ワールドラグビーU20チャンピオンシップ

ワールドラグビーU20チャンピオンシップWorld Rugby U20 Championship)は、ワールドラグビーが主催する20歳以下のラグビーユニオンの世界選手権である。2014年まではIRBジュニア世界選手権(IRB Junior World Championship)として開催されていた[1]

ワールドラグビー
U20チャンピオンシップ
スポーツラグビーユニオン
創設2008年
チーム数12
国際大会 (ワールドラグビー)
最新優勝 フランス (2回目)
最多優勝 ニュージーランド (6回)
下位リーグワールドラグビーU20トロフィー

ワールドラグビーが開催する世界大会としては、ラグビーワールドカップWXVラグビーワールドカップセブンズと並ぶ大会となる。

概要

それまでU19世界選手権、U21世界選手権として開かれていたジュニア選手の世界大会を再編し、2008年からU20世界選手権としてユースの世界大会を一本化した。大会は16か国により行われ、4か国ずつ4組に分かれて総当りで1次リーグを行ったあと、同順位同士で決勝から15位決定戦までを行い、最終順位まで決定する方式を取っていた[1]。2015年にIRBがワールドラグビーへと改称したため、現在の大会名となった。

2010年からは12か国で開催されている。4か国ずつ3つのプールに分かれ総当りで1次リーグを行い、ポイントにより上位4チームが決勝リーグを、中位4チームで5~8位決定戦を、下位4チームで9~12位決定戦を行い、最終順位まで決定する[1]

最下位国は、この下部大会であるワールドラグビーU20トロフィー(World Rugby U20 Trophy)へ降格する。それと同時にトロフィーの優勝国が、チャンピオンシップへと昇格する[1]

2020年から2022年までの3年間は新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響で中止された[1][2]

2023年6月24日から7月14日まで、南アフリカで4年ぶりに開催。1秒あたり最大20回、ボールの位置を検知できる「スマートボールテクノロジー」を試合に取り入れ、スローフォワードやタッチ位置の特定などの判断に役立たせる[3]

最多優勝は、ニュージーランドの6回である。

U20日本代表の戦歴

詳細はU20ラグビー日本代表を参照のこと。

  • 2008年 - プール戦3戦3敗、16チーム中15位(チャンピオンシップ残留)[4][5][6]
  • 2009年 - プール戦3戦3敗、16チーム中15位(トロフィーへ降格)[7][8]。日本大会[9]
  • 2015年 - プール戦3戦3敗、12チーム中10位(チャンピオンシップ残留)[10][11][12][13]
  • 2016年 - プール戦3戦3敗、12チーム中12位(トロフィーへ降格)[14][15][16][17]
  • 2018年 - プール戦3戦3敗、12チーム中12位(トロフィーへ降格)[18][19][20]
  • 2023年 - プール戦3戦3敗、12チーム中12位(トロフィーへ降格)[21][22]

決勝戦・3位決定戦

開催国決勝3位決定戦
優勝スコア2位3位スコア4位
2008
[23][2]
 ウェールズ
ニュージーランド
38 – 3
[2]

イングランド

南アフリカ共和国
43 – 18
[2]

ウェールズ
2009
[24][25][2]
 日本[9]
ニュージーランド
44 – 28
[26]

イングランド

南アフリカ共和国
32 – 5
[27]

オーストラリア
2010
[28][2]
 アルゼンチン
ニュージーランド
62 – 17
[29]

オーストラリア

南アフリカ共和国
27 – 22
[30]

イングランド
2011
[2]
 イタリア
ニュージーランド
33 – 22
[31][32]

イングランド

オーストラリア
30 – 17
[33]

フランス
2012
[34][2]
 南アフリカ
南アフリカ共和国
22 – 16
[35]

ニュージーランド

ウェールズ
25 – 17
[36]

アルゼンチン
2013
[2]
 フランス
イングランド
23 – 15
[37]

ウェールズ

南アフリカ共和国
41 – 34
[38]

ニュージーランド
2014
[2]
 ニュージーランド
イングランド
21 – 20
[39]

南アフリカ共和国

ニュージーランド
45 – 23
[40]

アイルランド
2015
[2]
 イタリア
ニュージーランド
21 – 16
[41][42]

イングランド

南アフリカ共和国
31 – 18
[43]

フランス
2016
[2]
 イングランド
イングランド
45 – 21
[44]

アイルランド

アルゼンチン
49 – 19
[45]

南アフリカ共和国
2017
[46][47][2]
ジョージア
ニュージーランド
64 – 17
[48]

イングランド

南アフリカ共和国
37 – 15
[49]

フランス
2018
[2]
 フランス
フランス
33 – 25
[50][51]

イングランド

南アフリカ共和国
40 – 30
[52]

ニュージーランド
2019
[2]
 スコットランド
フランス
24 – 23
[53]

オーストラリア

南アフリカ共和国
41 – 16
[54]

アルゼンチン
2020
2021
2022
新型コロナウイルス感染症の世界的流行のため中止[2]
2023
[55]
 南アフリカ
フランス
50 – 14
[56][57]

アイルランド

南アフリカ共和国
22 – 15
[58]

イングランド
2024
 南アフリカ

上位入賞回数

チーム優勝準優勝3位4位
 ニュージーランド6 (2008, 2009, 2010, 2011, 2015, 2017)1 (2012)1 (2014)2 (2013, 2018)
 イングランド3 (2013, 2014, 2016)6 (2008, 2009, 2011, 2015, 2017, 2018)2 (2010, 2023)
 フランス3 (2018, 2019, 2023)3 (2011, 2015, 2017)
 南アフリカ共和国1 (2012)1 (2014)9 (2008, 2009, 2010, 2013, 2015, 2017, 2018, 2019, 2023)1 (2016)
 オーストラリア2 (2010, 2019)1 (2011)1 (2009)
 アイルランド2 (2016, 2023)1 (2014)
 ウェールズ1 (2013)1 (2012)1 (2008)
 アルゼンチン1 (2016)2 (2012, 2019)

全順位記録

チーム
2008
[23][2]

2009
[24][25][2]

2010
[28][2]

2011
[2]

2012
[34][2]

2013
[2]

2014
[2]

2015
[2]

2016
[2]

2017
[46][47][2]

2018
[2]

2019
[2]

2023
[55]

2024
参加年数
 アルゼンチン8位11位6位9位4位6位9位9位3位11位6位4位9位13
 オーストラリア5位4位2位3位8位7位5位5位6位6位5位2位5位13
 カナダ12位14位WTWTWTWTWTWT-WTWTWT-2
 イングランド2位2位4位2位7位1位1位2位1位2位2位5位4位13
 フィジー14位12位8位6位11位11位12位WTWTWTWT11位10位9
 フランス6位5位5位4位6位5位6位4位9位4位1位1位1位13
 ジョージアWT--WTWT-WTWT10位10位9位10位8位5
 アイルランド9位8位9位8位5位8位4位7位2位9位11位8位2位13
 イタリア11位13位WT11位12位WT11位11位11位8位8位9位11位11
 日本15位15位WTWTWTWTWT10位12位WT12位WT12位WT6
 ニュージーランド1位1位1位1位2位4位3位1位5位1位4位7位7位13
 サモア7位7位12位WT10位9位8位12位WT12位WT-WT8
 スコットランド10位9位10位10位9位10位10位8位8位5位10位12位WTWT12
 南アフリカ共和国3位3位3位5位1位3位2位3位4位3位3位3位3位13
 スペインWTWT1
 トンガ13位10位11位12位WTWTWTWT---WT-4
 アメリカ合衆国16位WT-WTWT12位WT-WT---WT2
 ウルグアイWT16位WTWT-WTWTWTWTWTWTWTWTWT1
 ウェールズ4位6位7位7位3位2位7位6位7位7位7位6位6位13
合計1616121212121212121212121212
凡例

脚注

関連項目

外部リンク

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