ラモンティ

ラモンティ (Ramonti) はフランス生まれ[1]競走馬2007年ヨーロッパで活躍したマイラーの一頭[3]

ラモンティ
ラモンティ(2007年香港カップ)
品種サラブレッド
性別
毛色黒鹿毛
生誕2002年3月28日
Martino Alonso
Fosca
母の父El Gran Senor
生国フランスの旗 フランス
生産者Scuderia Siba
馬主Scuderia Antezzate
Godolphin
調教師Alduino[1]
& Giuseppe Botti(イタリア
Saeed bin Suroor[2]イギリス
競走成績
生涯成績20戦12勝
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経歴

2005年

イタリアで競走生活を始める[3][2]2005年3月のデビュー戦で勝利すると、3連勝でパリオーリ賞(イタリア2000ギニー)を制したが、デルビーイタリアーノ(イタリアダービー)では2着となった。その後は長期休養に入る。

2006年

2006年4月に1年ぶりとなる復帰戦で勝利するも、距離が200メートル延びた次走では2着に敗れ、その後はマイル路線に照準を合わせる。2連勝したラモンティは、ジャック・ル・マロワ賞に挑むもリブレッティストの7着と大敗。しかし、準重賞で2着となると、つづくヴィットーリオ・ディ・カープア賞を制しG1初勝利を挙げた[1]。その後はG2のリボー賞を制し、暮れの香港マイルで3着となったあと、ゴドルフィンに購入され、イギリスサイード・ビン・スルール厩舎へ移籍した[2]

2007年

年が明けて5歳になったラモンティは、ランフランコ・デットーリを背にロッキンジステークスから始動するも2着と敗れる。しかし次走のクイーンアンステークスを制すと、返す刀でサセックスステークスも制してG1を連勝。G1競走3連勝をかけて臨んだムーラン・ド・ロンシャン賞であったが、3歳牝馬のダルジナに2馬身差及ばず2着と完敗。しかし、クイーンエリザベス2世ステークスではダルジナらをやぶって4度目のG1勝利を挙げた[2]

ここまで徹底してマイル路線を歩んできたラモンティであったが、2か月以上の間隔をあけ、12月に中距離戦である香港カップへ出走。ヴィヴァパタカの追撃をしのぎ、初めてマイル戦以外での重賞勝利となった[4]

2008年

2008年は当初3月29日に施行されるドバイワールドカップを目標とする計画だったが、変更して同日に行われるドバイデューティーフリーに出走する予定となった。しかし脚部不安のため回避することが発表された。7月にG2サマーマイルステークスで復帰。しかし7頭立ての5着と大敗し、そのまま復帰することなく引退した。

競走成績

出走日競馬場競走名距離着順騎手着差1着(2着)馬
2005.03.30サンシーロリッソーネ賞芝1400m1着E.ボッティ7馬身(Fatal Ridge)
2005.04.10カパネッレドーミエチッタディカステッロ賞準重芝1600m1着E.ボッティ5馬身(Nakfa)
2005.04.24カパネッレ伊2000ギニーG2芝1600m1着E.ボッティ2馬身(Le GIare)
2005.05.22カパネッレ伊ダービーG1芝2400m2着E.ボッティアタマDe Sica
2006.03.30サンシーロサンコロンバーノ賞芝1600m1着E.ボッティ7馬身(Roman Forum)
2006.05.01カパネッレシニョリーノ賞準重芝1800m2着E.ボッティ3/4馬身Distant Way
2006.05.13サンシーロベレグアルド賞準重芝1600m1着E.ボッティ5馬身(Absolut Taft)
2006.06.02サンシーロエミリオトゥラティ賞G2芝1600m1着E.ボッティ2 1/2馬身(Ryono)
2006.08.13ドーヴィルジャック・ル・マロワ賞G1芝1600m7着E.ボッティ7 3/4馬身Librettist
2006.09.17サンシーロエンリコカミーチ記念広場賞準重芝1600m2着E.ボッティ2馬身Icelandic
2006.10.14サンシーロヴィットーリオ・ディ・カープア賞G1芝1600m1着E.ボッティ2 1/2馬身(Notability)
2006.11.05カパネッレリボー賞G2芝1600m1着E.ボッティ5馬身(Mullins Bay)
2006.12.10沙田香港マイルG1芝1600m3着E.ボッティ1 1/4馬身The Duke
2007.05.19ニューベリーロッキンジSG1芝8f2着L.デットーリアタマRed Evie
2007.06.19アスコットクイーンアンSG1芝8f1着L.デットーリ短頭(Jeremy)
2007.08.02グッドウッドサセックスSG1芝8f1着L.デットーリアタマ(Excellent Art)
2007.09.09ロンシャンムーラン・ド・ロンシャン賞G1芝1600m2着L.デットーリ2馬身Darjina
2007.09.29アスコットクイーンエリザベス2世SG1芝8f1着L.デットーリ1/2馬身(Excellent Art)
2007.12.09沙田香港CG1芝2000m1着L.デットーリ1/2馬身Viva Pataca
2008.07.12アスコットサマーマイルG2芝8f5着L.デットーリ1/2馬身Archipenko

競走馬引退後

2009年よりアイルランドキルダンガンスタッド種牡馬となり[3]、当年は112頭に種付けを行った[3]。2010年からはイタリアのAllevamento di Besnateで供用[3]されている。

血統表

Ramonti血統(血統表の出典)[§ 1]

Martino Alonso
1994 鹿毛
父の父
Marju
1988 黒鹿毛
*ラストタイクーン*トライマイベスト
Mill Princess
Flame of Tara*アーテイアス
Priddy Fair
父の母
Cheerful Note
1987 鹿毛
Cure the BluesStop the Music
Quick Cure
Strident NoteThe Minstrel
Furioso

Fosca
1995 鹿毛
El Gran Senor
1981 鹿毛
Northern DancerNearctic
Natalma
Sex AppealBuckpasser
Best in Show
母の母
La Locandiera
1986 黒鹿毛
AllegedHoist the Flag
Princess Pout
Moon IngraverKalamoun
Engraving
母系(F-No.)(FN:2-i)[§ 2]
5代内の近親交配Northern Dancer 3×5×5, Sex Appeal 3×5[§ 3]
出典


脚注

外部リンク