
アルティーリ千葉
Altiri Chiba
A千葉 B2 ・東千葉県千葉市
千葉ポートアリーナ
2022-23-2021-22は準加盟
千葉ジェッツふなばし
(千葉ジェッツ)
Chiba Jets
千葉J B1 ・東千葉県船橋市
船橋アリーナ
2016-17NBL
アルバルク東京
Alvark Tokyo
A東京 B1 ・東東京都渋谷区
国立代々木競技場第一体育館
2016-17NBL
サンロッカーズ渋谷
Sunrockers Shibuya
SR渋谷 B1 ・中東京都渋谷区
青山学院記念館
2016-17NBL
川崎ブレイブサンダース
Kawasaki Brave Thunders
川崎 B1 ・中神奈川県川崎市
川崎市とどろきアリーナ
2016-17NBL
横浜ビー・コルセアーズ
Yokohama B-Corsairs
横浜BC B1 ・中神奈川県横浜市
横浜国際プール
2016-17TKbjリーグ
中部新潟アルビレックスバスケットボール
(新潟アルビレックスBB)
Niigata Albirex BB
新潟 B2 ・東新潟県長岡市
シティホールプラザ アオーレ長岡
2016-17TKbjリーグ2024-25からB3降格
富山グラウジーズ
Toyama Grouses
富山 B1 ・中富山県富山市
富山市総合体育館
2016-17TKbjリーグ2024-25からB2降格
信州ブレイブウォリアーズ
Shinshu Brave Warriors
信州 B1 ・中長野県長野市
ホワイトリング
2016-17TKbjリーグ
ベルテックス静岡
Veltex Shizuoka
静岡 B2 ・西静岡県静岡市
静岡市中央体育館
2023-24-2019-23は準加盟
三遠ネオフェニックス
San-en Neophoenix
三遠 B1 ・中愛知県豊橋市
豊橋市総合体育館
2016-17TKbjリーグ
シーホース三河
Seahorses Mikawa
三河 B1 ・中愛知県刈谷市
ウィングアリーナ刈谷
2016-17NBL
豊通ファイティングイーグルス名古屋
(ファイティングイーグルス名古屋)
Fighting Eagles Nagoya
FE名古屋 B1 ・中愛知県名古屋市
名古屋市枇杷島スポーツセンター
2016-17NBDL2019-20までの呼称は「Fイーグルス名古屋」
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
Nagoya Diamond Dolphins
名古屋D B1 ・西愛知県名古屋市
ドルフィンズアリーナ
2016-17NBL
近畿滋賀レイクスターズ
(滋賀レイクス)
Shiga Lakes
滋賀 B2 ・西滋賀県大津市
滋賀ダイハツアリーナ
2016-17TKbjリーグ2021-22までの呼称は「滋賀レイクスターズ」
京都ハンナリーズ
Kyoto Hannaryz
京都 B1 ・西京都府京都市
京都市体育館
2016-17TKbjリーグ
大阪エヴェッサ
Osaka Evessa
大阪 B1 ・西大阪府大阪市
おおきにアリーナ舞洲
2016-17TKbjリーグ
神戸ストークス
Kobe Storks
神戸 B2 ・西兵庫県神戸市
ワールド記念ホール
2016-17NBL2022-23まで「西宮ストークス」
バンビシャス奈良
Bambitious Nara
奈良 B2 ・西奈良県奈良市
ロートアリーナ奈良
2016-17TKbjリーグ
中国島根スサノオマジック
Shimane Susanoo Magic
島根 B1 ・西島根県松江市
松江市総合体育館
2016-17TKbjリーグ
広島ドラゴンフライズ
Hiroshima Dragonflies
広島 B1 ・西広島県広島市
広島サンプラザホール
2016-17NBL
四国愛媛オレンジバイキングス
Ehime Orange Vikings
愛媛 B2 ・西愛媛県松山市
松山市総合コミュニティセンター
2016-17TKbjリーグ
九州ライジングゼファーフクオカ
(ライジングゼファー福岡)
Rizing Zephyr Fukuoka
福岡 B2 ・西福岡県福岡市
照葉積水ハウスアリーナ
2017-18TKbjリーグ2016-17は準加盟
佐賀バルーナーズ
Saga Ballooners
佐賀 B1 ・西佐賀県佐賀市
SAGAアリーナ
2020-21-2019-20は準加盟
長崎ヴェルカ
Nagasaki Velca
長崎 B1 ・西長崎県長崎市
長崎県立総合体育館
2022-23-2021-22は準加盟
熊本ヴォルターズ
Kumamoto Volters
熊本 B2 ・西熊本県熊本市
熊本県立総合体育館
2016-17NBL
琉球ゴールデンキングス
Ryukyu Golden Kings
琉球 B1 ・西沖縄県沖縄市
沖縄アリーナ
2016-17TKbjリーグ

準加盟クラブ

地域チーム名略称ホームタウン
(ホームアリーナ)
承認
年度
旧所属備考
関東さいたまブロンコス
The Saitama Broncos
埼玉埼玉県さいたま市所沢市
浦和駒場体育館所沢市民体育館
2016-17TKbjリーグ2019-20まで「埼玉ブロンコス」
東京ユナイテッドバスケットボールクラブ
Tokyo United Basketball Club
東京U東京都江東区
有明アリーナ
2022-23-
アースフレンズ東京Z
Earthfriends Tokyo Z
東京Z東京都大田区2016-17NBDL2022-23まではB2所属
立川ダイス
Tachikawa Dice
立川東京都立川市
アリーナ立川立飛
2022-23-
東京八王子ビートレインズ
Tokyo Hachioji Bee Trains
八王子東京都八王子市
エスフォルタアリーナ八王子
2016-17
2022-23
NBDL2018-19はB2所属
2019-20に準加盟失格となり、承認が取り消されている。
横浜エクセレンス
Yokohama Excellence
横浜EX神奈川県横浜市
横浜武道館
2020-21NBDL2016-17, 2018-19はB2所属
2019-20まで「東京エクセレンス」
中部福井ブローウィンズ
Fukui Blowinds
福井福井県福井市
福井県営体育館
2023-24-2024-25からB2昇格予定
岐阜スゥープス
Gifu Swoops
岐阜岐阜県岐阜市
OKBぎふ清流アリーナ
2021-22クラブ連盟
中国トライフープ岡山
Tryhoop Okayama
岡山岡山県岡山市津山市
ジップアリーナ岡山
2019-20-
山口パッツファイブ
Yamaguchi Patsfive
山口山口県宇部市
俵田翁記念体育館
2022-23-2022-23まで「山口ペイトリオッツ」
四国香川ファイブアローズ
Kagawa Fivearrows
香川香川県高松市2016-17TKbjリーグ2022-23まではB2所属
徳島ガンバロウズ
Tokushima Gambarous
徳島徳島県徳島市
とくぎんトモニアリーナ
2023-24社会人連盟
九州鹿児島レブナイズ
Kagoshima Rebnise
鹿児島鹿児島県鹿児島市
西原商会アリーナ
2017-18NBDL2016-17はB2所属
2024-25からB2昇格予定

かつて加盟していたクラブ

成績不振による降格

地域チーム名略称ホームタウン参加
年度
降格
年度
旧所属備考
東北岩手ビッグブルズ
Iwate Big Bulls
岩手岩手県盛岡市2016-172017-18TKbjリーグ2023-24から再昇格
岩手ビッグブルズ
Iwate Big Bulls
岩手岩手県盛岡市2023-242023-24TKbjリーグ
関東アースフレンズ東京Z
Earthfriends Tokyo Z
東京Z東京都大田区2016-172022-23NBDL
東京八王子ビートレインズ
Tokyo Hachioji Bee Trains
八王子東京都八王子市2018-192018-19NBDL2020年1月に経営面の問題があり、B.LEAGUE準加盟資格失格[90]
中部新潟アルビレックスBB
Niigata Albirex BB
新潟新潟県長岡市2016-172023-24TKbjリーグB1所属及びCS出場経験クラブで初のB3降格
四国香川ファイブアローズ
Kagawa Fivearrows
香川香川県高松市2016-172022-23TKbjリーグB2PO出場経験クラブで初のB3降格

ライセンス不交付による降格

地域チーム名略称ホームタウン参加
年度
降格
年度
旧所属備考
関東横浜エクセレンス
Yokohama Excellence
横浜EX神奈川県横浜市2016-172016-17
2019-20
NBDLホームアリーナの要件を満たせずB2ライセンスが不交付となり2017-18よりB3へ。
その後、新たなホームアリーナの建設が決まり2018-19にB2ライセンスが交付、2019-20にB2へ昇格。
しかし、建設計画が白紙になり再びホームアリーナの要件を満たせず、B2ライセンスが不交付となり2020-21よりB3へ。
2021年7月にホームタウンを東京都板橋区から神奈川県横浜市へ移転。
2020-21まで「東京エクセレンス」。
中部金沢武士団
Kanazawa Samuraiz
金沢石川県金沢市2017-182018-19TKbjリーグ3期連続で当期純損失を計上したため
B2ライセンスが不交付となり2019-20よりB3へ。
九州鹿児島レブナイズ
Kagoshima Rebnise
鹿児島鹿児島県鹿児島市2016-172016-17NBDL運営団体の経営悪化によりB2ライセンスが不交付となり2017-18よりB3へ
2023-24から再昇格

参加を認められなかったクラブ

  • 以下の2クラブは、2016-17シーズンへの参加を申請したが認められなかった。
地域チーム名都道府県旧所属備考
近畿和歌山トライアンズ
Wakayama Trians
和歌山県-「クラブが実質的に存在していない」と判断されたため入会不可[9]
現在は地域リーグ所属としてB3リーグ参入を目指している
中国広島ライトニング
Hiroshima Lightning
広島県TKbjリーグ広島県バスケットボール協会からの支援文書の提出がないため入会不可
その後クラブは活動休止

クラブの財政

  • B1・B2に所属する各クラブに観客動員・日本代表選手の数・SNSの反響などに応じた配分金が支給される[66]
  • 資金不足に陥ったクラブへの財政支援規定を設ける[注 7]。配分金を前倒しで受け取ることもできるようにする[64]

ライセンス

選手

選手契約および登録に関する概要[91]

  • 登録できる選手は1クラブにつき10人以上13人以内とする。
  • 外国籍選手は3名まで、帰化選手またはアジア特別枠(2020-21シーズンより)は1名まで。帰化を申請している選手は外国籍選手として扱う。
    • 尚、下記の場合は日本人扱いとなる。
      • 日本で出生または出育し、日本で義務教育を修了した選手
      • 両親の片方が日本人である選手(日本で義務教育を修了していなくてもよい)
  • 上記登録枠とは別に、特別指定選手を2名まで登録できる。
    • 特別指定選手は、前シーズンの4月1日時点で22歳未満かつ日本国籍を有する選手とする。
  • 上記登録枠とは別に、ユース育成特別枠選手を2名まで登録できる(2022-23シーズンより)。
    • ユース育成特別枠選手は、自クラブのBユース(U15/U18)に所属中で、前シーズンの4月1日時点で満18歳の誕生日を迎えておらず、日本国籍を有し、所属中のBユースチーム(U15/U18)へのTeam JBAの選手登録が3ヶ月以上である選手とする。なお、Bリーグ独自のルールの為、天皇杯などJBA開催の大会では導入されない[92]
  • 「オンザコート(同時に出場できる外国籍選手・帰化選手の人数)」ルールを導入する[16][93]。クォーター毎の外国籍選手の人数枠パターンを0・1・2のいずれかに設定する。
    • B1・B2 - 2018-19シーズンからルールが変更されオンザコートは各クォーター2名常時出場可能さらに帰化選手も1名常時出場可能
  • 選手の最低年俸はB1では300万円、B2では240万円とする。
    • B1・B2とも、新人選手の年俸上限は460万円[注 8]とする。
  • トレード
    • Bリーグはトレード制度を導入していない。

審判

  • 審判はJBA公認S級審判ライセンス[注 9]を保有する者に限定する[94][95]
  • ビデオ判定の導入を検討する[96]。活用は審判員が、試合の行方を左右するようなプレーの確認に限られ、選手・コーチなどにビデオ判定の請求権はない[97]
  • 2017-18シーズン以降、審判員への提訴を禁止する[98]
  • 2022-23シーズンより、チャレンジ制度を導入。B1でのみヘッドコーチが各試合1度だけ行使可能[99]

育成大会

U18

  • BリーグU18リージョナルリーグ
  • BリーグU18チャンピオンシップ
  • BリーグU18エリート6リーグ
  • BリーグU18インターナショナルカップ

U15

B.革新

2021年7月1日、B.LEAGUEが発足して10周年となる2026年シーズンに向けた将来構想のサイトが開設された[100]。これは6月22日に発表されたもので[101]、新しいB.LEAGUEの将来構想は国内プロスポーツ全体の発展を牽引することを目的とし、「毎試合満員」、「毎日B.LEAGUE開催」、「真のアリーナエンタメ」を目標とし、「国内外の有望な選手がプレーする高いレベルの環境」、「世界基準の競技力を誇り、国際大会でも活躍するクラブの誕生」を実現し、やがてNBAに次ぐ、世界第2位のリーグを目指している。

ビジョン

ファン快適な観戦環境
質の高いエンターテイメントの享受
地域交流人口増による地域活性
地域課題解決
選手待遇・環境の向上
多くの観客の前でプレーすることによるモチベーション向上
子供達憧れを抱く選手の輩出
育成世代のプレー環境整備
パートナーパートナーの事業への貢献
新たなエンターテイメントの共同開発
クラブ長期的な成長戦略
人材への投資、働く環境の整備

リーグが長期的に成長し、関わる人々が幸せにする存在を目指すため、クラブが地域活動に投資できる経営力をつけることが不可欠[102]。リーグの将来構想により、クラブは長期的視野で成長のための投資を行うことが可能となり、アリーナ計画の推進につながるとともに、地域活性や社会課題解決にも取り組みやすくなる。

現行の制度のもとでは、高いレベルで事業・競技を両立し順調に成長するクラブが現れる一方で、昇降格リスクがあるためチーム投資が優先されてしまい、事業投資がままならないクラブも多く存在する。新制度はより高いレベルで事業力・競技力の拮抗を図るための「基準の引き上げ」、事業投資ができる環境を整え安定的な成長を促すための「昇降格の撤廃」により、クラブがより一層、事業にフォーカスできる環境を作る。

フォーマット

クラブが事業投資ができる環境を整え安定的な成長を促すため、B.LEAGUE PREMIERは単年度の競技成績による昇降格を廃止し、エクスパンション型のリーグへ移行する[103]。またB.LEAGUE PREMIERのクラブ数には上限がなく、基準を満たしたクラブは2027年以降も順次、参入が可能である。なお、2026年シーズン開幕時は原則最大18クラブを想定している。

こうした制度のもとで、クラブは長期的視野で成長のための投資を行うことが可能となり、アリーナ計画の推進につながるともに、地域活性や社会課題解決にも取り組みやすくなる。また、B1・B2とB3で分かれているリーグ運営法人を将来構想においては一本化し、B.LEAGUE PREMIERからB.LEAGUE NEXTまでが一体のプロリーグとして発展を目指す。

新B.LEAGUEの階級構造

リーグ概要各ディビジョンのクラブが目指す姿
B.LEAGUE PREMIER地域・日本を代表し、
世界と伍する“輝く”リーグ
世界基準の競技力・アリーナエンターテイメント
地域活性の中心
ビジネスのグローバル化(世界市場・アリーナ)
世界標準の経営力(20億~30億円の売上、20%以上の利益率・投資力)
B.LEAGUE ONE地域に根差し、
世界と戦う準備をするリーグ
地域において普及・地域活性・社会課題解決ができている
現行のB1上位クラブと同等の経営力(8-10億円)
結果、アリーナや投資の機運を高め、新B1への挑戦準備ができている
B.LEAGUE NEXTプロ水準のリーグ安定した経営ができるプロクラブ(経営安定、地域貢献)
クラブビジネスの基盤を築く(スポンサー、ファンベース)
いつでも新B1・新B2に昇格できる経営力をつける

レギュレーション

クラブが地域に貢献し、成長を続けるための要件は「入場者数」(事業の基盤)・「売上」(事業投資の裏付け)・「アリーナ」(成長の原動力)の3つであり、その基準を超えたクラブによる切磋琢磨で日本のバスケを盛り上げる。そして、その門戸は常に開いており、クラブがそれぞれの計画に沿ってB.LEAGUE PREMIERを目指せるスタイルとなっている[104]

B.LEAGUE PREMIERライセンスでは、売上基準が12億円に引き上げられるとともに(現行のB1は3億円)、新設アリーナ基準では、ハード面(スイートルームなど)、ソフト面(試合日設定など)の両方において、現行基準にない項目に加えて、また現行制度ではライセンス基準に含まれていない入場者数基準が新たに設けられる。

スケジュール

B.LEAGUE PREMIERの入会審査は2024年から、B.LEAGUE ONE、B.LEAGUE NEXTの入会審査は2025年から毎年実施。新B.LEAGUE開幕後も、上位のディビジョンに参入する可能性もある。

入会基準

B.LEAGUE PREMIERだけではなく、B.LEAGUE ONE、B.LEAGUE NEXTのクラブライセンス基準も引き上げる。B.LEAGUE NEXTも完全プロリーグに移行し、新Bリーグ全体が事業力を高め、地域や競技に還元できる制度になる。

リーグ入場者数売上基準アリーナ基準
B.LEAGUE PREMIER4,000名12億円新設アリーナ基準充足
5,000席など
B.LEAGUE ONE2,400名4億円現B1基準充足
3,000席など
B.LEAGUE NEXT-2億円現B2基準充足
3,000席など

審査は段階的に行われ、段階によって、またNEW B.LEAGUE開幕前と開幕後によって審査基準が変動する項目がある。

入会後の審査

入会後も毎年、入会時同様の基準に沿った審査を実施し、継続的な審査を行うことで、永続的に地域に貢献できるクラブとなれる仕組みを構築する。

また、複数年の基準未達があった場合には下位ディビジョンへの降格となる。

  • B.LEAGUE PREMIERは3期連続で基準が達成できなかった場合
  • B.LEAGUE ONEは2期連続の基準が達成できなかった場合

さらに、資金繰り等に重大な問題がある場合には3期または2期未達でなくても降格する場合もある。

脚注

注釈

出典

関連項目

外部リンク