ローガン・サージェント

アメリカのレーシングドライバー (2000 - )

ローガン・ハンター・サージェントLogan Hunter Sargeant, 2000年12月31日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州フォートローダーデール出身のレーシングドライバー

ローガン・サージェント
Logan Sargeant
ローガン・サージェント
(2022年)
基本情報
フルネームローガン・ハンター・サージェント
Logan Hunter Sargeant
略称表記SAR
国籍アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地同・フロリダ州フォートローダーデール
生年月日 (2000-12-31) 2000年12月31日(23歳)
F1での経歴
活動時期2023-
所属チーム'23-'24 ウィリアムズ
車番2
出走回数30 (29スタート)
タイトル0
優勝回数0
表彰台(3位以内)回数0
通算獲得ポイント1
ポールポジション0
ファステストラップ0
初戦2023年バーレーンGP
2023年順位21位 (1ポイント)
(記録は2024年第8戦モナコGP終了時)
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経歴

カート

2008年からカートを始めキャリアがスタートする。2008年はアメリカ国内のカート選手権を転戦し、翌年からヨーロッパへ渡る。2015年には「CIK-FIA ワールド・KFJ・チャンピオンシップ」でタイトルを獲得。アメリカ人ドライバーによる世界カート選手権のタイトル獲得は、1978年レイク・スピード英語版以来37年ぶりとなった[1]

ジュニア・フォーミュラ

2016-17年シーズンの「フォーミュラ4・UAE選手権英語版」へ参戦、シングルシーターデビューを果たす。チーム・モトパーク英語版からエントリーし、優勝こそ無かったもの18戦中15戦で表彰台に上がるなど速さを見せ、チームメイトのジョナサン・アバデイン英語版に次ぐ総合2位で終えた[2]2017年は、「イギリス・F4選手権英語版」へカーリン英語版から参戦する[3]。第8戦ロッキンガム・モーター・スピードウェイ英語版・レース3で初優勝を飾りシーズン2勝を挙げた。総合順位はジェイミー・キャロライン英語版カラム・アイロットに次いで3位(356ポイント)の結果となる[4][5]

フォーミュラ・ルノー・ユーロカップ

2018年、サージェントはR-ace GP英語版から「フォーミュラ・ルノー・ユーロカップ英語版」へフルタイム参戦する。開幕戦ポール・リカール・サーキット・レース1で初優勝した後[6]、第8戦ニュルブルクリンク・レース1、最終戦カタロニア・サーキット・レース2でも勝利を挙げシーズン3勝をマークした。218ポイントを獲得、総合4位の成績で終えた[7]

FIA フォーミュラ3選手権

2019年はカーリンから、「FIA フォーミュラ3選手権英語版」へ参戦する[8]。最高順位は8位入賞が2回の総合19位(5ポイント)で終えた[9]

2020年プレマ・レーシングへ移籍し、オスカー・ピアストリとフレデリック・ヴェスティがチームメイトとなる[10]。第5戦シルバーストン・サーキット・レース1で初優勝する[11][12]。一時チャンピオンシップリーダーを記録したものの[11][12]、最終盤に失速しトップと僅か4ポイント差で総合3位(160ポイント)となった[13]

2021年2月、資金的理由でサージェントは「FIA フォーミュラ2選手権英語版」への参戦を取りやめた[14]。4月、チャロウズ・レーシング・システム英語版からシーズン前のテストへ参加する[15]。その後、チャロウズのレースドライバーとして契約が決まり3年目のシーズンを迎える[16]。第4戦ハンガロリンク・レース1で3位表彰台を獲得すると、中盤以降コンスタントに入賞を重ねる。最終戦ソチ・オートドローム・レース1でシーズン初勝利を挙げる[17]。総合成績は前年度より下がったもののランキング7位(102ポイント)で終えた[18]

FIA フォーミュラ2選手権

2021年シーズンの後半戦、HWA・レースラボ英語版から第7戦ジッダ市街地コースへスポット参戦を果たした[19]。レース1は16位[20]、レース2ではメカニカルトラブルによりリタイア[21]、レース3はレーシングアクシデントによる赤旗中断の後打ち切りとなったが14位完走扱いとなった[22]

2021年12月、カーリンと契約を結び2022年シーズンのレースドライバーとしてエントリーした[23]。2022年はシリーズランキング4位に入りルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した[24]

フォーミュラ1

2021年10月、サージェントはウィリアムズが運営するドライバー育成プログラム「ウィリアムズ・ドライバー・アカデミー」のメンバーへ加入した[25]

2022年11月、2023年よりウィリアムズのレギュラードライバーに昇格することが発表された[24]。アメリカ人のF1ドライバーは2015年のアレクサンダー・ロッシ、フル参戦は2006年のスコット・スピード以来となる。

レース戦績

略歴

シリーズチームレース勝利PPFL表彰台ポイント順位
2016フォーミュラ4・UAE選手権 - トロフィー・イヴェント英語版チーム・モトパーク英語版30023N/ANC
2016-17フォーミュラ4・UAE選手権英語版18007152612位
2017F4・イギリス選手権英語版カーリン30222103563位
フォーミュラ・ルノー・ユーロカップ英語版R-ace GP英語版300000NC
フォーミュラ・ルノー NEC英語版200002423位
V・de・V チャレンジ・モノプレイス英語版311039928位
2018フォーミュラ・ルノー・ユーロカップ2032372184位
フォーミュラ・ルノー NEC121023875位
2019FIA フォーミュラ3選手権英語版カーリン・バズ・レーシング160000519位
マカオグランプリ10001N/A3位
2020FIA フォーミュラ3選手権プレマ・レーシング1823261603位
2021チャロウズ・レーシング・システム英語版2010041027位
ヨーロピアン・ル・マン・シリーズレーシング・スポーツ・ターキー英語版201002119位
ミシュラン・ル・マン・カップ - GT3英語版アイロン・リンクス英語版32233516位
FIA フォーミュラ2選手権英語版HWA・レースラボ英語版30000029位
2022カーリン2822041484位
2023フォーミュラ1ウィリアムズ・レーシング220000121位
2024800000*21位*
  •  : ゲストドライバーとしての出走であるため、ポイントは加算されない。
  • * : 現状の今シーズン順位。

フォーミュラ・ルノー2.0 アルプス・シリーズ

チーム123456789101112131415161718DCポイント
2021年
英語版
チーム・モトパーク
英語版
DUB
1

2
DUB
2

2
DUB
3

2
YMC
1

2
YMC
2

2
YMC
3

2
YMC
4

2
DUB
1

3
DUB
2

Ret
DUB
3

2
YMC
1

2
YMC
2

3
YMC
3

2
YMC
4

3
YMC
1

2
YMC
2

Ret
YMC
3

2
YMC
4

Ret
2位261

F4・イギリス選手権

チーム12345678910111213141516171819202122232425262728293031順位ポイント
2017年
英語版
カーリンBRI
1

4
BRI
2

4
BRI
3

6
DON
1

10
DON
2

13
DON
3

4
THR
1

6
THR
2

4
THR
3

2
OUL
1

5
OUL
2

2
OUL
3

C
CRO
1

3
CRO
2

3
CRO
3

6
SNE
1

4
SNE
2

4
SNE
3

2
KNO
1

5
KNO
2

2
KNO
3

2
KNO
4

4
ROC
1
4
ROC
2
4
ROC
3

1
SIL
1

7
SIL
2

1
SIL
3

4
BRGP
1

2
BRGP
2

4
BRGP
3

Ret
3位356

フォーミュラ・ルノー・ユーロカップ

チーム1234567891011121314151617181920212223順位ポイント
2017年
英語版
R-ace GP
英語版
MNZ
1
MNZ
2
SIL
1
SIL
2
PAU
1
PAU
2
MON
1
MON
2
HUN
1
HUN
2
HUN
3
NÜR
1
NÜR
2
RBR
1
RBR
2
LEC
1
LEC
2
SPA
1
SPA
2
SPA
3
CAT
1

8
CAT
2

9
CAT
3

Ret
NC0
2018年
英語版
LEC
1

1
LEC
2

Ret
MNZ
1

8
MNZ
2

4
SIL
1

2
SIL
2

2
MON
1

10
MON
2

9
RBR
1

Ret
RBR
2

Ret
SPA
1

9
SPA
2

2
HUN
1

5
HUN
2

7
NÜR
1

1
NÜR
2

4
HOC
1

4
HOC
2

5
CAT
1

2
CAT
2

1
4位218

FIA フォーミュラ3選手権

エントラント123456789101112131415161718192021DCポイント
2019年
英語版
カーリン・バズ・レーシングCAT
FEA

15
CAT
SPR

14
LEC
FEA

12
LEC
SPR

8
RBR
FEA

22
RBR
SPR

26
SIL
FEA

26
SIL
SPR

13
HUN
FEA

10
HUN
SPR

8
SPA
FEA

13
SPA
SPR

Ret
MNZ
FEA

9
MNZ
SPR

10
SOC
FEA

15
SOC
SPR

10
19位5
2020年
英語版
プレマ・レーシングRBR
FEA

2
RBR
SPR

27
RBR
FEA

6
RBR
SPR

2
HUN
FEA

6
HUN
SPR

4
SIL
FEA

3
SIL
SPR

5
SIL
FEA

1
SIL
SPR

Ret
CAT
FEA

3
CAT
SPR

5
SPA
FEA

8
SPA
SPR

1
MNZ
FEA

26
MNZ
SPR

24
MUG
FEA

6
MUG
SPR

Ret
3位160
2021年チャロウズ・レーシング・システム
英語版
CAT
1

4
CAT
2

Ret
CAT
3

9
LEC
1

4
LEC
2

12
LEC
3

Ret
RBR
1

15
RBR
2

Ret
RBR
3

8
HUN
1

3
HUN
2

9
HUN
3

10
SPA
1

8
SPA
2

3
SPA
3

7
ZAN
1

2
ZAN
2

10
ZAN
3

6
SOC
1

1
SOC
2

C
SOC
3

4
7位102
  • 太字ポールポジション斜字ファステストラップ。(key)
  •  : ハーフポイント。レース周回数が75%未満で終了したため、得点が半分となる。
  •  : リタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い。

マカオグランプリ

チーム車両予選予選
レース
決勝
レース
2019年
英語版
カーリン・バズ・レーシングダラーラ・F3 2019英語版10位6位3位

ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ

エントラントクラスシャシーエンジン123456ランクポイント
2021年
英語版
レーシング・スポーツ・ターキー
英語版
LMP2オレカ・07ギブソン GK428 4.2 L V8CATRBR
4
LECMNZ
7
SPAALG19位21

FIA フォーミュラ2選手権

フォーミュラ1

エントラントシャシーエンジン123456789101112131415161718192021222324WDCポイント
2022年ウィリアムズFW44メルセデス
M13 E Performance 1.6 V6 t
BHRSAUAUSEMIMIAESPMONAZECANGBRAUTFRAHUNBELNEDITASINJPNUSA
TD
MXC
TD
SÃO
TD
ABU
TD
--
2023年FW45メルセデス
M14 E Performance 1.6 V6 t
BHR
12
SAU
16
AUS
16
AZE
16DNS
MIA
20
MON
18
ESP
Ret
CAN
Ret
AUT
1318
GBR
11
HUN
18
BEL
1716
NED
Ret
ITA
13
SIN
14
JPN
Ret
QAT
RetRet
USA
1019
MXC
16
SÃO
1120
LVG
16
ABU
16
21位1
2024年FW46メルセデス
M15 E Performance 1.6 V6 t
BHR
20
SAU
14
AUS
WD
JPN
17
CHN
1718
MIA
Ret10
EMI
17
MON
15
CAN
-
ESP
-
AUT
-
GBR
-
HUN
-
BEL
-
NED
-
ITA
-
AZE
-
SIN
-
USA
-
MXC
-
SÃO
-
LVG
-
QAT
-
ABU
-
21位*0*
  • 太字ポールポジション斜字ファステストラップ。(key)
  •  : リタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い。
  • 決勝順位右上の小数字はスプリントレースでの順位。
  • * : 現状の今シーズン順位。

出典