マラカイボ湖

マラカイボ湖(マラカイボこ、スペイン語: lago de Maracaibo)はベネズエラ北西にある塩湖)。

マラカイボ湖

マラカイボ湖
宇宙(STS-51-I)からの画像。北は画像の左下方向。(1985年8月)

マラカイボ湖の位置(ベネズエラ内)
マラカイボ湖
マラカイボ湖
マラカイボ湖の位置(ベネズエラ)
所在地ベネズエラの旗 ベネズエラ
位置北緯9度48分57秒 西経71度33分24秒 / 北緯9.81583度 西経71.55667度 / 9.81583; -71.55667 西経71度33分24秒 / 北緯9.81583度 西経71.55667度 / 9.81583; -71.55667
南北長159 km (99 mi)
最大幅108 km (67 mi)
面積13,210 km2
最大水深60 m
貯水量280 km3
水面の標高0 m
淡水・汽水汽水
プロジェクト 地形
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南アメリカ大陸最大の湖であるが、実際は水路によってベネズエラ湾、さらにはカリブ海大西洋にもつながっているため、と定義する事もでき、その場合南米最大の湖(淡水湖)はチチカカ湖となる。

面積は1万3210km2、南北の長さは159kmある。北部はせまい水路を通じてベネズエラ湾につながっている。カタトゥンボ川、サンタアナ川、チャマ川などが流れこみ、湖水は北部でやや塩分を含んでいる。多数の島が存在する。漁業も盛んだが、アオウキクサ(Lemna)の繁殖が問題となっている。魚類への影響は無いとされるが、船舶の航行に邪魔で、除去できる化学物質や生物学的方法が無く、物理的に引き抜くしかない。

海底油田

1918年に湖底と湖岸に油田が発見され、ベネズエラが産油国として認知される契機となった。現在も湖の東部は油田地帯となっており、水路を利用して大型タンカー原油の積み出しを行っている[1]。湖岸では石油産出に伴うとみられる地盤沈下があり、その対策に政府の出費が強いられる。

2010年代後半、原油価格が低迷する中でパイプラインなどの維持管理が停滞。関連施設の劣化により原油流出が発生、水産資源などが影響を受けている[2]

浮草で覆われた湖(2007年)

カタトゥンボの雷

マラカイボ湖では、音の発生しないが度々発生しているが、その原理は現在でも詳しくは判明していない。湖の南西部のカタトゥンボ川河口部で頻繁に発生する雷は「カタトゥンボの雷」と呼ばれ、大航海時代から存在が知られており、船乗りたちから「マラカイボの灯台(Faro de Maracaibo)」と呼ばれ、目印として航海技術が未熟だった時代に安全に寄与したとされる[3]

湖では、元読売ジャイアンツジェレミー・ゴンザレス投手が落雷により亡くなっている。

2014年、1時間に走る稲妻の数3600本が認められ、「世界で最も稲妻が多い場所」としてギネス世界記録に認定された[4]

参照

外部リンク

関連項目

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