マック・マクラング

アメリカのバスケットボール選手 (1999-)

マシュー・"マック"・マクラング(Matthew "Mac" McClung[2], 1999年1月6日 - )は、アメリカ合衆国バージニア州ゲートシティ英語版出身のプロバスケットボール選手である。ポジションはポイントガード。ジャンプ力は47inch (119cm)

マック・マクラング
Mac McClung
テキサス工科大学でのマクラング
(2021年)
オセオラ・マジック  No.0
ポジションPG/SG
基本情報
国籍アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1999-01-06) 1999年1月6日(25歳)
出身地バージニア州ゲート・シティ英語版
身長188cm (6 ft 2 in)
体重84kg (185 lb)
ウィングスパン187cm  (6 ft 2 in)[1]
キャリア情報
高校ゲートシティ高校英語版
大学ジョージタウン大学
テキサス工科大学
NBAドラフト2021年 / ドラフト外
プロ選手期間2021年–現在
経歴
2021サウスベイ・レイカーズ
2021–2022シカゴ・ブルズ
2022ウィンディシティ・ブルズ
2022ロサンゼルス・レイカーズ
2022→サウスベイ・レイカーズ
2022–2023デラウェア・ブルーコーツ
2023フィラデルフィア・76ers
2023→デラウェア・ブルーコーツ
2023-オセオラ・マジック
10日間契約での在籍
受賞歴
  • NBAスラムダンクコンテスト優勝 (2023, 2024)
  • NBAGリーグネクスト・アップ・ゲーム (2023)
  • NBAGリーグ新人王 (2022)
  • NBAGリーグオールルーキーチーム (2022)
  • ビッグ12ニューカマー・オブ・ザ・イヤー (2021)
  • ビッグ12オールニューカマーチーム (2021)
  • ビッグ・イーストオールフレッシュマンチーム (2019)
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

経歴

生い立ち

マクラングは、人口わずか約2000人のバージニア州ゲート・シティで生まれた。もともとアメリカンフットボールをプレーしていたが、7年生の頃にバスケットボールに触れると、高校入学(9年生)を境に本格的にNBA入りを目指すようになった。

高校

ゲートシティ高校

マクラングは1試合平均42得点を記録し、同郷の伝説的バスケットボール選手であるアレン・アイバーソンが所有していたバージニア州の得点記録を更新した。当時から持ち前の運動神経を駆使した派手なダンクシュートを見せており、SNSではその動画が数百万回再生を記録したことがあった。その人気はまさにスター選手そのものであり、ゲームチケットは売り切れ、レストランでのサイン会を開くこともあった。

カレッジ

ジョージタウン大学

高校卒業後、ジョージタウン大学に進学した。2018年12月22日のアーカンソー大学リトルロック校戦で大学の新人最多記録となる38得点を記録した[3]。1年生のシーズンは1試合平均13.4得点、2.6リバウンド、2アシストを記録し、ビッグ・イースト・カンファレンスのオールフレッシュマンチームに選出された[4]。2年生のシーズンは、足の怪我で21試合しか出場できず[5]、1試合平均平均15.7得点、2.4アシスト、1.4スティールを記録した。シーズン終了後、2020年のNBAドラフトアーリーエントリーを表明したが[6]、取りやめて大学に復帰した[7]

テキサス工科大学

2020年5月27日、ジョージタウン大学からテキサス工科大学に転校した[8]。11月25日のノースウェスタン州立大学戦でデビューを果たし、20得点を記録し、年間ニューカマー賞を獲得した[9]

2021年4月、2021年のNBAドラフトアーリーエントリーを表明した[10]

サウスベイ・レイカーズ

2021年のNBAドラフトでは指名されなかったが、NBAサマーリーグロサンゼルス・レイカーズの一員としてプレーし、2021年8月10日にレイカーズと契約した[11]。同年10月13日、レイカーズに解雇[12]。26日にレイカーズ傘下のサウスベイ・レイカーズと契約した[13]

シカゴ・ブルズ

2021年12月に入り、NBA全体にオミクロン株感染拡大によるクラスターが発生し、各チームに人員不足した関係で、23日にシカゴ・ブルズ10日間契約で加入した[14]。2022年1月1日に2度目の10日間契約を結んだ[15]

サウスベイ復帰

ブルズとの10日間契約が切れた1月11日にサウスベイ・レイカーズに再獲得された[16]。サウスベイ・レイカーズではレギュラーシーズン26試合の出場で同21.6得点6.8リバウンド7.5アシストをマークし、2022年のGリーグ新人王を受賞した。

ゴールデンステイト・ウォリアーズ

NBAサマーリーグでゴールデンステイト・ウォリアーズの一員としてプレーし、5試合の出場で同24.4分13.6得点3.6リバウンド4.8アシストと印象的な活躍を披露し、見事チャンピオンチームと契約を締結した。しかし、10月3日(日本時間4日)ウォリアーズは、マクラングを解雇。理由は、パス重視のガードが必要なためだった。

デラウェア・ブルーコーツ

ウォリアーズから解雇された後、フィラデルフィア・セブンティシクサーズの傘下であるデラウェア・ブルーコーツに獲得された。今シーズンはこれまで18試合に出場し、同17.4得点4.6リバウンド5.8アシストと上々のパフォーマンスを披露している。

フィラデルフィア・セブンティシクサーズ

2月14日(日本時間15日)シクサーズはマクラングとの2ウェイ契約を締結した。

スラムダンクコンテスト

2023年2月14日、マクラングは2023 State FameオールスターサタデーナイトのNBAスラムダンクコンテストに出場した。1本目から肩車を飛び越えながら受けたボールをバックボードに当ててボースハンドでバックダンクする技を一発で成功させ見事50点満点を獲得した。2本目の360°は49.8点と50点には届かなかったが、3本目は人を飛び越えながらボールを掴みダブルポンプのボースハンドのバックダンクを披露した。最後のダンクは高校のユニフォームに着替えて挑戦し、540度回転してリバースでリムへと叩き付けるダンクを決めると、2004年のダンクコンテストでビンス・カーターが優勝した時の『終わりだ!』(It's over!)を真似てアピールし、優勝を果たした。

オセオラ・マジック

2023年9月13日にオーランド・マジックとの契約に合意した[17]が、同月21日に解雇された[18]。同年11月2日にマジックの傘下であるオセオラ・マジックと契約した[19]

2024年2月17日、マクラングは2年連続でNBAスラムダンクコンテストに出場し、2016年のザック・ラビーン以来の2連覇を果たした。

個人成績

略称説明
  GP出場試合数  GS 先発出場試合数 MPG 平均出場時間
 FG% フィールドゴール成功率 3P% スリーポイント成功率 FT% フリースロー成功率
 RPG 平均リバウンド APG 平均アシスト SPG 平均スティール
 BPG 平均ブロック PPG 平均得点 太字 キャリアハイ

NBA

レギュラーシーズン

シーズンチームGPGSMPGFG%3P%FT%RPGAPGSPGBPGPPG
2021–22CHI103.01.000------.0.0.0.02.0
LAL1022.0.400.3331.0003.01.01.01.06.0
2022–23PHI2020.5.450.364.6005.04.5.0.012.5
通算4016.3.462.357.6673.32.5.3.38.3

カレッジ

シーズンチームGPGSMPGFG%3P%FT%RPGAPGSPGBPGPPG
2018–19ジョージタウン292926.4.392.277.7982.62.0.8.113.1
2019–20212026.8.394.323.8023.12.41.4.215.7
2020–21テキサステック292930.2.419.343.7932.72.1.8.315.5
通算797827.9.403.313.7972.82.21.0.214.7

脚注

外部リンク