ママドゥ・サコー

フランスのサッカー選手

ママドゥ・サコーMamadou Sakho1990年2月13日 - )は、フランスの首都・パリ出身のサッカー選手。ポジションはディフェンダーセネガルにルーツを持つ。

ママドゥ・サコー
リヴァプールFCでのサコー(2014年)
名前
ラテン文字Mamadou Sakho
基本情報
国籍フランスの旗 フランス
セネガルの旗 セネガル
生年月日 (1990-02-13) 1990年2月13日(34歳)
出身地パリ
身長187cm
体重84kg
選手情報
ポジションDF (CB)
利き足左足
ユース
1996-2002フランスの旗 パリFC
2002-2007フランスの旗 PSG
クラブ1
クラブ出場(得点)
2007-2013フランスの旗 PSG 151 (7)
2013-2017イングランドの旗 リヴァプールFC 56 (2)
2017イングランドの旗 クリスタル・パレスFC (loan) 8 (0)
2017-2021イングランドの旗 クリスタル・パレスFC 64 (1)
2021-2023フランスの旗 モンペリエHSC 45 (1)
代表歴2
2005-2006 U-16フランス7 (1)
2006-2007 U-17フランス5 (0)
2007-2008 U-18フランス3 (0)
2008-2009 U-19フランス4 (1)
2008-2010 U-21フランス15 (1)
2010-フランスの旗 フランス29 (2)
1. 国内リーグ戦に限る。2023年11月13日現在。
2. 2018年11月4日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

経歴

クラブ

2002年パリ・サンジェルマンFCの下部組織に入団する。2007年2月14日UEFAカップAEKアテネ戦で17歳でプロデビューを果たし、10月20日ヴァランシエンヌFC戦でキャプテンマークをつけてリーグ・アンデビューを果たす。2009-10シーズンからレギュラーに定着し自身最多の32試合に出場すると、2010-11シーズンには31試合に出場し自身最多の4得点を記録。リーグ・アン年間最優秀若手選手と、ベストイレブンに選出された。

しかし、クロード・マケレレに代わって主将に就任した2011-12シーズンはディエゴ・ルガーノミラン・ビシェヴァツなど大型補強の煽りを受け、さらに冬のカルロ・アンチェロッティの新監督就任とアレックス加入、さらには自身のコンディション不良によって出場機会が減少。新シーズンにはクリストフ・ジャレに主将の座を譲った。

2012-13シーズンはさらにチアゴ・シウバが加入し出場機会は限られたものとなった。2012-13シーズン終了後、マルキーニョス加入もあり、移籍を志願。2013年9月1日、リヴァプールFC移籍が決定。

2016年4月23日、リヴァプール公式サイトにて同年3月17日に行われたUEFAヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦マンチェスター・ユナイテッドFC戦で、禁止薬物が検出された事によりUEFAのドーピング検査をクリアできなかったことが明かされた[1]。UEFAから暫定的に30日間の出場停止処分を受けたが、その後の再検査で陽性ではあったものの、禁止薬物ではなかったことが判明し、処分は解除された[2]

2016-17シーズンに向けたプレシーズン中に、負傷中であったサコーはチームの集合に3回遅刻し(飛行機、食事、ミーティング)、これによりクロップ監督の怒りを買い、英国に強制送還された。[3]これを受けこのシーズンはトップチームでの出場機会はなくリザーブチーム行きを命じられた。

2017年1月31日クリスタル・パレスFCにレンタル移籍し、2月25日のミドルズブラFC戦でデビュー。この試合でチームの無失点に貢献すると、プレミアリーグの月間最優選手にもノミネートされ[4]、3月にはチーム内の最優秀選手に選ばれた[5]。その後も、チェルシーFC戦やアーセナルFC戦の勝利にも貢献した[6]

2021年7月27日、モンペリエHSCと3年契約を結んだ[7]

代表経歴

U-17フランス代表としてUEFA U-17欧州選手権2007FIFA U-17ワールドカップに出場。
南アフリカワールドカップ後に就任したローラン・ブラン監督の下、2010年9月4日UEFA EURO 2012予選ベラルーシ戦でA代表に初招集され、11月17日イングランド代表戦で初出場した。2011年に入ると代表にも定着するようになったが、前述の出場機会減少もあって2012年は一時的に代表から遠ざかりEURO2012のメンバーからも外れた。EURO2012の後にディディエ・デシャン監督が就任すると再び代表に招集されるようになった。

2013年11月19日のワールドカップ予選プレーオフウクライナ代表戦で代表初得点となる先制ゴールを挙げ、さらに決勝ゴールとなる3点目も決めて、フランスのブラジルワールドカップ出場に貢献。本大会でも代表メンバー入りし、主力としてプレーした[8]

2018年のロシアワールドカップでは予備登録メンバー11人の1人に選ばれるに留まり[9]、大会出場はならなかった。

個人成績

クラブでの成績

クラブシーズンリーグカップリーグカップUEFAその他通算
出場得点出場得点出場得点出場得点出場得点出場得点
パリ・サンジェルマン2006-07000000200020
2007-0812020200000160
2008-0923110307000341
2009-1032050200000390
2010-1135440109010464
2011-1222020101000260
2012-1327230103000342
通算1517170100220102017
リヴァプール2013-1418100100000191
2014-1516050402000270
2015-16221002010100342
2016-17000000--00
通算562507012100803
クリスタル・パレス (loan)2016-17800000--80
総通算21592201703411028910

代表での成績


フランス代表国際Aマッチ
出場得点
201140
201240
201382
201480
201530
201610
通算282

タイトル

クラブ

パリ・サンジェルマンFC

個人

  • リーグ・アン年間最優秀若手選手:1回 (2010-11)
  • リーグ・アンベストイレブン:1回 (2010-11)

脚注

関連項目

外部リンク