ジョシュ・ハート

アメリカのバスケットボール選手 (1995 - )

ジョシュ・ハートJosh Hart, 1995年3月6日 - )は、アメリカ合衆国メリーランド州シルバースプリング出身のプロバスケットボール選手。NBAニューヨーク・ニックスに所属している。ポジションはスウィングマン

ジョシュ・ハート
Josh Hart
2022年のハート
ニューヨーク・ニックス  No.3
ポジションSG / SF
所属リーグNBA
基本情報
国籍アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1995-03-06) 1995年3月6日(29歳)
出身地メリーランド州の旗 メリーランド州シルバースプリング
身長193cm (6 ft 4 in)
体重98kg (216 lb)
ウィングスパン204cm  (6 ft 9 in)
キャリア情報
高校ウィートン高等学校英語版
シドウェル・フレンズ・スクール
大学ビラノバ大学
NBAドラフト2017年 / 1巡目 / 全体30位[1]
ユタ・ジャズから指名
プロ選手期間2017年–現在
経歴
20172019ロサンゼルス・レイカーズ
2017サウスベイ・レイカーズ
20192022ニューオーリンズ・ペリカンズ
20222023ポートランド・トレイルブレイザーズ
2023ニューヨーク・ニックス
受賞歴
  • NCAAチャンピオン (2016)
  • オールアメリカン・コンセンサスファーストチーム (2017)
  • オールアメリカン・サードチーム – NABC (2016)
  • シニア・クラス・アワード英語版 (2017)
  • ジュリアス・アービング賞 (2017)
  • ビッグ・イースト最優秀選手賞 (2017)
  • ビッグ・イースト最優秀守備選手共同受賞 (2017)
  • 2× オールビッグ・イーストファーストチーム (2016, 2017)
  • ビッグ・イーストシックスマン賞 (2015)
  • ビッグ・イーストオールフレッシュマンチーム (2014)
  • 2× ビッグ・イーストトーナメントMOP (2015, 2017)
  • ロバート・V・ジーシー賞 (2017)
  • No. 3 ビラノバ大学永久欠番
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

経歴

カレッジ

1年時に7.8得点4リバウンドをマークし、ビッグイーストオールフレッシュマンチームに選出された。シーズンの3ポイントシュート成功率は31.3%だったが、コーチいわく「驚くべき自信」を持っていると評された[1]。2年時にはシックスマンに選出され、監督からは「万能プレイヤー」と評された[2]。リーグ内トーナメントの3試合で17.7得点をマークし、最優秀選手賞を受賞。ベンチから出場した選手が受賞したのは36年ぶりの出来事だった[3]

3年時からスターターになり、15.5得点6.8リバウンドをマーク。全国屈指となったチームの大黒柱として活躍した[4]。満場一致でビッグイーストファーストチームに選出[5]され、NABCにおけるオールアメリカン・サードチーム[6]NCAAトーナメントでは学校史上2回目となる優勝[7]を果たすなど、多くの栄誉を受けたシーズンとなったが2016年のNBAドラフトへのエントリーは見送った[8]

ビラノバ大学時代のハート (2017年)

4年時には12月10日のノートルダム大学戦でキャリアハイの37得点をマーク[9]するなど、最終的に18.7得点6.4リバウンド2.9アシストのキャリア最高成績を残し、同年のシニアクラスワードを受賞した[10]。ビッグイースト最優秀選手賞を受賞するとともに、チームメイトのミカル・ブリッジズカイリ・トーマス英語版らと分け合う形で最優秀守備選手にも選出された[11]

2022年1月19日にハートが着用した背番号「3」が永久欠番になった[12]

ロサンゼルス・レイカーズ

2017年のNBAドラフト全体30位でユタ・ジャズに指名された後、トニー・ブラッドリー英語版との交換でトーマス・ブライアントとともに、ロサンゼルス・レイカーズに交渉権が移動した[13]

2017年12月14日のクリーブランド・キャバリアーズ戦で初めて先発出場し、ダブルダブルをマークした[14]。2018年2月28日に左手を骨折[15]し、3月末まで欠場した。シーズン最終戦となるロサンゼルス・クリッパーズ戦でキャリアハイの30得点をマークした[16]。2018年のNBAサマーリーグで24.2得点5リバウンドをマークし、MVPに選出された[17]。2019年3月28日、右ひざ蓋腱を手術し残りのシーズンを全休した[18]

ニューオーリンズ・ペリカンズ

2019年7月6日、アンソニー・デイビスとの大型トレードで、ロンゾ・ボールブランドン・イングラムデアンドレ・ハンターの交渉権を含む複数のドラフト権、および金銭とともにニューオーリンズ・ペリカンズへ移籍した[19]

2021年2月9日、ヒューストン・ロケッツ戦で20得点とキャリアハイの17リバウンドをマーク[20]。ベンチから出場し20得点15リバウンド以上を記録したフランチャイズ史上初の選手になった。

2021年8月18日にペリカンズと3年3800万ドルで再契約した[21]。11月13日のメンフィス・グリズリーズ戦でキャリアハイの11アシストをマークした[22]

ポートランド・トレイルブレイザーズ

2022年2月8日にCJ・マッカラムラリー・ナンス・ジュニアトニー・スネルとのトレードで、ニッケル・アレクサンダー=ウォーカートマシュ・サトランスキーディディ・ロウザダ英語版、複数のドラフト指名権とともにポートランド・トレイルブレイザーズへ移籍した[23]

3月12日のワシントン・ウィザーズ戦でキャリアハイの44得点を含む8リバウンド6アシストをマークした[24]

ニューヨーク・ニックス

2023年2月9日にキャム・レディッシュライアン・アーチディアコノスヴィヤトスラフ・ミハイリュク、プロテクト付きドラフト1巡目指名権とのトレードで、ニューヨーク・ニックスへ移籍した[25]

2023-24シーズン、1月31日のユタ・ジャズとの対戦で、10得点10アシスト10リバウンドを記録、NBAキャリアで初のトリプルダブルを記録した[26]。3月19日のゴールデンステート・ウォリアーズとの対戦では48分間フル出場し、10得点11アシスト11リバウンドと、トリプルダブルを記録した[27]

個人成績

略称説明
  GP出場試合数  GS 先発出場試合数 MPG 平均出場時間
 FG% フィールドゴール成功率 3P% スリーポイント成功率 FT% フリースロー成功率
 RPG 平均リバウンド APG 平均アシスト SPG 平均スティール
 BPG 平均ブロック PPG 平均得点 太字 キャリアハイ

NBAレギュラーシーズン

シーズンチームGPGSMPGFG%3P%FT%RPGAPGSPGBPGPPG
2017–18LAL632323.2.469.396.7024.21.3.7.37.9
2018–19672225.6.407.336.6883.71.41.0.67.8
2019–20NOP651627.0.423.342.7396.51.71.0.410.1
2020–2147428.7.439.326.7758.02.3.8.39.2
2021–22414033.5.505.323.7537.84.11.1.313.4
POR131332.1.503.373.7725.44.31.2.219.9
2021-22計545333.2.504.343.7587.24.11.1.214.9
2022–23515133.4.504.304.7318.23.91.1.29.5
NYK25130.0.586.519.7897.03.61.4.510.2
2022-23計765232.3.529.372.7507.83.81.2.39.8
通算37217028.3.465.350.7416.22.41.0.39.8

NBAプレーオフ

シーズンチームGPGSMPGFG%3P%FT%RPGAPGSPGBPGPPG
2023NYK11532.1.479.313.6367.42.2.8.310.4
通算11532.1.479.313.6367.42.2.8.310.4

カレッジ

シーズンチームGPGSMPGFG%3P%FT%RPGAPGSPGBPGPPG
2013–14ビラノバ34121.4.500.313.6774.4.9.6.37.8
2014–1536225.5.515.464.6704.51.51.1.410.1
2015–16403931.4.513.357.7526.81.91.2.315.5
2016–17363533.1.510.404.7476.42.91.6.318.7
通算1467728.0.511.389.7205.61.81.1.313.2

脚注

外部リンク