ジョン・シングルトン (野球)

アメリカの野球選手 (1991 - )

ジョナサン・L・シングルトンJonathan L. Singleton , 1991年9月18日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス郡レイクウッド出身のプロ野球選手一塁手)。左投左打。MLBヒューストン・アストロズ所属。

ジョン・シングルトン
Jon Singleton
ヒューストン・アストロズ #28
ヒューストン・アストロズ時代
(2015年3月7日)
基本情報
国籍アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地カリフォルニア州ロサンゼルス郡レイクウッド
生年月日 (1991-09-18) 1991年9月18日(32歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
230 lb =約104.3 kg
選手情報
投球・打席左投左打
ポジション一塁手
プロ入り2009年 MLBドラフト8巡目(全体257位)
初出場2014年6月3日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

プロ入りとフィリーズ傘下時代

高校卒業後はカリフォルニア州立大学ロングビーチ校への進学を予定していたが[1]2009年MLBドラフト8巡目(全体257位)でフィラデルフィア・フィリーズから指名され、20万ドルの契約金で入団した[2]

2010年にA級レイクウッド・ブルークロウズ打率.290、14本塁打、77打点OPS.873を記録して評価を上げ、オフにはベースボール・アメリカの有望株ランキングにおいてフィリーズ内部で2位、全体で39位に入った[3][4]

アストロズ時代

2011年7月29日にハンター・ペンスとのトレードで、ジャレッド・コザートジョシュ・ゼイドドミンゴ・サンタナと共にヒューストン・アストロズへ移籍した[2]

2012年オールスター・フューチャーズゲームに出場し、4打数3安打1打点の活躍を見せた。この年は傘下のAA級コーパスクリスティ・フックスでフルシーズンプレーし、打率.284、21本塁打、79打点、OPS.893を記録した。オフにはMLB.comから一塁手のNo.1有望株に認定され[1]ベースボール・アメリカのランキングも前年度の全体34位から27位に上昇した[4]

2013年1月9日にマリファナに二度目の陽性反応を示し、開幕から50試合の出場停止処分を課されることになった[2]。オフの10月2日にメジャー契約を結び、40人枠入りを果たした[5]

2014年はAAA級オクラホマシティ・レッドホークスで開幕を迎えた。6月2日にメジャーへ初昇格し、同日に総額1000万ドル+出来高3000万ドルの5年契約(2019年・250万ドル、2020年・500万ドル、2021年・1300万ドルの球団オプション付き)に合意した[6][7]。6月3日のロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム戦でメジャーデビュー。「6番・一塁手」として先発起用され、8回にメジャー初安打となる本塁打を記録。この日は3打数1安打2打点1四球2三振だった[8]。この年は95試合の出場で13本塁打を放ち、パワーヒッターの片鱗を見せた。一方、.168という低打率に終わり、試合数を大幅に超える134三振を量産した。

2015年は出番が急激に減り、AAA級フレズノ・グリズリーズ[9]でプレーが主だった。メジャーでは19試合に出場に留まり、バッティング面では打率.191、1本塁打、6打点という成績に終わった。守備では14試合で一塁の守りに就き、守備率.991、DRS -1は、いずれも前年より改善した。

2016年はメジャーでプレーする機会はなく、AAA級フレズノでプレー。124試合の出場で20本塁打を放ったが、打率.202、124三振と、前年まではマイナーでは.250以上あったミート面で劣化傾向を示した。ちなみに同年、マイナー通算100本塁打を達成。守備面では、一塁の63試合で6失策・守備率.989を記録したほか、7試合で左翼手としても守りについた。オフの11月19日に40人枠外となった[10]

2017年はAA級コーパスクリスティでプレー。117試合に出場して、打率.205、18本塁打、62打点だったが、リーグ最多の107四球を選び出塁率は.376に達した。

2018年1月、薬物検査に三度目の陽性反応を示し、開幕から100試合の出場停止処分を課されることになった[11]。5月21日に自由契約となった[12]

2019年はいずれの球団にも所属しなかった。

メキシカンリーグ時代

2020年4月2日にメキシカンリーグメキシコシティ・レッドデビルズと契約したが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でシーズン中止となったため[13]、公式戦での出場は無かった。オフの12月2日にトレードでオアハカ・ウォーリアーズへ移籍した[12]

2021年5月21日にメキシコシティ・レッドデビルズにトレードで復帰した。4シーズンぶりの実戦復帰となったこの年は、46試合に出場して、打率.321、15本塁打、36打点の成績を残した[14]

ブルワーズ時代

2021年12月10日にミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結んだ[14]

2022年は傘下のAAA級ナッシュビル・サウンズで134試合に出場し、打率.219、24本塁打、87打点、マイナーリーグトップの117四球を記録した[15]。オフの11月15日にメジャー契約を結び、6年ぶりに40人枠入りを果たしたが[15]2023年1月27日に自由契約となった[12]

2023年2月10日にブルワーズとマイナー契約で再契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加した[16]。開幕はAAAナッシュビルで迎え、49試合に出場して打率.258、10本塁打、29打点を記録していたが、6月3日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[17]。同日のシンシナティ・レッズ戦で「6番・一塁手」で先発出場し、約8年(2801日)ぶりにメジャーリーグ出場を果たした[18]。だが、11試合に出場して打率.103、2打点と振るわず、6月17日にDFAとなった[19]。同月21日にFAとなった。

アストロズ復帰

2023年6月24日にアストロズとマイナー契約を結び[20]、傘下AAA級シュガーランド・スペースカウボーイズに配属された。シュガーランドでは33試合に出場し、打率.333、12本塁打を記録し、8月8日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[21] 。8月11日のロサンゼルス・エンゼルス戦にて8年ぶりにメジャーでの本塁打を記録した[22]

プレースタイル

かつてはアストロズの次世代の主軸候補と言われていた。平均以上のパワーと、内角、外角のいずれも捌くことができるシュアなスイングが持ち味である。三振率が若干高めなのが課題であるが、四球率の高さで補っている[23]。だが、2014年シーズンは95試合で13本塁打を放ち、持ち前のパワーを発揮した一方で打率.168・134三振を生産し、ミート面での力不足が露呈した。

フィリーズ傘下に在籍中はライアン・ハワードとのポジションの衝突を避けるため、左翼を守ることも多かったが、アストロズ移籍後はほぼ一塁専門に戻っている。一塁守備は守備範囲とグラブ捌き共に評価が高い[23]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2014HOU9536231042521301310444230150111344.168.285.335.620
20151958476920114610011000170.191.328.298.626
2023MIL11322933100420000300110.103.188.138.326
HOU257362812202201000011000122.194.301.323.624
'23計36105911115302241200011300232.165.267.264.531
MLB:3年15052544859761801614262330373111746.170.286.317.603
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績



一塁(1B)












2014HOU91776531175.987
201514107519.991
2023MIL527413.969
HOU1497100101.000
'23計1912414113.993
MLB1241007721397.988
  • 2023年度シーズン終了時

記録

MiLB

背番号

  • 28(2014年、2023年途中 - )
  • 21(2015年)
  • 12(2023年)

脚注

関連項目

外部リンク

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