トロワボヌール

日本の競走馬

トロワボヌール(欧字名:Trois Bonheur2010年3月23日 - )は、日本競走馬。主な勝ち鞍は2014年2016年クイーン賞2015年スパーキングレディーカップ

トロワボヌール
欧字表記Trois Bonheur[1]
品種サラブレッド[1]
性別[1]
毛色黒鹿毛[1]
生誕2010年3月23日(14歳)[1]
抹消日2017年2月11日
バゴ[1]
チューニー[1]
母の父サンデーサイレンス[1]
生国日本の旗 日本北海道千歳市
生産者社台ファーム[1]
馬主村野康司[1]
調教師畠山吉宏美浦[1]
競走成績
生涯成績27戦8勝
中央:16戦5勝
地方:11戦3勝[1]
獲得賞金2億159万円
中央:7631万円
地方:1億2528万円[1]
勝ち鞍
JpnIIIクイーン賞2014年・2016年
JpnIIIスパーキングレディーC2015年
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経歴

2歳(2012年)

2012年9月16日、中山競馬場の2歳新馬(芝1800m)でデビュー。好位から抜け出し、初勝利を飾った。2戦目は重賞のアルテミスステークスに出走し6着、続く葉牡丹賞は10着に終わった。

3歳(2013年)

3歳初戦、クイーンカップは5着と健闘したが、ミモザ賞、スイートピーステークスと続けて凡走する。4か月半ぶりとなった紫苑ステークスは5着と掲示板に食い込むが、続く3歳上500万下は9着に敗れた。

4歳(2014年)

4か月の休み明け、4歳初戦の4歳上500万下で初めてダート戦を使われ、2番手から抜け出して2勝目を飾った。昇級戦となった4歳上1000万下は5馬身離された2着、芝の鎌ケ谷特別は5着となる。ダートに戻った5月17日の4歳上1000万下を後方から上り最速の脚で差し切って1着、3勝目を手にした。さらに、降級戦となった三浦特別を不良馬場のなか中団やや後方から追い上げて東京競馬場ダート1600mのレコードタイムで連勝を飾った。続く夏至ステークスはシンボリエンパイアをクビ差捕らえ切れず2着となる。4か月の休み明け、柳都ステークスは5番手から上り最速の脚で差し切り2馬身差の完勝、オープンに昇級する。JpnI挑戦となったJBCレディスクラシックは中団から脚を伸ばし、サンビスタに1馬身1/4差の2着と好走した。次走、1.7倍の断然人気っで挑んだクイーン賞は先団の後ろでレースを進め、直線で先行各馬を捕らえると食い下がるアクティビューティに1馬身半差をつけ優勝、重賞初制覇を果たした[2]

5歳(2015年)

5歳になり、TCK女王盃に出走したが4着に敗れ、連対が6で止まる。続くマリーンカップは勝ったサンビスタには4馬身離されたものの3着以下を離した2着に入る。続くさきたま杯ノーザンリバーに4馬身差の2着となる。次走、スパーキングレディーカップは4番手につけると内を立ち回り、ゴール前で逃げるサウンドガガを内から交わして1馬身半の差をつけて優勝、重賞2勝目を挙げる[3]。続くレディスプレリュードはサンビスタとの競り合いに負けて2着、JBCレディスクラシックは中団から脚を伸ばしたが3着に敗れた。連覇を狙ったクイーン賞は昨年と同じく1.7倍に人気を集めたが、粘るディアマイダーリンをクビ差捕らえられず2着となった。その後、骨折が見つかり長期休養に入る。

6歳(2016年)- 7歳(2017年)

休養が長引き、10か月ぶりの実戦となったグリーンチャンネルカップは別定戦で58kgを背負い9着に敗れた。3年連続出走となったJBCレディスクラシックは5着と健闘すると、トップハンデの56kgで挑んだクイーン賞を好位から抜け出して2着のタイニーダンサーに3馬身差をつけて1着、重賞3勝目を飾った[4]。この勝利が最後のレースとなり、2017年2月11日付けで競走馬登録を抹消した[5]

繁殖牝馬時代

引退後、社台ファームで繁殖牝馬となった。2018年に初仔のトロワエスポワールが誕生し、2021年7月18日の3歳未勝利を勝利し、産駒初勝利となる。

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ[6]およびnetkeiba.com[7]に基づく。

競走日競馬場競走名距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順タイム
(上がり3F)
着差騎手斤量
[kg]
1着馬(2着馬)馬体重
[kg]
2012.09.16中山2歳新馬芝1800m(良)1523005.50(2人)01着R1:51.4(34.1)-0.20後藤浩輝54(エルインペレイター)460
0000.11.03東京アルテミスS重賞芝1600m(良)1812047.2(11人)06着R1:34.6(35.1)-0.80三浦皇成54コレクターアイテム460
0000.12.01中山葉牡丹賞500万下芝2000m(良)1357024.90(8人)10着R2:04.4(35.5)-0.80三浦皇成54トーセンヤマト456
2013.02.09東京クイーンCGIII芝1600m(良)1558028.60(7人)05着R1:35.1(33.7)-0.50柴田善臣54ウキヨノカゼ456
0000.03.23中山ミモザ賞500万下芝2000m(良)1111005.00(3人)08着R2:04.2(36.2)-1.20柴田善臣54セキショウ454
0000.04.28東京スイートピーSOP芝1800m(良)1547024.30(8人)07着R1:48.1(34.3)-1.00柴田善臣54リラコサージュ454
0000.09.07中山紫苑SOP芝2000m(良)1546055.9(11人)05着R1:59.8(36.0)-0.50柴田善臣54セキショウ454
0000.10.06東京3歳上500万下芝1600m(良)18713018.70(6人)09着R1:34.1(34.0)-0.60柴田善臣53キングロンシャープ448
2014.02.10東京4歳上500万下ダ1600m(不)15713014.70(5人)01着R1:37.0(36.1)-0.30田中勝春55(プリンセスカママル)474
0000.03.01中山4歳上1000万下ダ1800m(良)1445004.50(2人)02着R1:55.0(40.1)-0.90後藤浩輝55スカーレル474
0000.03.23中山鎌ケ谷特別1000万下芝1800m(良)16612009.30(3人)05着R1:50.7(35.3)-0.40後藤浩輝55サトノジュピター464
0000.05.17東京4歳上1000万下ダ1600m(良)1611003.80(2人)01着R1:37.4(36.1)-0.10田中勝春55(タイセイローマン)468
0000.06.08東京三浦特別1000万下ダ1600m(不)1648006.10(3人)01着R1:34.1(36.1)-0.10田中勝春55(ジャッカスバーク)464
0000.06.28東京夏至S1600万下ダ1600m(不)1635002.90(1人)02着R1:35.0(35.5)-0.00田中勝春54シンボリエンパイア464
0000.10.05新潟柳都S1600万下ダ1800m(稍)1523003.90(2人)01着R1:50.7(36.7)-0.30田中勝春55(キープインタッチ)466
0000.11.03盛岡JBCレディスクラシックJpnIダ1800m(重)1636006.00(3人)02着R1:49.5(36.3)-0.20田中勝春55サンビスタ464
0000.12.03船橋クイーン賞JpnIIIダ1800m(重)1457001.70(1人)01着R1:53.0(39.0)-0.30戸崎圭太55(アクティビューティ)473
2015.01.21大井TCK女王盃JpnIIIダ1800m(稍)822003.20(2人)04着R1:52.9(37.1)-0.60戸崎圭太56サンビスタ480
0000.04.14船橋マリーンCJpnIIIダ1600m(不)12811002.40(2人)02着R1:39.2(37.7)-0.80戸崎圭太56サンビスタ479
0000.05.27浦和さきたま杯JpnIIダ1400m(良)1155005.60(4人)02着R1:27.5(38.9)-0.80戸崎圭太54ノーザンリバー478
0000.07.01川崎スパーキングレディーCJpnIIIダ1600m(重)1222005.00(2人)01着R1:40.8(38.8)-0.20戸崎圭太56(サウンドガガ)476
0000.10.01大井レディスプレリュードJpnIIダ1800m(稍)1434006.80(3人)02着R1:50.6(36.7)-0.40戸崎圭太55サンビスタ481
0000.11.03大井JBCレディスクラシックJpnIダ1800m(不)15816007.10(3人)03着R1:53.1(40.6)-1.60戸崎圭太55ホワイトフーガ478
0000.12.09船橋クイーン賞JpnIIIダ1800m(良)1411001.70(1人)02着R1:53.7(38.2)-0.10C.ルメール56.5ディアマイダーリン477
2016.10.10東京グリーンチャンネルCOPダ1400m(稍)16714052.9(13人)07着R1:22.7(36.0)-0.70田中勝春58カフジテイク486
0000.11.03川崎JBCレディスクラシックJpnIダ1600m(重)1345004.40(2人)05着R1:42.5(40.5)-1.20戸崎圭太55ホワイトフーガ482
0000.12.07船橋クイーン賞JpnIIIダ1800m(稍)14712003.00(1人)01着R1:53.8(40.0)-0.70C.ルメール56タイニーダンサー477
  • タイム欄のRはコースレコード勝ちを示す

繁殖成績

生年馬名毛色馬主厩舎戦績出典
初仔2018年トロワエスポワール鹿毛エピファネイア村野康司
→植田信行
美浦・鹿戸雄一
水沢・新田守
20戦1勝(引退)[8]
2番仔2020年プチボヌール栗毛ジャスタウェイ村野康司美浦・畠山吉宏9戦1勝(現役)[9]
3番仔2021年クーネルアソブ黒鹿毛ロードカナロア吉田哲哉船橋・渡邊貴光6戦0勝(現役)[10]
  • 2024年2月18日現在

血統表

トロワボヌール血統(血統表の出典)[§ 1]
父系ブラッシンググルーム系
[§ 2]

*バゴ
Bago
2001 黒鹿毛
父の父
Nashwan
1986 栗毛
Blushing GroomRed God
Runaway Bride
Height of FashionBustino
Highclere
父の母
Moonlight's Box
1996 鹿毛
NureyevNorthern Dancer
Special
Coup de GenieMr. Prospector
Coup de Folie

チューニー
2000 鹿毛
*サンデーサイレンス
1986 青鹿毛
HaloHail to Reason
Cosmah
Wishing WellUnderstanding
Mountain Flower
母の母
*フロムビヨンド
1991 栗毛
KrisSharpen Up
Doubly Sure
Magic of LifeSeattle Slew
Larida
母系(F-No.)(FN:4-m)[§ 3]
5代内の近親交配Halo 5×3、Northern Dancer 4×5[§ 4]
出典

脚注

外部リンク

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