スター・チャンネル

日本の衛星放送映画専門局

株式会社スター・チャンネル: STAR CHANNEL, INC.)は、映画専門チャンネルの「スターチャンネル」(チャンネル名には「・」が入らない。後述)を運営する放送事業者である。

株式会社スター・チャンネル
STAR CHANNEL, INC.
種類株式会社
本社所在地日本の旗 日本
104-0033
東京都中央区新川1-11-1
北緯35度39分52.93秒 東経139度44分35.69秒 / 北緯35.6647028度 東経139.7432472度 / 35.6647028; 139.7432472 東経139度44分35.69秒 / 北緯35.6647028度 東経139.7432472度 / 35.6647028; 139.7432472
設立1986年3月20日
業種情報・通信業
法人番号8010001119244 ウィキデータを編集
事業内容衛星基幹放送事業
代表者代表取締役社長 髙田旭人
社長執行役員 佐藤崇充
資本金1億円
売上高11億8500万円
(2023年3月期)[1]
営業利益2100万円
(2023年3月期)[1]
経常利益1000万円
(2023年3月期)[1]
純利益1000万円
(2023年3月期)[1]
純資産△17億600万円
(2023年3月31日現在)[1]
総資産22億1000万円
(2023年3月31日現在)[1]
決算期3月31日
主要株主ジャパネットブロードキャスティング 100%
(2024年6月1日現在)[1]
関係する人物植村伴次郎
外部リンクhttps://www.star-ch.jp/
特記事項:2008年8月1日会社分割(新設分割)により(新)スター・チャンネル発足。
2023年3月期は2023年1月から3月までの変則決算。
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会社概要

1986年3月20日東北新社が中心となり設立された[2]。その後、同業他社のチャンネル統合によりUIP PAY-TV伊藤忠商事(ジャパン・メディア・ブロードキャスティング)、ソニーニューズ・コーポレーション(スカイムービーズ)などが経営参加している。

2024年6月1日現在、衛星基幹放送事業者として自らスカパー!(BSデジタル放送)で放送を行っている他、スカパー!プレミアムサービス(ハイビジョン放送。衛星一般放送事業者は、スカパー・ブロードキャスティング)や、全国のケーブルテレビ局に供給を行っている。かつては衛星一般放送事業者として自らスカパー!プレミアムサービス(標準画質)でも放送を行っていたが、2013年1月31日をもって放送を終了している。

日本初となるケーブルテレビ向けの番組供給事業を行った「スター・チャンネル」等をはじめ、3つのチャンネルを運営している。

2004年4月に角川エンタテインメントドリームワークス映画の日本国内における配給権を獲得すると角川傘下であったアスミック・エースの配給となり、UIPから離脱。更に翌2005年に発表されたUIPの世界的な事業の再編により、2007年5月7日ユニバーサル作品が東宝傘下の東宝東和で配給されることが決定[3]。また、同年9月にパラマウントの日本法人で日本国内にてビデオソフトの販売を行っていたパラマウント ホーム エンタテインメント ジャパンがパラマウント ジャパンに改称。同社がパラマウント作品を直接配給することが決定した[4][5]。これにより、UIP日本支社は『マイティ・ハート/愛と絆』の配給を最後に同年12月31日をもって解散した[6]。なお、パラマウントについても2016年2月1日から東宝東和(厳密には子会社である東和ピクチャーズ)での配給に移行し[7]、事実上同社がUIPの日本においての後身となっている。

2008年8月1日、245億円の累積損失の一掃のため新旧分離を実施。旧社の主要株主であった東北新社、伊藤忠商事、ソニー(従来ソニー・放送メディア1998年2009年)、ソニー・ピクチャーズ テレビジョン・ジャパン(1998年〜2001年)、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(放送事業(2001年〜2024年))を通じて出資)、ニューズ コーポレーション ジャパンの4社により事業・免許を引き継ぐ新会社を新設分割により設立した。

2023年3月31日時点で、会社情報の株主欄には東北新社が掲載されており、総務省のWebサイトには東北新社の議決権比率が100%と掲載されていることから、2015年6月に株主25%の21世紀フォックス(旧ニューズ・コーポレーション)、2019年5月に株主25%のソニーと株主25%のうち10%の伊藤忠商事、2023年3月に株主15%の伊藤忠商事から東北新社に株式が譲渡されたとみられる。

2024年6月1日付で、東北新社が保有する全株式がジャパネットブロードキャスティングに譲渡され、スター・チャンネルはジャパネットブロードキャスティングの完全子会社となった[1][8]

沿革

  • 1986年
  • 1989年9月1日 - 通信衛星SUPERBIRDを使い、衛星による番組供給を開始。
  • 1992年4月23日 - スカイポートTVをプラットホームとしてCSアナログ放送を開始。
  • 1997年5月1日 - パーフェクTV!(現・スカパー!プレミアムサービス(標準画質))をプラットホームとしてCSデジタル放送を開始。
  • 1998年
    • 1月1日 - ディレクTVをプラットホームとしてCSデジタル放送を開始。
    • 6月1日 - スカパー!にて「スター・チャンネル2」、「スター・チャンネル3」放送開始。
    • 8月27日 - ジャパン・メディア・ブロードキャスティング(パーフェクTV!サービスで2チャンネルの免許を保有していたが放送開始に至らず。合併に先立ち、同社が認定を受けた帯域は「スター・チャンネル2」、「スター・チャンネル3」が使用)を吸収合併。
    • 9月30日 - スカイポートTVのサービス終了に伴い、放送を終了。
  • 2000年
    • 9月30日 - ディレクTVのサービス終了に伴い、放送を終了。
    • 12月1日 - BSデジタル放送「スター・チャンネルBS」(Ch.BS200)放送開始。
  • 2001年
    • 7月1日 - スカイムービーズ(1998年8月、「SKY MOVIE」、「SKY CINEMA」(各3chずつ使用して時差放送を行っていた)を放送開始)と経営統合。
    • 11月1日 - 「スター・チャンネル2」を「スター・チャンネル プラス」、「スター・チャンネル3」を「スター・チャンネル名画座」にチャンネル名変更。
  • 2002年10月25日 - スカイパーフェクTV!2(現・スカパー!)で「スター・チャンネル プラス」、「スター・チャンネル名画座」の放送を開始(委託放送事業者はハリウッドムービーズ)。
  • 2003年9月1日 - 「スター・チャンネル 名画座」を「スター・チャンネル クラシック」にチャンネル名変更。
  • 2004年
    • 4月1日 - 「スター・チャンネルBS」の料金収受業務をスカイパーフェクト・コミュニケーションズ(現・スカパーJSAT)に委託。
    • 9月1日 - スカイパーフェクTV!110(現・スカパー!、当時Ch.888)で「スター・チャンネル ハイビジョン」の放送を開始(110度CS放送では初のハイビジョン放送である。委託放送事業者はマルチチャンネルエンターテイメント(現・スカパー・エンターテイメント))。代わりに「スター・チャンネル プラス」が放送終了。
    • 11月1日 - 「スター・チャンネル ハイビジョン」で5.1chサラウンド放送を開始。
  • 2005年11月1日 - 「スター・チャンネル プラス」の内容を日本語吹替え専門チャンネルに変更。
  • 2007年
    • 2月6日 - 「スター・チャンネル ハイビジョン」のチャンネルをCh.233に変更。
    • 11月26日 - 「スター・チャンネルBS」の物理チャンネルをBS-9ch(NHK BSハイビジョン・アナログ放送の廃止後の空き帯域)に移行する。移行後は全ての番組がハイビジョン制作に。
    • 11月30日 - e2 by スカパー!(現・スカパー!)の「スター・チャンネル ハイビジョン」が放送終了(BSへ移行)。
    • 12月1日 - 「スター・チャンネルBS」のチャンネル名称を「スター・チャンネル ハイビジョン」に変更。また、e2 by スカパー!で「スター・チャンネル プラス」(Ch.237)の放送を再開(委託放送事業者はマルチチャンネルエンターテイメント)。
  • 2008年
  • 2009年
    • 6月10日 - 2011年1月1日以降に開始される新しいBSデジタル放送において、HDTV2番組・26スロット分を認定することが総務省より発表された[9]。「スター・チャンネル プラス」、「スター・チャンネル クラシック」がCS110度からBSデジタルに移行する[10]
    • 10月1日 - スカパー!HDで「スター・チャンネル クラシック ハイビジョン」放送開始。
  • 2010年12月1日 - スカパー!HDで「スター・チャンネル プラス ハイビジョン」放送開始。
    • これに先立ち、2010年11月1日にチャンネル番号の調整が行われ、スカパー!HDの「スター・チャンネル ハイビジョン」のチャンネル番号を変更(Ch.626→625)。
  • 2011年10月1日 - 午前6時40分、BSデジタル放送でハイビジョン2チャンネルが放送開始。これに伴い、チャンネル名を「スター・チャンネル」・「スター・チャンネル ハイビジョン」は「スター・チャンネル1」、「スター・チャンネル プラス」は「スター・チャンネル2」、「スター・チャンネル クラシック」は「スター・チャンネル3」に変更[11]。この際、吹替専門チャンネルは「スター・チャンネル プラス」(現「2」)から「スター・チャンネル3」(旧「クラシック」)に継承されている。
  • 2013年
    • 1月31日 - スカパー!プレミアムサービス(標準画質)での放送を終了。
    • 7月1日 - チャンネル名を「スター・チャンネル」から「スターチャンネル」に変更(「・」の消滅)。
  • 2015年12月21日 - HBOの番組を最速で独占放送する契約を締結
  • 2016年
  • 2018年
    • 4月1日 - チャンネル名称が「スターチャンネル1 プレミアム」は「スターチャンネル1」、「スターチャンネル2 セレクト」は「スターチャンネル2」、「スターチャンネル3 吹替専門」は「スターチャンネル3」に戻された。
    • 5月28日 - 同年12月の4K8K本放送開始に伴うBSチャンネル再編により、スターチャンネル2とスターチャンネル3のBS放送における物理チャンネルをBS-7chからBS-15chに移動(スターチャンネル1はBS-9chのまま変更なし)。
    • 9月20日 - Amazon Prime Videoチャンネルにて「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」を開始[12]
    • 12月1日 - 新4K8K衛星放送の有料4Kチャンネルとして、「スターチャンネル 4K」(CS Ch.4K 881)を開局。衛星基幹放送事業者であるSPETへの番組供給扱いのため、後に発生する同日開局の「ザ・シネマ 4K」を巡るトラブルは回避することが出来た。
  • 2020年11月30日 - 「スターチャンネル1」、「スターチャンネル2」、「スターチャンネル3」のスロットが縮減。
  • 2021年
  • 2023年3月31日 - 自社版「スターチャンネルEX」を終了し、配信をAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」に一本化[15]
  • 2024年
    • 3月31日 - 「スターチャンネル 4K」(CS Ch.4K 881)の放送を終了[16][17]
    • 5月31日 - 「スターチャンネル2」、「スターチャンネル3」の放送を終了[18]
    • 6月1日 - 株式譲渡に伴いジャパネットブロードキャスティングの子会社となる[1][8]。チャンネル名を「スターチャンネル1」は「スターチャンネル」に変更。

チャンネル概要

スターチャンネル
STAR CHANNEL
映画・海外ドラマの放送・配信サービス
基本情報
運営(番組供給)事業者株式会社スター・チャンネル
旧チャンネル名スター・チャンネル( - 2011年9月30日
スター・チャンネルBS(BSデジタル放送、2000年12月1日 - 2007年11月30日
スター・チャンネル ハイビジョン(2代※。BSデジタル放送・スカパー!HD、2007年12月1日 - 2011年9月30日)
スター・チャンネル1(2011年10月1日 - 2013年6月30日
スターチャンネル1(2013年7月1日 - 2016年6月30日、2018年4月1日 - 2024年5月31日
スターチャンネル1 プレミアム(2016年7月1日 - 2018年3月31日
放送(配信)開始1986年7月1日
HD放送(配信)開始2007年12月1日
ジャンル映画
放送内容ハリウッド映画
視聴可能世帯数非公表[19]
アナログ放送(CS、放送終了)
プラットフォームスカイポートTV
放送事業者株式会社スター・チャンネル
チャンネル番号S-11ch
放送開始1992年4月23日
放送終了1998年9月30日
衛星基幹放送(BSデジタル放送)
プラットフォームスカパー!
放送事業者株式会社スター・チャンネル
チャンネル番号Ch.BS200(HD)
独立データ放送Ch.BS800
リモコンキーID10
物理チャンネルBS-9ch
放送開始2000年12月1日
HD放送開始2007年12月1日
スカパー!プレミアムサービス
放送事業者株式会社スカパー・エンターテイメント
チャンネル番号Ch.625(HD)
放送開始2008年10月1日
スカパー!プレミアムサービス(標準画質)
放送事業者株式会社スター・チャンネル
チャンネル番号Ch.315
放送開始1997年5月1日
放送終了2013年1月31日
ディレクTV(放送終了)
放送事業者株式会社スター・チャンネル
チャンネル番号Ch.284
放送開始1998年1月1日
放送終了2000年9月30日
その他(再送信・配信)
ひかりTV230、280(HD)
eo光テレビBS200(HD)
J:COM195(HD)
公式サイト
特記事項:
2011年9月30日以前は、SD放送が「スター・チャンネル」、HD放送が「スター・チャンネル ハイビジョン」と別チャンネル扱いとなっていた。
※BSデジタル放送とは別に東経110度CSデジタル放送で「スター・チャンネル ハイビジョン」(初代。2004年9月1日 - 2007年11月30日。委託放送事業者はマルチチャンネルエンターテイメント)が放送されていた。
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スターチャンネル2
STAR CHANNEL 2
様々な切り口の"映画特集"をお届けする
映画特集チャンネル
基本情報
運営(番組供給)事業者株式会社スター・チャンネル
旧チャンネル名スター・チャンネル2(初代。 - 2001年10月31日
スター・チャンネル プラス(2001年11月1日 - 2011年9月30日
スター・チャンネル2(2代。2011年10月1日 - 2013年6月30日
スターチャンネル2 セレクト(2016年7月1日 - 2018年3月31日
放送(配信)開始1998年6月1日
HD放送(配信)開始2010年12月1日
放送(配信)終了2024年5月31日
ジャンル映画
放送内容ハリウッド映画
視聴可能世帯数非公表[19]
衛星基幹放送(BSデジタル放送)
プラットフォームスカパー!
放送事業者株式会社スター・チャンネル
チャンネル番号Ch.BS201(HD)
リモコンキーID10
物理チャンネルBS-15ch
放送開始2007年12月1日※1※2
HD放送開始2011年10月1日
放送終了2024年5月31日
スカパー!プレミアムサービス
放送事業者株式会社スカパー・エンターテイメント
チャンネル番号Ch.626(HD)
放送開始2010年12月1日
放送終了2024年5月31日
スカパー!プレミアムサービス(標準画質)
放送事業者株式会社スター・チャンネル
チャンネル番号Ch.316
放送開始1998年6月1日
放送終了2013年1月31日
その他(再送信・配信)
ひかりTV231、281(HD)
eo光テレビBS201(HD)
J:COM196(HD)
特記事項:
※1 これ以前に2002年10月25日放送開始、2004年8月31日放送終了(委託放送事業者は株式会社ハリウッドムービーズ)。
※2 2011年9月30日までは東経110度デジタル放送で放送(Ch.237。衛星基幹放送事業者は株式会社スカパー・エンターテイメント
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スターチャンネル3
STAR CHANNEL 3
日本語吹き替え版でお届けする日本で唯一の
日本語吹き替え映画チャンネル
基本情報
運営(番組供給)事業者株式会社スター・チャンネル
旧チャンネル名スター・チャンネル3(初代。 - 2001年10月31日
スター・チャンネル 名画座(2001年11月1日 - 2003年8月31日
スター・チャンネル クラシック(2003年9月1日 - 2011年9月30日
スター・チャンネル3(2代。2011年10月1日 - 2013年6月30日
スターチャンネル3 吹替専門(2016年7月1日 - 2018年3月31日
放送(配信)開始1998年6月1日
HD放送(配信)開始2009年10月1日
放送(配信)終了2024年5月31日
ジャンル映画
放送内容ハリウッド映画(日本語吹替)
視聴可能世帯数非公表[19]
衛星基幹放送(BSデジタル放送)
プラットフォームスカパー!
放送事業者株式会社スター・チャンネル
チャンネル番号Ch.BS202(HD)
リモコンキーID10
物理チャンネルBS-15ch
放送開始2002年10月25日
HD放送開始2011年10月1日
放送終了2024年5月31日
スカパー!プレミアムサービス
放送事業者株式会社スカパー・エンターテイメント
チャンネル番号Ch.627(HD)
放送開始2009年10月1日
放送終了2024年5月31日
スカパー!プレミアムサービス(標準画質)
放送事業者株式会社スター・チャンネル
チャンネル番号Ch.317
放送開始1998年6月1日
放送終了2013年1月31日
その他(再送信・配信)
ひかりTV232、282(HD)
eo光テレビBS202(HD)
J:COM197(HD)
特記事項:
2011年9月30日までは東経110度デジタル放送で放送(Ch.238。衛星基幹放送事業者は株式会社ハリウッドムービーズ
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スターチャンネル 4K
STAR CHANNEL 4K
大画面でも圧倒的に美しく、
より臨場感ある映像を!
基本情報
運営(番組供給)事業者株式会社スター・チャンネル
放送(配信)開始2018年12月1日
放送(配信)終了2024年3月31日
ジャンル映画
放送内容ハリウッド映画
衛星基幹放送(東経110度CS放送)
プラットフォームスカパー!
放送事業者株式会社スカパー・エンターテイメント
チャンネル番号Ch.4K 881(4K)
物理チャンネルND19
放送開始2018年12月1日
放送終了2024年3月31日
特記事項:
放送内容は2018年12月1日から2020年3月31日までスターチャンネル1、2020年4月1日から2024年3月31日までスターチャンネル2と同じ。
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1つのチャンネルを運営しており、放送される作品数は月270本におよぶ[20]。また、HBOをメインに『ゲーム・オブ・スローンズ』などの海外ドラマも数多く放送している。だが2021年にU-NEXTがHBOとの独占契約を結んだことに伴い、『ゲーム・オブ・スローンズ』の続編である『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』や、かつて独占放送していた『TRUE DETECTIVE』の最新シーズンなど、HBO作品の独占公開権を失った。

全ての作品においてノーカットでの放映を行っており、CMも挿入されない。また、毎日6時を起点とする24時間放送を行っている(メンテナンスによる放送休止がある日は除く)。

BSデジタル放送の論理チャンネル枠は、テレビ放送が「20x」、データ放送が「80x」。テレビ放送のリモコンキーIDは「10」。放送開始以来スカパー!のプラットフォームに属している全ての2Kチャンネルで唯一リモコンキーIDが割り当てられている[注 2]BS4K放送でのリモコンキーID「10」は同じ東北新社の「ザ・シネマ 4K」に割り当てられ、東経110度CS放送の「スターチャンネル 4K」へのリモコンキーIDの割り当てはない。

BSで同じ3つのチャンネルを運営するWOWOWとは異なり、データ放送を利用して色ボタンで切り替えることは出来ない。

また不定期で無料放送を実施している(主に番組宣伝)が、2014年4月1日から、スターチャンネル1(BS200)において、毎週土曜・日曜の日中から夜間に無料放送を定時で行っている。

この他、J:COM(一部の地域を除く)およびイッツコムでは、VODによるサービス「スター・チャンネル オン デマンド」を実施している。

ラインナップ(2024年6月1日現在)
チャンネル名スカパー!
プレミアムサービス
を含む)
スカパー!ひかりTVJ:COMJ:COM以外のCATV備考
スターチャンネル625(HD)BS200(HD)280(HD)195(HD)BS200(HD)
ラインナップ(2024年5月31日まで)
チャンネル名スカパー!
プレミアムサービス
を含む)
スカパー!ひかりTVJ:COMJ:COM以外のCATV備考
スターチャンネル1625(HD)BS200(HD)280(HD)195(HD)BS200(HD)メインサービス
スターチャンネル2626(HD)BS201(HD)281(HD)196(HD)BS201(HD)特定の出演者やシリーズにちなんだ「特集」を中心に編成
スターチャンネル3627(HD)BS202(HD)282(HD)197(HD)BS202(HD)日本語吹き替え版を放映
スターチャンネル 4K-4K 881(4K)---2018年12月から2024年3月まで放送
ラインナップ(2011年9月30日まで)
チャンネル名スカパー!
SD
スカパー!
HD
スカパー!
e2
ひかり
TV
eo光
テレビ
J:COMJCN備考
スター・チャンネル315--230--933
スター・チャンネル ハイビジョン-625(HD)BS200(HD)280(HD)BS200(HD)453(HD)BS200(HD)
スター・チャンネル プラス316626(HD)237231316454934日本語吹き替え版を放映
スター・チャンネル クラシック317627(HD)238(SD16:9)232317455935過去の名作を中心に放送

備考

かつての「スター・チャンネル」は基本的に「スター・チャンネル ハイビジョン」と同内容だったが、深夜に成人向けの作品を放映する『ピーチ・タイム』という番組枠を設けていた。

2007年11月30日までは、スカパー!において「スター・チャンネル」、スカパー!110(当時)において「スター・チャンネルBS」と「スター・チャンネル ハイビジョン」が別編成で同時に放送されてきたためか、両者は別チャンネルの扱いとなっていた(「スター・チャンネル1」になってからは統一された)。

一方、「スター・チャンネル クラシック」(現在の「3」)は2009年10月1日より、「スター・チャンネル プラス」(現在の「2」)は2010年12月1日より、それぞれハイビジョン放送を開始したが、こちらは放送開始時からBSとの同時放送扱いとなっている。

なお、かつては「スター・チャンネル」を含むセットと「スター・チャンネル ハイビジョン」を含むセットではセットの名称が異なっていた(前者は「スター・チャンネル マルチプレックス」、後者は「スター・チャンネル プレミア3」)。

BS/東経110度CSデジタル放送の経緯

2000年12月1日にBS200Ch.で「スター・チャンネルBS」として開局。標準画質だが順次走査の480pで放送され、5.1chサラウンドステレオ放送も実施。番組によっては画面比16:9のフルサイズで放映されていた。(番組案内などは480i

2004年9月1日には、東経110度CSデジタル放送のスカイパーフェクTV!110(当時)で、CS放送としては初の24時間高画質ハイビジョン(映画フィルムからHD解像度で放送用VTRテープを作成し、そのテープで放送を行う)チャンネルとなる「スター・チャンネル ハイビジョン」の放送を開始した。

2007年12月1日には、NHK BSアナログハイビジョンの放送終了により、空いた周波数帯域を利用して、これまでのスター・チャンネルBSからスター・チャンネル ハイビジョンにリニューアルした。この準備として、2005年9月13日までにBSデジタル放送に係る委託放送業務の認定を総務省に申請し[21]、同年12月に正式に認定された[22]

チャンネル名を変更する1週間前・2007年11月25日は23時30分をもって放送休止に入り、翌11月26日9時までがメンテナンスタイムに充てられた。メンテナンスでは物理チャンネルの変更(BS-15ch→BS-9ch)と帯域の増加(6スロット→15スロット)が施され、放送休止明け以降はのハイビジョン放送(1080i)が行われるようになった(番組間の番組案内の大半は除く)。

リニューアルに伴い、CS側での放送は2007年11月30日23時50分をもって終了。翌日(12月1日7時50分)より吹き替え専門チャンネルとして「スター・チャンネル プラス」の放送を再開した。

また、2008年10月1日からはこの日にサービスを開始したスカパー!HDでも放送を行っている。

2011年10月1日、ハイビジョン3チャンネル放送開始に伴うチャンネル改編により、従来からの標準画質放送の「スター・チャンネル」と統合し、「スター・チャンネル1」となった。

なお、スカパー!プレミアムサービス光の加入世帯においてBSアップコンバーターを使用している場合は、周波数領域の都合上により「スターチャンネル1」(スカパー!Ch.BS200)を視聴することができない(コンバーターを介さない場合は視聴可能。2010年5月1日よりHD放送も実施)。

2018年12月1日東経110度CS放送 (左旋円偏波)で4K画質放送の「スターチャンネル 4K」を開始した。

2020年11月、BSデジタル放送の新規事業者参入などに伴う帯域再編により、本チャンネルが保有している帯域(スロット)の一部が返上されたが、これを巡り、本チャンネルの運営会社である東北新社の社員(内閣総理大臣である菅義偉の長男)が総務省の幹部と違法接待していた疑いが2021年2月に週刊文春から報じられ問題となった[23][24][25]

その他の特記事項

  • 一部の作品では、冒頭に映倫規定に基づいたレイティング(対象年齢指定)の表示が行われる。ただし、スター・チャンネル側の方針により、指定を受けていない作品でも「PG-12指定相当」(『殺しのドレス』など)または「R-15指定相当」(『山猫は眠らない〜決別の照準〜』など)と表示されることがある。
  • 番組間には、随時無料放送のミニ番組が放映されているほか、深夜から早朝にかけての試験電波発射中もスクランブル信号はかけられていない。また、不定期に一日無料放送を行うこともある。ただし、ケーブルテレビ経由の場合では受信機のシステム上の理由などにより、無料放送でも視聴できない場合がある。
  • 各チャンネルの1か月分の番組表『スターチャンネル プログラムガイド』[注 3]を発行している。購読は有料で、1年単位の契約となる。
  • 日本で映画館興行されなかった洋画作品を2016年9月2日より『シアターX』として、2018年3月30日までは金曜日21時に、同年4月7日以降は土曜日23時頃に放映している。
  • 新聞での番組表の扱いについて
全国紙では、BS放送開始当初に「スター・チャンネルBS」のみを取り上げていた名残で、「スターチャンネル1」のみを掲載している新聞が多い。朝日新聞は2022年10月31日までは「スターチャンネル1」のほか「スターチャンネル2」も掲載されていたが同日のBSスカパー!の放送終了を受け「スターチャンネル2」も掲載を終了し翌日11月1日より新たにBSjapanextBS松竹東急を掲載した。
地方紙では、地元のケーブルテレビ向けの番組表スペースを利用して3チャンネル分がまとめて掲載されている場合もあれば、一切掲載されていない場合もある。なお、中日新聞社発行の中日新聞東京新聞及び北陸中日新聞はBSスカパー!の放送終了を受け同局に加え「スターチャンネル1」、「スターチャンネル2」の朝刊における掲載を2022年10月31日に終了し翌日11月1日より新たにBSJapanext、BS松竹東急、CS放送時代劇専門チャンネルを新たに掲載した。
スポーツ紙においても、サンケイスポーツ(大阪版)やデイリースポーツなどでは掲載されていない。

スターチャンネルEX

スターチャンネルの定額制動画配信サービス

2018年9月20日Amazon Prime Videoチャンネルにて「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」として開始され、2021年11月24日からは自社ホームページ及びアプリにて「スターチャンネルEX」を開始。

スターチャンネルが厳選する映画及び最新海外ドラマのオンデマンド配信に加え、独自編成のライブ配信や作品解説も編成されている。

2023年3月31日を最後に自社版「スターチャンネルEX」を終了し、Amazon Prime Videoチャンネルに一本化された。

STAR CHANNEL MOVIES

2016年7月1日より始まった『スターチャンネル ムービーズ』はスターチャンネルの映画レーベルである。劇場公開後にスターチャンネルで放送される。

作品一覧

脚注

注釈

出典

関連項目

外部リンク