フォテムスチン

フォテムスチン(Fotemustine)は、転移性の悪性黒色腫の治療に用いられているニトロソウレア系のアルキル化剤である。ある研究[1]では、フォテムスチンはダカルバジンと比べて、播種性の皮膚悪性黒色腫の治療における奏功率は高まるが、生存率は改善しないとの結果が出ている。生存期間の中央値は、フォテムスチンで7.3ヶ月、ダカルバジンで5.6ヶ月である。また、フォテムスチンは毒性も持つ。主な毒性は、好中球減少症(ダカルバジンの5%に対して51%)と血小板減少症(ダカルバジンの6%に対して43%)である。

フォテムスチン
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
Drugs.com国別販売名(英語)
International Drug Names
識別
CAS番号
92118-27-9 ×
ATCコードL01AD05 (WHO)
PubChemCID: 104799
DrugBankDB04106 ×
ChemSpider94600 チェック
UNIIGQ7JL9P5I2 チェック
KEGGD07255  チェック
ChEMBLCHEMBL549386 チェック
化学的データ
化学式C9H19ClN3O5P
分子量315.691 g/mol
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出典