リチャード・ブラッドリー

リチャード・ブラッドリーRichard Bradley1991年8月17日 - )は、イギリス出身のレーシングドライバー。しばしば "リチャード・ブラッドレー" と日本語表記されることがある[1]。2010年代まではバンコクに居住し、シンガポールのレーシング・ライセンスで、フォーミュラBMW・パシフィックと全日本F3選手権に参戦した[2]

リチャード・ブラッドリー
個人情報
国籍イギリスの旗 イギリス
生誕 (1991-08-17) 1991年8月17日(32歳)
スポーツ
競技レーシングドライバー

レーシング・キャリア

カート

ブラッドリーは、11歳の時にモーターレースのキャリアのスタートとなるカートを始め、様々な選手権大会に参戦した。2008年には15歳以上のカートのカテゴリーであるKF1に昇格し、CIK-FIAヨーロッパ選手権でランキング8位に入った[3]

フォーミュラBMW・パシフィック

2010年、ブラッドリーはカートを卒業し、シンガポール人用のレーシング・ライセンスの発給を受けてユーラシア・モータースポーツのチームに所属して、アジアでフォーミュラBMW・パシフィックに参戦した。彼は、開幕戦のセパンでのラウンドを制するなど終始シリーズのレースを引っ張る存在で7勝を挙げ、ドライバーズタイトルとルーキー(新人)タイトルの二冠を獲得している[4]

フォーミュラ3

2011年、ブラッドリーは日本のレースに参戦を開始する。ペトロナス・チーム・トムスに所属して、全日本F3選手権に参戦した[5]。彼は2度の表彰台(3位以内)に立ち年間ランキング5位に入った[6]。全日本F3選手権に参戦しながら、FIA フォーミュラ3・インターナショナルトロフィのポーとマカオのラウンドに出場している[7][8]

2012年シーズン、ブラッドリーはトムスに残留して全日本F3選手権参戦を継続した。彼は6回の表彰台を獲得して年間ランキング4位に入った[9]。彼はまた、FIA ヨーロッパ・フォーミュラ3選手権スパのラウンドにも出場した。彼は、シーズン終了までペトロナス・チーム・トムスで参戦し、テストにも参加した。

スーパーフォーミュラ

2013年、ブラッドリーはKCMGで日本の最高峰カテゴリーとなるスーパーフォーミュラに参戦デビューを果たした[10]

レースの記録

レース概要

シリーズチームレース数勝利数ポール最速ラップ表彰台ポイント順位
2010年フォーミュラBMW・パシフィックユーラシア・モータースポーツ1572392171位
2011年全日本F3選手権ペトロナスチーム・トムス140002365位
マカオグランプリF310000N/A9位
FIA フォーミュラ3・インターナショナルトロフィカーリン300000NC†
ペトロナスチーム・トムス
2012年全日本F3選手権ペトロナスチーム・トムス150016524位
FIA ヨーロッパ・フォーミュラ3選手権カーリン20000619位
2013年スーパーフォーミュラKCMG700000NC
アジアン・ル・マン・シリーズKCMG、クラフト・レーシング21002405位
2018年SUPER GTDIJON Racing100000NC
  • † – ブラッドリーはゲスト・ドライバーだった為、ノーポイント扱いであった。

全日本フォーミュラ3選手権

チームシャシーエンジンクラス12345678910111213141516順位ポイント
2011年PETRONAS TEAM TOM'SダラーラF308トヨタ・1AZ-FESUZ1
3
SUZ2
4
FSW1
5
FSW2
5
FSW3
4
FSW1
4
FSW2
Ret
TRM1
4
TRM2
Ret
OKA1
Ret
OKA2
4
SUZ1
C
SUZ2
C
SUG1
4
SUG2
2
SUG3
5
5位36
2012年ダラーラF312SUZ1
5
SUZ2
2
TRM1
3
TRM1
5
FSW1
7
FSW2
5
TRM1
2
TRM2
5
OKA1
6
OKA2
Ret
SUG1
2
SUG2
2
SUG3
Ret
FSW1
2
FSW2
5
4位52

(key)

スーパーフォーミュラ

チームシャシーエンジンタイヤ1234567順位ポイント
2013年KCMGスウィフト・017.nトヨタ・RV8KBSUZ
19
AUT
Ret
FUJ
Ret
MOT
14
SUG
Ret
SUZ1
13
SUZ2
18
21位0

(key)

SUPER GT

チームコ.ドライバー使用車両タイヤクラス12345678順位ポイント
2018年DIJON Racing 田中勝輝日産・GT-R NISMO GT3YGT300OKAFSW
21
SUZ
22
CHAFSW
18
SUGAUT
28
TRM
26
NC0

(key)

スポーツカー

FIA 世界耐久選手権

チーム使用車両クラス123456789順位ポイント
2013年KCMGモーガン・LMP2LMP2SILSPALMNSÃOCOAFSW
6
SHABHRNC0
2014年オレカ・03LMP2SIL
2
SPA
2
3位130
オレカ・03RLMN
Ret
COA
1
FSW
2
SHA
Ret
BHR
1
SÃO
1
2015年オレカ・05LMP2SIL
4
SPA
3
LMN
1
NÜR
1
COA
2
FSW
Ret
SHA
3
BHR
2
2位155
2016年マノー・モータースポーツLMP2SIL
6
SPA
3
LMNNÜR
Ret
MEX
Ret
COA
Ret
FSW
7
SHA
9
BHR
10
17位33

アジアン・ル・マン・シリーズ

チーム使用車両クラス1234順位ポイント
2013年KCMGモーガン・LMP2LMP2INJFSW
1
ZHU5位40
クラフト・レーシングオレカ・03SEP
3
2014年ユーラシア・モータースポーツLMP2INJ
Ret
FSW
2
SHASEP6位19
2015-16年オレカ・03RLMP2FSWSEP
3
CHA
4
SEP
Ret
6位27
2016–17年ウィン・ユーラシアリジェ・JS P3LMP3ZHU
6
FSWCHASEP15位9
2017–18年ウィン・モータースポーツLMP3ZHU
5
FSW
Ret
CHA
3
SEP
3
5位40

ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ

チーム使用車両クラス123456順位ポイント
2015年ユーラシア・モータースポーツオレカ・03RLMP2SILIMOSPLLEC
Ret
ESTNC0
2017年グラフ・レーシングオレカ・07LMP2SIL
4
MNZ
8
SPL
4
LEC
6
SPA
1
EST
1
3位86
2019年デュケイン・エンジニアリングLMP2LEC
3
MNZ
6
CAT
4
SIL
Ret
SPA
5
ALG
Ret
9位45
2020年IDECスポーツLMP2LEC
Ret
SPA
7
LEC
7
MNZ
6
ALG
10
10位21
2021年アルガルヴェ・プロ・レーシングLMP2CAT
11
SPL
8
LEC
7
MNZ
10
SPA
Ret
ALG
3
13位27.5

ウェザーテック・スポーツカー選手権

チーム使用車両クラス1234567891011順位ポイント
2016年スターワークス・モータースポーツオレカ・FLM09PCDAYSEBLBHLGADETWGL
3
MOS
7
LIMELK
9
COA
8
PET
4
15位110
  •  : 必要な周回数を満たさなかったためにポイントは加算されない。

(key)

ル・マン24時間レース

ル・マン24時間レース 結果
チームコ・ドライバー使用車両クラス周回順位クラス
順位
2014年 KCMG マシュー・ハウソン
アレキサンドレ・インペラトーリ
オレカ・03R-日産LMP287DNFDNF
2015年 マシュー・ハウソン
ニコラ・ラピエール
オレカ・05-日産LMP23589位1位
2016年 松田次生
マシュー・ハウソン
LMP2116DNFDNF
2017年 グラフ・レーシング ジェームス・アレン
フランク・マテッリ
オレカ・07-ギブソンLMP23616位5位
2020年 IDECスポーツ ポール・ルー・シャタン
ポール・ラファルグ
LMP236610位6位
2022年 デュケイン・チーム メモ・ロハス
リシャド・ド・ジェラス
LMP232652位25位

脚注

外部リンク

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