ホット・スタッフ (ドナ・サマーの曲)

ホット・スタッフ」("Hot Stuff")は、アメリカ合衆国の歌手のドナ・サマーの楽曲であり、彼女の7枚目のアルバム『華麗なる誘惑』(1979年)に収録された。プロデューサーはイタリアのジョルジオ・モロダーが務め、1979年4月13日にカサブランカ・レコードよりリード・シングル英語版として発売された。それまでサマーはディスコ・ミュージックの人物として評価されていたが、この曲では元ドゥービー・ブラザーズスティーリー・ダンのギタリストであるジェフ・"スカンク"・バクスターのギターソロも含まれ、ロック・ミュージックの方向性が示されている。彼女の最も人気のある曲の1つであり、Billboard Hot 100では1位を獲得した[3]

ホット・スタッフ
ドナ・サマーシングル
初出アルバム『華麗なる誘惑
B面
  • 「愛の旅路」
  • 「ヘヴン・ノウズ」 (ブラジル)
  • 「バッド・ガール」 (日本)
リリース
規格
ジャンル
時間
レーベルカサブランカ
作詞・作曲
プロデュース
ドナ・サマー シングル 年表
ヘヴン・ノウズ英語版
(1978)
ホット・スタッフ
(1979)
バッド・ガール英語版
(1979)
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受賞とノミネート

「ホット・スタッフ」によりサマーはグラミー賞の女性ロック・ボーカル部門の設置初年度に受賞を果たした。2010年に『ローリング・ストーン』が発表した「オールタイム・グレイテスト・ソング500」では104位であった[4]

カバー

  • 1979年にチェコの歌手のヴェラ・シュピナロヴァー英語版により「Tak já ti mávám」という題でカバーされた[5]
  • 1979年8月24日西城秀樹が、後楽園球場でのコンサート『BIG GAME'79 HIDEKI』でカバーした。
  • 1979年ピンク・レディーがアルバム「WE ARE SEXY」でカバーした。
  • 2008年9月にはポップ歌手のエリーゼ英語版によるカバーが発売され、オランダのチャートで11位となった[6]

他のメディアでの使用

  • 1997年の映画『フル・モンティ』で使用された[7]
  • 2000年代前半に日本で放送されたダイエット コカ・コーラ英語版のコマーシャルソングで使われた[8]
  • 2015年の映画『オデッセイ』で原子力電池を熱源として再利用するために掘り出すシーンで使用された[9]
  • 2017年11月に放送されたウォルマートのクリスマス休暇向けのコマーシャルで使用された[10]

チャートと認定

「ホット・スタッフ」はRIAAによりプラチナ認定され、またBillboard Hot 100チャートで3週連続1位となり、さらにトップ10内に14週の残り続けた。またダンス・クラブ・ソング英語版チャートでも1位を獲得し、1979年の米国の年間チャートでは7位となった[11]

チャート (2012)最高
順位
フランス (SNEP)[35]47
Japan Hot 100 Singles[32]31
オランダ (Single Top 100)[25]93
スイス (Schweizer Hitparade)[30]65
UK Singles (Official Charts Company)[36]111

年間チャート

チャート (1979)順位
オーストラリア (Kent Music Report)[37]17
オーストリア (Ö3 Austria Top 40)[38]13
ベルギー (Ultratop 50 Flanders)[39]55
カナダ Top Singles (RPM)[40]18
フランス (IFOP英語版)[41]42
イタリア (FIMI)[22]24
スイス (Schweizer Hitparade)[42]14
US Billboard Hot 100[11]7
US Cash Box[43]14

売上と認定

国/地域認定認定/売上数
カナダ (Music Canada)[44]Platinum150,000^
France319,100[45]
アメリカ合衆国 (RIAA)[46]Platinum2,000,000^

* 認定のみに基づく売上数
^ 認定のみに基づく出荷枚数

参考文献

外部リンク