プロシージャル街生成

プロシージャル街生成またはプロシージャル・シティ・ジェネレーション (PCG) とは、プロシージャルに街を生成することである。

街生成のアルゴリズムには当初L-systemsが提案されていたが、その後、形状の記述に特化したドメイン固有言語が登場したほか、タイルマップ自動作成 (WaveFunctionCollapse等) なども存在する[1]

街生成ソフトウェア

道生成→建物生成を行う。

Esri CityEngine英語版 (Esri←Procedural Inc←ETH Zurich)
街生成ソフトウェア。Maya用プラグインのSerlio及びHoudini用プラグインのPalladioも存在する。L-systemsを拡張したドメイン固有言語のCGA shape grammerを使用している[2][3]
Ninja City (Brian Keffer)
Ninja Dojo (Grandmaster)の一部。Maya用スクリプト。
Scene City (Arnaud Couturier)
Blender用アドオン。旧Suicidator。
City Rig (C4Depot)
Cinema 4D用プラグイン。格子形の道路のみ生成可能。
WetaH (Unity[4]WETAデジタル)
Houdini向け。CityBuilderが搭載される予定[5]

建物生成のみ

道路の生成に未対応のもの。

QTown
Maya用の街生成スクリプト。道路の生成には未対応。オープンソース。
City Kit (Greyscalegorilla)
Cinema 4D用の街生成プラグイン。道路の生成には未対応。Greyscalegorilla Plusの一部[6]

開発停止中

CityScape (HERE←NAVTEQ[7]←PixelActive)
プロモーションバージョンが3ds Max 2011に付属されていた[8]。ディスコン。
Urban Pad (Gamr7)
プロシージャル街生成ミドルウェア。2012年開発終了[9]
CityGenerator (Paolo Emilio Selva)
Softimage用の街生成プラグイン[10]。塗り分けした画像マップから街を生成する。道路の生成には未対応。最終バージョンは2008年リリースのv0.80601。XSI 6.02向け。
City Builder (Pierre Lalancette[11])
Softimage用スクリプト。
PCity (Sebastian Paetzold)
オープンソース。システムはSIGGRAPH 2001 の論文「Procedural Modeling of Cities」の影響を受けている[12]
CityBuilder (dinosaur[13])
オープンソース。ストリートマップからジオメトリとシーングラフを作成する[13]
Citygen (ブランチャーズタウン技術学院)
オープンソース。多数の論文を公開している。
Blended Cities
Blender用アドオン。オープンソース。ゾーニングに対応させたものも存在した[14]
Building Generator
3ds Max用の建物生成スクリプト。無料。道路の生成には未対応。開発は止まってるが、3ds Max 2019でも動作可能[15]
Kludge City
Maya用の建物生成スクリプト[16]。道路の生成には未対応。
Eki's ModPak (Eki Halkka[17])
Lightwave用の街生成プラグインのCityGenを含んでいる[18]。道路の生成には未対応。
Procedural City Generation in Python
オープンソースの街生成ソフトウェア。MPLライセンス。
GhostTown (Kristian Larsen)
3ds Max用スクリプト。単体版のGhostTown Standaloneが開発中となっていた[19]

出典