ネオンの同位体

ネオンの同位体(ネオンのどういたい)には3種の安定同位体が存在し、さらに16種の放射性同位体核種が確認されている。その存在比からネオンの標準原子量は20.1797(6)uとされている。

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同位体
核種
Z(p)N(n) 
同位体質量 (u)
 
半減期核スピン数天然存在比天然存在比
(範囲)
励起エネルギー
16Ne10616.025761(22)9E-21 s [122(37) keV]0+
17Ne10717.017672(29)109.2(6) ms1/2-
18Ne10818.0057082(3)1.672(8) s0+
19Ne10919.0018802(3)17.296(5) s1/2+
20Ne101019.9924401754(19)STABLE0+0.9048(3)0.8847-0.9051
21Ne101120.99384668(4)STABLE3/2+0.0027(1)0.0027-0.0171
22Ne101221.991385114(19)STABLE0+0.0925(3)0.0920-0.0996
23Ne101322.99446690(11)37.24(12) s5/2+
24Ne101423.9936108(4)3.38(2) min0+
25Ne101524.997737(28)602(8) ms(3/2)+
26Ne101626.000461(29)197(1) ms0+
27Ne101727.00759(12)32(2) ms(3/2+)#
28Ne101828.01207(16)18.3(22) ms0+
29Ne101929.01939(29)15.6(5) ms(3/2+)#
30Ne102030.02480(61)5.8(2) ms0+
31Ne102131.03311(97)#3.4(8) ms7/2-#
32Ne102232.04002(86)#3.5(9) ms0+
33Ne102333.04938(86)#<260 ns7/2-#
34Ne102434.05703(87)#1# ms [>1.5 µs]0+
  • #でマークされた値は、全てが純粋に実験値から算出されたものではなく、一部体系的な傾向から導き出された推定値を含んでいる。明確なデータが得られていない核スピンに関しては、かっこ書きで表記している。
  • 数値の最後にかっこ書きで表記しているのは、その値の誤差を示している。誤差の値は、同位体の構成と標準の原子質量に関しては、IUPACが公表する誤差で表記しており、それ以外の値は、標準偏差を表記している。
  • 同位体の構成は空気中のものである。
  • 同位体存在比と原子量の精度は変動によって制限される。天然存在比の範囲は、通常の地球上のどの場所でも同じはずである。
  • 地質学上特殊な試料によって同位体構成の範囲がずれることが知られている。原子量の不確実性はそのために元の値を上回る可能性がある。
  • 市販されている試料はなんらかの動作により同位体分離されている可能性がある。そのため、同位体構成の範囲がずれることがある。

参考文献