ハンコックタイヤ

ハンコックタイヤアンドテクノロジー(Hankook Tire & Technology、한국타이어앤테크놀로지)は、1941年設立の大韓民国(韓国)のタイヤメーカーである。韓国で1位、アジアで3位、そして世界で7位のタイヤメーカーに発展してきた。「Hankook」は、「韓国」(한국)のローマ字表記に由来する。

ハンコックタイヤアンドテクノロジー株式会社
Hankook Tire & Technology Co., Ltd
種類株式会社
市場情報
本社所在地大韓民国の旗 韓国
ソウル特別市江南区テヘラン路133
設立1941年
業種化学
事業内容タイヤ製造、販売
代表者Cho Hyun Bum (CEO)
営業利益KRW 6,795 billion (2018)
純利益KRW 530 billion (2018)
従業員数21,000
主要株主Hankook & Company Co., Ltd. (30.67%)
国民年金公団英語版
関係する人物Cho Hong Jai(創業者)
外部リンクwww.hankooktire.com/kr/(朝鮮語)
www.hankooktire.com/jp/(日本語)
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ハンコックタイヤアンドテクノロジー
各種表記
ハングル한국타이어앤테크놀로지
漢字韓國타이어앤테크놀로지
発音ハングタイオエンテクノロジ
日本語読み:かんこくたいやあんどてくのろじ
RR式Hanguk taieo aen tekeunolloji
MR式Han'guk t'aiŏ aen t'ek'ŭnolloji
英語表記:Hankook Tire & Technology Co., Ltd
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世界約185カ国に輸出しており、韓国ソウルにグローバル本社を置く。その他地域本社が3箇所(ヨーロッパ、アメリカ、中国)、研究開発センターが4つ(中央研究所、ヨーロッパテクニカルセンター、アメリカテクニカルセンター、中国テクニカルセンター)、工場が5つ(韓国2工場、中国2工場、ハンガリー1工場)ある[1]。日本には名古屋市中村区名駅南にテクニカル・リエゾンオフィスがある。

沿革

  • 1941年 - 日本タイヤ(現・ブリヂストン)系列[2]の朝鮮タイヤ工業株式会社としてソウルにて創業。
  • 1963年 - 横浜ゴムと技術提携[3]
  • 1968年 - 韓国タイヤ製造株式会社へ改称。同年に株式公開。
  • 1982年 - ヒョースンから系列分離
  • 2004年 - 現在のCI変更[4]
  • 2019年 - ハンコックタイヤアンドテクノロジー株式会社へ改称。
  • 2023年 - 3月13日、大田工場で大規模火災が発生。第2工場・第3倉庫が全焼し、タイヤ21万本が被害を受けた[5]

供給先

日本国内では日産自動車OEM含む)や三菱自動車工業(OEM含む)、ダイハツ工業(OEM含む)、トヨタ・プロボックスなどに新車装着タイヤとして採用され、世界ではメルセデス・ベンツBMWミニフォルクスワーゲンアウディグループ、フォードゼネラルモーターズ(GM)など多くの自動車メーカーに採用されている。

また、日本のカー用品チェーンであるイエローハットにも「ZETRO(ゼトロ)」ブランドとしてOEM供給している。

モータースポーツ

ハンコックポルシェ(2012年・菅生)

2006年から2013年までSUPER GTにタイヤ供給を行なっており、SUPER GTでは、2006年にハンコックエンドレスポルシェ木下みつひろ/峰尾恭輔で第3戦富士スピードウェイにおいて初表彰台を獲得、2009年の第2戦「KEIHIN SUZUKA 2&4 Race〜Opening Special〜」(鈴鹿サーキット)、第5戦では木下みつひろ/影山正美の手によりGT300クラス優勝を飾っている。さらに、2011年は影山正美/藤井誠暢組がGT300クラス年間3位、2012年にはクラス年間2位にまで登りつめた。また2009年・2010年は全日本F3選手権ワンメイクタイヤとしても採用されていた。

2021年からはピレリに代わって、スーパー耐久のワンメイクタイヤのサプライヤーとなったが[6]、2023年3月に大田工場で発生した火災の影響でタイヤ供給の目処が立たなくなり、シーズン途中にブリヂストンにサプライヤーを交代する異例の事態となった[7]。2023年からは横浜ゴムに代わり全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権のワンメイクタイヤに採用されたものの[8]、同様に火災の影響を受けタイヤ供給が困難となり、再び横浜ゴムの供給支援を受ける形となっている[9]

日本国外ではル・マン24時間レースニュルブルクリンク24時間レースフォーミュラ・ドリフトインターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ(IRC)、ドイツツーリングカー選手権(DTM)、ヨーロッパ・フォーミュラ3選手権などにタイヤを供給している。DTMについては、2023年までの独占供給契約を締結していたが[10]、レギュレーションの変更等もあり2020年までの供給となった[11]。2023年からはフォーミュラEのワンメイクタイヤサプライヤーとなったが、タイヤのコンパウンドが硬すぎてグリップが不足しているとの批判が相次いでいる[12]

脚注

外部リンク

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