マグナムリサーチ

マグナムリサーチ Inc. (MRI) はアメリカのミネソタ州フリドリー英語版を拠点とし、小火器の製造、販売を行っていた非上場企業である。

マグナムリサーチ Inc.
種類
子会社
設立1979
解散2010年にカーアームズが買収
本社ミネソタ州フリドリー英語版
ペンシルベニア州パイク郡(現在)、
製品小火器
親会社カーアームズ
ウェブサイトMagnumResearch.com
フリドリーのマグナムリサーチ本社。社名は表示されていない。

1979年の会社設立時から、ジム・スキルダム(代表取締役社長)、リスダール・アドバタイジングエージェンシーのジョン・リズダル(役員、COO)が主要株主となっている。

2010年6月、小型拳銃を製造するアメリカ系企業のカーアームズがマグナムリサーチを買収することを発表した。[1]

企業標語は、"Feel the Power"。

製品

MRIは、デザートイーグルの設計と開発で有名。[2] 設計は数回にわたり改良され、製造契約とライセンスをメイン州のソコーにあるソコー・ディフェンス社に切り替える。1995年まではイスラエル・ミリタリー・インダストリーズも製造していた。[3] 1999年にはマグナムリサーチ BFRの中でも極めて強力なタイプである「BFR45-70(通称:マキシン)」を発表。拳銃でありながらライフル弾を撃てるという特徴から、当時としては「世界最強のハンドガン」としての名をほしいままにしている。

2000年には、製造を切り替えて、後にイスラエル・ウェポン・インダストリーズへと再編されるIMIに戻す。2009年以降、デザートイーグルはアメリカ国内のみを対象として、ミネソタ州のMRIピラガー工場で生産されることとなる。デザートイーグルを開発したMRIはソコー、IMI/IWIの両社に対し、デザートイーグルの特許著作権商標など全ての知的財産権の遵守を徹底した。[4]

マグナムリサーチは2008年まで、IMI/IWIから ジェリコ941 シリーズの拳銃をベビーイーグルの名称で輸入しており、2011年からは、このモデルはベビーイーグルIIの名称で輸入を再開している。現在、ベビーイーグルという名称は、ストライカー方式を採用するポリマーフレーム拳銃の新シリーズに使われている。過去にはIMI社の IMI バラクSP-21 拳銃も輸入していたが、現在は行われていない。他の製品には、シングルアクションのマグナムリボルバーシリーズBFR、ライフルのマウンテンイーグル、ライフルのマグナムライト、マイクロデザートイーグルなどがある。[4][5][6][7]

MRIでは銃のカスタムサービスも行っており、また窒化チタンコートによる芸術的な模様とデザインの銃を得意とする。

現在の製品

マグナムリサーチ デザートイーグル 1911G
  • マグナムリサーチ DE1911G、DE1911C、 DE1911U [8]
  • デザートイーグル (Mark VII ピストル, Mark XIX ピストル)
  • マグナムライト (リムファイアライフル)
  • マグナムリサーチ BFR (大型フレームのリボルバー)
  • マイクロデザートイーグル (.380 ACP)
  • MR イーグルシリーズの拳銃
  • マウンテンイーグル (センターファイアのライフル)
  • ニューベビーイーグル "ファストアクション"
  • デザートイーグル 1911 (.45 ACP)
  • ベビーイーグルII
  • マイクロ・デザートイーグル

取り扱い終了の製品

  • オリジナル ベビーイーグル (9mm、.40 S&W、.45 ACP)
  • ローンイーグル (ライフル弾用の単発式、センターファイア拳銃)
  • マグナムリサーチ SP-21
  • マウンテンイーグルピストル (.22 LR)
  • MR9/MR40 イーグル (ワルサー社からフレームを供給された、ワルサー P99 バージョン)

参考文献

外部リンク