レンメンヨキ国立公園

レンメンヨキ国立公園(レンメンヨキこくりつこうえん、フィンランド語: Lemmenjoen kansallispuisto, : Lemmenjoki National Park)は、フィンランドにある国立公園である[1][2][3]レメンヨキ国立公園とも表記され、単にレンメンヨキとも呼ばれる[4][5]。フィンランドの国立公園の中で最も大きく、約2,857平方キロメートルの面積をもつ[1][2][3][4]

レンメンヨキ国立公園
Lemmenjoki National Park
地図
レンメンヨキ国立公園
レンメンヨキ国立公園
レンメンヨキ国立公園 Lemmenjoki National Park の位置を示した地図
レンメンヨキ国立公園 Lemmenjoki National Park の位置を示した地図
レンメンヨキ国立公園 Lemmenjoki National Park の位置を示した地図
レンメンヨキ国立公園 Lemmenjoki National Park の位置を示した地図
地域イナリ
キッティラ
座標北緯68度38分19.8秒 東経25度35分54.7秒 / 北緯68.638833度 東経25.598528度 / 68.638833; 25.598528 東経25度35分54.7秒 / 北緯68.638833度 東経25.598528度 / 68.638833; 25.598528
面積約2,860 km2
創立日1956年
運営組織メッツァハリトゥス
公式サイト

概要

ラッピ県の北部に所在する[2][3]。約94パーセントに当たる約2,685平方キロメートルがイナリにあり、約6パーセントに当たる約173平方キロメートルがキッティラにある[6][7]IUCNによる自然保護地域カテゴリーのIbに分類されている[8][9]。当国立公園は、国有企業であるメッツァハリトゥス英語版によって運営・管理されている[6][5]

レンメンヨキ川

当国立公園には、域内で最も長い河川、レンメンヨキ川英語版の他に、イヴァロヨキ川英語版やレポヨキ川(Repojoki)、ヴァスコヨキ川英語版などが流れている[10][2][3][11]。当国立公園の名称は、レンメンヨキ川に由来する[10]。ラバダスヨキ川(Ravadasjoki)とレンメンヨキ川の合流地点にあるラバダス滝(: Ravadas Falls, フィンランド語: Ravadasköngäs)は、観光資源の1つとして知られている[12][13]

北西は、イナリヨキ川英語版の支流の1つであるキエツィメヨキ川(Kietsimäjoki)を隔ててノルウェーの国立公園、エヴレ・アナーリヨフカ国立公園英語版(Øvre Anárjohka National Park)と接している[2][3][14]。西は、プリュー原生自然保護区英語版(Pulju Wilderness Area)と接しており、東は、ハンマストゥントゥリ原生自然保護区英語版(Hammastunturi Wilderness Area)と接している[6]ワタスゲ属草地が多く生えており、オオヤマネコカワウソクズリヒグマホッキョクギツネなどが生息している[15]

歴史

ラバダス滝

当国立公園の区域では、古くからが採掘されており、当地域における金に関する最古の記録は、1867年にさかのぼる[7]。1940年代末期には、当国立公園の区域でゴールドラッシュが起きている[2]。1951年には、掘削機が初めてレンメンヨキの金鉱床地域に導入された[7][2][16]。1953年、レメンヨキ国立公園を創設することが提案される[7]

1956年に法律に基づいて創立された[2][3][7]。当国立公園の面積は、1971年および1982年に拡大された[7]。1998年、ナチュラ2000英語版と呼ばれる自然保護地域のネットワークに、当国立公園を組み入れることが決定される[7]。2004年2月2日、ラムサール条約に基づく条約湿地に当国立公園が登録される[17][15]

脚注

外部リンク