ミドルパワー

一定程度の穏健な国際的影響力を持つ国家

ミドルパワー英語: Middle power)とは、超大国大国ではないが、一定程度の穏健な国際的影響力を持つ国家を指す。日本語では「中堅国家」と表記されることが多い[1]

2008年G20ワシントン・サミットに出席した首脳たち。G20のメンバー国のほとんどはミドルパワーとみなされ、同時に数カ国は大国に位置づけられる。

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グレートパワー(大国)と一部重なる国家

ミドルパワー国家の明確な定義は学者や研究者の間で意見が分かれており、一部大国との重複が見られる[2]アメリカ合衆国中華人民共和国ロシアイギリスフランス国際連合安全保障理事会における常任理事国であり、巨大な経済力や強大な軍事力、公式な核兵器の保有などから大国の地位にあると考えられている一方で、超大国とされるアメリカと中国を除きミドルパワーと扱う事例も存在する[3]日本ドイツは経済力の大きさから一般的には大国と考えられる。イタリアについては評価が分かれており、強力な経済力やG7としての地位から大国の一員であると考える学者もいる[4]。同じくカナダも大国とする場合がある[5]新興国では経済力のあるインドやブラジルも大国や列強の一員とする場合がある[6][7][8][9]

ミドルパワー

脚注

関連項目